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目次
直観やインスピレーションが冴えやすくなるためには?
直観というのは「理屈抜き」なんですよ。
だから、将棋の駒や麻雀の牌を差すのを「2秒でやる」のが訓練になるわけです。
この一手を指したらこの後どうなるかなんて関係ないというか、考えないということです。
これは現代人にとってはだいぶ難しいですよね。
だから、この『波動の法則』も、まず「気づき」や「直感」とは何なのかをわからないと。
「わかる」っていうのは、前から述べている通り「頭の理解」じゃないですよ。
全身で、肚に落ちるということ。腑に落ちるということです。
けど、普通は「損得」を計算するんです。
普通は「デメリット・メリット」を判断しますよね。
「コスパがいいかどうか」を判断しますよね。
そういった言葉が、世の中にたくさん溢れてます。
だから、大半の人は「エゴ」で判断するんです。
でも、地球人としては当たり前のこと。常識ですね。
なので『波動の法則』を学ぶというのは、ある意味では、「地球人をやめないといけない」わけです(笑)
【質問】”直観”で動いて失敗したらどうするんですか?
よく「直観は正しい」って言いますよね。
じゃあ、「直観でやって失敗したらどうするんですか?」と聞かれるんですが、これはもう「判断」なんですよね。
損得を考えちゃうんです。コスパ、タイパ。
この瞬間に、もう直観ではなくなる。エゴになってしまう。
「直観」は通常の(エゴの)自分の意識を超えているために、それが本当にメリットがあるのか、デメリットがあるのか、損なのか得なのかっていうのは、わからないわけです。
しょせん「自我のレベル」で、エゴの脳・頭で考えたところで、わからないわけですよ。
考えてもしょうがないってことです、これは。
だから「理解じゃないよ」って何回も何回も言ってきたし、最近出したショート動画でも、ずっとこれを言ってるわけです。
「考えるな」って話をしてるんです。
【感・即・動】、すぐにやれという話です。
それが損か得かどうかなんてわからないし、失敗する可能性もあります、結果としては。
けれど、それでもやるということです。
スピ系が教える「ワクワクすればうまくいく」説にご注意!
「直観は正しい」って、スピリチュアルではよく言いますね。
ところが、その直観は「本当に直観なのか?」っていう判別は難しいです。
つまり、「直観だ」と思ってやったんだけども、実はエゴで判断していただけ、ということもあるということですね。
あるいは、スピ系だとよく「ワクワクすることをやろう」と言いますね。
「ワクワクは大事だ」「ワクワクに従えば、必ずうまくいく!」とも言われます。
ところが、そのワクワクも「本当のワクワク」なのか、それとも単に「エゴがワクワクしているだけ」なのか?
「ワクワクすることをやりなさい」と言ってやってみたら、痛い目に遭うこともある。
じゃあ、「ワクワクする」とか言って、仮想通貨で投資始めたり、FXやったりね(笑)
これは「ワクワクする」という理由でやってみたら、大損こいたわけですよね。
それですぐにやめたなら、「真のワクワク」ではなくて、目先の利益を求めるエゴで判断したと言っていいでしょう。
こういう卑近な事例は『波動の法則』にはあまり書かれてないですけど、こうして実際は失敗しながら学んでいくしかないということです。
「霊能」が高くても「霊格(人格)」まで高いとは限らない!
「サイキック」(霊能)が優れているからといって、スピリチュアル、つまり「精神性」や「霊性」(人格)が高いとは、まったく限らないんです。
普通の人では分からないものが見えたり、聞こえたりする。これは一種の曲芸ですね。手品みたいなもんです。
そういった、何らかの芸能を発揮することが、人格的に人間として立派であり、優れているとは限らない。
最近も芸能界、いろんなスキャンダルがありますけども、芸達者ではあっても、人間として本当に信頼や尊敬が置けるかというと、また別です。
しかし、一芸に秀でることによって、それが仕事になっているのは確かです。
ですから、サイキックが優れている、これは一芸に秀でているということですから、私もその端くれですけども、やり方によっては仕事になるわけです。
ところが、それは「スピリチュアルではない」んだと。
それは、はっきりと自覚する必要があります。
“龍神のメッセージ” で人を傷つける幼稚なスピリチュアルかぶれは迷惑です
ある人からの相談で、その方の近い方がお亡くなりになって、落ち込んでいるときがありました。
そのとき、ある人が『龍神のメッセージ』だということで、
「いつか悲しみは終わるの。これは試練なのよ。絶対大丈夫。心の闇は晴れるから」
という、龍神とやらのメッセージを言われたと。
それで、その方は非常にもやもやしているんです。
たとえそれが良かれと思ってしたメッセージだとしても、「聞いてへんわ」と。
これ、関西だと嫌われるんですけどね。「聞いてへんこと言うな!」と。
近い人が亡くなって落ち込んでいるときに、安易にアドバイスをする。
「龍神のメッセージ」だなんて、証明不可能なことを身勝手に言うのは、無神経です。
案の定ですけども、その「龍神のメッセージ」を言っているその人間のオーラは重たいですね。
そんな力もないくせに「龍神」とか言って、スピリチュアルをナメてるんですかね?
「高次元の存在」はリーディングできるらしいのに、目の前の人の気持ちはわからないのか?
そういう言葉を言って、余計に相手を傷つてしまう。なぜそのことがわからないのでしょうか。
誰でも稼げる?スピ系能力開発セミナーに高額で〈潜入調査〉した話
サイキック(霊能力)のトレーニングをするセミナーってあるんですよ。
「あなたもスピリチュアルを仕事にできるよ」「ラクに稼げるよ」という触れ込みでした。
それに結構安くない金額を払って、潜入調査をしたことがあります。
「オーラを見る方法」とかを教えてくれるんですけど、私には「どうやって教えるの?」って疑問でね。
私は別に誰からも教わっていないですよ。
25歳の時に出逢った師匠と一緒の空気を吸っているうちに、だんだんできるようになっただけで、自然なんです。
こういうサイキック能力は才能がないと、トレーニングしてもなかなか難しい。
あのレジェンドの江原啓之さんも、「どうやったらスピリチュアルな仕事をできますか?」と質問されたとき、あの方も「自分はもう気がついたら、それこそ運命に導かれてスピリチュアルカウンセラーになっていた」とのことです。
そういった能力を鍛えるというのは、よっぽど素質がないと難しいですよ。
セミナーに潜入調査していると、なんか「魔法使いになりたい」という雰囲気を出している方もいました。
「人より特別な自分でありたい」
「他の人とは違うのよ、私は」
そこにあるのは「劣等感」ですよね。
あるいは自分に価値がないという「無価値感」ね。
でも、このトレーニングは、みんな「サイキック」(霊能)次元の話なんですよ。
「スピリチュアル能力のトレーニング講座」なんて言いながら、やっていることは全部サイキックなんです。
それをスピリチュアルとごっちゃにしている。
これは本当は厳密に分けた方がいいんですよ。
(スピリチュアルはあくまで精神性・霊性・魂のありようのことです)
スピリチュアルとはオカルトではなく、真理を求める「状態」のこと
スピリチュアルというのは、本来、「生命の根源」「人間が人間であるその理由」を問い、考え、深め、求めていくという、その態度のことです。
ある専門家の方は「スピリチュアルとは形ではなく、状態(state・ステイト)である」とおっしゃっています。
英語圏の方なので “state” という単語を浸かっています。ユナイテッドステイトの「ステイト」ですね。日本語では「状態」です。
スピリチュアルとは、状態であり、態度であり、そしてあり方である。
だから、スピリチュアルビジネスのトラブルは、サイキックだけで、本当に人間としての人格や精神性まで見据えていないことが多いわけです。
これがいつも言っている「上っ面のスピリチュアル」ですね。
苦悩を味わう人は孤独です。
そういう人が例えば占いに行った時に、その占い師から「それはあなたの前世のカルマなのよ」「あなたの因縁が悪いのよ」なんて、心ない言葉を浴びせかけられ、傷口に塩を塗り込められるようなことをされてしまう。
こんなのはスピリチュアルじゃないですよ。サイキックですらない。単なる説教じゃないですか。
こんな人が本当に高い波動、霊格を備えていると思いますか?
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