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スピ系が教えない「引き寄せ力」アップのために知るべき”宇宙の法則”とは?

このブログの要点
  • 引き寄せたい夢や願望の価値が高いほど、それ相応の代償を支払わなければならない。
  • 「不幸と幸福はセット」なのが宇宙の法則。まず都合の悪いものを「引き受け」ない限り、都合の良い「引き寄せ」は起こらない。
  • 都合の悪いものを引き受ける勇気を培うには、引き寄せたい願望はエゴではなく「魂から望むもの」でなければならない。

スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。

人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

今回も「引き寄せの法則」について、他のスピ系の人があまり言っていないことを述べてみます。

※「引き寄せの法則」に関する過去記事

価値の高い夢や願望を叶えるには、必ず代償が伴う

これまで述べてきた通り、多くの人は「引き寄せ」を実践することによって、かえって波動(オーラ)を重たく暗くしています。

それは「エゴ」に基づく渇望感や欠乏感をベースに「引き寄せたい」という欲を燃やすからです。

前回のブログで述べた通り、真の引き寄せは「満たされた状態」から始まります。

説明しなくともわかるでしょうが、エゴはとてもわがままで自己中心的ですね。

エゴは快楽や安心を好み、苦痛や混乱を避けようとする。

なので、エゴは自分に都合の良いものを「引き寄せたい」と願うわけです。

私も含め、もしたくさんのお金が入ってきたり理想のパートナーシップに恵まれたりしたら、エゴにとってうれしいことですね。

(もちろんそれが「魂の深い願い」にも合致していれば、この上なく幸せなことです)

ただ現実を見つめれば、そんな好都合なラッキーなんて極めて少ないことは、誰でもわかるはず。

むしろ、生身の現実では苦しいこと、辛いこと、嫌なことをより多く感じるもの。

だからこそスピ系が好きな人の多くは、「引き寄せの法則」に惹かれるわけです。

でも、いくら引き寄せの法則を実践したところで、ラッキーやハッピーの連続であるはずがない。

第一、何度言っても言い足りないぐらいですが、「引き寄せの法則」は法則ではなく一種のファンタジーなのです。

本当の真実とは、

「禍福はあざなえる縄のごとし」

(意味:「災禍」と「幸福」は、ねじり合わせた縄のように表裏一体である)

ということ。

言い換えれば

「何かを得れば、何かを失う」

「何かを成し遂げるには、必ず代償が伴う」

これこそ「宇宙の法則」と言えるものです。

ですから、本当に欲しいものを引き寄せたいなら、何かを失ったり代償を支払ったりするのは避けて通れません。

わかりやすく言えば、本当に欲しいブランド物を手に入れるには、必ず代金を支払わなければならない。

そのためには、普通は働いてお金を貯めなければならない。

代金を支払わずに手に入れたいと思うのは無理な話ですし、実際にそれを行動に移したら犯罪で捕まります。

したがって、「お花畑スピリチュアル」が絶対に言わないであろうことを言うと、

「あなたの引き寄せたい願望の価値が高いほど、それ相応の代償を支払う覚悟が問われる」

ということです。

この覚悟と、それを引き寄せるための「現実的努力」ができる人が、最後は勝利する。

・・・いや、現実をシビアに眺めれば、いくら努力しても引き寄せられない場合もあります。

以前のブログでも言いましたが、すべての人が夢を叶えられるわけがないのですから。

夢を叶えられるのはいつも少数だからこそ、その夢には価値があるのです。

もし全人類が夢を叶えられる世界になってしまったら、夢は完全に価値を失うのですよ。

そんな簡単なこともわからない一部のスピ系が、引き寄せの"法則" などと言って、今日も幻想を振りまいています。

そして、欲に目がくらんだ人たちが、その幻想に縋(すが)るのです。

「引き受け」が実践できないと「引き寄せ」は起こらない

さて、「禍福はあざなえる縄のごとし」「何かを得れば、何かを失う」という宇宙の法則を踏まえたとき、引き寄せは現実味を帯びてきます。

そこから生まれてくる態度は、「引き寄せ」とは似て非なる言葉である

「引き受け」

ということです。

「引き受け」とは、運命の側から投げかけられるものが、たとえエゴにとって都合が悪いものであっても、「すべて自分が引き寄せているのだ」と文句を言わずに受け入れること。

「引き受け」は、「引き寄せ」とカードの裏表になるほど大切な考え方です。

都合の悪いことの「引き受け」ができない人間は、都合の良いことの「引き寄せ」は、絶対できません。

「禍福はあざなえる縄のごとし」の言葉の通り、「都合の悪いこと」と「都合の良いこと」はセットになっているため、「都合の悪いこと」も引き受けなければならないのです。

順番としては「引き受け」が先です。

漢字の並びを見ても、「禍→福」であって「福→禍」ではありません。

これは何か大きな夢や願望を「引き寄せた」人たちの生き方を観察すれば、すぐにわかります。

大半の人は悪条件やゼロからスタートし、苦労や困難を乗り越えて成功しています。

現在はバンバン引き寄せているようなすごい人でも、最初は「都合の悪いこと」を引き受けるところから始まったのです。

(無名の私ですら、いじめ、引きこもり、過食症、家出、肌に合わない組織勤め、借金、風呂なしアパートなど、最初は都合の悪い状態からスタートしました)

もちろん最初から好条件やラッキーに恵まれた人も少数ながらいますが、例えば「天才子役」と言われた人たちのその後の歩みを見れば、残念ながら中途で挫折するケースは珍しいことではありません。

最初に「福」に恵まれた後は必ず「禍」が待っているのであって、その苦労や困難を乗り越えなければ、次の「福」はありません。

ついでに言えば、最初に恵まれると次の「禍」を乗り越える根気を持ちにくくなるので、それを考えれば困難からスタートした方が良いのかもしれません。

このように、私たちの運命というものは「禍福はあざなえる縄のごとし」なのです。

たとえ「引き寄せの法則」の実践として「ワクワクすることだけを思い描いた」としても、現実的には必ず「ワクワクできない都合の悪いこと」がやってきます。

多くのスピ系や引き寄せ本は、ファンタジーであるためにこの現実はスルーします。

「本当に引き寄せたいなら、死ぬほど努力しろ」というリアルを本に書いたところで、当たり前すぎて売れるはずがないからね(笑)

そうではなく、あくまで「努力しなくていいよ」「頑張らなくていいよ」「そのままのあなたでいいよ」という聞こえの良いウソをアピールしなければならないのです。

そんな魂を堕落させるウソを語るのが「スピ系」なのだから、マジで冗談じゃねえよ!と言いたくなります。

真の引き寄せは苦労や困難を「魂の糧」とすることから始まる

たとえお金をラクして引き寄せたい、理想のパートナーシップを苦労なく引き寄せたいという「エゴ」が最初の動機であっても、本当にそれらを現実に引き寄せたいなら、安易さを捨てて努力しなければなりません。

お金を引き寄せるようになるには、詐欺やギャンブルでもない限り、他人から信頼される人間にならなければなりません。

理想のパートナーシップを引き寄せるようになるには、自分こそ「相手の理想にふさわしい人間」にならなければなりません。

それを目指す中に「人間としての成長」があるのです。

その努力は、自分の実力・人望・魅力・お金・チャンスのなさを「引き受ける」ことから始まります。

たとえ苦しくとも、悔しくとも、みじめであっても、本当に価値あるものの「引き寄せ」のためには、「引き受け」から逃げてはならない。

運命の「福」の部分を引き寄せるには、「禍」の部分を「魂の学び」や「成長の糧」として引き受けることが、本当の「引き寄せの法則」です。

これは誰でも確実に再現可能な、正真正銘の「法則」なのです。

もし「禍」の部分を引き受けたくないのであれば、それは単なる「エゴの悪あがき」だと思ってください。

そんな精神的に未熟な人間が、本当に価値の高いものを引き寄せられるわけがありません。

「価値の高いものを引き寄せたい」と願うのは、大いに結構なことです。

二度とない人生なのだから、できれば大きな夢や願望を叶えたいものです(別に大きくなくても構いませんが)。

ただ、大きな夢や願望を持ち続けていると、その「反作用」として、必ず大きな困難や試練がやってきます。

先ほど述べた通り、「何かを成し遂げるには、必ず代償が伴う」からです。

その困難や試練を引き受けるためには、その大きな夢や願望が「魂から望むものであること」がとても大切です。

それが心の底から引き寄せたい、達成したいと強く思うものだからこそ、困難や試練を引き受ける勇気が湧いてくるわけですよね。

だからこそ、引き寄せたい願望はエゴに基づかない方がいいのです。

エゴがベースだと、少し辛いことがあったらすぐにあきらめてしまうからです。

そんな幼いエゴから脱却できないままだと、いつまでも願望達成をキラキラ謳う自己啓発やスピ系のカモですよ。

私たちは、真剣なスピリチュアル(マジスピ)を泥臭く実践していこうではありませんか。

改めて、このブログの要点
  • 引き寄せたい夢や願望の価値が高いほど、それ相応の代償を支払わなければならない。
  • 「不幸と幸福はセット」なのが宇宙の法則。まず都合の悪いものを「引き受け」ない限り、都合の良い「引き寄せ」は起こらない。
  • 都合の悪いものを引き受ける勇気を培うには、引き寄せたい願望はエゴではなく「魂から望むもの」でなければならない。