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山崎弁栄:既存宗教の枠を超え「霊性」や「宇宙」を生涯かけて追窮した先駆者


(山崎弁栄上人)

お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。

【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

今回はいつもと趣向を変え、明治から大正期までご活躍された

山崎弁栄(やまざきべんねい・1859~1920)

という宗教家を簡単に取り上げます(今後もこの方については取り上げたいと思っています)。

※私はいかなる宗教団体にも所属していませんし、今後も所属するつもりは一切ありません

実は、このブログを書いている頃、この方に関するカウンセリングのご依頼をいただいたのです。

カウンセリングでは宗教絡みのご相談をいただくこともあり、その多くは宗教組織内での人間関係のトラブルや金銭のトラブルです。

やれ脅されたとか、やれ壺や掛け軸や水晶を買わされたとか、およそ神仏の道から外れた文字通り「外道」なご相談が少なくありません。

けれども、今回のご相談は守秘義務があるので詳しく言えませんが、おそらく純粋なる信仰に関するご相談かと思われます(このブログはご相談をお受けする前に書いています)。

たまに私のような無名のスピリチュアル野郎に、すごく真面目な信仰のご相談をいただくことがありまして、これはここ1、2年ですね。

私はどの宗教団体にも属していないですし今後も所属する気はないので、その意味ではどんな宗教絡みのご相談もフラットにお受けできるのかなと思います。

で、今回いただいたご相談の中に出てきた人物が、冒頭に述べた「山崎弁栄」という浄土宗の宗教家なのです。

浄土教のことをすごく簡単に言えば、法然上人が提唱された「南無阿弥陀仏」という名号(みょうごう)を絶えず念仏することで、人類の救済を深く深く願っておられる「阿弥陀如来(阿弥陀仏)」より真の救いが得られるのだ、という教えですね。

私は浄土的な世界は、どちらかというと好きです。

以前、私が好きな「世界平和の祈り」についてブログや音声配信で長期連載していましたけど、これもある意味では「祈りを念仏する」という立場なので、浄土教のことは詳しく知りませんが、もしちゃんと学んでいけば共感できる部分は多いでしょうね。

で、今回のご相談は問い合わせフォームからご依頼いただいたのですが、その文章の中に「山崎弁栄」という名を見たとき、「どこかで聞いた名前だな・・・」と感じたわけですが、そのあと実は数年前にこの方の著作を購入していたことを思い出しました。

それが「法然上人の神髄」という本です。

実は何がきっかけで購入したのかサッパリ覚えておらず、本棚に差したまま完全に忘れていました。

それから数年後の今回のご相談・・・こういうのを「縁」と言うのでしょうね。

せっかくご相談いただいたので、予習を兼ねてこの本を最初から最後までしっかり読みました。

そしたら「この方はすごいスケールの大きい宗教家だな・・・まさにマジスピ(真のスピリチュアル/霊性)を生命を賭して追窮された方じゃないか・・・」と、今回ようやくご縁をいただけたことを有り難く感じたのであります。

もっと早く読んでおけよという話ではありますが、それはタイミングなので仕方ない。

宗教やスピリチュアルの根源は「霊性」にあり

この山崎弁栄(1859~1920)という方は、浄土宗の立場から「真の霊性」を探究された宗教家。

非常にスケールが大きいと感じるのは、単に浄土宗という念仏の一宗派に留まっておらず、いわば「世界宗教」「宇宙宗教」という大きな世界にまで広がっていることです。

それを彼は「光明主義」と名付け、迷える衆生の真の救済のため、生涯を全国行脚の説法に明け暮れたようです。

例えば、先ほどの書籍「法然上人の神髄」の中に以下のような言葉があります。

阿弥陀仏は智慧や大いなる慈愛など、万(よろず)の功徳を満ちあふれんばかりに備えておられて、微塵の欠点もありません。このような霊的な人格が無上の愛でもって私を愛してくださることを思えば、私たちは全生命を奉(ささ)げてかの御仏(みほとけ)に迎え入れていただきたいと願わずにはおれません。「御仏よ、私があなたのものであるならば、またあなたは私のものなのです」。このようにして成立した ”霊的な結婚” は、永遠に離婚の心配のない約束と言っていいでしょう。こうして御仏と私は、寝ても覚めても離れることはないのです。

この表現は、キリスト教のシスターが「イエス・キリストと結婚する(神への誓願を行う)」のとほぼ同じではないでしょうか。

「阿弥陀仏」や「御仏」を「神」と言い換えれば、キリスト教の教義だと間違えそうですね。

他の関連本にも、以下のような表現があります(文語体なので現代人にはちょっと難しいですけど)

如来はただ、慈悲である。如来の慈愛によりて我らが霊性は育くまるる。あたかも赤子が母の乳に養わるるのと同じことである。

これは聖書で言えば、「心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」(マタイによる福音書18章3節)という部分に通じるものがあります。

さらに、こういうのも。

通じて宗教は神人合一、大小二我の調和にありと。また云う神人不離の関係するところにありと。また神の救済を被(こうむ)るにありと。

これはまさに、真の霊性(マジスピ)ではないですか。

スピリチュアル業界でいえば、あの江原啓之さんがよく言っている「小我ではなく、大我で生きる」ということ、「自分が自分が~」っではなく「世のために人のために生きる」ということ。

もっといえば「我は神である」ということを体現して生きるということ。

他にも深い霊性を感じる言葉はたくさんあるんですけど、以上だけでも単なる念仏系宗教の一派ではない、ユニバーサルなものを感じませんか?

明治や大正の時代において、浄土宗(法然が開祖)や浄土真宗(法然の弟子だった親鸞が改組)はあまり日の目を浴びなかったようです。

ただ、山崎弁栄という方は当時「現代のお釈迦様」と呼ばれるほど高潔な人格者だったようで、彼が廃れていた浄土宗を蘇らせたと言われています。

(ちなみに浄土真宗を現代に蘇らせたのは清沢満之という方で、いつかこのブログで取り上げる日がくるでしょう)

山崎弁栄という方の波動を拝見すると、非常に光輝なるものを感じるので、なるほど人格者と呼ばれるわけですね。

※波動(オーラ)はすでに肉体がなくても観ることができます

近代を生きた山崎弁栄は西洋の哲学、思想、宗教も幅広く学ぶことで、浄土教という土台に西洋の視座が融け合い、したがってその言葉は普遍性を宿しているわけです。

彼は組織宗教の枠を超え、すべての宗教の根底に流れる「霊性」を捉えた、いや、捉え”られた”宗教家だったですね。

これこそ真のスピリチュアル(マジスピ)であります。

山崎弁栄は令和の時代で知る人はかなり少ないでしょうが、日本が誇る大きな宗教的巨人として、私たちのように上っ面のスピリチュアルではなく真のスピリチュアル(マジスピ)を求める者は、大いに彼の足跡から学ぶべきではないでしょうか。

ただ、そんな山崎弁栄は従来の教えの枠を超越したものだったので、当時の浄土宗の指導者から見れば「異端者」に見えたようで、最初はかなり警戒されていたようです。

彼は100年ぐらい先を行ってしまっていたから、そりゃ並の宗教家じゃわからんでしょうな。

私だってもし当時の人間だったら、「なんじゃこいつ?ワケわからんこと言いやがって」と批判的に見ているかもしれません。

令和に生きるスピリチュアル好きな私たちからすれば、山崎弁栄という方は法然の大精神を発展的に継承された方だったと素直に思えるでしょうが、皮肉なことに真正であればあるほど、幼子のように神仏に純粋一途であるほど「異端」だと見なされてしまうところに、現代の宗教組織の限界を感じざるを得ません。

(私がどんな宗教団体にも属したくない理由の一つはこういうこと)

そういえば、イエス・キリストにしても当時のユダヤ教の律法主義者からすれば「異端者」で、結果的には十字架に磔にされたわけです。

いつの世も、新しい時代を切り拓く者は大きな迫害や冷笑に遭うものなのでしょうか。

いずれにせよ、どのような宗教であれ徹して突き詰めていき、それが時代の精神、もっと言えば「宇宙の流れ」と同調するものがあるなら、いつかは既存の教義の殻を突き抜け、より深い「大生命の世界」、より高い「霊性の世界」に行き当たるのは必然でしょう。

まさに「守・破・離」であり、そうした一握りの天才が次代を創っていく。

今回、マジスピ(真の霊性)を追窮するにあたり、今回ご紹介した山崎弁栄は日本が誇る「霊性の探求者」の先達として、今後学んでいきたいと強く感じた次第です。

宗教的異端者についての注意点
ただし同じ「独創的」「異端者」であっても、最近の話題で言えば統一教会のようなカルトは完全に似て非なるものです。この場合は教祖の野心や権力の拡大が活動の根本動機であり、教義を都合よく捻じ曲げていることが大半なので。明確に分ける必要があります。

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