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第314回:自分の波動を最も浄化する心得【大災害のニセ予言を振り返る】

※ウェブサイト『マジスピ』には音声の文字起こし(読みやすく加筆修正済)があります。

■今回の内容は以下のショート動画を詳しく説明しました(https://prism-life.com/short001/

■YouTubeではメモ、資料、スライドなどを映していますが、音声プラットフォームの「ながら聞き」でも十分ご理解いただけると思います。

※今回使った資料は以下からダウンロードできます
https://x.gd/It3T8

ウェブサイトでは最下部に音声プレーヤーがあります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

■マジスピ・サブラジオ(stand.fmで配信中)
https://x.gd/o4EIt

■ご感想・ご質問は『アンケートフォーム』からどうぞ
https://x.gd/Mp7Lg

スピ系の預言・予言を外すと、大昔なら「死刑」になる

今回の文字起こしの要点

  • 「2025年7月5日の大災害の予言」は何事もなく過ぎたが、心配や不安を広げたことに対しては大きな責任が問われる。
  • 自分の過去に行い=カルマには、必ず責任を取らされることが宇宙の法則。逃げても追いかけてくる。
  • 逃げるほど波動が穢(ケガ)れるので、実は正面から立ち向かうのが一番ラクだと知っておくこと(なかなかできないけど)。
  • 心からお詫びをすることが、最大の波動の浄化方法。過ちを改めないのが、最大の過ち。

前にも取り上げた、2025年7月5日の大災害の予言。

その少し前から頻発していたトカラ列島の地震のことはあるものの、特に大事に至らずに済んで本当に良かった。

今回は、あの予言を一過性のブームで終わらせず、二度とこんなバカ騒ぎを起こさないよう、しっかり振り返ります。

今回の概要については、初めてのショート動画で語りました。

(最適な画角が掴めていないため、顔がアップになって威圧的になりましたが……)

私はいつも配信の冒頭で、「お名前だけで(波動が)わかります」と話しています。

今回の騒動の発端となった漫画家の名前はペンネームですが、それでも波動はわかります。

ショート動画では、ちょっとキツい表現ですが、「この漫画家さんの波動は穢れている」という表現をしました。

たとえその予言に悪意はなかったとしても、"結果として" 多くの人々に不安と恐怖を与えてしまいました。

例えば、上のショート動画にご感想をいただいたので、許可をいただいた上でご紹介します。

先日の配信(わたしは文章で読みました)「大災害の予言を拡散させたことへの責任を問う」に強く同意します。
 
小学生のお子さんの保護者さんから、子どもたちがとても怖がっている、学校でもその話題になり、また漫画なので、絵で災害の様子を見たらしく、とても心配しており、当日は津波の被害を受けないように、少し高台のマンションに住んでいる祖母宅に避難したいとのことで、そうされたそうです。
 
まだこころの柔らかい子どもたちに、大きな不安、恐怖を与えたこと、「かもしれない」という不確定な情報を、漫画という子どもたちにも読みやすいもので伝えてしまったこと、とても罪深いと思います。
 
わたしは読んでいないので「災害が来ると言っているらしい」程度しか知りませんが、怯えているお子さんがたくさんいたということに責任を感じていただきたいと思います。

(Yさん)

こういうことが、おそらく他の地域でも少なからず起こっていると思います。

それらの恐怖や心配などの「マイナス波動」が因果応報となって、この漫画家さんのオーラを穢しているわけです。

これは予言ではありません。

因果の法則、波動の法則なんです。

自分の行ったこと(カルマ)に対する責任は必ず取らなければならないのが、宇宙の黄金律です。

これは厳しいと思うかもしれませんが、そうではありません。

必ず責任を取ることになるからこそ、そこに反省と成長がある。

そうまっすぐに受け止めてください。

ですから、本当は他人からとやかく言われて変わることはないんですけど、願わくば、この漫画家さんには心から謝罪をして、お詫びをしていただきたい。

旧約聖書の時代においては、神の言葉を語る「預言」が外れたら、即死刑でした。

未来を予知する「予言」であっても、外れたら「死をもって償うこと」は、歴史に鑑みれば決して的外れでありません。

魔女狩りの時代であれば、即火炙りの刑に処せられているでしょうし。

預言/予言とは、本来はそれぐらい厳しい責任が問われるんです。

まして、今回の予言書『私が見た未来 完全版』は、100万部を超える大ベストセラーですよ。

大手メディアでもたくさん紹介され、再生数稼ぎのインフルエンサーもこぞって取り上げることによって、ご本人の想像をはるかに超える影響力を及ぼしました。

ご本人は少なく見積もっても1億円を超える印税をゲットしたでしょうから、その責任は当然問われます。

だから、その穢れた波動を少しでも祓い浄めたければ、手にした印税を能登など国内の被災地に全額寄付なさることです。

それは「インチキ!」「オカルト!」「金儲け!」という誹謗中傷を鎮火させる最も良い手段にもなるでしょう(もちろん誹謗中傷はあってはならないことですが、それを引き寄せているのはこの漫画家さんです)。

「すべては自己責任」というのが、真にスピリチュアルな生き方

この漫画家さんは、これは以前も言いましたけども「世間を騒がせて、ついでに金儲けもしてやろう」という魂胆を持った悪人ではないと思います。

それはご本人の波動を観ていても感じます。

ただ、自分の発信の影響力に対する責任感はあまりないようでした。

「2022年4月発行の文春オンライン」で、ご本人のインタビュー記事があります。

予言書の出版が2021年の10月なので、それから約半年後です。

別に読まなくてもいいですよ。

(いつかリンク切れするかもしれませんが、以下に貼っておきます)

リンク切れも想定して、特に大事な箇所を以下に引用しておきます。

私のマンガや言葉に、多くの人が目を向けてくれています。だとすれば、今後起こるかもしれない災害への警鐘を鳴らすことによって、被害を最小限に抑えることができると思うのです。

 

 私の防災意識も変わりました。自宅周辺のハザードマップを確認したところ、江戸中期の大津波を軽視していて、想定が甘いことがわかったのです。さらに調べると、その時の洪水で、今もある神社が1キロほど移動していたことも知りました。

 

 こうした事例は、日本全国にあるでしょう。皆さんには、自分の住んでいる地域の地形の特徴や過去の災害を自分で調べた上で、しっかり備えてほしいのです。想定を超える災害があれば自宅が埋まる、といった危機が潜んでいるかもしれません。また、熱海で昨年起きた伊豆山土砂災害のような人災も考えられます。

 

いずれにしても、考えうる様々な災難に対して、備えておくに越したことはないはずです。いざという時「やっておいてよかった」と言うことはあっても、「やりすぎだ」と苦言を呈する人はいないですからね。

これはインタビューの最後の言葉です。

この箇所を読めば、ご本人は自分の発言の影響力、メディアによる拡散に大して無頓着であることがわかります。

むしろ「今後起こるかもしれない災害への警鐘を鳴らす」と、この時点ではポジティブに捉えているのがわかりますね。

自分の発信がまさか怖れや不安を拡大させるとは思っていない。

むしろ、「注意喚起としていいことをしている」ぐらいの感じが伝わってきます。

ただ、それから3年経ち、だんだん「Xデー」が近づいてくるにつれ、さらに反響が大きくなってくるのを目の当たりにして、さすがに本人も「マズい!」と思ったんでしょう。

だから、これはさっき気付いたんですが、2025年の6月15日に新刊を出されているようです。

『天使の遺言』という本です。

これ、本を読んでいないからわかりませんが、自分のことを「天使」と思っているんでしょうか?

「遺言」というのは、出版時点でご本人は70歳と思われるので、文字通りなのでしょうか?

ちょうど、この新刊に関するネット記事が出ていたので読んでみました。

ヤフーニュースなのでいつかリンク切れすると思いますが、一応貼っておきます。

大事な箇所だけ以下に引用しておきます。

『天使の遺言』では《次にくる大災難の日は『2025年7月5日』》の記述について、こう説明がなされていた。
 

《『私が見た未来 完全版』の「作者あとがき」で、「次にくる大災難の日は『2025年7月5日』ということになります」と書いていたのは、過去の例から「こうではないか?」と話したことが反映されたようで、私も言った覚えはありますが、急ピッチでの作業で慌てて書かれたようです》

 

その上で、《夢を見た日=何かが起きる日というわけではないのです》とも強調。また後述には「完全版」の出版をめぐり、“意に反することがあった”と伺わせる記述もあった。

 

《今回のことで、どのようにニセ情報が出回るか、虚言が真実と受け取られるようになるか、その仕組みを学んだ気がします》

 
《出版社としては売れる本を出したいわけですから、かつてはプロの漫画家だった私も、理解できる点もありますが。今の私としては、不本意な点もありました》

 

※2025年6月27日配信のネット記事より引用

 
※「私も言った覚えはありますが」の傍点は林がつけました

私はこれを読んで、ちょっとモヤッとしましたね。

だって、微妙に責任を回避するような言い方をしているんだもん。

というか、Xデーの直前になって《夢を見た日=何かが起きる日というわけではないのです》という後出しジャンケンはねーだろ。

文春のインタビュー記事にあった通り、そもそも予言書の出版は「自分のなりすまし」が勝手に出版するのを防ぐためだったと聞きます。

ご本人が名前を売りたくて出版したかったわけではない。

その「やむを得ない事情」は理解できるとしても、どうして最初から、例えば

  • 「これは自分の妄想です」
  • 「私は予言者なんかではありません」
  • 「絶対に信じてはいけません」
  • 「漫画家の私らしく、ただの創作物です」
  • 「今回はなりすましを防ぐためだけに出版しました」

ということを強調しなかったのでしょうか。

「出版社が急ピッチで出版した」といっても、原稿チェックはしているはずです。

前書きでも後書きでも、上の文言を入れることは難しくないはず。

ただ、さっき述べた通り「警鐘を鳴らす」って言っちゃってるんだからね。

「別に悪いとは思ってない」という意図が明らかなんです。

これを今さら自己弁護できないですよ。

それに

《今回のことで、どのようにニセ情報が出回るか、虚言が真実と受け取られるようになるか、その仕組みを学んだ気がします》

とおっしゃっていますが、そもそも最初に「大災害の予言」を公開したのはテメーだろうが。

「次にくる大災難の日は『2025年7月5日』ということになります」と書いていたのは、過去の例から「こうではないか?」と話したことが反映されたようで、私も言った覚えはありますが

だから、最初に言ったのはテメーだろって。

利益優先の出版社が、視聴率優先のマスコミが、再生回数優先のスピ系インフルエンサーが、そのネタに群がって拡散させたのは事実でしょう。

けれども、事の発端は漫画家さんにあることを忘れてはならないんです。

もしかしたら、漫画家を引退されて静かな暮らしをしていた中、想像をはるかに超える反響――誹謗中傷も含めて――の膨大なエネルギーを受け止め切れないため、こういう微妙に逃げを打つ発言が出ているのかもしれません。

でも――この方の新刊本はかなりスピリチュアルな内容のようですが――もし本当にスピリチュアルを理解されているなら、どんな理不尽に思える出来事も、自分の責任として引き受けなければならないんです。

過去のマジスピラジオで、100回以上前に申し上げた記憶がありますが、大切なことは引き寄せではなく「引き受け」だ、とお伝えしました。

※以下の回です

世間を騒がせよう、印税で儲けよう、という意図はなかったのかもしれない。

でも、結果として社会不安を引き起こしたのは、残念ながら事実なんです。

これはこの漫画家さんが、この事態を予言、というより予測できなかった「見通しの甘さ」が引き起こしたんです。

出版社もマスコミもインフルエンサーも自分の発言を利用して尾ヒレ背ヒレをつける、ということが予測できなかったんです。

百歩譲って、大災害が予言できるなら、どうして自分個人の未来が予測できないんでしょうか。

これらを踏まえれば、やはり自分で責任を「引き受ける」のが筋というものです。

それができない限り、この漫画家さんの波動は穢れたままです。

スピリチュアルを本当に理解しているのであれば、その穢れた波動のまま「霊界」へ旅立つのはかなり厳しい、ということは "火を見るより明らか" だと思いますが、いかがでしょうか。

正直、今のままでは「天使」になるのは不可能です。

死んだ後まで「スピリチュアルごっこ」なんてやりたくないでしょうに。

「心からお詫びをすること」が、波動を祓い浄める最大の方法

この漫画家さんの最大の誤算は、「今の地球人類全体は、それほど賢くない」ということを見誤った、ということです。

この程度の「予言」で感情が揺れ動いてしまう人が多いんです。

ネットで拡散されたら不安になってしまう「情報弱者」が多いんです。

だから発信者は言葉に慎重さが求められるわけですが、言葉を扱う出版社もマスコミもインフルエンサーも、倫理観なんてあまり持ち合わせていないんです。

おそらく、この漫画家さんも「売れたい気持ち」はゼロではなかったでしょう。

《出版社としては売れる本を出したいわけですから、かつてはプロの漫画家だった私も、理解できる点もありますが。今の私としては、不本意な点もありました》

ここもモヤッとするような曖昧な表現をしていますが、要は「売れる本」に加担したんですよ。

だから、プロの漫画家ゆえエンタメとして「売れる」ような内容に「意図的に仕立てた」ということです。

その意図は、見事に当たった。

でも、占いじゃないけど「当たりすぎて、逆に怖くなった」ということでしょうかね。

いずれにしても、この漫画家さんに非があることは明らかですから、まだ肉体のあるうちに、徹底的にお詫びをされた方がいいですよ。

とてもシンプルですけど「心からお詫びをすること」は、波動を浄化するために最も大切なことです。

キリスト教圏だと「罪の告白」になるのでしょうが、これも罪をしっかり自覚することが根本にあります。

ところが、これができない大人が多いじゃないですか(汗)

政治家とか芸能人とか、不祥事やスキャンダルがあったら言い逃れするアホが多いでしょ。

某有名ジャニーズタレントに関しては、「コンプライアンス上の重大な問題」とだけ言って、記者会見すらしない。

たぶん情報公開するといろんな方面に「不都合」が生じるからやらないんでしょうけど、こういう連中の波動はクソ重たいです。

逃げれば逃げるほど、波動は余計に重たくなるんですよ。

返さない借金は、利子がどんどん膨らむようなもんです。

払わない税金は、延滞税や重加算税を課されるようなもんです。

この漫画家さんは、70歳にして想像を超えた展開に戸惑っているのかもしれません。

でも、キッチリ向き合ってお詫びしてこそ(新刊の内容は知りませんが)本当の意味で『天使の遺言』となるのではないでしょうか。

本当にスピリチュアルに造詣が深いなら、「神は乗り越えられない試練は与えない」という知識はおありでしょう。

人生の総決算の時期、そしておそらくは人生の最大の試練、ぜひ「晩節を汚さない」よう向き合っていただきたい。

借金は早いうちに払った(祓った)方がいい。

それが死後、霊界での生き方を明るく、健やかにします。

現世的に考えても、特に日本人は心から本気で謝罪する人に対しては寛容なので、その意味からもきっちり清算した方がいいですよね。

私たちは地球に生まれた時点で、大多数は未熟なんです。

もちろん、ときに過ちを犯すことはある。

けれども、大切なのは、それを改めるということです。

過ちを犯すことがダメなんじゃないってことです。

「過ちを改めないのが本当の過ちなんだぞ」って、孔子先生が『論語』でおっしゃっています。

私は今回のことを振り返ると、マジで予言なんてするもんじゃないと思いましたよ。

幸い、私は予言能力がなくて良かったですわ。

というか、さっきも述べた通り、歴史的には「外したら死刑」なんだから、コスパが悪くてやってられんわ。

占い師でもたまに相談者の死期を予言する大馬鹿野郎がいるんですが、これも死刑に次ぐ罪深さです。

二度とこんなくだらない予言の類が出てこないことを願っています。

では、今回は以上です。

ありがとうございます。

改めて、今回の文字起こしの要点

  • 「2025年7月5日の大災害の予言」は何事もなく過ぎたが、心配や不安を広げたことに対しては大きな責任が問われる。
  • 自分の過去に行い=カルマには、必ず責任を取らされることが宇宙の法則。逃げても追いかけてくる。
  • 逃げるほど波動が穢(ケガ)れるので、実は正面から立ち向かうのが一番ラクだと知っておくこと(なかなかできないけど)。
  • 心からお詫びをすることが、最大の波動の浄化方法。過ちを改めないのが、最大の過ち。

なお、YouTube(Podcast)は今回の文字起こし編集でカットした部分もあります。

なのでこちらも聞いていただけると、より理解が深まります。

※この下に「音声プレーヤー」があります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

マジスピラジオ:脱・お花畑の「真のスピリチュアル」を追窮します
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