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あなたは絶対運がいい!でも金運、恋愛運、仕事運が低いのは、自分で望んで流れに抵抗しているから?断捨離にも通じるセドナメソッド(『人生を変える一番シンプルな方法』ブックレビュー4)

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

前回のまとめ:お金のメンタルブロックを解放するコツ

今回も以下の本をブックレビューしていきましょう。

とりあえずこの4回目で一区切りにします。

4回目となる今回は

・「ネガティブな感情を解放するとは、いったいどういうことなのか?」

・「なぜネガティブな感情を解放すると、『運が良くなる』のか?」

といった話をしてみようかなと思います。

メソッドの中身を見れば「心理セラピー」と思われるセドナメソッドが、どうして「スピリチュアル系」として語られるのか、より理解できるようになるはずです。

では、その前にまず「前回のブログ」の復習をしましょう。

前回の復習
お金が欲しい」と思うだけでは増えないのは、心の世界だけに着目すると「お金が足りない」ことに対する抵抗(怖れ)だけでなく、実は「お金を得る」ことにも抵抗しているから。

 

お金に限らず、心の世界には「手に入らないことへの抵抗」の奥に「手に入れることへの抵抗」も矛盾的に潜んでいるので、そこに気づき、セドナメソッド的に「正直に認める」→「すぐ解放する」のステップを愚直に実践し続けることがポイント。

 

いろんなレベルの抵抗(怖れ)を解放していく先に、スピリチュアル的に言うところの「無限の豊かさ」「無限の光」の次元がある。

 

そこまでたどり着けば「悟りの境地」だが、私たち凡人は現実的に「怖れにあまり左右されないレベル」にまで行ければ十分。

 

もちろん実際にお金に恵まれたら言うことはないものの、もっと大事なのは、いま置かれている状況がどうであれ「幸福と平和」を感じる精神を育むこと。それがセドナメソッドの目指すもの。

 

スピ業界では「引き寄せハウツー」として語られるセドナメソッドだが、実際に引き寄せがバンバン起こるかは個人差があるので、過度な期待を持たず、ただ感情の解放をコツコツ実践していこう。

といったまとめですね。

ブログ全文は以下をご覧ください。

お金が欲しいと思うほど引き寄せられなくなる皮肉。スピリチュアルが語る「無限の豊かさ」を幸せな気分でコツコツ実現していくセドナメソッド(『人生を変える一番シンプルな方法』ブックレビュー3)

また、「そもそもセドナメソッドって何なの?」って話については、ブックレビューの1回目をご覧ください。

セドナメソッドはインチキ?メンタルブロック解放で「引き寄せ」を簡単に起こせると言われているが、実は奥が深いので思ったほどラクじゃない。(『人生を変える一番シンプルな方法』ブックレビュー)

メンタルブロックを解放する4つの着眼点(やや難しめ)

今回のブログを作成するにあたり、また本書を一通り読み直しました。

セドナメソッドが感情解放の「一番シンプルな方法」なのは否定しませんが、やっぱり人間の感情ってのは複雑なもんでして、そこをしっかり理解することはなかなか骨が折れる。

改めてそのことを感じましたね。

本書がいきなり難しくなるのは、おそらく第6章の「さらに深いレベルの解放」という部分からでしょう。

このあたりから「ちょっと何言ってるかわからない」ゾーンに入っていきます(笑)

ま、その「わからない」ということが、まさに私たちが人生で苦悩してしまう理由なんですけど。

ちょっと引用しましょうか。

人は皆、思考、感情、信念、態度、振る舞いのパターンの下にある四つの基本的な欲求に動機付けられています。これらの根底にある動機付け要因--制御、承認、安全、分離の欲求--は、私たちを制限するすべての核となります。こうした「欲求」を解放すると、望むものを手に入れ、なおかつやる気を保つことができます。この手順ではただ、不足感と欠乏感を手放すだけです。

後でもう少し詳しく説明しているものの、著者のヘイルさんはサラッと言っちゃうんですよ(だから別にセドナメソッドとは何の利害関係もないけど、しっかり理解したかったらセミナーか個人セッションがおすすめ)。

で、この後で「そのネガティブな感情(抵抗)は、制御? 承認? 安全? 分離? どこから来てますか?」みたいな問いを連発していくわけです。

あまり心理学的な世界に慣れていない人からすると、「は? マジで何言ってるかわかんねー」ってイヤになることでしょう(汗)

この部分がアマゾンレビューで酷評されているところですな。

ただ、その反発こそ実は手放した方がいい「感情的な抵抗」でして、本当はそこにスポットライトを浴びせていった方が生産的なんですが、そりゃ一人でやるのは難しいんですわ。

じゃあ、ある程度学んでいる人ならできるかというと、意外とこれも難しい。

なぜかというと、解放したい感情が根深いものであればあるほど、あるいは感受性がかなり強い人であるほど、それが「制御? 承認? 安全? 分離?」の何なのかに気づくのが困難だからです。

ときに「名付けようもないカオスな感情」が渦巻いていたり、「制御/承認/安全」の怖れによるトリプルコンボな感情が梨汁ブシャー!な状態になったりするからなんです。

なので皮肉なことに、自分の感情を深堀りすればするほど、逆に収拾がつかなくなるというケースもあるんですね。

「一番シンプルな方法」という本書のサブタイトルにまんまと引っかかった人の多くは、このへんで本を投げ捨てることになるかもね。

私はこの本、こうしてレビューしてるぐらいですから、すんごい楽しいですけども。

で、さっきの「制御? 承認? 安全? 分離?」という部分をすごーく簡単に説明すると、

・制御は「コントロールしたい(のにできない)/コントロールされたい(私は無力だから)」などの無意識から生じる抵抗の一つ

 

・承認は「承認されたい(から自分を承認しない)/承認されたい(のに承認を拒絶している)」などの無意識から生じる抵抗の一つ

 

・安全は「安全でいたい(けど自分には無理だ)/安全でいたい(けど同時に危険にさらされたい)」などの無意識から生じる抵抗の一つ

 

・分離は「一体になりたい(けど離れたい)/一体でいたい(自分は無力だから)」などの無意識から生じる抵抗の一つ

これだけではありませんが、例えばこういうこと。

見た目はドSなのに、実は真性ドM、みたいな感じかな(笑)

もうこの時点で「は? ちゃんと日本語で話してください」と言いたくなる方もおられるでしょう(笑)

でもね、こういう矛盾に満ちた世界こそ、人の心というものなのだよ。

当然「めんどくせーな・・・」と感じる人もいるでしょう。

私なんかめっちゃおもろいなーって感じますけどね(だから仕事になってるわけですが)。

あなたはどっち?

もしこういう心の世界を深く知りたいと思うなら、学び続けるしかありません。

その学びの大前提になるのは、他の誰でもない「自分のこころ」を内観し続けることです。

自分自身の中に、さまざまな「矛盾する感情」があるでしょ?

わかりやすいのは例えば、

・「こんな会社で働くのはイヤだ!とっとと辞めたい・・・でもやめられない!」

・「もっとダイエットしたい!もう夜のポテチは食べない・・・でもアイツがワタシを笑顔で誘うんだもん!」

・「彼’(彼女)とはもう別れたい!都合のいい女になりたくない・・・でも求められると結局従っちゃうんです!」

・「こんなダンナ(ヨメ)はもうイヤだ!絶対に別れよう・・・でも子どももいるし稼ぎもないし!」

あなたの人生の中で、こういう葛藤の板挟みBLTサンドイッチな状態ってあるでしょ?

こういう心理状態において、「この矛盾する感情の『底』にどんな抵抗があるのか?」ということを、自問自答していくこと。

いや、たとえ答えが得られなくとも、自問していくだけでもいいですよ・・・というのも、セドナメソッドって実は「"問いそのもの" がセラピーとなるメソッド」だからです。

問いによって深い気付きを促し、その気付きが解放をもたらすんですね。

必ずしも「答え」を得なくていいんです・・・占いの世界なんかだと普通は「答え」を欲しがるもんですけど、別に絶対必要ではないんですよ。

「答え」は手段であって、決して目的ではない。

真の目的は気付きなんですから(今回の本題とは違うけど、ここが一般的な占いの限界ね)。

その根底には、後でもう少し詳しく言いますが、人間の本質(深い意識のレベル)は【光り輝いた存在】である、という前回も述べた真実があるからです。

だからこそ、自分を変えるには、別に変えなくたっていいんだぞ。

ただ、解放しさえすりゃいいんだぞ。

という考え方があるんですよ。

それは、言い換えれば「自分をゆるす」という、どこまでもやさしい世界。

スピリチュアルが好きな人ってたぶんやさしい人が多いだろうから、こういうアプローチの方が向いてんじゃない?

そんなスピとはだいぶ違うビジネスやコーチングの世界だって「質問力が大事だ」って言われますよね。

「もし良い質問ができれば、問題は半分解決したようなもんだぞ」って。

本当は「問題を解決する方法」より、「問いの立て方」の方が大事なんです。

それはセドナメソッドでも同じですね。

そんなセドナメソッドの「問い」については、もう一度リンクを貼りますので以下をどうぞ!

セドナメソッドはインチキ?メンタルブロック解放で「引き寄せ」を簡単に起こせると言われているが、実は奥が深いので思ったほどラクじゃない。(『人生を変える一番シンプルな方法』ブックレビュー)

ただ、さっきも言ったけど、それを一人でやるのって場合によっちゃ、けっこうしんどいのよ。

だから世の中には、私もやってるけど、他人の手を借りるカウンセリングやセラピーっていうのがあるわけだ。

自分の人生を悔いなく生きたい、もっと感情を解放して自由な状態で生きていきたいって人には、「解放に伴う痛み(=産みの苦しみ)」って避けて通れないんです。

とはいえ、そこには痛みだけでなく同時に深い喜びも必ず伴うものだから、本当は痛みすらも楽しんで受け入れていくことが大事なんですけどね。

自分を変えたいなら、決して成長してはいけない!

ここまで考えてくると、感情を解放するというのは、

「"本来の自分" に還ること」

だということがわかりますね。

このへんが、セドナメソッドがスピリチュアル系だと言われるところでしょう。

いま思いついたけど、

「変える」んじゃなくて、「還る」んですよ。

これ、もしかして・・・うまいこと言えたんとちゃう?

今後セミナーや「ラジオ動画」でドヤ顔で言うことにします!(自画自賛www)

それはともかく、"本来の自分" って何かというと、スピリチュアルで言うところの

「神としての自分」

ということでしょうね。

常識的には、私たちは「積み重ねることは良いこと」とされています。

経済的にはもちろん、魂的・精神的にも「体験を積み重ねて成長することは良いこと」と言いますよね、普通は。

ここで言いたいのは「もう経済的な成長はいらない。魂的・精神的な成長を目指そう」なんて、左翼チックな意見じゃないんです(ちなみに、そうほざいてる左翼的な知識人が実は高級マンションに豪奢な暮らしをしているっていうアホな話もある)。

むしろ、それこそ魂や精神の本質を考えれば、逆です。

そうです、変な表現ですが「積み減らすこと」こそ、本来は魂や精神の願いなんですよ。

セドナメソッドは、「ただ解放すること」を唱えてきたのでしたね。

「自分を変えたい」や「付加価値をつけたい」(つまり成長したい)の思いの奥に潜む「制御/承認/安全/分離」などの怖れを見抜き、ただただそれらを解放することだけで良かったのでした。

(詳しくは「前回のブログ」「前々回のブログ」を読んでね)

ちょっと難しいかな。

角度を変えて言うと、自分を変えたり付加価値をつけたりすることでもたらされる「成長」というのは、実は「目に見える変化」に過ぎないんです。

魂や精神のレベルにおいては、解放が起こることによって、実は「積み重ねている」(成長している)んじゃなく「積み減らしている」「捨てている」んですよ。

わかりやすいのが「断捨離」ですわね。

あれ、もともと「ヨガ」の一派から来ている言葉なんですってね。

つまり「深い深い哲学」から来ているってこと。

断捨離すると、気持ちがスッキリするじゃないですか。

断つ、捨てる、離す・・・そうすることで「本来の自分」がいくぶん戻ってくるから、落ち着きが戻ったり喜びが湧いてきたりするわけでしょ。

解放すれば、断捨離すればスッキリするのは難しい理屈じゃなくて、もともと人間の魂や精神っていうのは、この世で肉体を背負って生きていくうちにだんだん余計なモノを抱えすぎてしまったから、そりゃもう解放したくて仕方ないんです。

そりゃ重荷から解放されたらスッキリするに決まってる。

(だからちょっと横道にそれますけど、感情的な解放が難しい人、または本書の第6章以降から難しくて発狂しそうな人は、まずお部屋の断捨離から始めてみたらいいですよ)

赤ちゃんを見りゃわかりますやん。

生まれたばかりの状態って「純粋無垢」で「何も持ってない」じゃないですか。

だから超かわいい~わけでしょ。

でも、スピリチュアル的に言えば、生きているうちにだんだん「カルマ」を背負っちゃうわけね。

いわゆる「過去世」から持ち込んできたカルマもあるかもよ(カルマの話はまた別の機会に)。

なので、くどいようですけど、大切なことは積み重ねることじゃなくて、むしろ「積み減らす」ことなんです。

職業柄いろんな人の波動(オーラ)を観ますけど、せっかく解放するために生まれてきたっていうのに、むしろ「積み増して」死んでいくヤツがいる。

たいていは、権力欲、金銭欲、支配欲など、自己中心的なエゴを積み重ねてきたヤツです。

これじゃ何のために生きてるかわからんし、「死後の世界」は決して良いものにはならんのですわ(実際、「死後の魂だけの波動」を観ていてそう感じます)。

もちろん物質的な権力もカネも追いかけても全然いいんだけど、一方で魂的・精神的には解放していかないと、物質的なものに支配されちゃうんですよ。

なんでセドナメソッドが解放解放解放解放かいほーってアホみたいに繰り返すか、ちょっとは理解できました?

あなたは本当は運が良いのに、全力で抵抗している!

ここまで考えを進めると、今回のタイトルである「なぜあなたは絶対運がいい!」のか、もうあまり説明しなくともお分かりになっているんじゃないでしょうか。

そう、もともとの私たちは「完璧な存在」なんだから、そりゃ運だって良くないとおかしいわけです。

でも、リアルな人生としては「あなたは絶対運がいいだって? ふざけんな! ツボとか高額セミナーでも売りつける気か?」ってところでしょうなぁ。

あ、少なくとも私はツボは売ってないし、高額セミナーも今のところはやってないのでご安心を。

この本、実はホントにサラッと、すんげー大切なことを言ってるんです。

人生の流れを妨げる抵抗を解消する--望むものを手に入れる際のサポートとして、人生の自然な流れを使うことができるとしたらどうでしょうか?

・・・としか言ってないんですよ。

おいおい・・・いまめっちゃ重要なこと言うたやんな?

「どうでしょうか?」でボール投げて終わらせたらアカンやろ(笑)

「人生の自然な流れ」って言葉を解説しないと、わかるようでわからへんでしょうが。

では代わりに説明しよう。

「人生の自然な流れ」というのは、私たちの中に感情的な抵抗がない、スピ的に言えば

「宇宙にゆだねている」

ときの状態のことなんですよ。

私たちが本来は「完璧」であるなら、それらを生み出した宇宙だって人生だって本当は「完璧」であるわけで、だから「人生の自然の流れ」というのは最高にして最善なる運気の流れ、ということになります。

なので、「人生の自然な流れ」に乗っている、そこに抵抗なくゆだねることができれば、私たちってどこかの神社に参拝したり金運グッズを買ったりしなくても、運気は絶対に良くなるんです。

でも、私たちの中には抵抗が・・・根源的には「神への怖れ」や「宇宙との分離感」があるから、そこに抵抗が生まれてしまい、結果的に自然な流れに乗りづらくなって逆に望まない流れに「流されてしまう」わけね。

もし私たちが「自分は生まれつき運気が良くないのでは?」と感じるとしたら、それは感情的な抵抗が多いってことがまず考えられます。

何度も言っている通り、その抵抗を解放すれば、「人生の自然な流れ」が流れ出していくわけ。

宗教的に言えば、「神により深く愛されるようになる」ってこと。

だから「運気を上げる」というのは、実は正確な表現ではない。

正しくは「本当は運気が良いのに、それに抵抗しているだけだ」ってことなんです。

なので、これまで述べてきたパターンと同様、

・運気を上げる(変える)必要はない

・ただ抵抗を手放せば良いだけだ

ということが言えるわけ。

この点に気づくと、きっと面白くて笑いたくなるかもよ。

「なーんだ、全部自分が仕組んでるってことじゃん!自分で望んで不運になってるってことじゃん(笑)」ってね。

そうやって笑えたら、誰が救うでもなく「救われている」ってことですな。

それは、実は「自分が神(創造主)である」ことを直観した瞬間。

てなわけで、「笑いは最高の解放」ってことで締めたいと思います。

この一連のブログで紹介してきた本書は、何度か言っている通り、けっこう難しいんです。

そりゃ英語の原書のサブタイトル通り「(真の)幸福・成功・平和」を成就させるためのメソッドなんだから、そりゃイージーじゃないって。

でも、学び続けて、かつ実践をし続けることができたら、変わりますよ。

別に変わろうとしなくともね。

※今回紹介した本は以下!