お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「林 昭裕〈マジスピ〉の詳しい自己紹介はこちら」)。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回は
「婚活を成功に導く心のあり方」
というテーマについて考えていきます。
最近たまたま『中年婚活 50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』という中年男性向けの婚活本を読みまして、これがなかなか考えさせられる内容でした。
(「中年」は45~55歳あたりと想定して話を進めます)
(今回は「男性向け」ですが、根底においては女性も共通です)
目次
中年男性の婚活が失敗する最大の原因は「若い子ばかりを狙う」こと
何について考えさせられたかというと、
「自分がもう立派なオッサンであることを受け入れないと、婚活ではスタートラインにすら立てない」
ということ。
(女性は出産時期に制約があるぶん、この点は男性よりずっとシビアです)
私はここからさらに、婚活だけでなく「豊かな精神性」を持って人生の後半を生きるには、やはり年相応の考え方が求められると思っています。
この本のサブタイトル『「ありのままの自分」で戦わない』は秀逸ですね。
スピリチュアル業界では「『ありのままの自分』で生きよう!」「自分らしく生きよう!」なんてよく言われますけど、そんなもんキレイゴトですよ。
ぶっちゃけ、そう言っといた方が「ビジネスになる」から言っているだけ。
そういう言ってる人たちは「どう見せるか」という演出をしっかり考えていて、「ありのままの自分」なんて出しゃしませんわ。
本来「『ありのままの自分』で生きる」なんてのは、相当な「自己内観力」や「精神修養」が求められるんです。
それによって現世への執着から脱却できた姿が『ありのままの自分』(本来的自己・脱社会的自己)なのですよ。
一方、多くの人はそんなめんどくさい努力なんかしたくない。
けれど、不思議と現代人は「『ありのままの自分』で生きよう!」「自分らしく生きよう!」という言葉が心地良く聞こえるし、しかもそれがラクにできるかのようにカン違いすることが少なくない。
ラクしたい人間にとって「ありのままの自分」と聞くと、『そんなに苦労しなくてもなれるはず』と脳内変換されてしまう。
だから上記の言葉に加え「がんばらなくてもいいよ」とか「無理に努力しなくていいよ」とかいう『癒しのスピリチュアルメッセージ』とやらも一緒にささやかれるわけだ(笑)
こりゃ「呪い」だよ。
自己啓発やスピリチュアルの分野で「『ありのままの自分』で生きよう!」「自分らしく生きよう!」なんて言う人が多いのは、そういうことですよ。
「誰のマネもしなくていい、キミはキミのままでいい」だなんて、マジで寝ぼけたこと言ってんじゃないよ(笑)
「キミはキミのままでいい」だなんて、努力を放棄する格好の言い訳だろうが。
シビアな婚活市場において、そんなキレイゴトは一切通用しない。
そんな婚活市場において『中年婚活 50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』だけでなく、多くの男性向け婚活アドバイスに共通しているのは、
中年男性の婚活が失敗する最大の原因は、「若い子ばかりを狙う」こと
のようです。
これなんて特に「ありのままの自分」でいいとカン違いした結果ですね。
中年男性の「オレはまだまだ若いぜ!」「20代のガキには負けねーぜ!」などの幻想が打ち砕かれない限り、若い子ばかり狙いに行ってしまう。
私個人の過去のカウンセリングでも、「かなりの年下と結婚したい」というアラフィフの方からご相談を受けたことが何度かあります。
ご本人はとても真摯なロマンチストだったのですけど、客観的に見ればそれだけの年下と結婚したいなら、かなりの魅力や経済力がなければ正直厳しい。
『中年婚活』には有名な公式として
【現在の年齢 -(現在の年収÷100)= お相手の年齢の下限値】
というのが挙げられていました。
例えば50歳で年収450万円なら、
50 -(450÷100)= 45.5歳
ゆえに、45~46歳が婚活で成功しやすいお相手の年齢の下限値となります。
もちろん「例外」はあるでしょうし、「ソウルメイト」と呼べるような縁もごくごくごーく稀にはあるのでしょうが、人並みの年収で「オレだけはワンチャン20~25歳年下でもイケるぜ!」と考えるのはかなり無理があります。
(実際、経営者のお客様の中にはかなり年下の方と結婚されている方もおられますが、総じて高収入です。少なくとも私が見た範囲では例外は1件もない!)
過去のカウンセリングでご相談いただいた方々は、もちろんそんなことは百も承知の上で「叶わぬ恋」に賭ける覚悟でいましたが、通常の婚活においてはやはり「『ありのままの自分』で戦わない」現実的な戦略を採るべきでしょう。
素朴に考えて、例えば年収450万円の49歳の男性が20歳年下の29歳の女性と結婚するとしたら、男性が60歳になるときは女性は40歳、もし子どもがいたら10歳に満たない育ち盛り。
年齢的に男性(夫)の親の介護を求められるかもしれないし、ヘタすりゃ60歳の夫の介護をすることになるかもしれない。
・・・誰がそんなハードモードの修行コースを喜んで選ぶと思ってんだ???
若い子からすればそんなオッサンは「キモい」「きっしょ(関西弁)」以外の何ものでもない。
実際、これは女性ですけど婚活のお手伝いをしたこともあります。
私は波動(オーラ)を観る変態なので、ご一緒に結婚相談所のウェブサイトの男性の写真を見ながら「本当に信頼できる相手」かどうか観るんです。
そのとき、相手にシビアにチェックされるプロフィール写真だというのに、まぁクソだせえ写真が少なくない。
もはや波動を観るまでもない。
50代男性のレインボーカラーのベスト(チョッキ)を笑顔で着用している写真を見たときは、代わりにお詫び申し上げたい気持ちに駆られました(笑)
年齢で不利なら、どうしてせめて見た目だけでも整えないんだ・・・やる気あんの?
これだって「ありのままの自分」で戦った結果なのでしょう。
よほど「自己認識」ができていないのですね。
婚活を加速させるには「独りでも生きる」という決意が必要
現代は「若さ」だけがもてはやされる時代。
私はかねてから
「アンチエイジングは、アンチスピリチュアル」
という考え方を持っています。
肉体的な年齢だけを評価対象とし、「精神的成熟さ」は二の次にしてしまう。
最近では「メンズ美容」や「メンズコスメ」も少しずつ受け入れられてきています(私は一切しませんけど)。
そんな「肉体的な若さへの執着」が、中年男性が婚活市場で「若い子しか狙わない」傾向を後押ししているのかもしれません。
ただすでに述べた通り、人並みの年収では「年の差婚」はかなり厳しい。
それが『中年婚活』の著者のように自分の年齢および「年収などの市場価値」をクールに受け入れ、その上で「ありのままの自分」で頑張らず戦略的かつ無理の少ない方法で婚活をしていくと、成功していく確率は上がります。
(なお、著者はベストセラー本を何冊も出しているので、実はライターとして超優秀であることを踏まえなければなりません。それでもなおシビアに自己認識しているわけです)
本の中に「服は全身ユニクロでいい」というアドバイスが出てきますが、もし年収は大したことないのに全身ハイブランドだったら「かなり無理している感じ」が如実に出てくるし、相手に「見栄を張って浪費する人かも」と思われてしまい、結局は失敗する可能性を高めてしまうのです。
(実際、服装で無理をし過ぎると「服の波動」にやられてしまい逆に下品さが漂います。ときおり銀座あたりで見るけどね)
私が過去にお手伝いしていた方(女性)も、途中までは「高望み」をするためなかなかうまくいかなかったのが、少しずつ「身の丈に合った」選択をしていった結果、最後は納得いくゴールを迎えられた事例があります。
なかなかシビアな婚活とはいえ、結局は「客観的な自己認識」と「欲望との折り合い」なのでしょうね。
その「折り合い」ができること、つまり「断念」ができることこそ、ある程度の人生経験を重ねてきた者ができる智恵なのです。
ですから、「オレは若い子がいい」「オレはまだまだイケるぜ」という見通しの甘さは、「断念」を知らない未熟な魂なのでしょう。
もちろん「もう自分はオッサンなのか・・・」と受け入れることは苦痛が伴います。
自分じゃなかなか気付かないが、よく見ればお腹も出ているし髪は薄くなってきたし階段を登ると息が上がってしまうし、ファブリーズだけじゃごまかせない加齢臭も華麗に漂っていると聞く。
でも老いが進み頭髪が「バーコード」と化する砂漠化現象は「自然の摂理」じゃないですか。
それを受け入れていくのが中年の「精神的な務め」ですし、それを経なければ成熟することはできない。
現代はルッキズム(外見による価値判断)を批判しておきながら、一方で「若さ」を過剰に評価するねじれた価値観に彩られています。
その中で「自分は福山雅治みたいなイケオジではないんだ」と受け入れていくのは、実は「若さを評価する時代との葛藤」もあるのでなかなか難しいことなのです。
ただ『中年婚活』でも紹介されていますが、自分を年齢および市場価値を受け入れられた人ほど「身の丈に合った成功」を手に入れる可能性が高まるわけですから、それだったらなるべく早く「降参」した方が良くね?と思います。
「降参する」とは英語で「サレンダー」と言って、これはときどきスピリチュアル業界でも言われる言葉です。
「降参する」と聞くとネガティブな響きがありますが、実際はとてもポジティブな言葉です。
以前「神様におまかせすること」「宇宙にゆだねること」についてブログを書いたことがあります。
「ゆだねる」「おまかせ」というのは『サレンダー』と言い換えてもいい。
上のブログでは「ゆだねるには『愚かさの自覚』が大事だ」と述べましたが、これは婚活においても大切なことです。
「愚かさの自覚」とは「不完全性の認識」であり、それができるほど人は謙虚になり、スピリチュアル的にはそうなって初めて「〈神なるもの〉に出逢う」こともできるようになる。
婚活だと自分のスペックをシビアに分析し、「こんな自分じゃ高望みはできないよな・・・それでも身の丈に合った、そして価値観の合う人と出会えたら有り難い」と心から思えたら、結果が出るかは別として少なくとも「婚活の女神」はちょっと振り向いてくれるようになるでしょう。
「自分はショボい」と痛切に自己認識できるからこそ「ありのままの自分で戦う」選択肢を捨てられるのであって、〈絶えず肯定的に自己否定していくこと〉こそ真のスピリチュアル(マジスピ)なのであります。
そうやって「降参した」先には、「死」が待っている。
実りある婚活をするには、逆説的ですけど「死を見据えて、独りでも生きる」姿勢が必要です。
そのために最も必要なことは、これまで何回か言っていますが「死生観」であり、これは人生の午後において最も大切なことです。
どれだけアンチエイジングに励もうが、老いを完全に防ぐことはできません。
「いつか必ず死ぬ」という現実を受け止め、それでも「せめてこれだけはやって死にたい」という何かを抱いて生きる。
そういう「独りでも生きる」という姿勢があってこそ、若い時代にはない「内面的な魅力」も出てくるのではないかと思います。
いくらパートナーがいようとも、最期に死ぬのは「ただ独りにおいてのみ」ですよ。
そのような想いを定めた上でもし縁があれば、「出逢い」は与えられるのでしょう。
婚活に関する話をいろいろ聞いていると、「話し相手が欲しい」とか「独りだとさびしい」とか「人並みに生きたい」とか、動機としてはちょっと弱い気がします。
(「人並みに生きたい」の "人並み" って何やねん?と個人的には思いますし)
これが20代ならまだわかる気がしますが、もうオッサンなのであれば「せめて死ぬまでにはこう生きたい」というビジョンが欲しい。
オッサンになってからの婚活の根底には、「もうそれなりの年齢にはなったけど、人生このままでいいのか・・・」という問いがあることでしょう。
その「人生このままでいいのか・・・」という問いが婚活で解消できるかはわからないし、そもそもそれは結婚しようがしまいが「独りでも生きる」という覚悟以外に道はないように思います。
とはいえもし婚活を通じてシビアな自己認識ができるようになり、婚活の成否はさておき「魂の豊かさ」を求める一つのきっかけになるのであれば、婚活は「精神的成熟のための通過儀礼」と言えるのかもしれません。
もっとも相手からは「自分の成長のために、わたしを使わないでほしい」と思われるかもしれませんけど。
なので「オレは自分の成長のために婚活してます!」とは言わない方がいいでしょうね。
追伸
婚活については「マジスピ サブラジオ」で雑談として語ったことがあります。
「婚活ってシビアだけど面白いな」と改めて思ったきっかけです。
もしお時間あれば聞いてみてください。
※以下の10分40秒あたりから婚活について話しています
追伸の追伸
なぜ「ずっと年下の異性を狙ってしまう男性」が出てくるのだろう?
これを考えるヒントとなったのは、『中年婚活』と同じ中村淳彦さんが書いた『ルポ 中年童貞』という本。
かなりインパクトのあるタイトルですが、描かれているのは中年童貞が "深刻な社会問題" だということであり、ある意味で社会システムの変化の産物だということ。
これについても感想の一部を「マジスピ サブラジオ」で語りましたので、よければあわせてご聴取ください。
【マジスピ サブラジオ】「中年童貞」は "深刻な社会問題" のデパート
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