- 『宇宙元旦』(春分の日)という言葉の波動は大したことがない。伝統的な『節分』(立春)の方が、「この一年の本格的なはじまり」として圧倒的に大切。
- 根本的に大切なのは『宇宙元旦』という特定の日ではなく、「今日一日」であり「いま・ここ」である。
- 『宇宙元旦』は「太陽系宇宙」の小さな枠組みでしかない。本来の宇宙は「無限」の広がりを持っている。
スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
目次
『宇宙元旦』より『節分』の方が圧倒的にエネルギーが高い

最近、自分のお客様や、スピリチュアル系の集まりで会った方から、
『宇宙元旦』
というフレーズを何度か耳にすることがありました。
どうやら、春分の日(3月20日ごろ)は『宇宙元旦』と言うらしい。
『宇宙元旦』とは、春分の日からその1年の流れが本格的にスタートする、という説。
この日は1年のうちで最も開運できるチャンス、とのこと。
最初は別に気に留めていなかったんですが、何度か聞くうちに
「また誰かがそういう "スピリチュアルブーム" を作ろうとしているのかな」
と予想しました。
そんなことを考えていた矢先、この前お会いした「星占い」に興味関心を持っている一般の方から、
「林さん、『宇宙元旦』って言葉は、占星術の有名な先生が考えたやつだと思いますよ」
と教えてもらいました。
やっぱりそうなのか。
で、さっそくネットで調べてみたら、本当に占星術の先生が『宇宙元旦』という情報を流しているようでした。
そして、何でもこの3月20日は
1年で1番、運気が爆上がりする
「超開運デー」
だとか。
「1年分の運の種が凝縮された1日」と言っているネット情報もありました。
いろんな疑問が湧いてきます。
まず根本的なことを言いましょう。
『宇宙元旦』という言葉の振動数(波動/バイブレーション)は、それほど高いものではありません。
したがって、占星術的には何らかの根拠があるのでしょうが、私は疑っています。
私は人やモノの名前を通じて「波動を観る能力」があります。
名前とは「言葉」ですから、「"宇宙元旦" という言葉の波動」を観ることもできます。
そうしたところ、『宇宙元旦』はそれほど良い波動とは思いません(悪くもないですが)。
『宇宙元旦』よりも、新年のエネルギーが始まる伝統的な『節分』(立春)という言葉の方が、よほど波動は高いです。
よって、私は『宇宙元旦』より『節分』の方を圧倒的に重視しますし、あなたにもそれをおすすめします。
もちろん『宇宙元旦』を信じたい人、提唱者であろう占星術師のファンの方は、それを採用すればいいでしょう。
スピリチュアルとは、結局のところ「好き好き」ですからね。
ただし根本的なことを言えば、「真の超開運デー」とは『節分』でも『宇宙元旦』でもなく、『今日一日』なのです。
「いまこの瞬間をどう生きるか」ということの方が、原則としては最も大事なことです。
ただし、こういう考え方は地味すぎてつまらない。
それより「この日は仏滅だからダメ」「あの日なら縁起がいい」「一粒万倍日はチャンス」「やっぱり天赦日に決めないとね」などと、いろいろ刺激的な要素があった方が楽しめるでしょう。
たとえそれが暦(カレンダー)をたくさん売りたい業者、また宝くじ業者のマーケティング戦略だったとしても、人間は「この日は運気がいい・悪い」ということを気にする生き物。
その意味では『宇宙元旦』もまた、新たな「スピリチュアルマーケティング」なのかもしれません。
私たちは常に「新しい刺激」を求めている。
伝統的な二十四節気(にじゅうしせっき)の中の『節分』なんて当たり前すぎて、あまり面白味を感じない。
そこに新しい説が出てきたら、それに注目する層が出てくる。
私は『宇宙元旦』の一部における流行を、このようにクールに眺めています。
『宇宙元旦』は、正確には『太陽系元旦』でしかない

そもそも『宇宙元旦』における「宇宙」とは、どの宇宙のことを指しているのでしょうか。
ひとくちに「宇宙」と言っても、世界にはいろいろな「宇宙」があるのです。
少し調べてみたところ、『宇宙元旦』の「宇宙」とは【太陽系】のことを指しているようです(提唱者さんは「3月20日に太陽が牡羊座に入る」のが根拠だと言っているので)。
『宇宙元旦』という発想は、「太陽系」を西洋占星術的に解釈した結果生まれているので、どうしても「狭い枠組み」にならざるを得ません。
というのも、地球は太陽系(水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星)の中に含まれており、その太陽系は「天の川銀河」の中に属しています。
現代科学では、「天の川銀河の直径は、太陽系の直径の約330,000倍」と言われています。
さらに最新の科学では、「宇宙に存在する銀河の数は約2,000,000,000,000(2兆個)」あるらしいのです。
これは途方もないですね。
この壮大なるスケールの「大宇宙」から眺めたとき、『宇宙元旦』が指し示す「宇宙」は、とても小さなものだと言わざるを得ません。
なので、正確には『宇宙元旦』ではなく【太陽系元旦】とでも呼んだ方がいいのではないでしょうか。
ネーミングとしてはイマイチですが・・・
さらに細かいことを言えば、「元旦」とは「元日の、日の出から正午まで」と定義されています。
この意味からも、『宇宙 "元旦"』とはいったい何を言っているのか、イマイチわからない。
『宇宙元旦』の "超開運タイム" とは、「春分の日の、日の出から午前まで」なのでしょうか(もしそうだとすれば、やはり太陽系の枠内です)。
これについてはいろんな説明を見ても、書かれていませんでした。
おそらく、そこまで細かく定義はしておらず、「3月20日(春分の日)は宇宙元旦なのよ!超開運デーなのよ」と、表面的なイメージやムードが先行しているのでしょう。
私みたいに論理的に細かくツッコミを入れる人は、ほとんどいないはずですし。
この種の「新しい造語」は、「言ったもの勝ち」になりやすいスピリチュアル業界では、よくあることです。
『宇宙元旦』が表面的なイメージやムードである証として、これも業界ではよくあることですが、この日の過ごした方として
- 目標の再設定
- 身の回りを整える
- 自然と触れ合う
- 瞑想やアファメーションを行う
- ネガティブな言動は避ける
- 過去への執着は避ける
- 急ぎすぎた行動を避ける
ということが推奨されていました。
うーん・・・よくありがちな占い記事のテンプレですね。
これらは別に『宇宙元旦』に限らず、上述の通り『今日一日』そして『いま・ここ』『24時間365日』において大切なこと。
『宇宙元旦』だからこそ実践すべき特別なことは、どうやらないようですね(提唱者はイベントを開催しているという情報はありましたが)。
このように、表の看板こそ豪華なのですが、それにつられて店内に入ってみると陳腐な光景が広がっているのが、特に占い業界に見られます。
そうやって「他と差別化を図る」のがマーケティングなのかもしれませんが、もしそれが見せ方やパッケージを変えただけに過ぎないとしたら、『宇宙元旦』は伝統となることなく消え去るでしょう。
繰り返しますが「節を分ける」この『節分』こそ、長い歴史に耐えた伝統として信頼に足るものだと思います。
これからもスピリチュアル業界にはいろんな「新説」や「ブーム」が出てくるでしょうが、私たちは冷静に眺める視点を忘れてはなりません。
- 『宇宙元旦』(春分の日)という言葉の波動は大したことがない。伝統的な『節分』(立春)の方が、「この一年の本格的なはじまり」として圧倒的に大切。
- 根本的に大切なのは『宇宙元旦』という特定の日ではなく、「今日一日」であり「いま・ここ」である。
- 『宇宙元旦』は「太陽系宇宙」の小さな枠組みでしかない。本来の宇宙は「無限」の広がりを持っている。