スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。
【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回は「真のスピリチュアル」を根本的な理念に置いて活動している私が、
「専門家じゃなくても、スピ系のホンモノ・ニセモノをある程度は見分けられるポイント」
を述べていきます。
私はお名前を聞くだけで、その波動(オーラやエネルギー)がある程度までわかります。
職業柄この能力を活かし、これまでスピ系(霊能者、占い師、宗教家、スピ系のカウンセラーやセラピスト)の波動をチェックし続けてきました。
というのも、個人セッションにお越しになるお客様から「この先生は信用できますか?」という相談を、これまでいくつも受けてきたからです。
自分のことを棚に上げて言いますが、
たとえ見た目はイキイキ・キラキラしていても、実際の波動が重たい(汚れている・荒んでいる)人は、決して少なくありません。
しかしこの世は「見た目が9割」とも言われるぐらい、多くの人は外見やメディアの露出度、あるいはブログやYouTubeへのアクセス数などの「目に見える指標」に騙されてしまうのです。
スピリチュアルという「目に見えないもの」は、結局「目に見えるもの」によって判断されてしまう。
それでいいのでしょうか。
このページでは、私みたいに変態的能力がない「普通の人」でも、ある程度「ホンモノ or インチキ」が見抜けるポイントについてお伝えします。
2020年5月4日に初めて出したこのページは、約12,000字の長文にもかかわらず、当ウェブサイトの中でアクセスが多いページの一つです。それから数年が経過したので、より読みやすく加筆修正しました。もちろん私自身にも厳しい目を向けてご一読いただき、何かご参考になるものがあれば幸いです。
※今回の内容は音声配信(YouTube)でも語っています。このページの文章とは違うこともいくつか述べていますので、よければあわせてご視聴ください。
目次
スピリチュアルのウソはいつか必ずバレるのが宇宙の法則
2020年に例の感染症騒動が起こった当初、本当はイケてないのに惰性的に続いていた仕組みや、ずっとゴマカしてきたウソがあぶり出されるようになりました。
それはスピリチュアル業界でも同じようです。
ある "スピリチュアルリーダー" は「予言がインチキ」だとバレて信者がどんどん離れたり、他の "某インフルエンサー" は「ヤリたいことやろう!」といつも叫んでおり、まさに有言実行の「聖なる 性なる予言」によってヤリまくった結果、これまたフォロワーがどんどん離れていきました。
自分を大きく見せたところで「ウソはいつか必ずバレる」のが【宇宙の法則】だというのに、まるで「自分だけは例外だもん!だってワタシは神だもん!」と信じているようなフシは、魂の幼さを物語っています。
そして、そんなわかりやすい「クソガキ」すら見抜けない人々は、身のほどを弁えない欲望や、自分の外側に救世主を置きたい依存心によって、「人を見る目」が大きく曇っているのでしょう。
ただ、さすがに以前のように長期にわたってゴマカシがきかない時代になってきたので、「ホントにコレを信じていてもいいんだろうか?」と疑い出した方もおられるはず。
いつも言っていることですが、スピリチュアルは「目に見えない世界」を扱っているため
・何でもアリ
・言ったもん勝ち
・声のデカいヤツが有利
になりがちだということ、しっかり覚えておきましょう。
スピリチュアルや占いが好きな人の中には、自分に自信がなかなか持てない人、誰かに人生の判断を委ねたい人が一定数いるため、わかってはいても「声のデカいヤツ」に流されがちです。
ただ、だからといって「いやー、あなたもダマされて大変でしたね・・・」とねぎらっているわけではありません。
・「イケてないスピリチュアル屋やその団体と波長が合ったあなたにも、大切な学びや課題がありますよね?」
・「最終的には自分で決めるべき人生の選択を、第三者に委ねていませんでしたか?」
と、全面的に擁護するつもりはありません。
インチキに引っかかったテメーにも原因があるんだよ。
それが【波長の法則】だと学んだはずだろうがバカヤロー。
・・・どうしてこういう言い方をするかというと、
「いやー、あなたもかなり傷つきましたよね・・・でもワタシはそんなあなたの味方ですよ。ワタシはそんなインチキなヤツとは違うから、今度こそ幸せになれるよ」
とかなんとか言って、「傷ついた矢ガモ」をさらに「次のカモ」にして喰らおうとする輩がいるからです。
あなたは、そんな二匹目のドジョウならぬ「二匹目のカモ」になりたいですか?
それがイヤなら、人を見抜く目を持ち、今度こそ上っ面ではなく真のスピリチュアル(マジスピ)を学ばなければならない。
人を見抜く目を持つには人生経験も必要ですが、もう一つの道は「欲望を少なくする」ことであって、本来はそのためのスピリチュアルではないでしょうか。
こんなもん、わざわざ述べるまでもないことですが、一部で「スピチューバー」って言われているらしいスピリチュアル系のYouTubeで、例えば
・「●●の神様からのメッセージを降ろしてみました」
・「アトランティスのヒーリングパワーを画面越しにお届けします」
・「寝ながら聞くだけで、金運や恋愛運がどんどん上がります」
こういうのを視聴しているとしたら、今すぐ再生を止めましょう。
後にも詳しく述べますが、
そういうパフォーマンスをしている人で、本当に輝かしい波動(オーラ)を放っている人は、皆無に等しい。
もちろん「例外」はあるので100パーセントそうだと断言はしないものの、多くの場合そう考えて差し支えない。
広告収入に依存しているスピ系ユーチューバーは、派手な動画で依存心の強い視聴者から「エネルギーを吸い取っている」のです。
まるで「現代のエネルギーヴァンパイア(吸血鬼)」ですね。
その結果、そういう動画を "寝ながら聞くだけ" で「運気が落ちる」のであります。
怖ろしいですね~
「金運が上がる」のは、そのユーチューバーだけです。
そんなクソ動画が結構な再生回数を稼いでいるので、私はため息しか出ません・・・まぁ嘆いていても仕方ないからこのページを作っているのですけど。
縁あってご覧いただいているあなたには、スピ系のホンモノ・インチキを見分けるポイントを長文で述べていくので、ぜひ時間を確保して読んでいただけたらと思います。
霊能者・占い師・宗教家・スピ系カウンセラー・セラピストを見抜く8つのポイント
では、前置きが長くなりましたが、私が考えるスピ系の専門家を見抜くポイントを8つに分けて述べていきましょう。
1:名前からファンタジーな匂いがするスピ系
一番わかりやすいのは、日本人なのに「横文字(アルファベット)の名前」をつけているスピ系です。
また「ミカエル先生」や「ガブリエル先生」など、有名な大天使、マスター、精霊などの名を一部でも名乗り、ファンタジーな香りが立ち込めているスピ系は注意した方がいいでしょう。
あと、漢字でも「神」「龍」「天」「鳳」「凰」「聖」「璃」「煌」「麗」「紫」など、"それっぽい字" が多いスピ系も要注意です。
このページを作成して以来、「キラキラ横文字」や「難しい漢字」のスピ系を見かけるたびに注意深く波動チェックをするのですが、「名前通りの素晴らしい波動」だと感じる人はほとんどいません。
こうして「本名との落差」が激しくなるほど「生身の自分」を切り離し、「幻想の自分」「自分ではない自分」を演じてしまう傾向が強くなります。
ただし、ビジネスネームをつけることで「スイッチが入る」「意識が切り替わる」こともあるので、一概に悪いとは言えません。
また占い団体などでは組織の方針で「キラキラ横文字」や「難しい漢字」をつけざるを得ない人もいるので、仕方ない部分もあります。
とはいえ、ほとんどは「名前負け」して波動がより重たくなってしまうのです。
本来「名前を変える」という行為は、新たな志や理想の実現のためだったはず。
次の項目でも述べますが、かつて戦国武将が人生の境涯によって名前を変えたのは、「これからの自分はこう生きたい」「今後はこんな国にしたい」という強い決意があってのこと。
徳川家康は、家系をめぐる因果の荒波にずっと耐え忍んできたからこそ、「家(いえ)よ康(やす)らかに」という願いを込め、それまでの「元康」から「家康」に改名しました。
名とは本来、「願い」を込めたものなのです。
あなたが誰かの親なら、子供の名付けには「願い」を込めませんでしたか?
しかし、スピ系のキラキラネームは「ただそれっぽく見せるだけ」で終わっている。
名前に「天」や「紫」をつけるのはご自由ですが、もしそうなら「天」や「紫」の放つ "高貴さ" にふさわしい自己研鑽の決意が必要なのは言うまでもありません。
それを怠ると、ひどい体臭なのに高い香水をぶっかけたような感じになり、余計に悪臭を放ってしまう。
それに気がつかないのは、本人だけ。
それを上っ面でごまかせると思えてしまうぐらい、そいつは「ショボい波動」だということです。
個人的には、自分で「神」や「聖」を名前につけちゃっている人の感性が、信じられません。
人間の肉体を纏っている限り、どこまで悟ってもなお、神から眺めれば「未熟者」ではないでしょうか。
浄土真宗の開祖・親鸞は、死ぬまでご自身のことを「愚禿」とおっしゃっていた。
そういう方こそ、歴史の審判を経てもなお燦然と輝く「ホンモノ」なのです。
2:途中でガラリと改名するスピ系
(現在は以前の芸名『おさる』に戻している)
上と少し似ていますが、これも注意した方がいいですよ。
途中で大きく改名する理由として、
・「魂のパラダイムシフトが起こったから」
・「大宇宙の●次元マスターから新たな役割を与えられたから」
・「9次元宇宙のレベルにまで覚醒したから」
と、ちょっとなに言ってるかわからない説明をする人がいます。
けれども、改名の振り幅が大きいほど、その回数が多いほど、波動(オーラ)は大きく「改悪」されていきます。
もちろん、例えば〈木下藤吉郎 → 羽柴秀吉 → 豊臣秀吉〉と、歴史上の人物の改名は真のパラダイムシフトであり、当時は「元服」を契機に改名するのが普通でした。
そういう歴史と伝統に支えられている改名であれば、むしろ積極的に行ったほうが良い。
でも、何ら「魂の変容」を伴わないまま気分で改名すると、「名前負け」することになる。
1番目でも述べた通り、これは「生身の自分」を切り離す傾向が強くなってしまうのです。
中には
「過去の名前の『●●●●』は、死にました」
とブログで平然と言っている人がいましたけど、かけがえのない過去を簡単に殺してもいいのでしょうか。
中には改名した途端、イメチェンとばかりに服装をガラリと変える人もいます。
急に小林幸子みたいに「ラスボス化」する人とか、平安時代の貴族のコスプレをする人もいます(汗)
こういう「子供だましの行為」に何も恥を感じないことが、まさに「波動がショボい」証拠なのです。
また、中には不祥事やスキャンダルをやらかした後に、過去の「黒歴史」を封印するため、また「検索対策」として改名する人もいます。
過去に何かやらかしたことに対する反省や、顧客やフォロワーを失望させたことに対する償いがないまま、名前を変えて「生まれ変わったフリ」をする。
いくら「新しい名前」で検索されたところで「この人は元●●だよ、気をつけようね」という黒歴史の情報が漏れなくついて回るのだから、ほとんど意味がない。
現代の改名の大半は「パワーダウン」や「シフトダウン」を示しています。
つまり、前の名前とは悪い意味で「波長が合わなくなった」ということです。
したがって、よほどの「魂のパラダイムシフト」でも起こらない限り、安易に改名していいはずがない。
同時に、少しの不祥事やスキャンダルがあったところで、安易に改名していいはずもない。
それは「一貫性のなさ」「信念のなさ」を露呈するものでしかありません。
3-1:「代々が霊能者の家系」をアピールするスピ系
これもスピ系のプロフィール欄にときどき書かれてあるのを見ます。
ただ「代々霊能者の家系」だということが、そのまま本人の実力を保証するわけではありません。
野球の名選手の息子が、同じく名選手になれるとは限らないように。
でも、不思議とそれがスピ系になると、「この人は霊能者の家系なんだ・・・じゃあ何か能力を持ってそうだな」と理解を上向き補正する人が出てくるのです。
しかし、同じ血のつながった家族でも「魂のレベル」はバラバラなので、「代々の霊能者の家系」をアピールすることは、本当はスピリチュアルを理解していない証拠なのです。
確かにおばあちゃんはスゴい人だったかもしれないが、オマエは違うんじゃ。
ま、 "情報弱者" に対して良い印象を植え付けるにはその騙しは有効でしょうが、あなたはそれに惑わされてはいけません。
本来は家柄がどうではなく、純粋にその人個人としての実力を見定めなければなりません。
というか私は個人的に、もしその人が本当に代々霊能者の家系だとすれば、「良くも悪くも非常識的な家庭で育った」可能性があるので、スピリチュアル屋として活動するにはむしろマイナスではないかとすら思います。
人の相談に乗るためには、一般的な常識や感情を理解できる感性も必要だからです。
その特殊な環境が、ある意味ではハンデだということに気づかなければいけません。
3-2:「生まれた頃から視えていた」とアピールするスピ系
これは「霊能者の家系アピール」に近いので同じ3番目にしました。
私から言わせれば、「視えるから何やねん?」ということ。
「視えること」がそのまま「霊能力の高さ」、さらには「人格の高さ」を意味するのではありません。
これには「妄想」や「脳機能障害」と紙一重の危うさがあるのですが、上と同様、なぜか「視える人=スゴい人」と短絡的に上向き補正する人が一部にいます。
冷静に考えれば「生まれつき視えていた」と自称する人も、他の一般的な人々とかなり価値観が異なる可能性が高い。
子供の頃から「自分は周りとは違う人間」だということに、疎外感や孤独感を覚えた人もいるかもしれない。
それはかなり辛いことで、気の毒だとは思います。
ただ、その「視える能力」を生かしたスピリチュアルビジネスをするのであれば、やはり一般的な社会常識は持ち合わせなければなりません。
あのレジェンド・江原啓之さんは、生まれつき視えておられた方ですが、子供の頃から自分は周りと違う人間だということ、そしてその特殊能力を周囲から理解されないことに深く悩んでおられたようです。
その後さまざまな霊修行を積むことで能力がコントロールできるようになったとのことですが、彼はそれに加え「浮世」での苦労によって人格的に磨かれたようです。
「生まれつき視える」という資質は、まだ何ものでもない素材の一つに過ぎません。
スピリチュアル能力をビジネスにつなげるなら、それをいかに社会に還元・適応していくか、わかりやすく言えば、ちゃんと人とコミュニケーションできる力を磨くかという現実的なことが、最も大切なことなのです。
だから「生まれつき視えてました」ということだけでブランディングしているスピ系には、よく注意する必要があります。
その特殊能力だけでは、ただの変人変態なのです。
こんなこと言う私自身も変わり者には違いないのですが、本当に運が良かったことに、約10年間の営業サラリーマンの体験でだいぶ社会適応できた気がします。
4:キラキラしすぎているスピ系
(某スピ系広告より)
「キラキラスピリチュアル」略して「キラスピ」は、わかりやすい典型的なパターンですね。
例えば、
・反射した光で目が刺されるんちゃう? というぐらいキラッキラ☆な衣装をまとっている女性。
・香水の匂いがめっちゃキツくて、近くにいるだけで死にそうになる人(実体験)。
・「二の腕ダイエットですか?」ってツッコミたくなるぐらいパワーストーンを腕や手首にジャラジャラ巻きつけている人。
・YouTubeなどでワクワクした夢とか未来とかハイテンションで語りまくる人(実際にその波動は重たいことが大半ですが・・・)。
・「お金は出せば出すほど入ってくるんだよ!」って言って、もっともらしく自分のサービスやセミナーの購入を迫ってくる人。
・2020年の感染症騒動の特に初期、亡くなった方々への共感なく「コロナちゃんは愛のメッセンジャー(はあと)」なんて平気に言っていた人。
・「たとえ人に迷惑をかけることがあっても、好きなことをやろう!」なんて、攻撃的なポジティブシンキングを語る人。
・アメブロなどで絵文字や星マークがやたらと多い人 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
・FacebookやInstagramでセレブ or ラグジュアリーっぽい感じの写真を連投する人(変なコンサルにそそのかされたのでしょうか?)。
・・・こういう人たちのパターンとして共通なのが、見た目ほど波動はクリアではなく、むしろ「ギラギラ」している人の方がずっと多いということ。
「本当に波動が高い人」は、内側に「静けさ」を秘めています。
なお、男性の服装は女性ほど派手でないことが多いので、見た目ではあまりわかりません。
スピ定番の「白装束」や「作務衣」も、その人のキャラによっては似合うこともあるので、それが一概にイケてないとは思いません。
典型的にイケてないのは、売れないホストのような(昔の狩野英孝のようなwww)ファッションをしている人や、やけにロン毛な人や、シルバーアクセサリーや指輪をゴテゴテつけている人。
多くの女性はこういうファッションセンスの男性を毛嫌いするはずなのですが、スピ系は社会適応能力が低い人が少なくないためか、この種のカン違い野郎はときおり見かけますね。
5:言葉がフワッと抽象的なスピ系
・スピリチュアル定番の「レムリア」や「アトランティス」がどーのこーの、「ソウルメイト」や「ツインソウル」や「ツインレイ」がどーのこーのと、現実から大きく外れるような言動の多い人。
・「今が運命の転換期です!」と "いつも" 言ってるような人(笑)
・「9次元のアセンションゲートが開いているのは今年までですよ!」と、期間限定でセミナーやグッズの購入を暗に煽ってくるような人。
・とにかく「波動を上げれば幸せになる」とか「気づいた人だけが生き残る」とか、抽象的な話を延々とする人。
・セミナーで「ここにいるみなさんは、みんな選ばれた人です!」と、理由なくエリート意識や特別意識を植え付けようとする人。
・スピ系のYouTubeで、「春分・夏至・秋分・冬至」や「節分」や「七夕」や「ゾロ目の日」や「一粒万倍日」など、毎年毎年同じネタをこすり倒している人。
こういう「ちょっとなに言ってるかわからない人」「中身のないことを、さも中身があるようにハイテンションで語っている人」は要注意です。
ただし、波動が良いと感じる人でもときおりこの種の「不思議系」がおられるので、100パーセント断定はしません。
6:恐怖心を植えつけてくるスピ系
これはいろんな方が批判している点なので、ここで長々と説明する必要はないでしょうが、少しだけ。
例えば、過去のカウンセリングのお客様から聞いた話だと、ちょっとしたすれ違いである霊能者とトラブルになってしまったとき、
「オマエに地縛霊を100体つけるぞ!!」
って脅かされたことがある、というお話をお聞きしたことがあります。
まぁこんなのはクズの中のクズですが。
でも、さすがにストレートに恐怖心を植えつける言動は、すぐネットで「言葉狩り」されてしまう現代においては、かなり古いやり方です。
(ただし1対1の密閉性、閉鎖性の高いセッションルームにおけるやり取りにおいては、今でもストレートな恐怖心の植え付けは健在です)
だからこそ、少なくとも見た目だけは華やかな「キラキラ系」が流行っているといえるでしょう。
ただ、過去のブログでも言ったことがあるのですが、基本的にはキラキラさせておいて、ときおり薬味みたいに恐怖をまぶしておくのが、スピリチュアルビジネスとしては (悪い意味で)「頭の良いやり方」です。
例えば、
「あなたは宇宙から選ばれた特別な魂だけど、今のうちに "9次元のアセンションゲート" をくぐっておかないと、大変なことになりますよ」
なんて、プラスの表現の後にマイナスを付け加え、ほんのり脅かしてくる。
現代はやり方が巧妙になってきています。
ただ、たとえ全体的には誠実そうに見えても、その言動の隙間から恐怖心の刺激が垣間見える人は、やはり避けなければなりません。
7:名高い神や龍や天使がツイていると自称するスピ系(特にユーチューバー)
どれだけ他に素晴らしいことを言っていても、もしこの項目に当てはまっていたら「一発アウト」です。
率直に言って、とても愚かなブランディングです。
百歩譲って、ごく一部の有名インフルエンサーなら、まだやってもいいかもしれません。
そうやって自分を神格化することで、「信者ビジネス」をさらに加速化させたいのであれば。
でも、本当はやらない方がいい。
そういう人たちはスピリチュアルな世界が「目に見えない」のをいいことに、
・「ワタシの背後にはアマテラス様やオオクニヌシ様がついている」
・「イエスキリストやお釈迦様がついている」
・「道元や空海がついている」
・「龍神様や精霊様がついている」
と、自分で言ってしまう。
YouTubeだと動画越しで、どこかの神様とか大宇宙とかのエネルギーを降ろして、ヒーリングをする人もいるようです。
そういったことを言っている人の中で、本当に輝かしい波動を放っている人は、存在しません。
本当に高次元の神霊であるほど、自分の名前は決して出さない。
また「龍」とか「精霊」とか一言で括ってしまいがちですが、その波動レベルはピンからキリまであるし、中にはショボい存在(低級霊)がなりすましていることもあるのです。
たとえそれが「見える」「感じる」としても、それが本当に高次元の存在なのかどうかは、もう疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って疑って・・・さらに否定に否定に否定を何度も重ねる必要がある。
それでもなお残るものは、おそらく何らかの真実なのでしょう。
そんなギリギリの葛藤を経ていない言動など、単なる「スピリチュアルごっこ」なのです。
「スピリチュアルごっこの世界」に逃げるようになると、急激に波動は重たくなります。
それはおそらく、「神なるもの」をエゴの満足のために利用していることへの鉄槌なのでしょう。
そうすると「低級霊」と波長が合いやすくなるので、たくさんの "自称・神様" が寄ってたかって、ますます「ごっこ」のプレーが楽しくなっちゃう。
これ、もう涙が出るほど有り難いですよねー(棒)
そして「ワタシの後ろにアマテラスがついている!」って平然と言ってしまう人がいますが、そんなショボい波動で豪語しちゃって大丈夫? って心配になってしまいます。
いちど精神科に通った方がいいんじゃね?
いいお薬ありますよ。
というのは、アマテラスの「強烈な光明波動」をモロに受けると、フツーの人は肉体がすぐ崩れてしまうからです。
ちょうど強烈な熱波を受けて、雪のカタマリもソッコーで蒸発してしまうようなもの。
そんなショボい波動で後ろにアマテラスだとは・・・マジで10年、いや10億年早いっちゅうねん。アホか。
「後ろにツイてる」と自称することが、どれだけ恥ずかしいことか・・・
中には「有名な霊能者の先生から●●●の神がツイてるって言われた」と権威を持ち出す人もいますが、それを自己アピールの道具にするなら、それも自称と大きく変わりません。
要は、自分に自信が持てないので、自分の妄想だろうがどこかのセンセーだろうが、権威を持ち出して盛ってしまうのです。
私はこの種の「自称するスピ系」は、シンプルに
「あ、きっと自信がないんだな(波動もショボいしな)」
と思うだけです。
厄介なのは、いちど盛ってしまうやいなや
「すまんな、全部ウソやったわwww」
と、まさかまさか言えないので、そこからもう抜け出せなくなるわけ。
で、ウソをごまかすために、さらにウソを盛ってしまって・・・(以下略)
だからブランディングとしては、非常に悪手なのです。
もう「バカ野郎」としか言いようがない。
でも、ひとつだけ補足しておくと、本当にごくごくごくごく一握りの人は、本当に背後に神仏がおられると思わざるを得ないほど、光輝なる波動を放っておられます。
私の師匠だって、名前は絶対に言いませんけど、「●●●●●」という神がついておられる。
それは波動を見れば「・・・でしょうね!」と言わざるを得ないのです。
なお、師匠はそれをいちいち言いませんし、言ったとしてもサラッとしか口にしません。
ご本人の中では「当たり前」すぎて、もはやアピールする気はゼロなのですよ。
なのでごく一部の例外はあるものの、非常に多くの場合、自称する人は即アウトです。
ちまみに、私は「守護霊リーディング」という個人セッションのメニューを行っていますが、これはこの仕事を始めてから10年経って、ようやく一般公開することができたのです。
それぐらい、こういう「スピリチュアル芸」は慎重に慎重に行わなければいけないと思っていますし、もしこれが相談者の依存心を引き起こしかねないのなら、直ちにやめる必要があるでしょう。
8:金銭感覚がおかしいスピ系
(某YouTubeチャンネルのサムネより)
これも「6:恐怖心を植えつけるスピ系」と同様、ド定番のダメダメポイントなので、多くは説明しなくてもいいでしょう。
例えば
「【宇宙の法則】通りに生きれば、あなたも豊かさになれる!宇宙にはお金が無限にあるのよ!」
とか意味不明なことを言って、アメブロやSNSに高級フレンチを貪る光景、高級スポーツカーをブンブン乗り回す自撮り姿をアップする。
それで「私の個人セッションを通じて、あなたには無限の豊かさのエネルギーを受け取ることができます!」とかまた意味不明なことを言って、高額のメニューを売りさばく。
不思議なことに、それを買う欲深い客がいるものだから、こういうバカが増長してしまう。
もちろん、コイツの波動はクソ重たいです。
こんなのはちょっとまともな感覚があれば見抜けるので、本当はいちいち書くまでもないことですが。
他にも、過去に実際にご相談があった「ボッタクリ」の事例は、
・「先祖供養」と称して、ご先祖お一人あたり10万円を請求してきた事例(家系図を広げれば何十名もご先祖がおられるので、ご祈祷料はそれだけ高額になる)
・相談者やそのパートナーが高収入の職業だとわかると、途端にサービスの価格を釣り上げる事例
・経営者限定のメニューで、会社の年商の数パーセントを請求する事例
など、まぁいろいろあります。
よくここまで考えつくものだと感心しますね。
その才能を他に使ったらいいのに。
ただし、その金額を高いと見るか安いと見るかは、お客様次第です。
こう考えるのは、私が10年ぐらい営業サラリーマンだったからかもしれませんね。
個人営業から法人営業まで一通りやってきたので、お金の価値観が人によって全然違うのは、ある程度理解しています。
私が過去に聞いた中で最も高額のスピリチュアル系カウンセリングは、なんと〈1時間・150万円〉でした。
普通に考えれば「高い」に決まっている。
ただ、それで本当に救われる人、大きな癒しや気付きを得られるサービスなのであれば、「妥当」と感じる方もおられるかもしれません。
結局は高いか安いかは個人の主観的判断によるものですし、特にスピリチュアル系は目に見えないものを扱うので、値決めはなかなか難しい。
別にそれで喜ぶ人、救われる人がいるのなら、たとえ高額でも構わないと思っています。
ただし先ほども述べた通り、高級なものを食べ歩くとか高級な外車を乗り回すとか「わかりやすい物質的欲望」の満足をアピールすることで、自分の価値を誇示するスピ系は要注意です。
それはスピリチュアルな高い意識ではなく、低劣なエゴを刺激する言動だからです。
本来スピリチュアルが目指すべき幸福とは、例えば「誰かの幸福を祈るこころ」とか「自分に与えられているであろう天命に向かって自己成長を志すこと」など、「精神的充足」以外の何ものでもありません。
「真の豊かさ」とはいま与えられているものに深く感謝できることであり、「真の引き寄せ」とは自分に必要なものは "すでに与えられている" と気づくこと。
スピリチュアルを学ぶ真の目的は、そういう境涯に到るためではなかったでしょうか。
いつの間に、スピリチュアルは「軽薄な自己啓発ビジネス」に置き換えられてしまったのでしょうか。
それを思えば宗教団体にしても、教祖が贅沢三昧で暮らしているところは要注意なのは言うまでもありませんね。
なお、私が尊敬する方々は例外なく、物質的欲望を節制されています。
「健全なる魂」を保ち続けるためには、やはり物質的な魅力からある程度の距離を置かなくてはならないようです。
スピリチュアル業界で「売れている人」の中には、生活な派手な人もいます。
それでもって「豊かさ」や「引き寄せ」のブランディングをしているわけですね。
ただ、そういう人たちの波動を観ていると、よほど気をつけないと物質の重たい波動に取り込まれていき、たとえ仕事は順調だったとしても肝心の「霊性」を損なってしまうケースが多く見られます。
「魂」を扱う仕事である以上、出家した僧侶ほどでないにせよ、物質はほどほどにした方が無難です。
※今回の内容は音声配信(YouTube)でも語っています。このページの文章とは違うこともいくつか述べていますので、よければあわせてご視聴ください。
以上、かなり長くなりましたが、この「スピリチュアル系のインチキ・ホンモノを見抜く8つのポイント」があなたの判断基準となれば幸いです。
偉そうに言ってきた私自身、「オマエは『言っていること』と『やっていること』が違うぞと言われないよう、ここで述べたことは肝に銘じたいと思っています。
なお、このページ述べた内容を個別により細かく述べたブログや音声配信(YouTube)の一覧は、以下のボタンから視聴することができます。
ご興味がありましたらどうぞ。