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コロナウイルス騒動を後で「素晴らしい機会だった」と言えるために考えておきたいこと。マスクや手洗いだけでなく、スピリチュアル的・心理学的な視点も持ってみよう。

青い空と海

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

「前回のブログ」では、コロナウイルス騒動に便乗してマスクやトイレットペーパーの高額転売する人たちが、どんだけ将来の金運をダメにしているかを説明しました。

今回は前回に関連した内容を、スピリチュアルだけでなく心理学的な観点も踏まえながら考えてみます。

アホな「マスク転売ヤー」に怒りを向け過ぎると、波動的には同じレベルに「感染」してしまう

メルカリでは近いうちに手作りマスクですら出品禁止になる、というニュースが直近でありましたね。

ただ、試しに現時点のメルカリで〈マスク〉で検索してみると、「最後の悪あがき」でギリギリまで出品している人がいます。

前回のブログでもご紹介しましたが、コメント欄では

・「通報しました」

・「在庫の山抱えて必死だね(笑)」

・「ざまあーwww」

のように転売ヤーを叩くコメントがあふれています。

笑ったのは、それらのコメントに対してある出品者が

「アンチコメントはご遠慮願います!」

と返信していること。

 

「いやいや、アンチはテメーやっちゅうねん・・・」

 

人々の不安や恐怖心を利用して高額転売しているんやから、アンタこそアンチやで。

不当なやり方でカネ儲けをしているという意味では、「反社会的勢力」と呼んでも良さそうですね。

だから政府だって、マスクやトイレットペーパーの転売禁止の方針を発表したんでしょ。

ただ、そういう出品者の波動(オーラ)を見てみると、まー「エゴの自己中心的なエネルギー」であふれているんですよね。

そのような精神状態から見れば、アンチ(営業妨害してくる敵)は向こう側なんでしょう。

いずれにしても、その「重たくなってしまったオーラ」が、今後の人生の歩みを決めていくんです。

「奪うモード」の人が幸せな人生を送らないってことは、あなたが占い師でなくたってわかりますでしょ?

わざわざ占いやスピリチュアルを経由する必要はない。

だって「常識」だもの。

だから、アホな転売ヤーはガン無視すればいいのであって、怒りを向け過ぎるのは得策じゃないんです。

あまりに怒りを向けてしまうと、波動的(エネルギー的)にはそのアホと同じレベルに陥っちゃいますからね。

心理学の世界ではよく言われるように、自分の都合で相手を変えることはできないので、

「そういう人もいるよね~」

「しょうがないよね~」

「自分はそれをしないよ~」

と、適度な距離感を保って、正義感を振りかざす「攻撃モード」にならないことが大事ですよ。

コロナウイルスに限らず病への対策は「免疫力」が大事だって言われているのに、怒りは免疫力を下げますからね。

「コロナ騒ぎ以前」から抱えていた怖れや不安が浮き彫りになった

もちろん、転売ヤーに怒りが湧いてくるのは無理もないことですよ。

得体の知れないコロナによって「いのちの危険」が身近に迫ってきているというのに、それを防ぐための道具をカネ儲けの手段として使っているんですからね。

ただ、心理的に見れば、アホな転売ヤーに対して「絶対に許せない!」と怒っている人というのは、コロナ騒動が起きる前からも、そのような怒りを持っているわけです。

つまり、正義感が強い、「こうなければならない」「こうあるべき」だという思いが、"それ以前から" 強い人だと思うんです。

それって別に否定されるものではないし、むしろ「スジの通ったこと」です。

けれども、何か「人間の不正行為」を見るにつけ、そのたび強い怒りが湧きまくっているとすれば、その人は「かなり我慢した生き方」をコロナ以前から、無意識のうちに送っているのかもしれません。

我慢(禁止)の背景には、何らかの怖れを隠し持っているものです。

そうやって「かなり我慢している人」は、「我慢しないで好き勝手やっている人」に対しては、かなりイラッとくることが多いですね。

もし怒りを横に置いて冷静に考えるとしたら、

「少なくとも、自分は転売ヤーからは絶対に買わないし、そういう人は完全にスルーする」

というのが、個人でできる最高の対応策ではないでしょうか。

つまり、「かかわらない」ってこと。

別に「攻撃しなくたっていい」ってこと。

波動的に考えれば、怒りによって、または購入することによって、相手とエネルギーを同調させねーぞ、ということ。

(補足すると「購入する」という行為は、相手が販売するモノや価格に納得がいっているから「同調」していることになる)

そりゃね、不安や恐怖心の強い人は、たとえ高額転売であっても、マスクやトイレットペーパーを仕方なく買っちゃいますよ。

もちろん、高額で転売するアホが、悪いには違いない。

けれども、それを買ってしまう側というのは、そもそもコロナ騒動が起きる前から、何かにつけ「不安」や「怖れ」を持っていやあしねえか?

だから、本当に「正義感」とやらが強いなら、不安や恐怖からマスクを高額で買ってしまう人たちに対しても、

「おまえら転売ヤーに引っかかんなよー!何しとんねーん!」

と怒るのが、それこそ「スジ」だと思うけど、たぶんそこまではしないでしょうね。

なんでかと言うと、高額でも買っちゃう側は、健康的不安、社会的不安を抱えている「弱者」と見られているからです。

また、転売ヤーが「弱者」をエサにして不当に儲ける「悪い人」になるから、買う側は論理的には「良い人」になるわけですね。

「弱者」かつ「良い人」は、「守るべき存在」かつ「救済されるべき存在」だから、怒りの対象にはならない。

そして、ここが大事ですが・・・

その「弱者」かつ「良い人」はきっと、アホな転売ヤーに対して怒っている「自分自身の姿」でもあるわけ。

さっきも述べたように、自分自身もまた「弱者」であり「良い人」であり、同じような怖れや不安を抱えているんでしょう。

だから転売ヤーに対する怒りのコメントは、表面的には「正義感」から出ているんだけど、実際は

「自分がコロナ騒動以前から抱えている怖れや不安を、直視できていない結果」

として、アホな転売ヤーをぶっ叩く行動につながっている、のかもしれない(決して断定するつもりはないですよ)。

ここ、わかりますかね?

今回のコロナ騒動によるパニックの状況が、その前から抱えてきた怖れや不安の感情を、見事にあぶり出している。

 

スピリチュアル的に言えば、ヒーリングのプロセスとしてネガティブな感情が湧いてきている、ということなんです。

ここ、大事なところですよ~。

怒りは「怖れや不安を隠す感情」だと気づくこと

心理的には、

「怒りというのは、怖れや不安を隠す感情」

と言われています。

なので、怒りの底に隠れている怖れの感情を深く見つめることができたら、実はそうたいして怒りは出ないのよ。

だって、怒ったところで根本的な解決にならないし、気持ちが乱れてしまう結果、ウイルス対策の根本の一つである「免疫力」を下げるだけでしょ?

落ち着いて考えてみると、怒るメリットは少ないわけだ。

それに気づいていれば、今回の騒動においても、比較的クールにいられるわけです。

そうなれば「トイレットペーパーがなければ、ちょっとカタいかもしれんけど新聞紙でもええやん」とも考えられるはず。

(ちなみに私は二十歳ごろに住み込みで新聞配達をしていたから、販売店には過去の新聞紙が余っているのを知っているし、どうせ捨てるだけだから、お願いすればたぶんもらえる)

もちろん「怒るな」と言いたいわけじゃないんですよ。

適度な怒りや不満は、課題の改善や問題の解決につながっていくから、要は「程度」なんです。

私だって「怒り」はあるし「不当な転売は社会正義に反している」とも思うから、このブログでは転売ヤーを「アホ」呼ばわりしていますよ。

それに「前回のブログ」で述べたように、転売ヤーって目先のカネ儲けに走るあまり、長期的な金運を下げちゃっているんだから、「ほんまアホやなー」と思ってますよ。

けれども、私もメルカリのコメント欄に

「もうすぐ転売禁止やぞ!ざまぁー見やがれボケッ!」

「在庫の山のトイレットペーパーで、ずっと自分のケツを拭いとけや!」

と、中傷気味なメッセージを書き込むつもりはないんですよ。

それは、心理的には転売ヤーが「悪い」わけではないと知っているからです。

そうではなく、「コロナ騒動以前」から自分の中にある怖れや不安に対し、怒りの感情で埋め合わせようとする自分の「エゴ」こそが、真に見つめた方がいいことなんですね。

スピリチュアルな成長において、コロナウイルスは「素晴らしい指導者」かもしれない

少し不謹慎な表現かもしれませんが、今回のコロナ騒動によって、それ以前の自分は避けていた心の奥深くと向き合うことができたなら、

「コロナ先生がやってきてくれて良かった」

とも言えるのかもしれません。

「人間のスピリチュアルな成長」という観点から見れば、今回のコロナ騒動は「貴重な機会」に転換することができますよ。

ウイルスという得体の知れないものを相手にしているので、私たちは「生理的・肉体的なケア」以上に、

「心理的・精神的な成熟さ」

が問われているんです。

今回の騒動で日本が経済的ダメージをかなり受けるのは避けられません。

これに伴い、私も含めた人々は大なり小なり「お金の不安」がやってくることでしょう(昨年の消費増税に加え、政府がコロナ対策に十分な予算をきっと割かないこともあるでしょうけど)。

それによって、

「今までの生き方でもいいんだろうか?」

「今の仕事のままで、本当に納得できるだろうか?」

という問いも生まれてくるかもしれません。

実際、ちょうど昨日は東日本大震災の「3.11」でしたが、あのことがきっかけでそれからの生き方を変えた人は、決して少なくなかったですよね。

また、家庭においては学校に通うお子さんだけでなく、働きに出ている両親まで「自宅待機」になるとしたら、この不安な状況の中で「家族のあり方」まで問われる人も出てくるかもしれません。

もちろんコロナウイルスは早く収束してほしいけど、今回の騒動で混乱している今こそ、これまで見つめてこなかった自分と向き合うチャンスなんですよね。

逃げられないんだから、見つめざるを得ないじゃないですか。

その意味で、怒りやその底にある不安や怖れに自分のエネルギーを消耗しすぎることなく、この騒動に「便乗」して自分のこれまでの人生を振り返ってみようじゃありませんか。

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