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レビュー『さとりをひらけば人生はシンプルで楽になる』”いまに在る”ことの偉大なパワーを知れ

お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。

【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

今回は世界的なスピリチュアル指導者であるエックハルト・トールの著書

『さとりをひらけば人生はシンプルで楽になる』

を読んで考えたことを述べたいと思います。

取り上げようと思ったきっかけは、このブログをアップする先週、久々に顔出しした動画で語ったセリフです。

ほぼ原稿なしだったんですが、最後の方でふとエックハルト・トールの

『パワー・オブ・ナウ(The Power of NOW)』

というこの本の原著のタイトルが口に出てきたんですね。

これがきっかけで、だったら久々に読み返してみてブログで取り上げてみようと思った次第です。

実際、この本は「無料メルマガ」の登録特典である『波動の良い本』のページの中でずっと取り上げているので、おすすめです。

ただ、人によってはかなり難しい内容かと思います。

何が書かれているかは一応理解できても、その真意を体得するのは簡単ではない。

だって「さとりをひらく」ためのガイダンス本なんだから、それでもわかりやすく書いてくれてはいるけど、サクッと読みこなせるはずがない。

というわけで、私なりに解説してみますので、ご参考になれば幸いです。

今回は初回ですが、もし気分が乗ったり評判が良かったりすれば、何回かにわたって続けていきますね。

なお、私は別に「さとった人間」ではないので、解説といっても私のレベル以上のものは語れないので、もし今回の内容が物足りないなら生暖かく見守っていただければ幸いです。

「悟り」はひらくことを目指すのではなく、ただ気づくだけ

まず「この本のタイトルはイケてない」「なんでこんなタイトルにしたんじゃい!」という話から始めます(笑)

原題の『The Power of NOW』はこの本の最も大事なメッセージだから邦題も素直に「パワー・オブ・ナウ」とすりゃいいのに、どうして『さとりをひらけば人生はシンプルで楽になる』という変なタイトルにしやがったのか?

この本のレビューをサクッと見てみると、「翻訳がイケてない」という意見がチラホラあったんですが、ホンマそれなんですよ。

このタイトルがなぜイケてないかというと、

「さとりをひらけば」
   ↓
「人生はシンプルで楽になる」

ということは、逆に見れば「さとりをひらいていない」から「人生は複雑で苦しい」ということになる。

だから、「さとりをひらく」ことは「人生をシンプルで楽にする」という『目的』を達成するための『手段』になるわけでしょ?

ところが、著者のトールさんは「さとりをひらこう」なんて言ってないし、「さとりを目指そうぜ」とも言っていない。

そうじゃなくて、『The Power of NOW』だから「真のパワーは今に在る」わけです。

私たちは例外なく過去でも未来でもなく「今という瞬間に存在している」ので、

深い意識レベルにおいては、”すでに” 誰もがさとっている

のであります。

それに気づこうぜ、オメーはもう完全なんだぜ、不完全や不足感なんて幻みたいなもんだぜ、ということをトールさんはひたすら述べているんですよ。

その根本的なメッセージを、この本の監訳者は理解できていないんじゃないか?(あるいは編集者がわかっていないのか?)

あまりグチグチ文句を言いたくないから簡単に触れるけど、監訳者はこの本の前書きに「適切な意訳を取り入れながら、わかりやすい日本語表現として文章化すること」を意識したと書いているものの、それがかえってわかりにくくしているわけだ。

訳していただいたのは有り難いものの「魔改造」をしてしまった分、本の波動(オーラ)レベルが原著よりダウンしているんですよ・・・それでもいいっちゃいいですけども。

なので、もし英語がわかるのであれば波動が変質していない原著がオススメです。

例えば「大いなるもの」という日本語訳は原著では「Being」らしいですが、こっちの方がええなあ。

シンプルに「Being」って言ってくれた方が、「大いなる存在」の簡素にして雄大なる感じがストレートに響いてきますわ。

監訳者は「哲学的な難しい部分はカットした」と言うけど、余計なお世話だっつーの。

そういう難しいのだって、本当に求めている人は読みたいんだっつーの。

この本を手に取る層は意識の高い人が多いだろうから、言い回しは多少難しくても構わないんじゃないだろうか。

・・・というわけで、まず中身より外側から入ってしまいました。

ただ、もし好意的に受け止めるなら、「さとり」についてライトな興味、ちょっとした好奇心を持っている人が、ふとこの本を手に取ることはあるかもしれません。

「さとり」は遠くに求めるものではなく、大文字の【NOW】の通り「いま・ここ」にすでにあることに気づこうぜ、という著者の根本的な意図さえ誤読しないのであれば、最初はちょっとした興味から入るのもアリかもしれない。

それでも、私はタイトルを『パワー・オブ・ナウ』にした方が良かったのではと思いますけど。

悟るには、湧き起こる思考や感情をただ観察するだけで良い

この本は300ページぐらいあるんですけど、要約すれば2ページにまとめられると思います。

最も大事なのは、

「力に満ちたいま(パワー・オブ・ナウ)」を感じるためには、次々と湧き起こる思考・感情と自分を一緒にしてはいけない。

ということでしょう。

「思考=自分」「感情=自分」ではないことに気がつくのが最も大事なんです。

例えば「病気の心配」「将来への不安」「お金の不安」「夢が叶えられない不安」「誰かを許せない怒り」「失恋の痛み」「愛する人を無くした悲しみ」「自分は嫌われているんじゃないかという不安」「自信のなさ」「能力や容姿への劣等感」「人生には価値がないという思い」「死にたくなる気持ち」など、私たち日々さまざまな思考がよぎりますよね。

特に怒り狂っている人なんて見ると、完全に「その人=怒りそのもの=ブチギレ」になっているはず。

ここまで極端じゃなくても、私たちはネガティブな思考や感情についてかなりの割合で「思考・感情=自分そのもの」になっているはず。

朝寝坊して会社に遅刻しそうで慌てている時、その人の思考や感情は「やべー!このままだと遅れる!」というものであり、自分とピッタリ一つになっているはず。

大好きな人からフラれたときなんて、まるで世界が悲しみに満ちていて、見るものすべてが色あせているかのように感じるかもしれない。

逆に、付き合い始めたときなんて世界がバラ色に見えるでしょうよ。

でも、本当はこれらの「思考・感情」は「自分そのもの」ではないんです。

「さとれていない」状態というのは、思考や感情のエネルギーや渦に自分が同一化し、巻き込まれている状態を言うんですね。

そのとき、私たちは「いまに在る」ことができない。

「いま」から外れ、過去か未来かにロックオンされてしまうんです。

例えば、

「許せないヤツに対する怒り」は過去から来る(と思考している)

「健康や年金の不安」は未来から来る(と思考している)

「能力や容姿への劣等感」は、誰かと比べられ傷ついた過去から来る(と思考している)

「8月31日に終わっていない夏休みの宿題でテンパる姿」は、9月1日に提出しなければならないという未来から来る(と思考している)

「死にたくなるほどの絶望感」は、過去の自分に対する怒りや、未来に希望が持てないという過去と未来のダブルから来る(と思考している)

「起業したいけどお金が稼げるかしら・・・」という不安は、過去の自分の能力に対する自信のなさと未来に稼げるイメージが湧かないという過去と未来のダブルから来る(と思考している)

など、これらは私たち「さとっていない」人間の至って普通の思考ですよね。

これを「常識」というわけだ。

「だって、不安になる明らかな理由があるんだから、不安になるのが当たり前だろうが(と思考している)

「だって、あいつが許しがたいことをしやがったんだから、許せなくて当たり前だろうが(と思考している)

「だって、年金が減額されるってニュースを見たんだから、不安になって当たり前だろうが(と思考している)

「だって、自分は家庭環境や才能やチャンスにも恵まれなかったんだから、過去と未来に希望が抱けなくって当たり前だろうが(と思考している)

・・・というように、その思考・感情と自分が同一化してしまう「立派な理由」「正当な理由」がある(と思考している)わけですよ。

ところがどっこい、その「自分の中の常識」にしがみついているんじゃ、さとれねーんだよ。

いや、さっき言った通り、別に「さとり」なんてどうだっていいから、ともかく心が穏やかで平安に生きたいでしょ?

生きてりゃいろんなことが起こってくるだろうけど、それでも心の世界は落ち着いて春風が吹いているようだったらええやん?

たとえ周囲から能天気とかアホとか言われようが、そんなストレスがない生き方をしてみたいと思わんかね?

トールさんは、それは「誰でもできる」と繰り返し述べる。

かといって別にツボなんか買わなくてもいいし、奇跡が起きる数百万円のパワーストーンや門外不出の呪文や秘法も必要ないし、パワースポット巡りをする必要もない。

ただ「いまに在る」だけで、私たちは深い平安を得ることができる。

大いなるもの(Being)は「いま・ここ」におられるではないか。

これは、変なカルト宗教の勧誘の言葉じゃなくて、本当にそうなんですよ。

繰り返しになるけど、「いまに在る」ためには、「思考・感情=自分」としないこと。

自分はその思考でも感情でもなく、「ただの観察者」である。

心の中に湧き起こる思考や感情を、「これはいい」「これはダメ」「これは好き」「これは嫌い」という是非や善悪のジャッジを横に置き、ただただ観察する【観察者】であれ。

「観察者としての自分」は『The Power of NOW』そのものであり、大いなる存在(Being)につながっている、肉体を超えた完全無欠なる存在なのだ。

これがこの本の要旨です。

文字だけ見りゃ、めっちゃ簡単でしょ?

The Power of NOW』がエゴを解体したとき『ニュー・アース』が生まれる

トールさんはこのシンプル真理を、あーだこーだそーだどーだといろんな表現や事例を織り交ぜて説明しているんです。

なぜ要約すれば2ページで終わる内容なのに説明が過剰になるかというと、多くの人はこれを読んだだけではわからないからです(汗)

「ふーん、思考・感情は自分じゃない、と。ひたすらそれらを観察せよ、か・・・なるほど勉強になりました!」なんて優等生っぽく言うかもしれないけど、その次の瞬間から思考・感情に巻き込まれちゃうわけだ(笑)

アマゾンレビューで「この本で人生変わりました!」なんて絶賛しているレビュアーもいるけど、私がその人の波動(オーラ)を観る限り、あんたホンマはわかってへんやろ? わかってるフリしているだけとちゃう? と嫌味を言いたくなる人もいますよ。

(※ペンネームだろうと匿名だろうと波動/オーラはわかります。わたくし変態なので・・・)

アタマだけでわかったつもりじゃ、文字通り「思考レベル」でしか理解できていない・・・その思考を観察しろって言ってるのに。

まぁ、なかなか難しいんですよね。

中にはまだ肚(ハラ)で理解できたわけじゃないけど、「この本、めっちゃ大事なことを言っている・・・」という予感がして、「なんだかすげえレベルの高い教えに出会った気がする・・・」とテンションが上がる人もいると思うんですよ。

そういう人でも、数日すればその感動を忘れて元の生活に逆戻りしてしまうぐらい、思考・感情が「いま・ここ」からスリップダウンさせてしまうネガティブパワーは尋常ではないのだ。

だって、思考・感情の正体は「エゴ」だもん。

私たちのエゴが過去を悔いて、未来を憂えるわけだ。

それがエゴちゃんのお仕事なのだ。

地球人類が始まって以来、ずっと私たちを悩ませ苦しませてきたエゴが、そう簡単に引っ込むわけがないでしょ(本当は簡単なんだけどね・・・ヒソヒソ)

でも、過去への悔いがあればこそ同じ過ちを繰り返さない努力をする人もいるだろうし、未来の年金が心配であればこそしっかり将来設計する人もいますよね。

なので、エゴちゃんは決して悪いヤツではなく、アイツはアイツなりに働いている。

けれど、上で述べた例は「あの後悔を二度としたくない」という過去の痛み(という思考)から生まれる怖れに基づいたものであり、「将来貧乏になりたくない」という未来の不安(という思考)から生まれる怖れに基づいたものでしょ?

だからエゴをベースに生きている限り、怖れはなくならないのよ。

どれだけ幸せに見えようとも、どこかで影のような不安を抱えながら生きていくのよ。

これまでの人間の世界は、決して完全否定するものではないけど、そうしたエゴ(怖れ)に基づいて設計されてきたわけです。

そのエゴの仕事によって人類は物質的にはそれなりに繁栄してきたけど、それが暴走して気候変動や食糧危機(という情報戦争)だったり、このブログを書いている時期なら例の薬害問題(医療の暴走)だったり、各国が自主防衛のため配備した核武装だったり、このままいけば「過剰なエゴ」によって人類は滅びるかもしれない・・・というところまで追い込まれている。

だから、これまでのエゴをベースした世界を、根本的に変えないといけない。

怖れや不安に基づいて生きる世界から、これはスピ業界でよく言われる通り、愛や希望をベースとした世界へとパラダイムシフト(価値観の枠組みの変換)しなければならない。

そのためには私たち一人ひとりが『The Power of NOW』に目覚めなければならない。

でも、『The Power of NOW』に目覚めるために、特別な修行や苦行は必要ないんだって。

The Power of NOW』は目指すものではなく、「さとりをひらく」必要もなく、もう私たちはすでに『The Power of NOW』に在るじゃないか。

それに気づくのは決してカンタンじゃないけど、本当はカンタンなのだ。

気づいてー!

それに人類の多くが気がついたとき、「新しい地球」(A NEW EARTH)が生まれるだろう。

『ニュー・アース』はトールさんの他の代表的著作です

トールさんが言いたいのは、こういうこと。

あんた、なんでそんな無駄に重荷を背負って生きているのよ。

「いや、この重荷によって足腰が鍛えられるんですよ」ってあんたは言うかもしれないけど、そんなに重たいんじゃいつか潰れてダメになってしまうよ。

ていうか、それただのドMやん!

もうそんなに自分をいじめなくたってええやん。

そんな重荷なんか手放した方が、もっと「人生はシンプルで楽になる」やん!

マジで気づいてー!

・・・と、この本はひたすら言っているだけなのであります(笑)

でもね、やっぱり「思考・感情=自分」という【エゴの牢獄】から脱獄してハッピーでピースフルになるのは難しい。

「だって、人間が思考しなかったら何も行動でけへんやないかい!」って”常識的な人”からツッコまれそうだもん。

いや、思考を放棄しろって言っているわけじゃなくて、「思考=自分」じゃねえんだよ、いろんな思考が湧き起こるのは当たり前で、そのとき「あぁ、こういう思考が湧いてきているなぁ」って観察しろって言っているんです。

さっきから「(と思考している)」とくどいように注釈しているのは思考を観察するための手ほどきですよ。

この部分に関しては、オレはトールさんより丁寧に説明してます(笑)

こう言うと「思考を観察していったい何になるんですか?」って、これまた思考的なツッコミが入りそうだけど(汗)

そうやってアタマで考えたって、絶対わからんっちゅうねん。

そういう人はたぶん生きることそのもの、難しく言えば「実存的危機」「魂の危機」を感じていない”余裕のある人” だと思うので、まぁ必要になったとき、”フツーの地球人” を卒業したくなったときでいいんじゃね?

それまでこの現象世界、幻想の世界、エゴに彩られた世界を「リアル」と思い込んで生きてりゃいいんじゃね?

わかる人には、めっちゃシンプルな真理。

わからん人には、わかったようでわからないナゾナゾ。

私はどうでしょうかね・・・たぶんある程度はわかっていると思っているからこういうブログを書くんですけど、もちろん理解度には深さがあるので、その意味ではまだまだでしょうね。

でも、ちょっとでもこの本に書いている真意が体でわかってくると、人生が楽しくなることはいえますね。

だって、それだけ『The Power of NOW』とつながれるんだから、そうなると過去の後悔とか未来の不安とかが減ってくる。

そりゃわかる前よりは楽しくなるに決まってるでしょ。

「いまを生きる」って単なる人生訓じゃなく、このクソみたいな現象世界を、それでもしなやかに楽しく生きていくゴールデンルールなんですよ。

真のスピリチュアル(マジスピ)とは、あの世や守護霊やオーラも大事っちゃ大事だけど、最も実践的なものは「いまに在る」ということ。

そこから生まれてくる楽しい感じを以下の動画で話したわけです。

この動画の最後の方で、「神や仏というのは、現在のみにいらっしゃる」と述べました。

これは『The Power of NOW』ということを、自分の言葉として語ったものです。

エラそうに言うようだけど、ある程度の理解があるから台本なしの思いつきの語りでも「自分の言葉」としてフッと湧いてくるわけ。

というわけで、ぜひこの本を真剣に読んでいただき、あなたも『The Power of NOW』を感じてみてくださいな。

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