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目次
優れた魂は死後も”あの世”で進化し、この世に影響を及ぼし続ける
今回の文字起こしの要点
- 『あるがままに生きる』は30年以上前の講演録ながら、著者の魂の進化に伴い、現在も波動的にアップデートされ続けている。
- スピ系の知識が多くある人より、理解は不完全でも実践を継続している人の方が、よっぽど波動・オーラは高い。
- 宇宙の《おおもと》とつながるには、修行や高額セミナーではなく、日常の中で直観を即実行する決心をすること。
- 直観を即行動に移すには、愛と調和の方向へ強く決心し、肉体に伴う恐怖心を超えていく必要がある。
今回も『波動の法則』入門、7回目です。
少し趣旨を変えて、足立幸子さんの『あるがままに生きる』という本を紹介します。
『波動の法則』が難しい……と感じているなら、むしろこの本の方がおすすめです。
めっちゃ波動のいい本なので、ぜひ買ってお手元に置いていただければと思います。
この足立幸子さんは、『波動の法則』の著者・足立育朗所長の妹さんでいらっしゃいます。
1946~1993年と、この世的にはお亡くなりになるのが早かったわけですが、普通の人の何倍、何十倍の密度で駆け抜けるように生きられたという印象です。
『波動の法則』では「死ぬ」という言葉はあまり使わず、「ボディを置く」「旅立つ」という言い方をするようです。
スピリチュアルを真摯に学んでいればご存知の通り、「肉体の死は永遠の終わり」ではないどころか、むしろ新たなる出発なんです。
地球では「足立幸子」と呼ばれていた魂(宇宙語:エクサピーコ)の波動を私が拝見すると、それはそれはもう、"大きな光" なんですよ。
高次元のエクサピーコほど、肉体の死後、ますます進化していくわけです。
そうすると、不思議に感じるかもしれませんが、その方が地球に遺した作品の波動も進化していく。
足立幸子さんはアーティストでいらっしゃったので、彼女の生前の作品、そしてこの『あるがままに生きる』も肉体の死後30年以上経ち、さらに進化しているんです。
著名な精神科医エリザベス・キューブラー=ロスは「死は成長の最終段階である」という言葉を残しましたが、実はそうではありません。
最近YouTubeでショート動画を出しているのですが、そうするとたまに「死んだら何もなくなるんだよ!」といったコメントが書き込まれるのですが、こういう人は生きているときも進化はほとんどないし、もちろん肉体の死後も進化はありません。
いや、むしろ退化するでしょうね。
「魂は永遠である」と気づき、自分の無知を恥じる日まで、テメーの思い通り「無」に近い時間が流れていきます。
ま、この文章を読んでいるあなたなら、この点はおそらくクリアされていると思いますけど、念のため。
話を戻しましょう。
足立幸子さんはデザイナーでありアーティストでいらっしゃったので、『あるがままに生きる』の冒頭には作品がカラーで掲載されています。
(※YouTubeだと映しています)
ご覧の通り、非常にシンプルな絵ですよね。
これは漢数字の【一】、棒線1本が描かれています。
『究極の宇宙意識』というタイトルなんですけども、たったこれだけのシンプルな絵なのに、「なんじゃこりゃ?」って驚くぐらい波動がいいんです。
芸術的な価値はさておき、あくまで「波動という観点」だけで観じれば、素晴らしいんです。
時間をかけたり、技術や意匠を凝らしたりすれば良いわけでもないんですね。
さっきも述べた通り『波動の法則』は理解できなくてもいいんですが、とはいえ難しくて何を言ってるかわからない部分は結構あります。
一方、『あるがままに生きる』は文章は平易で、アートは論理を使わずに観れるという点では、むしろこちらをオススメしたいぐらいです。
スピ系の知識を頭に詰め込むだけでは、オーラ・波動は浄化されない
足立幸子さんがご存命の頃、スピリチュアルジャンルは「精神世界」と言われていました。
『あるがままに生きる』によると、足立幸子さんは精神世界の本をほとんど読んでいないようです。
けれども、精神世界に詳しい人より、また修行的なことをしている人より、波動(振動波)はずっと高いです。
霊性・霊格を決めるのは、知識でも理解でもなく、どれぐらい気づいていて、どれぐらい実践しているかです。
これはとても大切な点です。
スピリチュアルをお勉強するのが好きな方は、気をつけた方がいいですよ。
知識はあっても、波動がショボい人は意外と多いですから。
ときどきスピリチュアル系で「精神世界の本を1000冊以上読破しました」というブランディングをしている人がいるんですが、その割に波動(オーラ)が暗く重たい人がいます。
それは当たり前のことで、知識だけでオーラが浄化されることはないからです(でも何も知らない人に「この人はスゴそうだな」と思わせる効果はありますよね)。
Amazonでこの本を観ると、更新時点で850超のレビューがついています。
大半は絶賛しているんですが(当然です)、中には批判的なレビューもあります。
「中身が薄い」とか「大したこと書いてない」とかね。
私はペンネームでも匿名でも波動(オーラ)がわかるんで、そういう人をチェックすると、やっぱり波動がショボいんですよ。
「薄い」のはテメーの脳ミソだろうが。
これはお兄様の『波動の法則』にも言えることなんですが、ヘタにスピ系の本にかぶれてしまうと、知識マウントを取りたくなるアホがいるんですよ。
こういうヤツは「高邁な理論」や「密教的な行法」のような、普通の人が親しみにくいような内容を有難がる傾向にある。
たぶん男性に多いと思いますけど。
そうすると、ヘタすれば小学生でもわかるような文章で書いてあるこういう本が、物足りなくなるんですね。
本当に大事なのは気づきと実践だというのに、頭の理解だけで満足してしまう。
いたずらに知識を得たいと思うのは「欲望」なんですよ。
これはまさしくエゴであり、『波動の法則』では「自我の満足」と言っています。
『あるがままに生きる』の内容を本当にわかっているなら、テメーの波動がそんなにショボいのはおかしいぞ。
こういう人は理性の限界、知識の限界というのを思い知る機会が必要なんです。
もちろん勉強して知識を取り入れるのは大事ではあるけど、同時にそれを手放すことができなければ、直観(インスピレーション)は入ってこないんです。
というか、もし内容の薄い本だったら、なんで30年以上もロングセラーやねん?
なんで30年以上前にお亡くなりになった無名に近い人の本が、これほど数多くのレビューがついとんねん?
ちょっとは考えろやアホ・・・と言いたくなります。
この本も『波動の法則』同様、尊敬心を持ってお読みになることです。
足立兄妹、ホンマにすごい人たちなんですからね(笑)
深い敬意を持って読めば、この本の「行間の波動」をしっかりキャッチすることができますよ。
「わかったつもり」にならず、「本当に心の底から自分はわかっているだろうか?」と自問自答しながら読むことです。
本当にわかっていれば、あなたの運命は良い方向に変わっているはずです。
なぜなら「本当にわかる」というのは、「実践ができる」ということだからです。
実践を積み重ねていけば、変わっていくのは当然のことなんです。
悟り・覚醒は特別な修行ではなく「直観の即実行」で深まっていく
足立幸子さんは特定の宗教団体には所属していません。
ただ、宗教的な表現として《おおもと》というひらがな言葉を使います。
《おおもと》とは、「宇宙根源」「宇宙意識」「宇宙神」「大霊」などの意味です。
《おおもと》とつながるための行として、スピ系や宗教だと祈り、瞑想、断食、滝行などがありますね。
けれど、足立幸子さんはそういう修行的なことはせず、【直観】を使います。
【直観】は『波動の法則』でも述べられています。
サラッとおっしゃるので、小難しいことが好きな頭の硬い人には物足りないんでしょう。
それより祈り、瞑想、坐禅、読経、断食、滝行などの方が「修行してる感」が出ますよね。
足立幸子さんがスゴいのは、普段着のままで《おおもと》とつながってしまう、ということです。
「普段着のまま」というのは、瞑想して意図的に「変性意識状態」を作り出すことなく、普通に顕在意識を働かせていながら【直観】を使って当たり前のように《おおもと》とつながってしまうということ。
これが頭でっかちで実践しない「波動の低い人」には、あまりにレベルが違いすぎて理解できないわけです。
こういうヤツが「この本は内容が薄い」って、無知をさらけ出すレビューをしてしまうわけね。
けれども、例えば〈直観を即行動に移す〉という幸子さんの言葉は、これまでの『波動の法則』の解説で述べた通り、「時空元を高める」ための根本義なんです。
もっと言えば、般若心経など宗教の根源に通ずることなんですよ。
これが本当に実践できたら、スピに興味ある真面目な人向けの「神我発見セミナー」とか「真我開発セミナー」とかの講座に参加する必要がなくなります。
スピ業界には「悟り」や「覚醒」を高額で商品化する人たちがいます。
私も社会見学でちょこっと参加したことはありますが、あんなもん不要です。
正直、現時点で税込1,320円の『あるがままに生きる』を、真剣に繰り返し読んだ方がよっぽどいいわ。
でも、小学生でもわかるような文章だから、高邁な論理体系を有難がる人たちにとっては物足りない。
そういう「悟り・覚醒」を "外側" から身につけたいという、真摯に見えて本当は倒錯している欲望に支配されている人は、懐に余裕があればそういう高額セミナーに参加しちゃうんでしょうね。
でも、しょせん "外側" から真理を身に着けよう、外部の文字情報だけで大脳だけを満足させようと思っている人は、求めているはずの「悟り・覚醒」なんて得られないんです。
そういう連中の大半はマジで波動(オーラ)がショボいので、傲慢な分だけ波動が穢れているので、私にはよくわかります。
幸子さんがおっしゃっているのは、外側ではなく内側から《おおもと》とつながる心得です。
それは本当にシンプルだから、精神世界の余計な知識や囚われのない幸子さんは、子どもにでもわかる言葉で語るわけです。
とはいえ頭でっかちな連中の意見も理解できる部分はあります。
たとえば、「《おおもと》とつながるにはどうすればいいんですか?」という問いに対し、幸子さんはただ
「ぼーっとすればいいんだよ」と、サラッとおっしゃる(笑)
は?「ぼーっとする」だと?
意味わからんこと言ってんじゃねーよ。
って言いたくなる人の気持ちは理解できます。
もっとちゃんと説明してほしいもん。
この「ぼーっとする」というのは、私なりに言い換えると、《おおもと》を全信頼し、はからいにゆだねるということです。
それはエゴを抱えた身を持ちながら、エゴを放棄するということ。
これを幸子さんは別の箇所で「《おおもと》に意識を飛ばす」という表現をされています。
と聞くと、『「意識を飛ばす」って何よ?』ってまた聞きたくなる人が出てきます(笑)
このあたりは『波動の法則』も言っている通り「説明ではない」「理解ではない」「気づくしかない」ということでしょう。
まるで「禅の公案」のように、ヒントだけ与えるからあとはテメーの力で考えろ、という感じでしょうか。
これが『波動の法則』流の "人の育て方" なんですよ。
なんでネットはもちろんAIでも瞬時にノウハウが得られる時代なのに、本当にモノにできる人は少ないんでしょうか?
それは知識や理解だけじゃ本当の力にならないことの証明でしょ?
本当に必要な情報は、意識のスイッチをオンにして《おおもと》から得る。
そのためには『波動の法則』的には【決心】することであり、幸子さんの言葉では「《おおもと》に意識を飛ばしたと、ただ深く思うだけでいい」というアッサリした表現になります。
ここでもまた
「ただ深く思う」って何だよ? 全然わかんねーよ!
とクレームを言う人が出てくるでしょう(笑)
「ただ深く思う」っていうのは、「ただ深く思う」ってことだよ\(^o^)/
これはですね、不完全でもいいから【決心】して実践して実体験して、悟るしかないんですよ。
実体験した人なら、すぐわかります。
"不親切" だと思われるだろうけど、逆に情報を伝え過ぎると「わかって気になってしまう」という点において、波動的には不調和になってしまうんです。
その意味で、この簡単でやさしい本こそ、"ナメて読むと何も掴めない" という本あることを抑えておきましょう。
人工知能社会で人間に問われるのは「直観」と「実行力」
では今回の最後に、幸子さんが提案されている「波動を上げるための3条件」について、簡単に触れておきます(次回以降また解説するかも)。
- あらゆるこだわりを取り除くこと
- 即行動に移すこと
- 深い部分の自分(神我・真我・本当の自分)が望んでいることをやること
これも「センパイ・・・そうッスよね・・・」とか言いようがないことです(笑)
ただ、私なりにもう少し補足します。
「①あらゆるこだわりを取り除く」ために、幸子さんは「必要なだけあればいい」とおっしゃる。
実際、ご本人は金銭には執着がなかったようです。
でも、現代の大量消費文化に汚染された地球人にとって、これはかなり難しい。
幸子さんは「仙人みたいに欲(エゴ)そのものを無くせ」と言っているわけではありません。
ここで『波動の法則』から補足すると、やはり
「自然の仕組みに適って、愛と調和の方向へ自分を進化させる決心する」
ということになります。
この決心が強い状態で、かつ継続されると、エゴの振動波はだんだん少なくなっていきます。
これはおわかりの通り、簡単にできることではありません。
「日に新た」という言葉にある通り、何度も何度も、繰り返し繰り返し、決心は必要なんです。
その積み重ねで「①あらゆるこだわりを取り除く」ことが、少しずつできるようになります。
今回の配信、今回の文字起こしから触れた方の中には、「じゃあどうやって【決心】するのさ?」と疑問に感じたかもしれません。
これまた "不親切" な言い方になるんですが、決心するには、「ただ決心する」しかないんですよ(笑)
わざわざ辞書引いたりネットで検索しなくても意味は知っているのだから、後はやるしかない。
もうちょっと補足すると、"命がけで" 決心するんです。
なんて言っちゃうと急にハードルが高くなってしまうんですが、そういうことです。
足立兄妹はマッチョなことは全くおっしゃらないんですが、根底には「強さ」があります。
だって、何のために生まれ、何のために生きるのか?
この問いを突き詰めていけば、あらゆる生命は(地球の言葉では)「死」に向かって生きているわけですから、本当は命がけなんですよ。
育朗所長は「この世の表現では "リスクを取ること"」と言い、幸子さんもサラッと「死ぬことは全然怖くありません」と言っている。
この覚悟を掴まないと、『波動の法則』も『あるがままに生きる』も上っ面しかわかりません。
これも、やっぱり「理解じゃなく気づき」なんです。
ですから、幸子さんは精神世界の知識はあまりお持ちじゃないけど、「気づき」の深さがハンパじゃなかった、ということ。
だからこそ、地球に遺してくださったアートの波動は、とんでもなく高いんです。
私は仕事で「スピリチュアルアート」の鑑定をする人間なので、よければ信じてください。
ともかく、強い決心ができれば「②即行動に移す」も「③深い部分の自分が望んでいることをやること」も、自然な流れでできるようになっていきます。
もちろん、最初からうまくいかないので「忍耐」は必要ですよ。
けど、強い決心ができた人の忍耐には、苦しい中にも「楽しい部分」「軽快な部分」が含まれている。
「命がけ」って壮絶な印象があるかもしれませんけど、これは歯を食いしばって我慢することではない。
これも実体験した人なら理屈抜きでわかるはずです。
その軽やかさは、ぜひこの本から波動として感じ取っていただけたらと思います。
幸子さんの、本当に純粋な子どものようなワクワク感が伝わってくるはず。
これが「命がけ」によって、生命がイキイキ躍動している状態なんです。
「真我」とか「神我」とか聞くと、もっと真面目で厳格な感じがするかもしれませんが、本当はそうではない。
ただし、「エゴレベルの欲望が刺激されるようなワクワク感」ではありません。
"普通のスピリチュアル" ではエゴレベルのワクワク感を教えますが、ここではそうではありません。
たとえ現象的・肉体的にはきつくとも、真我・神我ではワクワクしているのが「真のワクワク」です。
ここは私たち "普通の地球人" は混同しがちなところなので、注意が必要です。
時代を現在に戻すと、いま「生成AI」が日々話題になっています。
生成AIによって社会は激変するというのが専門家の見立てですが、そうなると今回述べた【直観】と【実行力】は人間により求められるようになるでしょう。
さっきのレビュアーのように、知識量を誇るだけではどうしようもない。
そんなもん、指一つで生成してくれます。
肝心なのは、それを実践すること。
現段階の生成AIは既存のネット情報を大量に収集しているだけなので、0から1を作ることは難しい。
けれども、1を5にしたり10にしたりすることは得意です。
「0から1」を生むのは【直観】です。
それを生成AIで肉付けし、あとは【実行】あるのみ。
その意味で【直観】と【実行力】のある人は、生成AIをサポートツールとしてどんどん利用して、ますますクリエイティブになっていく。
私も小規模ながら生成AIを使っていますけど、直観で思いついたアイデアを生成AIで広げ、より具体化させていくプロセスは楽しいです。
もしかしたら、足立幸子さんは人工知能社会における生き方の先駆者だったのかもしれません。
難しい修行とか難解な理論ではなく、軽やかな実践のヒントとして『あるがままを生きる』を紐解いていただけたらと思います。
次回もまたこの解説をしていきます。
改めて、今回の文字起こしの要点
- 『あるがままに生きる』は30年以上前の講演録ながら、著者の魂の進化に伴い、現在も波動的にアップデートされ続けている。
- スピ系の知識が多くある人より、理解は不完全でも実践を継続している人の方が、よっぽど波動・オーラは高い。
- 宇宙の《おおもと》とつながるには、修行や高額セミナーではなく、日常の中で直観を即実行する決心をすること。
- 直観を即行動に移すには、愛と調和の方向へ強く決心し、肉体に伴う恐怖心を超えていく必要がある。
なお、YouTube(Podcast)は今回の文字起こし編集でカットした部分もあります。
今回も動画と文章は、結構違います。
なのでこちらも聞いていただけると、より理解が深まります。
※この下に「音声プレーヤー」があります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。
