こんにちは。
波動カウンセラーの林 昭裕です。
今回はスピリチュアル業界では鉄板ネタである
「アセンション」
について、考えるところを述べていきましょう。
今回のコロナ騒動で、スピリチュアル業界では「アセンション」という言葉がちらほら聞かれるようになったので。
目次
ネット上のスピリチュアル情報にばかり触れると、洗脳される(笑)
ただ、先にお伝えしておきますが、私の言っていることは、
たぶん他の「スピリチュアル屋さん」とは違っている部分があるでしょう。
例えば、過去のブログで「引き寄せの法則」について述べのが以下です(他にもいくつかあります)。
「引き寄せの法則」よりずっと大切な「引き●●の心得」:引き寄せの基礎体力を高めるためにあなたがスピ系の情報によく触れているならご存知でしょうけど、スピリチュアル業界で「引き寄せの法則」は、鉄板中の鉄板ネタですよね。
ネットで検索するとわかり通り、もうね、めちゃくちゃたくさんの人が、いろんなことをおっしゃってます。
ただ、数は多いけれど、結局のところ「どうすれば引き寄せられるか」についてそれぞれお考えを述べておられるはず。
でも、私はそもそも
「引き寄せ」という言葉そのものが、実は「引き寄せられない」メカニズムになっている
という考えを根本的に持っています。
もしかしたら同じような考え方をされている人が他にもおられるかもしれませんが、いずれにしても少数派のはず。
別に他と違うことを、あえて言いたいわけじゃないんですよ。
私は、お名前だけで、人やモノや物件や、あの世の住人まで観ていくという、
「波動(オーラやエネルギー)を観ることができる」
という点では少し変わった人間ですけど、それ以外はただ凡人です(ちなみに手先はめっちゃ不器用)。
なので、天才ではない私は、最初は「引き寄せの法則」を、本を読ったり人から話を聞いたりしていました。
ただ、そうやって少しスピリチュアル情報を取り入れたら、その後は基本的に自分のアタマで考えるように心がけています。
そこで大切なことは、他の情報を取り入れ過ぎないこと。
なんでかというと、スピリチュアル情報を取り入れ過ぎると、洗脳されるからです(笑)
私は仕事で「文章の波動(エネルギー)」をよくチェックします。
だから言いますが、スピリチュアルな本やブログやYouTubeの動画って、みんな波動が良い(=信頼できそうな情報・真実に近い情報)というわけじゃないんですよ。
むしろ、いい加減でテキトーな情報も混じっているんですよ。
なので本当に注意して取捨選択しないと、偏ったスピリチュアル知識をアタマに詰め込んでしまうことになっちゃいますよ。
もちろん他の情報を参考にするのは結構です。
でも、たとえ不完全であっても、自分で考え、感じ、その後に湧いてきたインスピレーションの方が、ずーっと価値があるります。
それを前置きした上で、アセンションについて述べていきましょう。
・・・あ、このブログも読んでいると洗脳されるかもしれませんね(笑)
でも、私はあくまであなたが考えるための材料を提供しようと心がけていますし、あまりこうしろああしろ!みたいな表現はしていないつもりなので、どうぞ安心して読んでみてください。
アセンションは5次元波動? スピリチュアル業界ではフワッと言われる
まず、アセンションという言葉について整理しておきます。
英語では「ascension」と書いて、意味は「上昇」という意味です。
調べたところ「the Ascension」と書くと「イエス・キリストの昇天」という意味になるそうなので、この言葉からはどこか宗教的・霊的な響きを感じますね。
さて、これがスピリチュアルな文脈では
「次元上昇」
という意味として使われるのは、あなたがスピ好きならご存知でしょう。
よく似た表現だと、
・「波動が上がっている」
・「エネルギーが上がっている」
という使われ方もします。
これ、スピ好き同士の会話ではよく使われるでしょうね。
ただ、そもそも「次元」というのは何でしょうか?
私個人としては、わかるようでわからない言葉です。
今回は触れませんが、スピリチュアル業界ではよく
「5次元波動」
なんていう表現がサラリと使われることがあります。
ただ、ここでも同様に、
「そもそも『5次元』って何なの?」
と私は疑問なんですけど、あなたはいかがでしょうか?
私は次元については「わからない」ので、現段階では明確に述べることができません。
先日、カウンセリングでたまたま「愛」や「感謝」というキーワードが出てきたんですけど、そのときご相談者さんから
「林さん、愛とか感謝とかって『5次元波動』ですよね? ってスピリチュアル系のYouTuberさんが言ってたんですけど、どうなんですか?」
と聞かれました。
私は「知らんです」と答えておきました(笑)
この場合、どういう定義で「5次元」と言っているんでしょうね?
愛や感謝という、人間として美しい性質や高い道義心など、それらを「5次元」と言っているんでしょうかね?
でも、「5次元波動である(らしい)愛や感謝」を表現するのは、この3次元の世界なんですよね?
うーん、意味がよくわからん・・・。
まぁこんな調子で、「次元」とか「波動」とかそれっぽいことは言っていても、その大半は明確な定義なくフワッと表現しているんですよ。
私も「次元」の意味は明確にわかりませんが、ここでは便宜的に
【次元=意識レベル】
【アセンション=次元上昇=意識レベルが高まること】
というように決めておきますね。
例えば、「怒りや物欲より、愛や貢献の方が次元(意識)が高い」というわけです。
アセンションは終末思想や救世主願望と相性が良い
「アセンション」という言葉が流行ったのは、2012年ごろだと記憶しています。
マヤ暦(マヤ・カレンダー)によると、2012年12月21日だったっけな?
この日は「地球が次の次元へとシフトする」とかなんとか言って、スピリチュアル業界がエライ盛り上がっていましたね。
「マヤ暦占いは最強の占いだ!」とか言って活動している人もいました(たぶん今ではみんな消えているだろうけど)。
でも当時、私は完全にスルーしてました(笑)
余談ですが、そのころたまたまある場所で、マヤ族の酋長さんかな? とにかく偉いマヤ族のリーダーさんの方のお話を聞く機会がありました(レアでしょ?)。
そこでは、同時通訳だったこともあり表現はうろ覚えですけど
「私たちはマヤ暦というものは使っていない」
という内容のことを聞いて、おかしくて笑った記憶があります。
マヤ族が使ってへん「マヤ暦」って何やねんそれ(笑)
ちゃんと確かめてはいませんが、「マヤ暦」というのは、マヤ族ではなくて、どこかの学者さんが考案したものようです。
いったい、何に対して盛り上がってたんでしょうね、あのとき。
今の私なら「情報そのものの波動(エネルギー)」を見て、
「2012年12月21日に地球が次の次元に変わるやと? は? ちゃんとメシ食うて寝ろや!」
と答えるかもしれません(笑)
それはさておき、「アセンション」というのは、私たち凡人の、特にスピ好き、不思議大好き人間の中にある
・「人類の歴史が終わっちゃう!と怖れる終末思想」
・「そのときに奇跡や救世主を待ち望んじゃう気持ち」
という深層心理と相性が良いようですね。
確かオウム真理教の教義の中にある「ハルマゲドン(アルマゲドン)」という用語は、「世界の終末において、人類の命運を制する大決戦」という意味です。
ここにも根底には「終末思想」があります。
特に世相が混沌としているときは、こうした思想に救いを求める人は、一定数いるようですね。
コロナ騒動の厳しい現実が、真のアセンションを促進させる
いま、時期的にはコロナウイルスの世界的拡散によって、人類意識として不安や怖れが高まっている時期ですね。
こうした状況を受け、スピリチュアル業界では「アセンション」がまた使われ出してきたようです。
おそらくここには終末思想的に「現状をどうにかしてリセットしたい」という心理が働いているのかも。
ネット上や相談者さんからヒアリングしたメッセージを総合すると、
・「いま人類が大変なのは、地球のアセンションが加速しているからだ」
とか
・「地球の波動がすごく上がっているから、そのプロセスとしてコロナウイルスが出てきた」
という感じで語られているようです。
うーん、多くの専門家やジャーナリストの共通認識である「中国の武漢にあるウイルス研究所からコロナウイルスが漏れた」という事実は、これもアセンションが関係しているの?
・・・といった素朴な疑問が湧いてきます。
というのも、アセンションという考え方は慎重に行わないと、
「強引にスピリチュアル思想を現実に当てはめてしまう」ことになりかねないんですよ。
確かに中国のミスですら「宇宙的」に見ればアセンションなのかもしれないけど、それを言ったら何でもアセンションと言えちゃうやん。
戦争が起きるのも、貧困が広がるのも、疫病が広がるのも、みんなみんな「アセンションのプロセス」とか「人類の覚醒へのステップ」という感じで、簡単に片付けられてしまう感じがするのが、個人的にはあまり共感できない部分ですね。
というのも、今回のコロナ騒動に限らず、人類規模の大きなショックやダメージを「アセンション」とか「人類の覚醒」とか単純なキーワードだけで片付けてしまうスピリチュアル好きな人は、そうやってネガティブな現実から逃げる傾向にあるんです。
もちろんこれはすべての人がそうではありませんよ。
ただ、一部のスピ系のブロガーさんや動画配信者さんの波動(オーラ)を遠くから拝見していると、そういう怖れのエネルギーを感じてしまいます。
そもそもアセンションという考え方は、
「ネガティブな出来事の向こう側にある、ポジティブな側面に光を当てる」
という心の営みだったはずです。
「今は大変だけど、それが次の成長のステップとなる」とね。
本来はネガティブもポジティブも、同じカードの裏表なんです。
ただ、私たちの意識のそれこそ「次元が低い」と、怖れを直視できずにネガティブな部分をスルーしちゃうので、結果的に上っ面だけのポジティブに陥ってしまうんです。
私はこういうパターンに陥る人のことを
「スピリチュアルお花畑の住人」
と呼んでいます。
永遠にお花畑でキャッキャ戯れていられたらいいんですが、そうはいかん。
特に、今回のコロナショックは人類の意識に相当な影響を与えています。
なので、これまで「上っ面のスピリチュアル」でふわふわ漂っていたような人は、今後は「厳しい現実」を突きつけられることになる流れでしょうね。
ネガティブな部分を直視しない結果として、具体的には仕事やお金に困ることになるかもよ。
お花畑は、見事に、焼き払われる。
でも、まさにその変化こそ、そういう人たちの大好物である「アセンション(次元上昇)」そのものじゃないですか。
良かったやん。
これまでふわふわっとスピリチュアルをやっていた人が、コロナをきっかけに厳しい現実を突きつけられ、それで変わらざるを得ない方向に進んだとしたら、それは素晴らしいことですなぁ。
そこから地に足のついた「真のスピリチュアル=マジスピ」が始まるんでしょうね。
・・・こうエラそうに言っている私自身、今回のコロナショックの中で、ごく小さなレベルながら仕事がキャンセルになりました。
私自身もこのコロナショックを、自分自身のアセンション(次元上昇)にするべく前向きに活かしていけたらと思っています。
そんなアセンションを起こすには、やはり深く自問自答していくことが大事です。
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