- 「払う」ことは、「祓う」こと。お金の支払いや借金の返済をキッチリ行うことは「因縁を祓う」ことにつながってくる。
- 借金は自分の見通しの甘さか、人間関係の因縁によって作られる。よって借金の返済を通じてマイナスの因縁を祓うことになり、それが魂の成長にもつながる。
- 借金の返済、お金の支払いができない人間に、過去世から積み上げてきたカルマ(霊的負債)の返済などできるわけがない。
スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回もお金について書きます。
いつものことながら「これをすれば必ず儲かる!」という話ではないので、エゴ的なご期待は禁物です。
目次
お金を払うことは「因縁を祓う」こと
私は支払いはなるべく早く済ませるよう心がけています。
サラリーマン時代にカード会社で働いていた時期があるのですが、当時は顧客に(もしお支払いが難しければ)分割払いやリボ払いを推奨していました。
それは他のカード会社でも同じです。
理由はもちろん、その手数料によって儲かるからですね。
ただ、私個人としては支払いを早く済ませたいと思っているので、家や車などの高額な買い物は別として、分割払いを利用したことはありません。
今回のブログでは
「払う」は「祓う」こと
だと知っておきましょう。
「払う」と「祓う」が同じ読み方なのは面白いですね。
これは実感としておわかりいただけると思うのですが、何か大きな支払いであるほど、それを済ませたとき「ホッとする」感覚はないでしょうか。
その最たるものは「借金の返済」です。
私は実家が自己破産するほどの経済レベルだったので、大学の学費や交通費などはすべて自己負担であり、やむを得ず奨学金という名の「借金」をしました。
(学校のお勉強ができないアホだったので、無利子でなく有利子にせざるを得なかった)
これは「奨学金という名の借金」でして、その証拠に返済できなければ銀行口座や資産をしっかり差し押さえられてしまいます。
世間では「奨学金地獄」と言われているぐらい、奨学金は若者の人生計画を狂わせている側面があります。
【参考記事】(リンク切れはご容赦願います)
■「卒業時点で492万円の借金」奨学金のせいで人生が狂った29歳の叫び
私も新卒で上京して就職したときは最もお金のない時期で、風呂なしアパートに住んでいました。
(にも関わらず、都内の良い場所だったので家賃が高かった・・・地理が全くわからなかったため、会社の上司にお願いした結果、都心にある会社の近くに住むことになったためです)
その時期、家賃も高い上に奨学金の返済で毎月5万円ぐらいが口座から抜かれていきました・・・それはそれは、本当に怖ろしかったです。
毎月やってくる苦痛に何とか耐え、20年ほどかけてようやく完済したとき、「呪い」からようやく解放されるような、あるいは邪気が毛穴から抜けていくような感覚がしたものです。
これは、私にとっては「払い」を超えた「祓い」でした。
というのも、この借金(奨学金)は「親との因縁」によって与えられたものだからです。
もし父が毎晩のように酒を浴びるほど飲まず、真面目に働くような人だったら、おそらくこういうことにはならなかったでしょう。
私個人としては借金する気はなかったものの、この親の元に生まれてきた「運命」と、私自身が大学に進学するという「意志」によって、借金することになりました。
もちろん経済的理由をもって大学進学をあきらめる選択肢もあったので、根本的には親がどうこうではなく、自ら進んで因縁を背負った形になります。
こういう体験から、私は借金の完済は「因縁を祓う」ことだと強く思っていますし、もちろんあなたにとっても同じです。
ただ、別にネガティブなことばかりではありません。
大昔から「金の苦労が人間を磨く」のは真実なので、昔よりぬるくなった現代において、お金の苦労は人を鍛えます。
現在スピリチュアル稼業で10年以上になりましたが、ここまでやってこれたのは、お金に関しては普通の人よりシビアなところがあるからなのかもしれません。
「祓い」とは魂の成熟にとって、必要不可欠です。
そうであれば、支払いや借金については最優先で対応することが、お金とうまく付き合うコツになります。
とても地味なことですが、金運を上げるというより、"下げない" 根本はここにあります。
お金の苦労とは大きく分けて、「自分の見通しの甘さ」か、上記の通り「人間関係の因縁」によって与えられます。
借金して商売にチャレンジして失敗したら、あとに残るのは借金(負債)です。
人間関係における借金は、誰かの連帯保証人になったり、誰かの儲け話に乗って失敗したり、私みたいに親との関係によって与えられます。
いずれにしても、その支払いを完了させるのは「祓い」であり、それによって精神的に鍛えられることになる。
スピリチュアル業界の中では、お金については「引き寄せ」ばかりが語られますが、実は払うこと(祓うこと)の方が大事です。
なぜなら「引き寄せ」はエゴを際限なく増幅させる道ですが、「払うこと(祓うこと)」はエゴをなるべく抑制させる道だからです。
どちらが「魂の修行」になるかは明白ですね。
カルマを浄化するには、借金・支払いを早く清算ことから始める
前回のブログで、スピリチュアルの一部では「借金を遠慮なく踏み倒すこと」を教えている、とんでもない野郎がいる話をしました。
「自分は本来豊かなのだから、無理して借金を背負いこむ必要はなく、返済がイヤなら踏み倒してラクになればいい」という謎ロジックです。
「自分は本来豊か」であれば、ちゃんと完済しろやボケ!と言いたくなりますけどね。
もちろん、これはめちゃくちゃなロジックです。
借金を支払わずに逃げるのは「因縁」を祓うことなく背負い続けることになり、実はスピリチュアル的に見れば大きなマイナスなのです。
もっと素朴に言えば、借金を踏み倒すヤツは人間として絶対に信用されない。
豊かさ意識とは真逆の「貧乏意識」そのものだからです。
(逆に言えば、ちゃんと返済する人は信用されます)
この世には「自己破産」という方法もありますが、これは「借金を踏み倒す」のではなく「人生をやり直す」という目的が中心です。
本当ならやらないに越したことはないけれど、どうしても支払えないならやむを得ない。
ただ、それでも「因縁までは祓えない」ことはしっかり肝に銘じた方がいい。
その「霊的負債」(人様にご迷惑をおかけしたこと)を正面から見つめてこそ、真に更生もできるのです。
今回述べている「現実的な借金を返済する」というのは、スピリチュアル的・宗教的には
「カルマの返済」
とつながっています。
「カルマ」とは一般的に、過去世から現在まで積み重ねてきたネガティブな行為のことを言います。
このカルマが今回の人生の中で「不幸」や「不運」として現れ、それにしっかり対応していけば帳消しになるという教えがあります。
そして、カルマを帳消しにすると同時に、魂として成長・成熟していくという「ご利益」もあります。
それが現実的なわかりやすい形で現れているのがお金の支払い、とりわけ借金の返済なのです。
ですから「借金を踏み倒してもいい」と教えるスピリチュアルは実に歪み切っているのであって、それを教えていた某インフルエンサーが一時期は勢いがあっても結局のところ没落したのは、やはり必然の真実と言わざるを得ません。
借金を返済できない人間が、カルマ(霊的負債)を返済できるわけがないのです。
「カルマ」と言うとどうしてもスピリチュアル的・宗教的になってしまいますが、これが「人間界の貸し借り」としての借金の返済とつながっていると知ると、かなり現実的に聞こえてくるのではないでしょうか。
たとえ借金はなくとも、支払いは早い方が相手に喜ばれます。
私もスピリチュアル稼業をやっているので、支払いが早いお客様は有り難いと同時に、信用度も増します。
なので私がお客の立場のときは、意識的に支払いを早く済ませています。
こうしたからといってすぐさま「金運が上がる」わけではありませんが、相手からの信用度が増すことは確かでしょう。
結局はその積み重ねによって、気がつけば金運は上がっているのかもしれません。
(かといって過度に期待はしませんが。だって支払いをするのは当たり前のことだから)
以上、今回は
「払う」は「祓う」こと
という、聞けば当たり前だけど、とても大切なことを述べました。
ご参考になれば幸いです。
※過去の「お金・豊かさ」について書いたブログは以下です
- 「払う」ことは、「祓う」こと。お金の支払いや借金の返済をキッチリ行うことは「因縁を祓う」ことにつながってくる。
- 借金は自分の見通しの甘さか、人間関係の因縁によって作られる。よって借金の返済を通じてマイナスの因縁を祓うことになり、それが魂の成長にもつながる。
- 借金の返済、お金の支払いができない人間に、過去世から積み上げてきたカルマ(霊的負債)の返済などできるわけがない。