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第326回:なぜ「いい人」ほど運勢が悪くなるのか? ―自己犠牲を超える道―

※ウェブサイト『マジスピ』には音声の文字起こし(読みやすく加筆修正済)があります。

■YouTubeではメモ、資料、スライドなどを映していますが、音声プラットフォームの「ながら聞き」でも十分ご理解いただけると思います。

※今回使った資料は以下からダウンロードできます
https://x.gd/AACrc

ウェブサイトでは最下部に音声プレーヤーがあります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

■ご感想・ご質問は『アンケートフォーム』からどうぞ
https://x.gd/Mp7Lg

ここから下は編集中です。まだ「一部に誤字脱字のある、ざっくり文字起こしの段階」をご理解の上で読んでください。配信日から1週間以内に加筆修正して読みやすい文章にしますので、待てる方は少しお待ちください。

今回の要点と要約文

今回の要点

  • 「いい人」ほど損をしやすい背景には、自己犠牲的なギバーとして振る舞い、正しく受け取る力を持てていないことがある。
  • 他者志向型ギバーは「自分も大切にしながら与える」存在であり、奪うテイカーに対してはマッチャーとして損得の境界線を引くことができる。
  • 自己犠牲的な生き方の背景には、幼少期の成功体験や「我慢で丸く収める」思考パターンがあり、これを見直すことが成長の鍵となる。
  • 真のスピリチュアル実践とは、自己犠牲を超えて「命を世界に捧げる」ほどの志を持ち、自分を尊重しながら社会に価値を与える道である。
今回の要約文

なぜ「いい人」ほど運勢が悪くなってしまうのか?

それは「自己犠牲」的に他者に与えることばかりに意識が向き、「自分を満たす」という視点が欠けているからです。

本来、霊的に最高の生き方は「人のために生きる」ことです。

高級霊シルバーバーチも「宗教の本質は service(奉仕)である」と述べています。

キレイゴトとは思いつつも、人間として大切なことですよね。

しかし「人のため」と言いながら、実際は自分の野心を満たすだけのヤツを見ると、マジでガッカリします。

その多くはオーラが汚れているのでわかりやすいんですが、中には表面的なオーラはキレイなのもいるので厄介です。

世界的なベストセラー『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』では、人間を

・ギバー(与える人)

・テイカー(奪う人)

・マッチャー(損得のバランスを取る人)

の3つに分類します。

中でも「他者志向型ギバー」はもっとも成功し、「自己犠牲型ギバー」はもっとも失敗すると言います。

自己犠牲型ギバーは、スピ系、癒し系、カウンセラー系に少なくないですね。

だからこそ「相手の気持ちを汲み取ることができる」わけですが、仕事で強欲なテイカーと出会うとしんどい。

自己犠牲型ギバーは強欲なテイカーとある意味では相性が良く、搾取されやすいですからね。

知り合いのセラピストに、テイカーによってメンタルをボロボロにされたのがいます。

一方「他者志向型ギバー」はテイカーを前にすると「マッチャー」に変身してしっかり境界線を引き、適切な距離を保つことができます。

これは一般的な交渉やディールということですね。

自己犠牲型ギバーがこれがなかなかできないから、意識してトレーニングしなくっちゃ。

また「ギバーを装うテイカー(詐欺師タイプ)」にも注意が必要です。

さっきも言ったけど、「人のため」とか言いながら自己利益の拡大が中心だから、こういうヤツは嫌われる。

私は最近、こういう人に会ってしまったんですが、残念ながらもう縁はないでしょう。

結局「オマエが損する」っていうのがわからないほどバカなのか?

でも、普段はいいヤツでも、経済的・精神的に余裕がなくなるとテイカー的な行動をとることもある。

人の悲しい性じゃのう。

だからこそ、まず自分自身を満たすこと、自分自身にもしっかり与えることが大切ってこと。

多くの場合、自己犠牲的な生き方の背景には、幼少期の「我慢によってトラブルを丸く収めた」成功体験があるって言われますね。

それが大人になっても繰り返されるパターンとして固定化される。

欲しがりません、勝つまでは。(何に?)

このパターンを見直し、アホなテイカーには「NO」と言える勇気を持つことが必要です。

今回ビジネス書を取り上げたのは、「究極の他者志向型ギバー」というのは「自分の命を世界に捧げる人間」であり、これはめっちゃスピリチュアルだからです。

これは人ではなく「我と神との関係」です。

真のスピリチュアルの実践とは、自己犠牲のワナを超えて自分を本当に尊重し、隣人および社会に価値を与え続けること。

本当にそれができたらギバーとして最高なので、もちろん人望は得られるだろうし、経済的にも豊かになれるでしょうよ。

でも私たちはエゴがあるので、油断するとテイカーになってしまう。

本当にガッカリするのは、スピリチュアルをよく学んでいる割に、実際にやっている行動はテイカーの人間です。

こういう人は「お勉強」はしているけど、本当にわかってはいないってことです。

そして、最も厄介なのは、それに自分で気づけないということ。

自分は隣人やクライアントや社会に、本当に価値をギブできているのか、いつも自問自答していかないとダメですね。

要点・要約文を読んで、あとは動画でご覧になりたければ以下からどうぞ。


以下からは文字起こし全文です(さらに読みやすく加筆修正済)

ギバー・テイカー・マッチャー ― 3つの人間類型

今回ですね。

「波動の法則」シリーズは、一区切りです。

今回は少し手法を変えて、やや現実寄りの話をしたいと思います。

今回で326回目ですね。

タイトルは「真面目でいい人が馬鹿を見ないための心構え」というタイトルです。

真面目でいい人なんだけども、なぜか幸せじゃないというか、あんまり運命がパッとしないという人もいます。

どうやら「いい人」だけでは、なかなか難しい部分もあると。

そこで、ただの「いい人」で終わらないための心得ということを話したいと思います。

今回の内容は、過去のメルマガで話した内容です。

今から3ヶ月くらい前ですね。

これはいつか表で話したかった内容なので、今日取り上げます。

メルマガでは、以前もこの表で話をしたことがありますが、シルバーバーチという高級霊、業界では有名な存在について取り上げた回がありました。

メルマガではもう過去10回くらい、シルバーバーチの解説をしているんですけども、その中でシルバーバーチが「最高の生き方」について語っておられます。

それは何かというと、「人のために生きる」ということですね。

「人のために生きる」。

聞いたら当たり前かもしれませんけども、これが霊的・真のスピリチュアルとしては最高の生き方です。

シルバーバーチはもともと英語ですので、原文では “service(サービス)” という単語が使われています。

非常にシンプルな言葉ですね。

宗教の教義はサービスであると。

これは前にもYouTubeおよびPodcastで話したことがあります。

ただ、「人のため」というこの表現ですね、別に言ってもいいんですけども、個人的には何か偽善の匂いがする、欺瞞の臭みがあるような感じがして、気をつけないといけないと思います。

つまり、世の中には「人のため」と口では言いながら、実はそれは自分の野心を満たすための単なる表向きでしかない。

実際はものすごいエゴの波動、前回の「波動の法則」的に言うと、エゴの振動波で動いていると。

そういった生き方もあるわけです。

そしてそういう人のオーラは、大抵重たく、暗く、汚いんですけどね。

だけど、それはなかなか表面からはわかりにくい。

今日はあるビジネス書を取り上げます。

先に見てみましょう。

今YouTubeでは画面にも映していますが、『GIVE & TAKE(ギブアンドテイク)〜与える人こそ成功する時代〜』という本ですね。

これはベストセラー本で、2014年の発売です。

10年以上前の本なんですけども、世界的なベストセラーだけあって、あまり個人的にはベストセラーを読まないんですが、これはたまたま手に取って読んでみたら結構面白かったので、今回ご紹介します。

ビジネス書ですからスピリチュアルとはちょっと違うんですけども、スピリチュアルの領域にも応用できる部分がありますので、今回はそれを簡単にご紹介します。

興味があれば、ぜひこれを買って読んでいただくといいと思います。

結構面白い本ですね。

翻訳本って、個人的には読みにくいことが多いんですよね。

外国人特有の表現もありますから、どうも馴染めないんですけど、これは結構面白かったです。

先ほど言ったシルバーバーチの “service”、「奉仕する人」というのは、この本では “Giver(ギバー)” と言われています。

つまり「与える人」ですね。

そしてその逆の言葉が “Taker(テイカー)”、テイクする人、「奪う人」です。

そしてその中間…ではないんですが、“Matcher(マッチャー)” という言葉があります。

あまり聞き慣れないかもしれませんが、これは “match(マッチ)” ですね。

「合わせる」という意味で、婚活マッチングなどの「マッチ」と同じです。

ここで言うマッチャーとは、損得のバランスを取る人、つまり自分の利益と相手の利益をちゃんと天秤にかけて釣り合いを取るタイプです。

こういう人はよくいますよね。

これは単なる性格分類のようなものではなく、誰の中にもギバー的な部分、テイカー的な部分、マッチャー的な部分があると思います。

その割合がどのくらいなのかということです。

また、それは関係性によっても変わります。

例えば家族の中ではギバー、「与える人」であると。

子どものため、パートナーのために与える。

でも、いざ仕事の現場になるとゴリゴリのビジネスマン、「奪う人」になるという場合もありますよね。

霊的に最高の生き方は「与える」、つまり「人のために生きる」ということです。

たとえそれが偽善や欺瞞の香りがしても、それを超えて人のために生きていくということが、オーラを本当に輝かせる生き方になります。

ですから、極力ギバー的な要素を増やしていったほうがいいということです。

自己犠牲型と他者志向型 ― 決定的な違い

この本に書いてあって面白いのは、この3タイプの中で最も成功する人はギバーであると述べられている点です。

でも、面白いのがもう一つあります。

最も失敗する人もギバーであるというのです。

ここが面白いですね。

最も成功する人というのは、「他者志向型ギバー」と厳密に分類されています。

要するに、人のために与えはするんだけども、自分もちゃんと大事にするギバーです。

そしてもう一方が「自己犠牲型ギバー」。

これは文字通り、自己犠牲です。

今回言いたいのは、スピリチュアル系やセラピーなどに共鳴・共感する人の中に、自己犠牲型の人が割と少なくないということです。

ですから今回のタイトルで言った「真面目でいい人」なんだけども、馬鹿を見てしまう、損する生き方をしてしまうというケースがある。

だから今回は「自己犠牲」に注意しましょうという話です。

そして、それを超えていくにはどうすればいいかという話を、最後のあたりでしたいと思います。

例えばビジネスで時々あることですが、人を騙したり、誰かを踏み台にしたり、グレーゾーンすれすれの搾取をしたり、そういったことで一時的に成長することはあるんですが、想像すればわかりますよね。

騙したり、踏み台にしたりするような人が、長期的に見て信頼を得られるわけがない。

だから最後は失敗しがちになるということです。

これもわかりますよね。

あとマッチャー、損得のバランスを考える人。

このタイプはそこそこだと。

大きく失敗もせず、大きく成功もしないということですね。

これもなんとなくわかる気がします。

なぜなら、世の中で何をもって「成功」とするかは人それぞれですが、大きく成功している人を見ていると、しかも長期的に成功している人は、何らかの圧倒的な価値を「ギブ」しています。

今大企業になっている会社も、もともとは中小企業、あるいはゼロからスタートしたわけですけども、そこから大企業まで成長させてきた、特に創業者たちは、おそらく間違いなく「他者志向型ギバー」、圧倒的な価値を提供した人たちだったんじゃないかと思います。

しかも、特にビジネスであれば、自分が損をしていたら続きませんから、ちゃんと収益を確保しながら、しかも世のため人のために何らかの社会貢献をするという、このバランスが取れたところが大きく成長しているということです。

逆を考えればわかりますけども、「自己犠牲型」は与えすぎてしまう。

自分のキャパを超えて与えてしまうということです。

これはスピリチュアル系、心理系、セラピー系に多い、いわゆる「優しい人」によく見られます。

私は自分が優しいとは思っていませんが、「優しい人」はなかなか「受け取る」ということができないんですね。

お金であれば、なんか遠慮してしまうわけです。

これは「お金のブロック」と心理系では言われたり、あるいは「罪悪感」なんて言われたりもします。

これはなかなか現実的には大きな問題です。

せっかくやりたい夢やビジョンがあっても、やっぱり稼げなければ、お金がなければ、勉強していくのもお金が必要ですからね。

それがないとなかなか難しいじゃないですか。

だからもちろん、これは仕事です。

セラピーとかカウンセリングとかでも当然、人の役に立つ。

しかも感情を扱う、健康を扱うことであれば、なおさらダイレクトに喜んでいただかなければ続かないですよね。

けど、自己犠牲型の人にありがちなのは、それでも「それでいい」とか「大切なのはお金じゃない」とか、こういう考えです。

これ、よくありますよね。

「お金じゃない」「大事なのは心」みたいな。

こういうのは私は個人的に綺麗ごとだと思っているんですけども、どうですか。

私はこういうことを聞いても全然共感しないですね。

「いや、大事なのはお金だろ」と。

正直に言えよって私は思いますけどね。

どうですか。

だって、仕事を続けていこうと思ったら、家賃かかるでしょって。

セラピールーム、カウンセリングルームにもお金かかるでしょって。

結構高いでしょ、それ。

過去の私の講座の受講生さんにもそういう人がいたんで、「それはあかんで」と言いました。

「ちゃんと受け取るものは受け取らないと。せっかくあなたは素晴らしい夢を持っているんだから、ちゃんと受け取らんとあかんよ」と、そういう話をしたことがありますね。

「大事なのはお金じゃない」とか言っておきながらですよ。

本当は不満があるんですよ。

「もっと稼ぎたい」とか、「こんだけやってんのに、こんだけしかもらえなかった」とかね。

「いやいやいや、『大事なのはお金じゃない』って、嘘つくんじゃねえよ」と思いますよね。

だから、ここは正直にならないといけないことですね。

自分が幸せじゃないと、自分を満たさないとダメなんですよ。

不満を持っていても、それをまず解消しなければ本当のギバー、さっきの他者志向型ギバーにはなれませんよということです。

で、難しいのは、この「自己犠牲型ギバー」というのは、これは強欲なテイカー(奪う人)と相性が非常に良いということです。

強欲なテイカーって、いわば獲物を探しているわけですね。

それを意識しているかどうかはさておき、常に搾取できる、奪える相手をどこかで探している部分があります。

だから、こういった人と自己犠牲型のギバーは相性が良くて、マッチングしてしまう。

変な意味でのマッチングですね。

そして自己犠牲型ギバーの人はボロボロになるということです。

ところが、さっき言った他者志向型ギバー、ちゃんと自分のことを満たしながらその上で与える人は、この本にも書いているんですけども、もしテイカーがやってきたら、なんと「マッチャー」として振る舞うんです。

これ、面白いなと思いましたね。

つまり、マッチャーというのはちゃんと損得のバランスを計算する人です。

だから、普段はギバーとして振る舞っていても、「ちょっとこいつおかしいな、奪いにきてるな」という人がいると、適度な距離感を保とうとする。

つまり、「あなたがそうしてくれるんだったら、私はこうしますよ」と。

けど「あなたがこれしか与えられません」という場合には、ちゃんと情報できるライン、ここだけは絶対譲れない、けどまあ今回は譲ってやってもいいかな、というその境界をちゃんと探るわけです。

つまり、損得のボーダーラインをちゃんと決めるということですね。

簡単に言えば「交渉」、ディール、取引ということです。

だから、身近な人間関係でも「あ、この人はテイカーだな」「この人はこういうときマッチャーだな」とか、そういう見方をしてみると面白いと思いますね。

さっきも言いましたけども、注意しないといけないのは「ギバーとして振る舞うテイカー」です。

表向きはギバーだけど、実はテイカーである。

これは「詐欺師タイプ」と言いました。

こういった人には注意しないといけません。

私は人のオーラを見ますので、こういった詐欺師タイプの人は波動、オーラが重たいです。

原則としてそうです。

ただ、人によってはオーラが一見良いという場合もあります。

これがやっぱり厄介です。

表向きは非常に綺麗なオーラをしているんですけども、一皮むけば、そのさらに奥のオーラを見ると、実はとっても重たかったりするということがあります。

単なる「いい人」は人を信用しがちです。

悪い意味で。

これは良くも悪くもですね。

そのときに「この人は信用できる」と思ってしまったら、相手がそこからテイカーとして変身して、搾取される。

これは人間関係によくあるトラブルの一つの原因になっていますよね。

あるいは難しいのは、本当は良いやつなんだけども、例えば経済的にちょっと苦しかったり、精神的に追い詰められたりしていると、そういった余裕がなくなって、ついついテイカー的な振る舞いをしてしまい、さらに周りから信頼をなくしたり、嫌われたりするということもあります。

ですからやっぱり、自分を満たす。

他者に与えるということは素晴らしいんだけども、本当は自分自身にも与えないといけないということです。

これがなかなかできないんですね。

ですから、カウンセリングではそういった「受け取れない」ということ、その罪悪感ですね、「自分のことが嫌い」「自分にはそんな受け取る資格がない」とか、そういった潜んでいるブロックや感情に向き合うこともあります。

私のところに来れば、個人セッションなどではそういった感情にも触れていくことはよくありますね。

あと、これもちょっと難しいんですけども、スピリチュアルを勉強していてね、そうするとやっぱりこの「与える」とか「感謝」とか、よく言うじゃないですか。

私も時々過去に言っていますけども、「スピリチュアルを勉強している割に波動が重たい」という人がいるんですね。

これはとっても残念なことです。

これも前回の「波動の法則」的に言うと、頭で理解しているだけで腹に落ちていない、気づきになっていないということですね。

だから本当に世界の平和を祈ったり、本当に瞑想とか、そういったスピリチュアル的な心がけをしているにもかかわらず、自分の仕事になるとテイカーとして振る舞ってしまう人がいるんですね。

計算して、自分が有利になるように振る舞ってしまう人がいます。

残念なことに、「愛」とか「優しさ」とか「勇気」とか、そういったことを喋りながら、実際やっているのは自分の利益の最大化であると。

これはとっても残念な光景ですね。

私も近い過去にそういった人と縁があったことがあります。

私はその瞬間、もうマッチャーになります。

「あ、こいつ…」と思ったら、もうそこから極力その人とは人間関係を持つのをやめようと思っていますね。

あるいは、これも前にあったんですけども、過去の勉強仲間の人がいました。

LINE登録して、最初は勉強のこととか、どこか旅行に行ってきましたとか、プライベートな情報を送ってきて、「へぇ〜」みたいな感じで見ているわけですけども、ある時から自分のビジネスの宣伝をし始めたんですね。

私は私自身もメルマガで情報発信しています。

この今回のネタもそうですし、メルマガもそうですけども、ちゃんと相手に許可をいただいています。

しかもメルマガって、ご登録いただくわけだから、それは相手の許可を得て「情報を送りますよ」という取り組みがあるわけじゃないですか。

でも、許可なくですよ。

「いや、俺別にあんたのビジネス情報送ってくれなんて言ってないけど?」って。

なんで勝手に送ってるん?って話です。

こうやって信頼をなくしていくわけですね。

けどね、分かってないんですよね。

分からずやっちゃうんですよね。

これは余裕がないからですよ。

望んでないものを送りつけるのは、冷静に考えれば「あかん」と分かるんだけど、心に余裕がないと分からないわけですね。

これは誰しも、ついついテイカーとして振る舞ってしまいがちなので、注意しないといけないわけです。

では、ちょっといい時間になってきたので、もう少し駆け足で話していきたいと思います。

例えば人間関係で、親とかパートナーとか、そういった人たちにコントロールされがちな人。

まあ、言いなりになってしまうような人ですね。

こういった方は自己犠牲型の傾向が強いということです。

スピリチュアルが好きな方、心優しい方が多いので、比較的その傾向が強いだろうなと思います。

特にそういった方は注意しないといけません。

ちゃんと付き合う人を選ばないといけない。

みんな「いい人」じゃないですから。

私はいろんな人のオーラを見てきましたが、本当にどうしようもないやつも世の中にはいます。

前にも話したことがありますけど、いわゆる「サイコパス」と言われる人もいます。

どうしようもない人間はいますので、本当に注意しないといけません。

自分を満たしてこそ本当のギバーになれる

自己犠牲的な人は優しい性格なんだけど、自己主張がなかなかできない。

だから「ノー」と言える勇気が本当に必要なんですね。

けど、「ノー」と言われて「分かりました」とすぐできたら、そんな苦労はしないわけです。

だから難しいんだけども、時には「ノー」、つまり自己犠牲的なギバーではなく、マッチャーとして振る舞う練習をしないといけません。

これは例えば、コミュニケーションの心理学だったり、他の心理学でも「アサーション」と言われるような、相手も自分も尊重するコミュニケーションの心理学がありますので、勉強してみてもいいと思いますね。

あと、なぜ自己犠牲に陥りやすいのかということですが、これは人それぞれ事情があるでしょうけども、よくあることとしては、例えば子どもの頃などに「自己犠牲的に振る舞うことで乗り切った過去」がある。

そういった成功体験があって、それがパターン化しているということはありますね。

つまり、自分が我慢することで周りが丸く収まった、そういった経験があると、そのパターンだけで動いてしまう。

そうすると、あるときまではそれでいいんですけども、場合によっては非常に苦しくなるということがある。

だから、そのパターンを見直すということは大事です。

そして最後に、「他者志向型ギバーになる」というのは理想ですよね。

これが圧倒的に成功するわけですから。

それは「圧倒的に」というだけあって、やはり志とか理想とか天命感、ミッション、そういった「自分は何のために生きるのか」「何に命を使うのか」といった大きな思いを抱き続けるということがとても大事です。

理想を貫いていくには、例えば仕事や独立した事業などにおいても、圧倒的に強い何かがないといけない。

圧倒的にギブできる自分であるために、そのための修行ってやっぱり必要ですよね。

そういった修行を続けることによって、その過程で自然と自信が生まれたり、誇りにつながっていくわけです。

私もようやく個人的には、この仕事を10年やってきて、ようやく深い自信のようなものが少しできてきたような感じがします。

やっぱり時間はかかるんですけども、そうやって持続的な修練というのは必要ですね。

そしてそのプロセスで、本当の意味で「自分を大事にする」ということです。

一朝一夕でできたわけじゃないんですよ。

だから「安売り」や「安受け合い」は絶対にしないということです。

私の例で言えば、「オーラ見えるんですよ」みたいな話をします。

そうすると、例えば何らかの交流会とかで出会って、「じゃあ私のオーラ何色ですか?」って聞かれることがあるんですけど、気軽に答えたことはありません。

ケチと言われようが、しません。

安易にギバーにはならないということです。

本当に興味があるんだったら、ぜひ有料で受けてくださいと。

それで来なくたって構わないんですよ。

だって、そこに価値を感じていないってことでしょ?

そのために、ちゃんと価格というものを設定して、それなりの決して安くない金額を設定しているわけです。

これは批判されるかもしれない、「ケチだ」と言われるかもしれない。

けど違うんですよ。

これが「自分を守る」ということです。

自分をちゃんと大事にするということですね。

本当に私のサービスを求めている人に、ちゃんとギブができる。

そして仕事なんで、それを「金銭」という価値でお返ししていただく。

相手からすればそれがギブですよね。

それが「ギブ&テイク」という当たり前の関係ということです。

だからここで罪悪感があると、「ここでケチって思われたらどうしよう」「心の小さいやつと思われたらどうしよう」なんて思っていると、本当の他者志向ギバーにはなれないということです。

メモもありますが、もう一つだけ言うと、「他者志向ギバーの究極」というのは、自分の命を世界に捧げることであると。

これは理想の究極ですよね。

それはいわば「神や天を相手とする」ということです。

神と我との関係です。

せっかくスピリチュアルを学んでいるなら、自己犠牲型ギバーの人も本当に大きな理想や志を抱いて、長い修練を積み重ねていくと、だんだん本当に自分を尊重することができるようになります。

そしてさっきは「ギブ&テイク」と言いましたけども、今度は究極は「ギブ&義務」ということですね。

これは「与えるものが与えられる」ということです。

これはまさに、あらゆる宗教の根本にあることです。

与えるものが与えられる。

ですから、本当に他者志向的に大きな成功は時の運ではありますけども、おそらくは本当に人に喜ばれる、自己犠牲なく人に喜ばれる振る舞いができる人の人生は、経済的なものも含めて豊かになるに違いないと思っています。

これをちょっと古い言葉で言うと、「天は自ら助くる者を助く」ということですね。

これはビジネス書の内容ではありますけども、ここはスピリチュアルの文脈ですから、そこにもう少し「神を相手とする」という視点を入れるといいと思います。

こう言うとクリスチャンっぽいですが、「神があなたに何をしてくれるか期待するな。あなたが神のために何をできるか考えなさい」という、牧師さん・神父さんの説教のような内容ですけども、これは別に宗教関係なく真実かなと思いますね。

では今日は、もしかしたら編集しない状態では30分以上になっていたかもしれませんが、前回までと違って、やや現実寄りの話、「真面目でいい人がバカを見ないための心得」という話をいたしました。

ご参考になれば幸いです。

ではまた。

今回も1週間以内に文字起こしをして、さらに加筆修正をして、ウェブサイト「マジスピ」にアップします。

そして無料メルマガ。

今回もメルマガの内容でしたけども、豪華な特典、それこそギバーですね。

ギバー的な登録者のためのささやかなギブ、それもありますので、ぜひ登録いただければ嬉しいです。

改めて、今回の要点

  • 上の文字起こしはまだ編集中です
  • ここまでの文章は誤字脱字を含む「ざっくり文字起こし」の段階です
  • 1週間以内に完成させます
  • 良かったら、先にYouTubeに(ショートも含めて)「いいね!」していただけると励みになります

なお、YouTube(Podcast)は今回の文字起こし編集でカットした部分もあります。

なのでこちらも聞いていただけると、より理解が深まります。

※この下に「音声プレーヤー」があります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

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