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第317回『波動の法則』入門2:波動を高めるには、直観や気づきを即実践する決心が必要

※ウェブサイト『マジスピ』には音声の文字起こし(読みやすく加筆修正済)があります。

■今回は以下のブログを違う角度から語り直しました(https://prism-life.com/the_law_of_undulation_02/

■YouTubeではメモ、資料、スライドなどを映していますが、音声プラットフォームの「ながら聞き」でも十分ご理解いただけると思います。

ウェブサイトでは最下部に音声プレーヤーがあります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

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直観・インスピレーションを得るには、頭で考え過ぎてはいけない

今回の文字起こしの要点

  • 直観やインスピレーションを働かせるには、頭・脳・理性による判断・損得計算・コスパ・タイパの思考を手放す必要がある。
  • 地球は「エゴ」つまり自己都合で考える思考回路が当たり前になっているので、地球全体の波動が重たくなってしまっている。
  • 高次元の「直観」を得るには、顕在意識の活動が「自然の法則に適っているか?」「すべての存在に対して調和的であるか?」を常にチェックしていく必要がある。
  • 「自然の仕組み」に対して素直で謙虚であるほど、現象を通じて「宇宙からのメッセージ」が届いていることを直観として受け取ることができる。

今回は、前回の『波動の法則入門1』に続く、第2回目です。

2回目は、「宇宙のメッセージ」を受け取るための心構えや方法について語ります。

とはいえ、内容は前回とだいたい同じになると思います。

というのも、前回述べた

「大切なのは、理解ではない。知識でもない。気づきや直感だ」

という話は、わかるようでなかなかわからない。

「わかったつもり」になりやすい話なんです。

だからこそ、いくら知識や理解があっても、言葉では「愛」や「感謝」を語っていても、波動/オーラがイケてない人は少なくないわけです。

なので今回も「気づきとは?」、そして「理解ではないとはどういうことか?」を話していきます。

さらに2回目なので、「判断(ジャッジ)によってエゴに傾く」といった注意点も話しますね。

スピリチュアルでは「ジャッジ」という言葉がよく使われるので、参考になると思います。


まず、「直観」を働かせるには "考えてはいけない" ということを抑えておきましょう。

例えば、「感動」という言葉があります。

これは私が学生時代に聞いた話ですが、「感動」とは「感じて動く」だと。

これを【感・即・動】と言っていた方がいて、これが今でも印象に残ってるんですね。

感じたら、すぐ動く。

つまり、「頭で考えるな」ということです。

この話からふと思い出したのが、「桜井章一さん」という方。

麻雀の世界では「雀鬼(麻雀の鬼)」と尊敬されているレジェンドです。

私は麻雀はまったくやらないんですが、かつてこの方の本を何冊か読んだことがあり、とても面白かったんですね。

桜井さんは麻雀の道場も開かれていて、そこでは独自のルールがあるそうです。

そのひとつが、「牌を置くときは2秒以内に打て」というルール。

これは、つまり「考えるな」ということ。

そういう訓練を通じて、直観力を磨いていくんですね。

そして不思議なことに、直観力が磨かれるにつれて、人間的な魅力も高まっていくそうです。

こういう訓練でもしない限り、私たちはつい頭で考えてしまいますよね。

だって、そのようにずっと教育されてきたんですから。

確かに「考えること」は大事でしょうが、それがすべてではない。

むしろ「考え過ぎることによる弊害」の方が大きいのかもしれません。

『波動の法則』著者の足立育朗さんは、「理解ではなく気づきが大事です。でも、これは説明できないんです」とよくおっしゃっています。

今回は取り上げませんが、足立育朗さんの妹でいらっしゃる足立幸子さんも、「ボーっとすることが大事」だと繰り返しおっしゃる。

これは本当に何も考えない「思考停止」ではなく、いわば「意識を宇宙に明け渡す」ような感覚です。

そのときに直観が閃きやすくなるというわけです。

私は言葉数の多い人間なので、さも論理的によく考えているように見られているかもしれませんが、いえいえ、実際は直観がベースです。

ブログやメルマガ、この音声配信のネタが思い浮かばないと、机の上でウンウン唸るのではなく、実は瞑想をします。

そうすると、多くの場合、フッとネタが浮かんできます。

直観を働かせた方が、頭だけで考えるよりラクですよ。

波動の高い人、人間力の高い人の大半がイキイキしているのは、物事の判断を思考に頼っていないからです。

直観や一瞬のインスピレーションで物事を決めているから、いわば滞りのない川の流れのように、生命力がスーッと通っているんですよ。

だから傍から見ていてイキイキしているように感じるんです。

地球の波動が重たいのは、エゴをベースに判断・計算する文化だから

『波動の法則』を読んでいると、「エゴ」という言葉がよく出てきます。

このエゴというのが、直感や気づきを妨げる大きな要因なんです。

これは例を出せばよくわかるはずです。

例えば、私は職業柄、転職の相談を受けることがあります。

辞めたい理由として、「今の仕事は、自分が本当にやりたいことではない」とか、「得意じゃないことをずっとやりたくない」とか、「人間関係が合わない」とか。

理由はさまざまですが、とにかく「辞めたほうがいい」ということは以前からずっと直観的に観じている。

けれど、頭で考えれば、

「家族を養わないといけない」

「転職活動が面倒だ」

「もう中年だし、本当に転職できるのだろうか」

「履歴書を書くのが億劫」

「転職サイトに登録して、いちいちエントリーするのが面倒だ」

など、あれやこれやと考えてしまう。

その結果、「だったら……もう少し我慢して今の会社にいたほうがいいかな……」と妥協的な思考が働く。

こう「人生の大切な選択を前にして、いろいろ迷ってしまう」のは、よくある話ですよね。

迷うのは人間として理解できます。

でも、ここまで考えてしまうと、もう直観は働きません。

働いていたとしても、かき消されてしまうんです。

「感じたらすぐ動く」のは大事だと頭では "理解" していても、いや待てよ、これで失敗したらどうしよう?

って、やっぱり考えた結果「安全だけどつまらない道」を選ぶのが私たち現代人の大多数ではないでしょうか。

だから、「気づき」や「直感」というのは難しんです(わかれば本当はこちらの方がラクなんですが)。

普通は「損得」「メリット・デメリット」「コスパ・タイパ」を計算しますよね。

こういう言葉が世の中にあふれているということは、この思考をする人間が大多数だということです。

そうやって自分のエゴにとって有利かどうかを考えることによって、高次元の直観を受け取れなくなり、自我の低い振動波(波動)の中に甘んじてしまうわけです。

でも、それが地球人としては「常識」です。

だから『波動の法則』を学ぶには、ある意味で「地球人をやめる」必要があるわけです。

何が正解かわからない未来に対してあれこれ考えると、たいていは怖れや不安の感情が湧いてきます。

怖れや不安はエゴの振動波(波動)なので、その人の波動は重たくなっています。

直観やインスピレーション(霊感)の軽やかな波動からは、どんどん遠ざかっていく。

さあ、私たちはどうすればいいんでしょうか?

「直観は正しい」と限らないのは、エゴによる判断が混入するから

直観というのは「高次元」から来ると言いました。

ここがヒントです。

直観を受け取りやすくなるには、そしてそれを【感・即・動】で実践できるようになるには、普段の顕在意識が「宇宙の仕組み」や「自然の法則」に適っているかどうかを常にチェックする必要があります。

これが「エゴの振動波」を超えるヒントになります。

わかりやすく言えば、「これはみんなにとって良いことなのか?」という視点を持つこと。

「みんな」というのは、人間だけでなく、他の動物、植物、鉱物、つまり地球環境のこと。

こう言うと道徳っぽくなってしまいますが、これはあくまで『波動の法則』ですよ。

低次元のエゴの振動波から離れるほど高次元に近づく、というシンプルな話です。

これはスピリチュアル業界のレジェンド、江原啓之さんも同じようなことを言っています。

【「小我」から「大我」へ】

つまり、小さな自我を超えて、より大きな視点に立つ。

私がときどき話題にする『世界平和の祈り』のような高くて広い祈りや願いを心に抱くこと。

これを日頃から心がけるようになると、それだけエゴの振動波は超えやすくなります。

結果、直感が働きやすくなるわけです。

まぁ……言うほど簡単ではないですけども。

だって、人は誰でもエゴを持っているし、地球世界が今もなお粗雑な波動に満ちているのは、エゴを中心とした文化を超えることができないからです。

けれども、これは次回以降どこかで詳しく述べるつもりですが、私たちは自然の法則に適った生き方をするんだ、「本質」に根ざした調和ある生き方をするんだ、と【決心】しなければ何も変わりません。

まずは理解や判断のレベルでは「大切な決断は何もできないんだ」と気づかなければならないんです。

教育現場で「よく考える人間になりなさい」というのは、本当は限界があるんだということを悟らなければならないんです。

考えるな。

【感・即・動】、感じたらすぐ動く。

それが「損」か「得」かはわからない。

やってみなくちゃわからない。

でも、それでも感じたら、すぐに行動する。

その繰り返しによって、自分の振動波(波動)は少しずつ高まっていきます。

周りを見渡せば、『波動の法則』なんて知らないけど、結果的に法則に適った行動をしている人はいませんか?

そういった人は、【感・即・動】が無意識にできている人でしょう。

いわゆる「成功者」、あるいは充実した人生を送っている人はこういう人ではないでしょうか。

彼らは失敗も多いだろうけど、そのぶん多くを学べているはずです。

こう言うと「直観の通り動いても、うまくいかなかったらどうするんですか?」と聞かれることがあります。

スピリチュアルでは「直観は正しい」なんてよく言われますよね。

ところが、その直観は本当に「正しい直感」なのか、という見極めは難しいところです。

というのも、「直観」から行動したことが実はエゴで判断していたに過ぎなかった、ということもあるからです。

あるいは、私が大嫌いな(笑)「引き寄せの法則」では「ワクワクすることをやりましょう」とよく言います。

「ワクワク」が正しいという理屈です。

でもその「ワクワク」は、本当に魂から湧き上がる「聖なる感情」なのか、それとも「単なるエゴによる興奮」に過ぎないのか。

これは見分けるのは、エゴの振動波を多く抱えている人ほど簡単ではありません。

逆から言えば、「ワクワク」しているのに波動が重たい人というのは、間違いなくエゴを主体として生きている人です。

スピリチュアル業界には、こういう人が少なくないんですよ。

こういう人は「ワクワクするから」という理由で流行りの仮想通貨に投資したりFXを始めたり、変な「意識改革セミナー」とか「宇宙の波動とつながるリトリート」なんかに大金を注ぎ込み、結果的に大きな損失を出してしまいがちです。

つまりボディ(肉体)の「快/不快」で物事を判断し、動物的な快の感情を「ワクワク」と混同しているんです。

それはまさに動物的であって、霊性としての人間の本来の姿ではありません。

ここまで極端ではなくとも、何事も高次元から来る直観で決めたつもりが、実際はその何割かは自我=エゴの振動波が混入している場合は少なくありません。

自我の振動波があるほど失敗したり、意図したものとは違う現象が起こったりします。

私たちはそういう失敗から、純度の高い直観を体得していくしかありません。

大事なことは、たとえ自我の振動波が混入したとしても、なるべく「自然の仕組み」や「宇宙の法則」に基づいて意図を発振していくことなんです。

それで間違ったら、そこから素直に謙虚に学んでいくこと。

その繰り返しこそ、人生でしょうね。

「宇宙からのメッセージ」で運命を改善していくには?

よく言われることですが、間違いを怖れてはいけない・・・

というか、間違えても直観を実行する勇気を持たなければならないんでしょうね。

「うまくいくかわからない……」

「本当にこの選択でいいのか……」

「失敗したらどうしよう……」

それでも、いくら考えても仕方がないので、あるときエイヤッ!と決断して行動する。

そうすると、本当に意識を開いていれば、宇宙から「メッセージ」が来ることがわかるはずです。

「その選択は、あなたにとっては良いです」

「その選択は、今のあなたには少しズレていますよ」

といった「メッセージ」が、現象を通じてやってくる。

あるいは、すでに直観は働いているのだけど、頭で考えてしまって実践を躊躇しているときも、何らかの「メッセージ」が来る場合があります。

それはスピリチュアル的には「守護霊のメッセージ」と言ってもいいでしょう。

出会い、病気、事件、事故、たまたま見たネットの記事や、たまたま開いた本のページ──こういったものすべてが「メッセージ」になり得ます。

例えば、転職を迷っていたある女性の事例があります。

この女性は本当は転職したいのに、ずっと躊躇していました。

というのも、実は職場がイヤだったのではなく、むしろ恵まれていた環境だった。

それで逆に「このままだと楽しいけれど、たぶん成長はない」「やっぱりこのタイミングで環境を変えたほうがいい」という直観をずっと抱いていたにも関わらず、10年以上も心地良く過ごしてきた環境だったので、それを手放す踏ん切りがつかなかったんです。

そこで縁あって私にご相談いただいたわけですが、不思議とその時期のある雨の日、道を歩いていたらピンヒールのかかと部分がマンホールの穴に引っかかってしまい、足をくじいて松葉杖の生活になってしまった。

そのとき、彼女はようやく「あ、これはメッセージかも……グズグズしていたから足を止められてしまったんだろうな」という気づきを得て、ようやく転職を決断したという話がありました。

この種のメッセージは「主観的な解釈」ですけど、私はそれでご本人の身体感覚にしっくり来るなら、それで良いと思います。

こんな風に、直観をためらっていても本人に素直で謙虚な気持ちがあれば何らかのメッセージを受け取ることができるし、直観を即行動すればメッセージはより強くなります。

「自然の仕組み」というのは、一種の「フィードバックシステム」なのだと思います。

さっきの事例のように、直観をためらったり自我の振動波を含んだ「純度の低い直観」を実行したりすれば、「ネガティブなフィードバック」がやってくる。

そして、もし自我の振動波のない「純度の高い直観」を実行できれば、道が開けたり思わぬチャンスに巡り会える「ポジティブなフィードバック」がやってくる。

いずれにしても、なるべく「自然の仕組み」や「宇宙の摂理」といったものに対し、素直で謙虚な気持ちを持つ。

その上で、なるべく自分の存在がすべての存在(自然、人間、動物、植物、鉱物)のためになるよう普段から意図して生活をする。

自我=エゴの振動波を抑え、自我の振動波に陥りやすい「思考・判断・損得計算」に注意することで、直観力は高まっていきます。

直観力が高まっていくと、「創造する」ということの喜びが感じられるようになり、エゴの振動波が中心である地球世界においても、それなりに活路を見出していけるようになるでしょう。

この話はまた次回以降にしたいと思います。

改めて、今回の文字起こしの要点

  • 直観やインスピレーションを働かせるには、頭・脳・理性による判断・損得計算・コスパ・タイパの思考を手放す必要がある。
  • 地球は「エゴ」つまり自己都合で考える思考回路が当たり前になっているので、地球全体の波動が重たくなってしまっている。
  • 高次元の「直観」を得るには、顕在意識の活動が「自然の法則に適っているか?」「すべての存在に対して調和的であるか?」を常にチェックしていく必要がある。
  • 「自然の仕組み」に対して素直で謙虚であるほど、現象を通じて「宇宙からのメッセージ」が届いていることを直観として受け取ることができる。

なお、YouTube(Podcast)は今回の文字起こし編集でカットした部分もあります。

今回はいくつかの事例やビジュアルの部分、そして一部の「宇宙語」の説明を削りました。

なのでこちらもご覧いただけると、より理解が深まるかと思います。

※この下に「音声プレーヤー」があります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

マジスピラジオ:脱・お花畑の「真のスピリチュアル」を追窮します
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第317回『波動の法則』入門2:波動を高めるには、直観や気づきを即実践する決心が必要
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