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「お金=エネルギー」説は本当か?スピ系の「豊かさを引き寄せる魔法」のウソを暴く。

このブログの要点
  • 感謝の気持ちで支払うのは結構なことですが、それだけで金運は上がらない。豊かになりたいなら、豊かになるための行動をしなければなりません。
  • 「お金はエネルギーだから出せば返ってくる」という説は、スピ系インフルエンサーが高額商品を買わせる騙しのテクニックだと疑いましょう。
  • 「自分らしく」「好きなこと」ではなく「相手のため」にエネルギーを使う見返りとして、豊かさが与えられます。順番を間違えないことです。

スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。

人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

今回は前回のブログ『お金は幻想に過ぎない:スピ系インフルエンサーの「豊かさ引き寄せ本」に惑わされるな!』では書けなかったことを述べます。

まず「ラクして稼げる方法はない」という当たり前の大原則を踏まえた上で、今回のブログを読んでください。

普通のスピリチュアルが言う「こうすれば豊かさを引き寄せられます」という言説は、その大半がエゴに基づく夢物語だと断言します。

前回も言った通り、「稼ぎたかったら、まともに働け」ということです。

ときおり「うまい儲け話」も転がっていますが、それはそういうチャンスを掴める情報ネットワーク、そしてその話に乗っかってみる「勇気」と騙されないための「知性」がなければなりません。

普通のスピリチュアルに足をすくわれる程度の「判断力・認識力が低い人」には無理な話です。

これを前置きした上で、今回は普通のスピリチュアルでよく言われる「豊かさを引き寄せる方法」を取り上げ、批判していきます。

「支払いのとき感謝で出すと金運が上がる」というスピリチュアル説はウソ

これはスピリチュアル業界でよく言われることですね。

これは「お金にエネルギーを乗せる」というスピ系ハウツーです。

もちろん感謝がないよりあった方がいいに決まってますが、それだけで金運は上がりません。

感謝の気持ちなんかなくても、「お金を得るための行動」を積み重ねている人は豊かになれます。

高潔な人格でなくとも、経済的に恵まれたパートナーと結ばれた人は豊かになれます。

(だから婚活では多くの人が頑張って「ハイスペック」を狙うんでしょ?)

たとえ犯罪行為であろうと、詐欺や恐喝や強盗など「具体的な行動」ができる人がお金を得るのです(もちろん推奨はしませんが)。

豊かさを得るのに、「感謝」や「人格」はさほど関係ありません。

そうでなければ、映画やドラマだけでなく、現実でも「悪そうなヤツほど金を持っていることが多い」そして「いい人なのに貧乏な暮らしをしている」ということが説明できません。

スピリチュアル好きの多くは「いい人」ですが、同時に現実的に行動できる人は少ないので、「支払いのときは感謝の気持ちで出す」などというキレイゴトに走りやすいのです。

この種のキレイゴトは心の中で思えばいいだけで、行動して汗をかく必要がない。

だから、ラクして豊かになりたいだけの怠け者や、「豊かになりたい」と口先で言っているだけの人、魔法でお金が生み出せると思っているイタい人にはピッタリの方法でしょう。

もう一度言いますが、感謝や人格など、豊かを目指すならどうでもいい。

そんなこといいから、とりあえず真面目に働いてくれ。

真面目に働いてお金を得て、労働の価値や尊さを身体で知るにつれ、本当にお金に感謝できるようになるから。

「お金はエネルギーだから出せば返ってくる」というスピリチュアル説はウソ

これはスピ系インフルエンサーの多くがよく言う、お客に高額なコンテンツやセミナーを買わせるためのウソだと思って結構です。

これは上述の「感謝でお金にエネルギーを乗せる」という考え方の上位版ですね。

これが本当っぽく聞こえてしまったなら、落ち着いて考えてみてください。

スピ系のインフルエンサーで、本当に波動(オーラ)が清らかな人は一握りしかいません。

その大半は物質的欲望が強い人で、「波動が重たい」のです。

あの人たちが口先では「物心両面の豊かさ」なんて言いながら、結局のところ「見た目の豊かさ」や「羽振りの良さ」などの物質面だけをアピールしたがるのはそのためです。

そうやってブランディングしないと、なかなかフォロワーが増えないもん。

それはともかく、「お金はエネルギー」なのであれば、本当に大事なのは「何に出すか」ですよね。

真に価値のあるものなら、それに「お金のエネルギー」を出すことで得られるものはあるでしょう。

けれど波動の重たい人にいくらお金のエネルギーを出しても、ブラックホールに吸い込まれて終わりです(笑)

詐欺案件や怪しい投資にお金を出したところで、リターンが一切ないのと同じですよ。

最近のご相談でも、スピリチュアル系の詐欺案件に引っ掛かってしまった方から話をお聞きする機会がありました。

豊かになれると信じて投資した「お金のエネルギー」は、結局のところ返ってこなかった。

「出せば返ってくる」はずじゃなかったの?

違うよ、だってそれは詐欺でありギャンブルだもん。

冷静に考えれば「何でもお金を出せばいいってもんじゃない」とわかるのでしょうが、スピ系のインフルエンサーが爽やかに語るファンタジーに舞い上がってしまうと、うっかり手を出してしまうんでしょうね。

そうやって「エゴ」を根底にしてお金を出してしまう。

「ラクして豊かになれる」という欲望に引っ掛かってしまう。

あれ?

お金には「感謝の気持ち」を乗せて出すんじゃなかったっけ?

あらら、本当は感謝じゃなくて「エゴイスティックな欲望」をお金に乗せていたわけね。

それじゃ「普通のスピリチュアル」の立場で考えても、うまくいかんでしょうな。

普通のスピリチュアルが「お金はエネルギー」だとよく言うのは、こう言った方が何かと都合が良いからだと見抜かなければなりません。

表現がフワっとしているため、「お金は出せば返ってくるよ」とも言えるし、「いま出さなければ本当に豊かにはなれないよ」と軽く脅したり、「いつ出すの? 今でしょ! 宇宙は "今" しかないのよ」と追い込むことまでできてしまう。

ホンマ、怪しく見られがちなスピリチュアルじゃなくて「もっとまともな仕事」で営業やったらええやん、と言いたくなる(笑)

厄介なのは、「お金はエネルギー」なのは決して間違いではないということ。

「感謝の気持ち」や「思いの強さ」を示すために、お金は地球において最も利用しやすい媒体です。

言葉だけで「本当にありがとうございます!」と全力で頭を下げるより、お金を包んだ方がよほど感謝は伝わりますよ(笑)

感謝の言葉を伝えるだけなら怠け者でもできるし、それがスピリチュアルかぶれになると「ワタシはいいことをしてるのよ」と自分をごまかすこともできてしまう。

本当に卑しい根性ですね。

すでに述べた通り、本当に大切なのは「何にお金というエネルギーを出すか」であり、そして「どんな気持ちでお金を出すか」なのです。

エネルギーの向ける相手がエゴイスティックな人間だったり、お金を出すこちら側がエゴイスティックな気持ちだったら、そのお金は「活きたお金」にならないでしょう。

この意味において「感謝の気持ちでお金を出す」のは確かに大事だけど、それだけで豊かになれると思ったら大間違いだぞ、というのは前のセクションで述べた通り。

このあたりがゴチャゴチャになりがちなので、ふわっとしたスピリチュアルは解像度を高めて理解しないと惑わされてしまいます。

「自分らしく、好きなことで豊かになれる」というスピリチュアル説はウソ

スピっぽく「自分らしく豊かになりたい!」「好きなことで人に喜ばれ、みんなハッピーに!」「幸せな小金持ちになる!」なんてキレイゴトを言うのは簡単です。

こちらが地に足をつけていないと、こういうキレイゴトのストーリーにうっかり便乗してしまいがちです。

でも本当に豊かになりたいのであれば、まず自分のことは横に置かなければならない。

「自分らしく豊かになりたい」だなんてヌルいこと言ってんじゃねーよ馬鹿野郎、と言いたくなる。

「自分らしく」なんてガキが言うような寝言を横に置き、社会や他人のニーズにちゃんと応えるからこそ、その見返りとして豊かさを得られるのです。

これが「エネルギーを出せば返ってくる」という現実的な実践です。

お金だけがエネルギーではない。

「人生の時間」や「労働力」もまたエネルギーなのです。

そのエネルギーを「自分のため」ではなく「相手のため」に使うからこそ、見返りがある。

それが本当の意味で「自分のため」であり、その積み重ねが「真の自分らしさ」につながっていくのです。

こういうのはある程度成熟した人間なら誰でもわかるのですが、現代では見失われがちです。

特に普通のスピリチュアルに傾倒するような認識力・判断力の低い人は、この傾向が強い。

・「こんなクソみたいな会社で働きたくない」

・「単純作業のつまらない仕事なんかしたくない」

・「ここではないどこかに、もっと自分らしい何かがあるはず(なのに今の自分は・・・)」

といった自己中心的な不満を強く持っていると、冷静に見れば品のない「キラキラ系スピリチュアル」が不思議と輝いて見えてしまう。

エゴの振動波を放つ者同士、引き寄せ合っちゃったのね。

そこでインフルエンサーから「お金はエネルギーだから、出せば入ってくるのが宇宙法則なのよ(はあと)」なんて言われると、「あ、そうなんだ!じゃあ自分を変えるために、ここで思い切って使おう」なんて批判なく受け止めてしまう。

おいおい、そこは「ブラックホール」なんだってば!って言っても気づかない。

私はそんな「被害者」の話をたくさん聞いてきたし、実際そういう「インフルエンサー」の波動(オーラ)を観ると、冗談抜きで〈ブラックホールのような黒い波動〉をしているのです。

ま、でも「騙されて苦しんで、やっと気づきました」とコストを払って学ぶ人もいるし、私だって失敗して「これはアカンやつや……」と気づくことがたくさんありました。

その意味では、やっぱり「出したお金のエネルギーは、いつか必ず返ってくる」のかもしれませんね。

どの意識レベルにおいて受け止めるかで、この言葉の意味合いはかなり変わってきます。

ぜひ安易なスピリチュアルに惑わされず、本当に価値あるものにお金のエネルギーを振り向けていただければと思います。

改めて、このブログの要点
  • 感謝の気持ちで支払うのは結構なことですが、それだけで金運は上がらない。豊かになりたいなら、豊かになるための行動をしなければなりません。
  • 「お金はエネルギーだから出せば返ってくる」という説は、スピ系インフルエンサーが高額商品を買わせる騙しのテクニックだと疑いましょう。
  • 「自分らしく」「好きなこと」ではなく「相手のため」にエネルギーを使う見返りとして、豊かさが与えられます。順番を間違えないことです。