禅タロットリーディング講座、格安で個人セッション付きの体験会を行っています。

田坂広志著『死は存在しない』は、安易なスピリチュアル量子論とは次元が異なる著作。

お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。

【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

過去2回にわたって「スピリチュアル量子論」について批判的な意見を述べてきました。

市場には、わかりやすい「スピリチュアル量子論」の書籍がいくつか出ています。

それらの中で心からオススメできるものは、少なくとも自分が読んだものの中には1冊もない・・・生意気を言うようですが、正直な実感です。

ただですね、前回のブログを書いた後、1冊だけ「これだけはオススメできる」ものを思い出しました。

それがすでにタイトルに書いてある

『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』(田坂広志著・光文社新書)

です。

これだけは「無料メルマガの登録特典」である『波動の良い本』のページの中に加えることができます。

高次元波動は「永遠」をみつめるまなざしから生まれる

この本は安易な「スピリチュアル量子論」の本ではありません。

サブタイトルにハッキリ「仮説」と書いてある通り、最先端の量子力学を紐解きながら、意識の謎、存在の謎を思索していく本。

決してハウツーのような人生論ではなく、「仮説」に過ぎないものをさも真実であるかのように語ることもなく、もちろん「引き寄せで人生を豊かにしよう」みたくスピった内容でもない。

根底にある問いは、

・「世界」とは何か

・「私」とは何か

・「死」とは何か

・「心」とは何か

・「宇宙」とは何か

など、「答えのない問い」ばかり。

答えなど簡単に得られないとわかっていながら、どこまでも問おうとする。

そこには「永遠」を見つめるまなざしがある。

だからこそ、この本は波動が良いのです。

逆から言えば、「わからないんだったら、最初から考えなきゃいいじゃん。そんなのめんどくせーし」という「割り切り」は、バイブレーション(波動)を落とします。

田坂先生は自分が尊敬しているお一人なのですけど、他の著作では

「割り切りとは、魂の弱さである」

という言葉をよくおっしゃっています。

そう、そもそもまだまだ謎だらけの量子論(量子力学)に対し、

「これが真実だ!」

「引き寄せは科学的に証明されているんだ!」

「観測者(意識)によって現象は変えられるんだ!」

と、前回のブログで指摘した「物理学的に定義が不明瞭なもの」に対し、安易に割り切ってしまう。

そして、大衆向けにわかりやすい「答えらしきもの」を提示する。

それはもちろん著者の「親切心」から行っていることだろうし、ビジネス的には「わかりやすくなければ売れにくい」ということもあるでしょう。

しかし、そうして「割り切る」ことは、「魂の弱さ」を露呈することになる。

「わからなさ」に、耐えられなくなってしまう。

それが「波動が落ちてしまう」理由なのです。

前回も述べたましたけど、中には良い波動(オーラ)の著者もおられます。

そういう方の、読者に勇気や癒しとなる機会を作りたい気持ちは、否定すべきものではありません。

それでも、割り切ってわかりやすく書いてしまうと、波動は落ちてしまう。

田坂先生は、

「最先端の量子科学ではここまでわかってきた。しかしここから先はまだわかっていない。ただ、自分としてはこのような “仮説” を持っている」

と、ご自身の数々の不思議な体験、「導かれている」としか思えないような体験をエピソードとして挟みながら、真相に迫っていかれる。

先生は大学では原子力工学がご専門だったので、もちろん科学的知見は深いものがあります。

それを「大衆向け」にわかりやすく、しかし「謎」は「謎」のままで決して割り切ることなく、読者である私たちを深い思索へと誘うのです。

このような「問いがさらなる問いを呼ぶ」ような本こそ、本当に良い本です。

「答え」が書かれてあるだけでは、決して良い本とはいえません。

田坂先生が素晴らしいのは、この種の「難しい内容」を実に平易な言葉で書いておられること。

「わかりやすい」が、決してわかりやすくはない。

この絶妙なバランス感は、並大抵の知性じゃできないですよ。

私は大学生の頃、大阪・梅田にある有名な大型書店「紀伊國屋書店」にて、たまたま田坂先生の本を手に取りました。

その足で近くのマクドで真剣に読んだのを、今でも覚えています。

そこから私はずっと、先生の言葉を心の糧としてきました。

田坂先生はこれまで経営論、仕事論、IT論、宇宙論、哲学、思想、さらには寓話や詩のような散文と、幅広いジャンルで書いてこられました。

ただ、まさか量子論と宗教・スピリチュアルを絡めた論考を発表されたことは、それまで「スピリチュアル量子論」に対して物足りなさを感じていた私にとって、まさに魂が励まされる出来事でした。

田坂先生の肩書きは経営者、大学教授、作家、元内閣官房参与などであって、「スピリチュアリスト」ではありません。

なので、これまで当ブログや、クローズドなメルマガでさえも田坂先生の話はしてこなかったし、繰り返しになりますけど「無料メルマガの登録特典」である『波動の良い本』の中にも加えられなかったのです。

ただ、ご本人も本書の出版前「おそらく次の本のタイトルはびっくりされるかと思います」とおっしゃっていましたが、なんと『死は存在しない』というタイトルだけ見れば完全に「スピ系」のものを出されたので、やっとここでもご紹介できたわけです。

なぜ「割り切りとは、魂の弱さ」なのか?

田坂先生の著作の解説をするのは僭越かつ野暮なので、あとはご自身でぜひ読んでみてください。

量子力学の知識がなくても読めますのでご安心を。

ここからは先生の「割り切りとは、魂の弱さである」という言葉について考えてみたくなったので、最後まで脱線になります。

量子論的に「意識が量子を確定する(意識が現象を現実化させる)」のであれば、「割り切り」という意識は、決して人生を豊かにはしないのでしょう。

本来はわからない宇宙というもの、そして内的宇宙であるところの意識を「わかったつもり」になると、まさにその意識は量子を不確定的に確定させてしまうのでしょう。

「ある程度の理解で満足すること」は、「波動の世界」においては決して上等ではないのです。

たまたま前回『禅タロットリーディング講座』の動画を出しました。

この最後のあたりで、

「占いにおいて大切なのは、答えを出すことではありません。むしろ『問いを持つこと』『問いを問い続けること』なんです」

といったことを話しました。

普通は占いでは何らかの答えを出すものですよね。

お客様は「答えを得る」ために占いに行くわけですから。

金運、恋愛運、仕事運、健康運、今年は大丈夫か、来年が大殺界だったらどうしよう・・・など、占いでは「答え」をアドバイスしてくれるのが常識です。

もちろん占いである限りは、ある程度のアドバイスは必要でしょう。

私も「全部自分で考えろ」なんて言うつもりはないし、それなら今の仕事をする必要がないですからね。

ただ、その根底に「問いを持っているか?」「(偉いセンセーに言われた答えで)安易に割り切っていないか?」ということが問われているのです。

「割り切りとは魂の弱さ」であり、それは「依存の始まり」でもあります。

「割り切らない」とはどういうことか?

その苦悩は「天から与えられた問い」として、たとえ誰かの意見やアドバイスは参考にしても、最後は自分の責任において決断決心すること。

それが「割り切らない」ということであり、これこそ「真のスピリチュアル」(マジスピ)としての態度なのです。

たとえ影響力のあるセンセーに言われた鑑定結果であっても、自分でギリギリまで考えた結果、「やっぱりあの先生の言うことは自分には違う」という結論に至るのは立派なことです。

鑑定結果と違う意見をお客に言われるとブチギレるセンセーがいるのはとても困ったことですが、それは「相手に割り切らせようとする態度」であり「自分の権威を保持しようとする作為」なので、真のスピリチュアルからはほど遠いのです。

私は相談者さんが私の発言通りにしなくても、むしろそれが「普通」だと思っていますけど、違うんでしょうかね・・・

もちろん「割り切らない」というのは、精神的にはかなりしんどいことです。

だからこそ、安易に割り切りたくなるし、通り一遍の答えで満足しようとする。

けれど、そこから逃げないでいると「魂の力」や「言霊の力」は強くなってくる。

とすると「魂の強さ」というのは、答えを出すことではなく、やはり「問い続けること」によって培われるのです。

この「問い続ける力」は、本だとハッキリ差が出ます。

それは何も私みたいに波動としてわからなくても、感覚的に「行間にエネルギーがあるかないか」でわかるはずです。

やっぱり「問い」が根底にあり続ける本の波動は良く、田坂先生の本がそれに当たります。

一方、読者の「わかりやすい理解」のために「配慮」した本は、得てして波動は落ちる。

たとえビジネス的には「売れる本」であったとしても、波動まで良いとは限らない。

もちろん普通は「読者のニーズ」を完全に無視するわけにはいかないので、その塩梅はかなり難しいことです。

専門書みたいになってしまっても、手に取る人が少ないし、さらに高額にもなってしまいますから。

でも、その矛盾を止揚しているのが田坂先生の本なので、心からオススメする次第です。

※止揚(しよう):低い次元で矛盾対立する二つの概念や事物を、いっそう高次の段階に高めて、新しい調和と秩序のもとに統一すること。

※上の画像をクリックするとAmazonのページに飛びます

******************

週に1回、メールマガジンを発行しています。

無料メルマガに登録いただいた方には、「ブログでは話しにくい内容」だけでなく

 

・「波動の良い本」のご紹介(約12,000字)

・「波動を高めるモノ・コト」のご紹介(約17,000字)

・「波動を高める食事」のご紹介(約21,000字)

・「無料グループヒーリング」を受けられる権利(週1回)

・キャンペーンや、無料 or 格安モニターを先行でご案内

というボリューム多めのプレゼントがあるので、ご希望であれば以下からご登録ください(解除はカンタンにできますのでご安心を)

※最近、メルマガが迷惑メールに入ったり届かなったりすることがあるので、その対策として【LINE公式アカウント】でも購読できるようにしています。

※iCloud系とHotmail系のアドレスは届かないようです

【メルマガ】【LINE公式アカウント】か、お好きな方をご選択ください。

(ただしLINEは情報漏えいのハイリスクが指摘されているため「サブ扱い」で、なるべくならメールでのご登録をおすすめしています)

※「iCloud系」「Hotmail系」のアドレスは高確率でメルマガをブロックしますのでご注意ください

ちゃんと登録できていれば、自動返信メールが届きます。

無料メルマガ 登録フォーム

【LINE公式アカウント】はスマホから以下を指でタップし、確認ボタンを押すだけで登録完了です。

友だち追加

またLINEの「お友だち追加機能」からQRコードを読み込んで登録することもできます。