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インチキ霊能者にご用心

インチキ霊能者

当コンテンツは全部で3ページです。以下に「パート2」「パート3」のリンクを貼っておきます。少しボリュームがありますので、ご興味と時間の余裕があれば読んでみてください。

他人を批判する記事を書くとき、必ず「そう言うオマエはどないやねん?」と問われることになります。その意味で、このページの内容は自己批判です。

「インチキ霊能者」のエピソード

このエピソードは、実際のセッションでご相談者さんからお伺いした話を、個人が特定できないよういくつか合わせたものです。

なお、途中で「霊障」「憑依」という専門用語が出てきます。この詳細は「波動調整(浄霊)の応用」というページに詳しく書いています。

また、「カルマ」という言葉は「霊的世界入門」で解説しています。

さらにご興味があればチェックしてみてください。

原因不明の体調不良

首の異変が気になる

1ヶ月ぐらい前から、どうも体の調子が悪い・・・。

ただ、別に病気をしているというわけではない。

ひとつ言えるのは、「いつも体が重たい」ということだ。

ときどき頭も痛いし、肩もかなり凝っているんだけど、一番気になるのは「まるで首を締め付けられている」ような不快感。

寝ているときにそれがあると、首を中心に全身が「金縛り」にでも遭ったような状態になってしまう。

眠れないまま夜が明けてくると、この金縛りはだんだん軽くなってくる。最近はこのパターンが多い。

医者に診察してもらったが、特に悪いところはないという。

「もしかして自律神経失調症かもしれませんね。日々の生活の中で何かストレスは感じていませんか?」と聞かれた。

ストレス・・・確かに、少し仕事が忙しい日もあるし、ときどき「こんなつまらない仕事、やりたくない」ってイヤになることもある。

でも、残業が多くない割に給料はそこそこあるし、週末は自分の趣味もできるし、最近よく聞く「ブラック」ではない。まだ恵まれている方じゃないかな。

また、家では家庭円満というわけではないけど、親やパートナーと激しくケンカすることはない。子どもはあまり手がかからなくなってきたので、仕事と家事は両立できているつもりだ。

家庭にだけ縛りつけられているのはイヤで、他に仕事っていう「自分の世界」を持っているってことが結構いいリズムになっているんじゃないかな。だから面白くない仕事も、何もないよりはマシと思っている。

1ヶ月ぐらい前、何があっただろう・・・?

そういえば、給料日直後の金曜の夜、学生時代の友人K子に久しぶりに会い、夜遅くまでかなり飲んでいたっけ。

仕事は「給料を稼ぐため」と割り切ってはいるけど、それでもここ半年ぐらいはあまり面白くないな。

一日中ネットサーフィンしているくせに、エラそうに命令してくる上司がムカつく。テメーが仕事してないの、とっくにバレてんだよって。

もうちょっとやりがいも欲しい・・・転職もいいのかなって考えていたタイミングで、私と同じような境遇にいる学生時代からの友人であるK子に相談していたのだ。

「正社員だけでも有り難いと思いなさいよ!私だってガマンしてんのよ!以上!」

それだけK子が言い切った後は、お互いに「ウザい上司」と「使えない部下」に対するグチの言い合い大会だった。

会話の内容も、お店を出た後のことも、ほとんど覚えていない。

もしかして、その帰りに道で思いっきり転んで、「首でも強く打った」のかな・・・でも、別にアザが残っているわけではないし、服が破れていることもない。

そもそも「転んで首だけ打つ」っていうのは考えにくい・・・。

もしかして「霊」のしわざ?

「どうしよう・・・」

ここ数日、「首の締め付け」がひどくなってきた。

さすがに、おかしい。

出勤途中、帰宅途中、スーパーで買い物をしている途中、不意に後ろを振り返ってしまう。誰かが背後にいて首を締めているんじゃないかと思って・・・。

もちろん、誰もいるわけがない。たまたま後ろにいた人と目が合うのが恥ずかしい。きっとヘンな人だなと思われているだろう・・・。

でも、別にやりたくてやっているわけじゃないんだよ!

まるで「ストーカーされている」ような、背後になんとなく視線を感じるんだよ・・・。

ストーカーって自分の人生にはないと思っていたけど、実際に被害を受けている人って本当に怖いんだろうなって初めて感じた。

ただ、私は誰かにストーカーされているわけではない。

親に相談しても、「大丈夫?疲れてんじゃないの?もっと休みなさいよ」と言われるのがオチだ。

またパートナーは、私が正社員並みに働くのが前から気に入っていない。

もし相談でもしようものなら、「だから言ったろ。俺の稼ぎだけでもなんとかやっていけるんだから、会社を辞めて、せめてパートぐらいにしとけって!」と言うに決まっている。

エラそうに言うんだったら、もっと昇進して稼いでこいよって。あんたの給料だけじゃ、趣味も旅行も月イチの家族の外食も、服やカバンを買うのもアイドルの追っかけも、気軽にできなくなるよって。

あんたは知らないだろうけど、「家族にもしものことがあったとき」のために、コツコツ貯金だってしてんだよ・・・。

最初からまともに相手にされないのが簡単に予想できるから、やっぱり家族には話せないな。かといって医者にはもう行ったしな・・・どうすればいいのだろう?

「・・・!!!」

もしかして・・・これは「幽霊」のしわざってやつ?

自分は「呪われている」とか?

・・・ダメだ、ホントに疲れている。

そんなものはこれまで信じてこなかった。「女性誌の星占い」も、毎朝の「めざまし占い」も、まったく興味がない。ああいうのは、紙と電波のムダだ。

ああいうのに強い興味があるのは決まって暗いヤツだ。「ラッキーカラー」なんて関係ない。「ゴールドの財布」なんて趣味が悪い。

占いなんて信じてなかったけど・・・

ただ、普段はそうやって冷めている自分も「このままではヤバい・・・」と思っているのか、ふと女性誌の「電話占い」の広告に目が止まってしまった。

自分の中に「藁にもすがるような思い」があるのを否定できなかった。

その広告には「因縁解消」とか「霊感霊視」とか「神霊交信」とか、前の自分なら絶対スルーしていたはずの言葉が並んでいた。

この「漢字の並び」が、いかにも怪しい。こんなものは自分で自分のことを決められない「弱い人間」が行くものだ。

で、きっと「洗脳」されて、お金をつぎ込んでしまうんだろう・・・と今までは相当疑っていた。

ただ、今は「そういう場所に行けば、もしかして何かがわかるんじゃないか・・・」と、ひそかに希望を求めている自分がいる。

なるほど、だから女性誌には飽きもせず広告が出ているわけか・・・初めてそういうのを使う人の気持ちがわかった気がする。

ただ、すぐに電話するのは、さすがに抵抗があるよな・・・昔テレビに出ていた占い師みたいな人が出てきて説教されたらイヤだしな・・・もっとネットで調べてみるか。

いろいろ調べていると、「霊障」とか「憑依」とかいう怖そうな言葉も出てきた。

そこではいろんな症状について書かれていたが、その中の「頭痛」「肩こり」「体のだるさ」というのは、私の状態に結構当てはまる・・・。

「そういうのは目に見えない『霊』のしわざかもしれない」とのこと。

マジか・・・。

「霊」ってやつですか・・・今までは科学的に証明でもされなきゃ信じなかったけど、もしかしたら科学でもまだわかってない世界があるのかもしれない。

そうでなきゃ、この「首を締め付け」の説明がつかない・・・理由もなくこうなるのは納得いかないし。

顔の見えない「電話占い」なら、まだ気軽に話せる気がするから、これはこれでアリかもしれない。

ただ、今の自分としては、その専門の人に実際に会って話を聞いてもらいたい。家から通えそうな距離で他に信頼できそうな人がいないか、もう少し調べてみるか・・・。

インチキ霊能者とのご対面

般若の面

ネットで検索しまくった結果、「鑑定件数豊富」で自宅からも近い「霊能者の●●先生」を探し当て、なんとか面談にこぎつけることができた。「初回の相談料の安さ」もココにしようって思った理由だ。

先生は50代半ばぐらいで少し太っている。白装束を着て、あごに10センチぐらいのヒゲをたくわえていた。

初めて会うまでの待ち時間はかなり緊張した。そういう先生は「怖い」という先入観があったからだ。

ただ、実際に会ってみると意外とそうでもなかった。先生は気さくで終始やわらかい態度でこちらの話を聞いてくれた。

ときどき「それは苦しかったですね・・・」とか「おっしゃること、よくわかりますよ・・・」とか「それはね、あなただけではないんですよね・・・」と、あいづちを打ってくれた。

そうか、自分だけじゃないのか・・・。

そう思うでも安心した。「自分一人だけがおかしいんじゃないか」ってすごく怖かったから・・・そう思うと、今までかなり我慢をしていたのか、涙がこぼれてきた。

インチキ霊能者の最初の脅し

しかし、話が一段落すると、急に先生は神妙な顔になった。

突然の沈黙。

先生は私の頭より少し上のあたりを、細い目をしてじっと見つめている。

「あれ?何か変なことでも言ってしまったかな・・・」と、不安な気持ちが出てきた。

息を殺して次の言葉を待っていると、先生は、おもむろに口を開いた。

「あなた・・・本当にこのタイミングで良かったね・・・このままだと、とても大変なことになっていたよ・・・」

と、静かに語りかける。

「ええっ!?いっ、いったい何がですか?」と、おそるおそる尋ねる。

先生いわく、「実は、ご先祖の因縁がね・・・」「実は、水子の供養がね・・・」「実は、あなたのカルマがね・・・」

「これを何とかしないと大変なんだよ。これまで、何度もチャンスがあったのに、あなたは気づいてこなかった」

いったい今まで、何をしていたんですか?こんなにご先祖が(水子が)苦しんでいるのに、今まで何をしていたんですか!それに気づくための『痛み』ではないですか!!!

・・・。

いま、自分が何を言われているのか。理解が追いつかず、完全に凍りついてしまった。

「とても大変なことが起こっている」ということは感じていたが、それをどう言葉で表現していいのか、わからなかった。

先生は、しばらく黙って私を見つめていた。

そのうち、またゆっくりと話しはじめた。

「そのうち、あなただけでなく、他のご家族まで危害が及んでしまう・・・でも、私が見ている限り、今ならまだギリギリ間に合う・・・きっと最後のチャンスだろうね」

「あなた、一回しか言わないからちゃんと聞いてほしいんだけど・・・」

「今と同じままでいいのか、それとも、このせっかくのチャンスを活かしたいのか、どっちですか?」

丁寧に諭すような口調ではあったが、私は居ても立ってもいられほどの怖ろしい気持ちがしていた・・・。

処理できない感情の中、ただ泣くしかなかった・・・。

しかし、先生は自分が泣き止むまで、待ってはくれなかった。また大きな声で言った。

「あなたのお気持ちはわかるけど、泣いてるだけじゃ物事は動かないんだよ!ここで前に進むのか、それとも後ろに戻るのか、ここで決めないといけないんだよ!」

・・・もうわけがわからない状態だったが、ただこう言うしかなかった。

「もちろん前へ進みたいです!だからここに来たんです!他の家族にまで、特にウチの子どもにまで、迷惑はかけられません!本当に今まで、何もわからず申し訳ありません!!」

「私、今まで何もしてこなかった分は一生懸命がんばります!家族のためにも努力しますので、どうか先生のお力で何とかしてください!!」と、叫ぶように答えた。

「そうですか・・・では、そこまでおっしゃるのなら・・・私に任せなさい。これが最後のチャンスだから、私も特別に一生懸命やりますよ

「さっきはちょっと感情的になってしまって、申し訳なかったです。あなたに気づいてほしいから、ついつい声が大きくなってしまいました」

「それと、さっきは言わなかったけど、実は私の後ろには、『●●霊神』という神様がついているんですよ。このお力で救われた方が何人もいるから、あなたも安心しなさい」と、先生はそこで初めて笑顔になった。

この笑顔でかなりホッとした・・・この先生なら何とかやってくださるかもしれない。

ただ、「浄霊」は一回で数十万円かかるとのこと。「高級霊団●●の力を借りる」という「特殊な浄霊」は、数百万円のお金がかかるらしい。

正直言って高い・・・けれども、これで本当に良くなるのであれば、もしかしたら安いのかもしれない。

見かけ倒しの「浄霊ごっこ」

浄霊をしっかり受けるために、いくつかのルールを守ることになった。

まず浄霊の1週間前からは、「肉、魚、卵は食べないこと」「塩風呂に入ること」というルール。

そして浄霊前日の夕食は抜き、当日は「浄霊が終わるまで、水以外のものは口にしないこと」というルール。

前日、家族には「お昼を食べすぎた上に、間食もしてしまったから」と言ってごまかした。

先生からの事前指導の中に、少し気になる内容があった。

「とても大切な注意があります。ここで受ける浄霊の内容については、絶対に口外しないこと。それはあなたのためだけの特別な浄霊だから、あなたの中だけに留めておかないといけないんです。もし口外したら、せっかくのパワーが逃げていって、あなたはもっと悪くなってしまうから気をつけなさい」

とのことだ。

えーっ、そんなことってあるのかな・・・と疑問に思ったが、本当かどうかの判断ができないので、今は従うしかなかった。


浄霊当日、先生のお弟子さんに連れられ、ある薄暗い部屋に通された。

その部屋の奥の中央には「神棚と仏壇の間みたいなもの」が置いてある。

お香の香りが、かなり鼻につく。

少し時間が経つと、先生は歴史の教科書でしか見たことがない「平安時代の貴族のような格好」で現れた。神妙な表情で、私にはまったく目もくれず、祭壇の前に座った。

私は最初に「何かの呪文のような文言」を読まされ、その後はひたすら正座と合掌。

できるだけ頭をからっぽにしようと努めたが、一方で「お腹すいた・・・終わったら何を食べようかな」と考えてしまう自分がいる。

先生は「読めない字で書かれたお札」を焚いたり、弟子と一緒に「聞き慣れないお経」を唱えたりする。

正座と合掌以外に何もできず、頭がボーっとする反面、足がめちゃくちゃ痛い。

途中、何度か私に向かって「オーム!」と気合の入った声を出す。

いきなり大きな声を出されるもんだからビクッとしてしまう。

「これが浄霊っていうヤツなのか・・・凡人には理解できない世界だな」という感想。

1時間少し経ったころだろうか、先生は初めて私に口を開いた。

「はい、今日はこれで終わります。浄霊の後は『エネルギーの新陳代謝』が激しくなっているから、今日はよく水を飲むと良いですよ。後で『特別なお水』を渡すからね。じゃ、次は2週間後に来てください」と言われた。

やっと終わった。体が軽くなったような気はするが、それは「正座の足の痛みから解放されたこと」と「やっと食事ができるという喜び」だけが理由ではないはずだ。

劇的に変わった感じはしないが、最初はこんなものだろうか。

浄霊の後、先生から「特別にお浄めした『お水』と『お塩』」をいただいた。

「お水」は寝る前に「特別な呪文」を唱えてから、一杯飲むと良いらしい。

そして、お塩は「毎晩のお風呂に入れること」と「部屋の四隅と玄関に置くこと」が良いそうだ。

お弟子さんから聞いたところによると、先生の浄霊を受ける前にお水やお塩に触れると「パワーが強すぎて体調を崩す」こともあるらしい。

また、浄霊を受けても先生が「この人にはまだダメだ」と判断した人には、お水もお塩も渡さないらしい。

だからお弟子さんは「あなたは本当に良かったですね。見込みがあるということですよ」と言ったのだ。

見込みがあるのかな・・・正直言って、空腹感と足の痛みに耐えてただけだけど・・・まぁ悪い気はしない。ちょっとだけ今後が楽しみだ。

変わらないのは「強い因縁」のせい?

浄霊を受けた日から2、3日ぐらいは、「あれだけのことを先生にやってもらったんだから、きっと大丈夫だろう」という安心感もあり、そんなに体は重たく感じなかった。

しかし、それからもう少し経つと、また調子がおかしくなってくる。「首の締め付け」も出てくる。

浄霊を受けた後に良くなった気がしたのは、一時的なものだったのかな。自分にはよくわからない。ただ、今は先生を信じて、一生懸命やるしかない。

浄霊2回目が始まる前、先生に「最初は軽くなった感じがしたんですが・・・今はそんなには大きくは変わってないです」と現状報告。

そうしたら先生は「効果がすぐに出ないのは、それだけ強い因縁なんです。だから繰り返し受ける必要があるんです」とおっしゃった。

続けて「でも大丈夫。数を重ねるたびに、目に見えない部分では、確実に良くなっているからね。『好転反応』といって、一時的にもっと悪くなるように感じることもあるんです。でもそれは因縁解消のプロセスだから、心配しなくていいよ」とも。

わかるようでわからないことを言ったが、「目に見えない部分」というのは、そういうものなのかもしれない。

・・・ここで、どうやらあまり納得いっていない様子が、先生に伝わってしまったらしい。

そうしたら先生は、

「もしあなたがもっと早い『因縁解消』を希望するなら、この前少し説明した『高級霊団●●の力を借りる特別の浄霊』をやりましょうか。これは私の負担がかなり大きいから『ン百万円』するんだけど、あなたのやる気があって、いま申し込むなら、それから3割安くしますよ」

という提案を受ける。

3割は大きい・・・一瞬どうしようかと思ったが、冷静に考えれば財布がかなり厳しいので、その場では「ありがとうございます。次回は今日と同じ浄霊をお願いできればと思いますが、せっかくご提案いただいたので、考えるお時間をください」と答えた。

インチキ霊能者の人格攻撃

先生の浄霊を5、6回受けたあたりから、「この先生、ホントに大丈夫なの?」と疑問が湧いてきた。

だって、いっこうに良くならないんだから・・・でも、他に頼れる人もいないし、口外しちゃいけないっていうし、やはりこの先生におまかせするしかない。

こんなに支払いをしてしまったんだもの。ここでやめたら今までの苦労がムダになってしまうし、この先生を選んだ自分がバカみたいじゃない。だから、もう少し頑張れば、きっとよくなるはず・・・。

「今までいろんな人をお助けしましたけど、その中でもあなたは本当に熱心ですね。私はもっとお役に立ちたいと思っていますから、もし今後も定期的に来るなら、あなたの幸せのためを思って、特別にお安くしますよ」

と言われた。一瞬有り難い気はしたが、もしそれで回数を重ねとなると、決して安くはないぞ・・・。


今回でもう何回目だろうか・・・経済的にも精神的にも消耗してきた・・・むしろ最初より悪くなっている気が・・・このままではマズい。

最近は、両親がとても心配している。

「お前、最近ちょっと変だよ。何かあったのかい?」と聞いてくる。

でも、両親は「霊障」とか「因縁」とか言っても、絶対に理解してくれない。

もし言ったら「お前、頭おかしいんじゃないか?栄養のあるものでも食べて、ちゃんと休みなさい」と言うに決まってる。

だから何も言わず、事を荒立てない方がいい。

ただ、さすがにキツい・・・。先生を信じてたけど、今後も良くなることはなさそうだ・・・なんでこうなるんだろう・・・いったい私はどうしたらいいんだろう・・・でも、今はどこかのタイミングで断らないといけない・・・。

ある日、勇気を出して「先生、実はお恥ずかしい話なのですが、金銭的にちょっとキツくって・・・今後通うことは難しくなると思います。両親も心配しているので・・・」と言うと、それまで穏やかだった先生は、急に眉間にシワを寄せた。

そして、

「せっかくここまでやったのに・・・なぜ投げ出すの?あともう少しなんだよ!あなたは『家族を守るため頑張る』って言ったよね?また前みたいに放っておくと、今度は二度と取り返しのつかないことになるよ!」

と、いつもより口調が強かった。

「家族のために」って言われると、何も返す言葉が出なくなる。

「でも、どう考えても、やっぱりこの先生は頼りにならない・・・」と、もう腹では思っていたし、これ以上関わると、本当に自分の人生が壊れかねない。

だから、勇気を出して、ついに言った。

「本当に、本当に、申し訳ありませんが、今後は通うことができないんです・・・今まで手を尽くしていただいたのはとても感謝しているのですが・・・先生が悪いんじゃありません!私がこんなにも未熟だからです!本当に申し訳ありません!申し訳ありません!」

・・・と、言葉を選び、平謝りで謝った、その瞬間!

先生は急に鬼にでもなったかのように、烈火のごとく怒り出した。

「お前は素直じゃない!未熟も未熟、その心がけがダメなんだ!でも最初に『因縁が悪くても頑張ります』って約束したから、私が特別に一生懸命やってあげてるんだよ!それなのになんで途中で投げ出すんだ!そんな中途半端な気持ちだから、いつまで経っても改善しないんだ!お前は私との約束を破った『裏切り者』だ!そんな『裏切り者』は一生ダメに決まってる!神からも見放される!このままずっと罪を背負って生きればいい!死んでもずっと地獄をさまよえばいい!」

と、あり得ないほどの罵詈雑言を浴びせられた・・・。

霊障は決して「対岸の火事」ではない

いかがでしたでしょうか。

不快な箇所もあったかもしれませんが、読んでいただきありがとうございます。

こんなエピソード仕立てで述べたのは初めてのことです。いろいろツッコミどころがあると思いますが、小説家ではないのでどうかご勘弁を。

このエピソードは、私の実際の体験とこれまでご相談者さんからお伺いした話を盛り込んだものです。個人を特定するものではありません。

また、もちろんすべてのケースがこの通りではありません。実際は勇気を出して断り切れず、「キャッシング」にまで手を出してしまうもっと悲しいケースもあります。

賢明なあなたなら「そんなもん、普通は引っかかんねーし」「引っかかるヤツがバカだ」と思うかもしれません。

でも、「憑依」や「霊障」などの「霊的なお困り事」を抱えている方は、状況が状況だけに、冷静な判断を欠いてしまいがちなのです。

エピソードで登場した女性も、もともとはスピリチュアルに疑い深い方でした。

そういった「普通の人」でも、あるとき不可解な不調に見舞われ、しかも詐欺同然のトラブルに巻き込まれることがあるのです。決して「対岸の火事」ではありません。

そんな悩みや苦しみを抱えておられる方が、いかがわしい「霊能者」や「占い師」を選んでしまう前に、このページを読んでいただいたらいいなと願っています。

次の「パート2」「パート3」では「傾向と対策」を述べていきます。そもそも「怖い話」ですから、できるだけ笑って楽しんで読める内容を意識しました。拙い文章ではありますが、よろしければ最後までお付き合いください。

また、「パート3」まで進みたい場合は以下からどうぞ。


2018/11/20 更新