(画像は「ボケて」より)
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「ソウルメイト」なんて知らんわ
こんにちは。
波動カウンセラー / スピリチュアリストの林 昭裕です。
恋愛のご相談でときおり、
「●●さんと私って、ソウルメイトなんでしょうか?」
というご質問を受けることがあります。
「ツインソウル(魂の片割れ)ですか?」と聞かれることもあります。
もう少し詳しくお聞きすると、「出会ったときにビビッときた」とか「初めて会った気がしない」とかの表現で、その感覚を語られることがあります。
「コレは何だろう?」と確認したくて、私にご相談されるわけですね。
そういったご相談に対し、私は
「ソウルメイトがどうかは客観的にはわかりませんね・・・もちろんそのように感じるのであれば、過去世でもご縁があった可能性は十分あると思いますけど・・・」
と、曖昧な回答することが多いです。
ただ、まれに「めちゃくちゃ波動(オーラ)の質感が似ているカップル」を拝見することがあります。
そういった二人なら「深いレベルでのソウルメイト(ツインソウル)」の可能性はあるでしょう。
実際に「過去世の波動」を拝見すると、とても「強い絆」で結ばれていることが感じられてきて、その「エネルギー」にこちらが
じーん…。゚(゚´Д`゚)゚。
と来ることもあります。
ただ、それは少なくとも私の中では「めっちゃレアケース」です。
たいていのことは「過去より現在を観た方がええんちゃうの?」という考えですから。
ま、商売的には「うわーこりゃスゴいですね! 間違いなくソウルメイト(ツインソウル)ですよ! 今夜はお祝いしましょう!」とハッキリ言った方がウケは良いでしょう。
でも「過去世」と一口に言ったって、そりゃもうたっっっっくさんあるんですよ。
そのうちのたった一つか二つを取り上げて断定するというのは、ほとんど意味ないですよ。
それに、こういう類のことは、スピリチュアル屋からすりゃ、どうとでも言えますしね。
「あなたたちは、かつて、どこかの国の王子様とお姫様でしたよ!」
「アタシの霊感は間違いないわ( ̄^ ̄) ドヤッ!」
なーんて、それっぽいことを言っていればいいわけ。
だって完全に証明できないんですから。
「アタシにはそう見えたわ(`ω´)キリッ!」って言えば、「そうですか・・・」としか言いようがない。
そうやってスピリチュアル業界の中で「元・王子様」「元・お姫様」が今日も大量生産されているわけです。
・・・国がいくつあっても足りんわ。
「ソウルメイトかどうか」なんて、どっちでもいい
半ば冗談で「私たち、ソウルメイトかもね~」って言う程度ならまだしも、それにマジでこだわるのは、私としては「うーん・・・(-_-;)」という感じですね。
そういうのを気にされる方は、そもそも何をもって「ソウル(魂)」だと認識しているんでしょうか?
あなたにとっての「ソウル」って、どういうもの?
「ソウル」がよくわからんなら、「ソウルメイト」だってよくわからんのは当然のことですよね?
少し考えれば「ソウル」という言葉で表現されているものはとても曖昧だし、また明確な定義もしにくいことがわかるはずです。
だから私は単刀直入に「ソウルメイトですか?」って聞かれると、とても答えにくいんです。
そういう質問をされる方は、要は、
「私と相手は【深いご縁】かどうか」
を知りたいということなんでしょう。
もっと言うと、
・「この人は、本当に私に合う人なのか?」
・「この人と、本当にうまくお付き合いできるのか?」
・「この人と、本当に結婚する運命なのか?」
ということを確かめたいわけですよね。
その欲求の根底にあるのは「そこはかとない不安」ではないでしょうか。
「もしかしたら違うかも・・・」とか、
「また浮気されたらどうしよう・・・」とかね。
もしそうだとすれば、「相手がソウルメイトかどうか」なんて、本来はどっちゃでもいいんですよ。
「ソウルメイトじゃなくたって、本当に好きなんであれば、お付き合いすれば?」っていう結局めっちゃシンプルな話に落ち着くわけです。
いずれにしても「深いご縁」かどうかは、付き合っていけば、じきにわかるんです。
「自分のソウル」を知ることからはじまる
たとえ「キミたちは素晴らしいソウルメイトだね!」と占い師に言われたとしても、その不安を持っている限り「いやでも、本当はそうじゃなかったらどうしょ・・・」って気持ちが湧いてくるはずです。
なので「その不安とどう向き合うか」ということの方が、百万倍大事なんですよ。
そうやってまず己を知り、そして相手を知ること。
「己を知る」というのは、自分が恋愛に対してどういった価値観や固定観念、また不安を持っているか、ということを明らかにしてゆく。
「相手の気質や性格」については、私であれば、お名前を聞いてその人の波動(オーラ)を観てお答えする。
カウンセリングでは、単なる占い的なことじゃなくて、ご自身を振り返っていただくプロセスを踏んでいただいています。
そのプロセスを通じ、気持ちを整理してゆくんです。
それが一番大事なことであって、私がお相手のことをどーのこーの指摘するのは、別に本質的なことじゃなくって、あくまで「考えるヒント」に過ぎないんです。
ま、さすがにお相手がどうしょうもない野郎であれば、「これはチョモランマ級ですよ・・・それなりに装備しとかんとキツいかも(汗)」とは言うかもしれませんが。
・・・「スピリチュアル屋」のくせに、ソウルメイトについて積極的に答えないというのは「セルフ営業妨害」かもしれません(笑)
ただ、完全に確かめようもないことに一喜一憂するよりはいいかなと思っていますよ。
以上、相手がソウルメイトかどうかの前に、「自分のソウル」についてもっと知らないとね、というお話でした!