- オーラの色が近いからといって相性が良いわけではないし、真逆の色だからといって相性が悪いわけでもない。
- 占いで「オーラの相性バツグン!」と言われた後、別れているカップルはゴマンといる。
- 最も大切なのは、異なる相手の価値観を受け入れられるだけの度量や人格を深めること。
スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
目次
近いオーラの色のカップルが、必ずしも相性が合うとは限らない
前回のブログでは『オーラ診断について気をつけること』について話をいたしました。
今回はオーラ診断に関するよくある質問として、
「恋愛や結婚において、オーラ同士の相性はあるのか?」
という話を行います。
仕事において複数の方々のオーラ(波動)をお答えしていると、
「あ、ワタシと●●さんは同じオーラの色だから相性が良さそうだね」
といったことをおっしゃる方がおられます。
他にも、
「オレのオーラは赤で、キミのオーラは青だから、きっと相性悪いんじゃないの~?」
と冗談っぽく語り合う場面に、私はこれまで何度も出くわしました。
その言葉の大半は感覚的なもので、特に明確な根拠があるわけではありません。
どうも多くの人は
「同じようなオーラの色」=「相性が良さそう」
と感じる傾向がありますが、これは正しいのでしょうか?
もちろん「価値観が近い」とか「趣味が同じ」とか、共通する部分をもって「相性が合う」と捉えるのは一理ありますね。
けれども、オーラの色が近いからといって、性格まで合うとは限りません。
むしろ磁石のS極同士またはN極同士のように、お互いに反発し合うこともあります。
一方で、予想通り相性が良い場合もある。
「じゃあ何が正解なの?」と思うかもしれませんが・・・正解などありません。
というのも「前回のブログ」で述べた通り、たとえ同じようなオーラの色でも価値観や性格は文字通り「十人十色」「百人百様」だからです。
オーラの「色」だけ見れば同じような感じでも、オーラの「輝き」や「大きさ」、そして「中身」まで全く同じ人はいません。
またスピリチュアル的に言えば、いわゆる「過去世(前世)」の内容や、今生での生きる目的(使命・天命)も違います。
これが「中身」ということです。
一般的に言われている「オーラ」は、「目に見える表面的な性格」や「考え方のクセ」を示していることが大半です。
それを何種類かにわかりやすくパターン分けしたのが、一般的なオーラ診断だというのは前回述べた通りです。
けれども、本当はパターン分けすることなどできません。
実際はもっともっと複雑です。
そもそも、恋愛関係や夫婦関係になるような「深い因縁」の相手と、ハッピーやラッキーが連続で起こるわけがありません。
そんなものはファンタジーです。
別の機会に述べますが、「ソウルメイト」というものは、もっとドロドロとしているのです。
「因縁」には、良いものも悪いものも両面が絡み合っています。
冷静に考えれば、「幸せしかない人間関係」などこの世に存在しません。
もしあるとしたら、お互いがそれ相応の努力をしているに違いない。
オーラ診断で「相手との相性」が良いかどうか確かめる思いの中には、「相手との関係において不幸になりたくない」という心理があると思います。
気持ちはわかりますが、それは虫が良すぎるというもの。
自分だって未熟なのだから、そんな自分に引き合った相手だって未熟に決まっているでしょうが。
オーラの相性より、異なる価値観を受け入れられる人格や度量こそ大事
実際、私は過去に占いの現場にいた時期があったのですけど、
「オーラの相性バッチリですね!」と占い師から太鼓判を押された人が、その後あえなく離婚しているケースを何度も聞いています。
そんなもんですよ(笑)
でも占い師にクレームが行かないのは、やっぱり「本当のところは、一緒に生活してみないとわからん」というのが大前提にあるからでしょうね。
それとは逆に、「相性が最悪」と言われたカップルが幸せな関係を続いているという話も、決して少なくありません。
こう述べると「オーラ相性占い」はあまり役に立たないことがわかりますが、それでいい。
それはあくまでエンタメ、合コンでちょっと盛り上がるネタぐらいのものとして理解しておきましょう。
私も『オーラリーディング』をしていますけど、もし相性について聞かれたら
「付き合ってみたらわかりますよ」
と言って終わりです(笑)
そんなもん、本当のところは試してみないとわからんでしょ。
最初から成功の約束、安全の保証は確約されていないのです。
相性を気にすることよりも大事なことは、
「自分とは異なるであろう相手の価値観を、どこまで許容できるのか?」
ということを見計らっておくことです。
みんな違うのは、当たり前。
その上で、相手の価値観は、自分の許容範囲なのか、それとも許容できないのか。
かなり異なる価値観でも、受け入れられる度量は自分の中にあるのか。
もはや占いやスピリチュアルではなく、完全に常識の話ですね(笑)
その上でオーラに話を戻しますと、私が観ている限り
・オーラがキレイである、つまり人格が高潔であるカップルであるほど、うまくいく可能性は高い。
逆に、
・オーラが暗く重たい、つまり人格が低劣であるカップルであるほど、うまくいかない可能性が高い。
という、これまた当たり前の話ですね。
つまり、相性なんてハッキリ言ってどうでもよく、大切なのは「人格」なのです。
他には、
・カップル同士の人格に「格差」があるほど、結果的に相性は悪くなりがちです。
それでも、より人格の高い方がもう一方を許容する度量があれば、まだうまくいくでしょう。
手っ取り早いものが好まれる現代において、「人格」なんて言うと嫌がられるかもしれません。
でも、結局は人格であるのは、真実です。
「相性が合う、本当にいい人を引き寄せたい」なら、自分の人格を磨かないといけないのは当たり前のこと。
「オーラ相性占い」なんてのは、「人格を高める」という人生で最も面倒な課題をスキップできる、エゴにとって都合の良いエンタメなのかもしれませんね。
ま、その結果を真に受ける人なんていないでしょうが。
そういったことを理解した上で、エンタメや話半分として「オーラ相性占い」を受けると良いでしょう。
- オーラの色が近いからといって相性が良いわけではないし、真逆の色だからといって相性が悪いわけでもない。
- 占いで「オーラの相性バツグン!」と言われた後、別れているカップルはゴマンといる。
- 最も大切なのは、異なる相手の価値観を受け入れられるだけの度量や人格を深めること。