こんにちは。
波動カウンセラーの林 昭裕です。
いつもブログは「最低3,000字」というルールだけ決めて作成しているんですが、前回は10,000字を超えてしまいました。
スピ系の本物・偽物・インチキを見抜く8つのポイントを、現役スピリチュアルカウンセラーが語る【怪しいYouTuber対策にも】ちょっと前まであまり関わらないようにしていたんですが、検索すれば「スピリチュアル批判記事」ってたくさん出てくるんですね。
これは「スピリチュアルそのものがダメ」ってことではなく、それをビジネスにしている人たちの「あり方」が問われているんでしょう。
あまり業界のことは知らなかったので、そういう記事を読みながら、あわせて批判対象の人物の波動(オーラ)もチェックしながら、
「うわー、こんな人もおるんや・・・」
と半ば素人みたいな感想を持っていました。
中には、
「『三角』は図形的に安定するから、浮気や不倫の『 "三角" 関係』はどんどん持って構わないよ」
とガチでアドバイスする占い師もいるらしい・・・。
コレ、ヤバくないっすか?www
いや~、いつも言っている通り、スピリチュアルは「何でもアリ」「言ったもん勝ち」やなとつくづく思いましたわ。
他にもたくさんあるけど、それは今後小出しでブログにします(笑)
他人様の「不幸」や「災難」、あるいはその裏面の「自己実現」や「本質開花」に携わるスピリチュアルビジネス。
それはときに人間の根源的な部分に触れる営みであるため、それを仕事にする者は相応の責任が問われる・・・と思いながら、自己批判のつもりで作成していました。
今はコロナウイルス騒動で、人々の「スピリチュアルニーズ」が高まっています。
「どうやって生きるのか」「何のために生きるのか」を、改めて問われるタイミングがやってきた。
それは結構なことなのですが、同時に注意する必要もあるんですよ。
今回はその注意すべき点を取り上げていきましょう。
目次
宗教団体の勧誘をよく見るようになったのは、いま人々が不安だから?
コロナ騒動が起きてから、ずっと自宅にこもっているのもストレスなので、ときどき散歩に出かけます。
先日、日用品の買い物で最寄り駅近くを歩いていたとき、積極的にビラを配っている数人のグループを見ました。
駅前ではティッシュ配りや募金の呼びかけ、政治的な街宣活動もよくあるので、ビラ配りは特に珍しいことではありません。
ただ、それからそのグループは、最寄り駅に行くたびに見かけるようになったんですよ。
普段はそういうのはスルーしているんですが、何度も見かけるものだから
「この自粛期間中に、グループで頻繁にビラ配っとるのはちょっと不思議やな」
と疑問に思ったんです。
それで、一人のメンバーの方とすれ違いざまに、そのビラへ意識的に目を向けてみると・・・
「ある宗教団体」のビラだったんですね。
「なるほど、そういうことやな!」
と、「一を聞いて十を知った」気分になりました。
あ、別に宗教自体は否定していませんよ。
私はどこの宗教団体にも入っていないけど、「宗教そのもの」は好きです。
それに私は宗教に近いスピリチュアルな仕事をしているわけだから、否定する理由は何もない。
ただ・・・たまたま私は知っていた。
その宗教団体に入るのはいいけど、もしやめようとすれば、
「やめると、大変なことになるよ・・・」
「やめると、地獄に落ちるよ・・・」
的なことを言われるだろう、ということを。
実際、それに困っている方から、カウンセリングのご相談を受けたこともありました。
念のため補足しておきますが、ビラを配っていた方々は誠実にやっておられるような印象を覚えました。
ただ、残念ながら一部には困った言動をしてしまう人もいる、ということです。
「地獄に落ちる」って言ってるヤツが地獄に落ちる・・・
私のカウンセリングへのご相談のひとつに、
【脱・宗教団体カウンセリング】
というものがあります。
ご相談内容のお決まりのパターンは、上でも述べた通り、
「本当はやめたいと思っているんですけど、そこの先輩から『やめると大変なことになるかもしれないよ』と言われるので、かなり葛藤しています・・・」
というもの。
実際、やめたからといって大変なことには
絶対ならない。
ただ、脅しをかける人がそれなりに力のある人物だったり恩義のある人だったりすると、なかなか理性でクールに割り切ることが難しいんですよね。
今回のコロナ騒動で不安や恐怖に陥っているほど、人は何かにすがりたくなるものです。
普段はスピリチュアルに全く関心のない人も、経済や社会の先行き不透明感から、普段行かない神社で神頼みをした方もおられるでしょう。
先ほど、ある宗教団体の方々がこの時期に積極的にビラをまいているのは、語弊があるかもしれませんが、「勧誘のチャンス」だからでしょうね。
もちろん、それは決して悪いことではないですよ。
もしそれで本当に「救われる」のであれば結構なことだし、宗教的に言えば、その救いをきっかけを与えた側は「功徳」を積んだことにもなりますからね。
ただし、せっかくの功徳を「やめたら地獄に落ちるかもしれない」のひとことでブッ壊すことは、ぜひやめていただきたい。
いや、せっかく築いた功徳をブッ壊すだけなら「プラスマイナスゼロ」でまだ良いけれども、「地獄に落ちるよ」の一言はゼロどころか、マイナスになりますよ。
それだけ「地獄に落ちるよ」という言葉の波動(エネルギー)は、ものすごくネガティブなんです。
私、お名前だけで人の波動(オーラ)を観たり、「言葉そのもの」のエネルギーを観るのが仕事の一つなので、それがよーくわかります。
だから「地獄に落ちる」とか「大変なことになる」とか言ってるテメーが、実は地獄に落ちるって話ですな。
それ、わかってながらドM的に言ってるんかな・・・
「コロナチャレンジ」とか言って、公共施設の手すりをベロベロ舐めるみたいなノリで言ってるんかな・・・
いや、たぶん知らんのやろな。
宗教というのは、本来はその「理(ことわり)」ってやつを教えるものなんじゃないの?
って思うんですけど、どうやら素晴らしい教えの中にも根本的な何かが欠落しているのが、残念ながら一部の宗教団体にあるようです。
不安や恐怖が渦巻くタイミングではあるけれど、だからといってヘンな宗教や、カルト的なスピリチュアルと関係を持つ前に、冷静に考えましょう。
あとついてに言っておくと、怪しい投資案件や、コロナ関連の助成金を狙った詐欺もポツポツ出ているようなので、気をつけてくださいね。
そういえば、世界でも詐欺が流行っているのか、私のメールアドレスには、海外からの英語で詐欺っぽい内容のメールが来ました。
おそらく一定数は騙されてしまうんだと思います。
じゃないと、そんな詐欺は出てこないですからね。
『コロナウイルスから人類への手紙』を読んで、どう感じますか?
さて、今回のテーマに関連するネタをもう一つ。
『コロナウイルスから人類への手紙』という文章が、ネットの一部で拡散されているようです。
私も拡散された側でして、ちょっと読んでみました。
あなたがまだであれば、一度目を通してみてください。
地球は囁いたけれど、あなたには聞こえなかった。
地球は話したけれど、あなたは聞かなかった。
地球は叫んだけれど、あなたは聞くことを拒んだ。
それで、私は生まれた・・・
私はあなたを罰するために生まれたのではない・・・
私はあなたの目を覚ますために生まれた・・・
地球は助けを求めて叫んだ・・・
大規模な洪水。でもあなたは聞かなかった。
厳酷な火災。でもあなたは聞かなかった。
猛烈なハリケーン。でもあなたは聞かなかった。
恐ろしい竜巻。でもあなたは聞かなかった。
海の生き物が、水中の汚染物質によって死んでいっている。
異常な速さで溶けていっている氷河。
厳しい干ばつ。
それでもまだ、あなたは地球の声を聞こうとしない。
どれだけ地球がひどい扱いを受けているのか、あなたは聞こうとしなかった。
次々と続く戦争。 次々と続く貪欲。
あなたはただ自分の生活を続けるだけだった・・・
どれだけ憎しみがあろうが・・・
毎日どれだけ殺害があろうが・・・
地球があなたに伝えようとしていることを心配するより、最新のiPhoneを手に入れることのほうがもっと大事だった。
地球は囁いたけれど、あなたには聞こえなかった。
だけど今ここに、私がいる。
そして、私は世界を一気にストップさせた。
やっと私はあなたに耳を傾けさせた。
私はあなたに庇護を求めさせた。
私はあなたが物質本位に考えるのをやめさせた・・・
今、あなたは地球のようになっている・・・
あなたはただ自分が生き残れるか心配しているだけだ。
どう感じますか?
私はあなたに熱を与える。地球で起きる火災のように・・・
私はあなたに呼吸器障害を与える。地球の大気汚染のように・・・
私はあなたに衰弱を与える、地球が日に日に衰弱していっているように。
私はあなたの安楽を奪った・・・
あなたの外出。
あなたが使う、地球のことや、地球が感じている痛みのことを忘れさせるような物。
そして私は世界をストップさせた・・・
そして今・・・
中国の大気質が改善した・・・
工場が地球の大気に汚染を吐き出さなくなったことにより、空が澄んだ青色だ。
ベニスの水が澄んでイルカが見られる。水を汚染するゴンドラを使っていないからだ。
あなたは時間をとって自分の人生で何が大切なのか深く考えなければならなくなっている。
もう一度言う。私はあなたを罰しているのではない・・・
私はあなたの目を覚まさせるために来たのだ・・・
これが全て終わり私がいなくなったら・・・どうかこれらの時を忘れないように・・・
地球の声を聞きなさい。あなたの魂の声を聞きなさい。
地球を汚染するのをやめなさい。せめぎ合いをやめなさい。
物質的なものに関心を持つのをやめなさい。
そして、あなたの隣人を愛し始めなさい。
地球と、その全ての生き物を大切にし始めなさい。創造神を信じ始めなさい。
なぜなら、次の時には、私はもっと強力になって帰ってくるかもしれないから・・・
いかがでしたか?
うん、これはなかなか考えさせられる文章ですよね。
ちょっと調べてみたところ、私が好きなアーティストもSNSでシェアされています。
きっとスピリチュアルが好きな方々、宗教的な信仰がある方々、世界平和を祈っている方々にとって、深く共感できる手紙ではないでしょうか。
「これまでの人類のあり方、そして自分自身のあり方を見直さなければ、これからも何も変わらない」と・・・。
素晴らしい心持ちです。
そういう方は、とっても「いい人」でしょう。
あなたがそんな「いい人」であれば、ぜひ「隣人をより深く愛する人」になれるよう心がけていただきたいものです。
でも、私はきっと「いい人」じゃないし、隣人を愛するのもなかなかハードルが高そうです(汗)
「スピリチュアル屋」のくせに、たぶん「ひねくれ者」なんですよ。
だから、あくまで身勝手な意見として、ゆえにお叱りを受けることを踏まえて言わせてもらいますね。
この手紙、警戒が必要やで。
えっ?
なんでかって?
それは・・・
巧妙に「罪悪感」を植え付けてくるからです。
何が巧妙かというと、
「私はあなたを罰しているのではない」なんて言いながら、実は密かに罰しているんです。
これを心理学では「ダブルバインド(二重拘束)」と言って、悪用すれば人を、特にやさしい心根の人をコントロールすることができてしまう。
「あなたが地球の悲鳴を聞かないから、ついにコロナを生み出して警告したんだ」っていう論理で、
「オマエのせいでこうなったんだ!」
と、実は罪の意識を刺激してくるの、わかりますか?
その上で最後に「もしこのまま何もしないなら、私はもっと強力になって帰ってくる」って、いま植え付けた罪悪感を、さらに怖れのエネルギーで深めてくるんですよ。
実にお上手ですこと。
このようにして「一見素晴らしそうに見えるものの中に、実は埋め込まれている欺瞞」を私は感じてしまったんですが、あなたはいかがでしたか?
いやさ、もちろん「地球の声を聞く」のもわかるし、「隣人を愛し始めなさい」っていうのは、あるべき姿としては同意しますよ。
それに、たびたびブログや「ラジオ動画」でも言っている通り、行き過ぎたグローバリズム資本主義は、今回のコロナ騒動をきっかけに見直す必要があるし、きっと今後は少なくとも今よりはマシになるでしょう。
だけど、だからといって、それは人々に罪の意識を植えつけて解決できることじゃないんです。
「心の中に埋め込まれた罪悪感」というのは、決して人をしあわせにはしないんですから。
本当は罪悪感(過去への囚われ)じゃなくて、「起こってしまったもんは仕方ないから、これからどうするか?」って、シンプルに未来に向けて考えるだけでいいんですよ。
なんでそんな余計なこと言うんじゃ。
読む人によっては、罪悪感が刺激されてまうやんけ。
でね、さっき宗教団体の話をしたのでついで言っておくと、
巧妙に罪悪感を刺激して人の心をコンロトールしてくるのが、カルト団体のテッパンの手法です。
まだコロナ騒動が冷めないうちは、もしかしたらこういう手法で何かと勧誘してくるかもしれませんよ。
たとえ宗教やスピリチュアルの教えは素晴らしくとも、「やめると地獄に落ちる、大変なことになる」なんて言う人がいる。
たとえ一見すると立派なことでも、よく観察するとその中に「毒」が仕込まれている場合がある。
特に「いい人」はそのワナにハマる可能性があるので、もし今回の文章に共感できる部分があるなら、ぜひ良い意味で「ひねくれ者」、つまり健全な疑いを持ちましょう。
そんな健全な疑いを持つきっかけをご提供しているのが「無料メルマガ」です。
次回で76回目ですね。
1:「波動を高める食事」のご紹介(約21,000字)
2:「波動を高めるモノ・コト」のご紹介(約16,000字)
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