お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。
発信スタイルの見直しのため、しばらくブログを休止しています。ただ、この間は何もしていなかったわけではなく、実は断食、正確には「不食」をしていました。
「無料メルマガ」では全4回にわたって経過をレポートしていました。ただ、メルマガだけに留めるのはもったいないかなと思ったので、約30,000字の地味な文章ですが載せておきます。
タイトルの通り「不食は最強の心身浄化法」というのはウソではありません。それは私も実践して感じました。体重は減ったものの、頭と心はとってもクリアになりました。
こういうことにご興味のある方は、このページが多少ともご参考になるでしょう。
ただし、「生兵法は大ケガのもと」と言われる通り、断食(不食)を安易に行うのは極めて危険です。私のような変人は別として、良識ある一般の方は指導者なり断食道場なりの指示に従ってください。
なお、文章を読むのが面倒な方は、そのエッセンスを動画で語っています。以下に貼っておきますので、よろしければどうぞ。
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に更新します。
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目次
不食中の日記
■10月30日(初日)54.70kg
これまで1日1食だったし初日だから余裕だろうと思いきや、意外としんどい。おそらく黒砂糖による「血糖値スパイク(糖中毒)」ではないかと踏んでいる。
血糖値スパイクは糖分の接種により血糖値が急激に上昇し、それからインシュリンの働きで今度は逆に下降していく生理現象。インシュリンとともにアドレナリンも出るため、それが感情の不安定の原因となる。黒砂糖は白砂糖よりはスパイク度合はマシだが、それでも砂糖は砂糖。
ちなみに「GI値」(血糖値上昇度合)を比較すると、以下のようになる。60以下だと「低インシュリン」と呼ばれる。
玄米:55
上白糖:109
黒砂糖:99
なるほど、予想以上に黒砂糖も血糖値を上げてしまうようだ。おそらくしんどくなった原因はこれかも。ただ、おそらく日が進むにつれ、スパイクによる苦しさは減ると思う。科学的証拠はないが、不食による浄化力の方がスパイクを上回ると想像しているからだ。
あと、1日目特有の感情として、「しばらくおいしいものが食べられないなぁ」「地味な生活が続くなぁ」という自分で決行したにも関わらず残念な思いや、「もしかなりキツかったら嫌だなぁ」「1日目でこんなにしんどいの?」という飢餓へのほんのりした恐怖心がある(やめようと思えばいつでもやめられるから、本当の意味で恐怖ではないが)。
不食のハードルはもちろん肉体的なキツさもあるが、個人的にはメンタルが一番大きいと感じている。というのも、たとえ激しい空腹感があってもそれはあくまで「感覚」だから、やはりメンタルがいかに安定しているということが、一番大切なのだ。
■10月31日(2日目)54.55kg[初日から0.15kg減]
榎木孝明さんの『30日間、食べることをやめてみました』を再読。
榎木さんは不食期間中、空腹感はほとんどなかったという。でも自分はかなり空腹感がある。それだけ煩悩が強い証拠だろう。午後になってから手にあまり力が入らず、少し震えるようになった。頭も少しボーッとする。これは飢餓感かもしれない。深い呼吸を意識して、肉体の感覚に引っ張られないようにしよう。
なお、不食中にコーヒーを飲もうと思ったのは榎木さんの影響。「辛い不食はしない」と。確かにその通り。苦行のための苦行ではない。自分はノンカフェインだけど飲むことにした。
また、腸がゴロゴロ鳴るときがある。早くも浄化の兆候が出ているのかも。おそらく1週間か10日あたりで「宿便」が出る。医者の中には宿便を否定する人もいるようだが、明らかにいつもと違う便が出るのは前回の不食で体験済み。今回改めて認識することになるだろう。
選挙に投票後、近くスタバでカフェインレスコーヒーを注文。少し薄くしてもらった。ノンカフェインでもそこそこおいしい。これがかなり気分転換になる。コーヒーは1日1杯か2杯、飲むようにする。
本当は飲まないほうがいいかもしれないが、自分の不食はあまり根を詰めてやらないことにしている。もちろん空腹感がしんどいときはあるが、その中でもなるべく無理をしない。もし目標の30日続けるのが困難なら、途中でやめても良い。10日ぐらいできたら上等だろう。
今日は頭が少しぼーっとする。現在は1日ほぼ1食なので、6年半前の1日2食+間食していた初回より大丈夫だろうと思ったが、「ゼロとイチは全く違う」ということか。
■11月01日(3日目)54.35kg[初日から0.35kg減]
(起床後に計測しているのだが、うっかり水を1杯飲んでしまったので0.15kg引いた
実際は54.50kg)
朝起きてから2時間ぐらいが最も安定している。お昼時になってくると空腹感が出てくる。
お昼に不食として実践している「すまし汁」の作り方を動画で撮影した。これまでYouTubeはしゃべる動画だけだったので新鮮。
〈YouTube〉【作り方】断食・不食中は"すまし汁"のみ。断食の神様・甲田光雄先生が実証済み。
この後、さらに2本の動画を収録した(もう少し後に公開予定)。
すまし汁を飲み干すと空腹感が一時的に紛れる。ただ、昆布によるダシの味がちょっとキツく、普通の状態で飲んだらあまりおいしく感じないだろう。でも空腹感が強いので、何でもおいしく感じるのが幸い。贅沢言ってる場合じゃない。ただ、固形物でなく飲み物なので「あぁ食べたー!」という感じはない。
すまし汁を飲んだら、軽い睡魔とともに頭が少しぼーっとしてきた。「ランチの後は眠くなる」と言うが、飲み物だけでも眠くなるのだろうか。ちょっと昼寝をしよう。
懈怠感があるものの、習慣になっている軽い筋トレをする。いつもは100出せる力が今日は80ぐらいしか出せない。ただ動くのが面倒になって運動不足になりがちなので、今後も気合を入れて行うことにする。
肉や魚や豆からタンパク質を採ってないので、たぶん筋トレしても筋肉はつきにくい。でも今は鍛えるより動かすことの方が大事だ。
夜のすまし汁の後、やっぱり少し眠たくなる。おそらく黒砂糖の影響で脳がホッとするのだろうと思う。あと、自分の場合は食を断つとよく寝る時期がやってくる。それを超えるとあまり寝なくても良くなるはずだ。
お腹はよくゴロゴロ鳴っているが、肝心の便通はまだない。朝飲んでいるベントナイトクレイをスイマグかミルマグ(下剤)に変えた方がいいかもしれない。固形物を摂取していないから便通がないのはわかるが、そろそろあってもいいのではと思う。
■11月02日(4日目)53.85kg[初日から0.85kg減]
便通がないので、寝起きはベントナイトクレイから下剤のスイマグに切り替えた。早ければ今晩にも効果が出てくると思う。
お昼から出かける予定があったので、冷ましたすまし汁をペットボトルへ。やっぱり温かい方がおいしいが仕方ない。空腹状態なので冷めてもうまい。
用事の後、映画『クーリエ 最高機密の運び屋』を観る。旧ソ連の収容所(独房)のシーンがあった。不衛生かつ極寒の中、貧しい食事しか与えられず、みるみる痩せていく姿。これに比べたら自分の不食はまだかわいい。こんな環境でも明日を信じ、たとえ力が入らなくとも体を鍛えようとする意志に感銘を受けた。
映画館の近くのスタバでノンカフェインコーヒーを注文。味は薄いが今の自分にはちょうどいい。
スイマグのおかげで、便通が少しだけあった。砂粒状の便なので宿便っぽい気はするが、少量だし4日目なので何とも言えない。固形物を食べなくなるとお通じが止まるので、明日かはスイマグに切り替えることにしよう。
夜に上半身裸の撮影。初日の夜と比べ、わずかに痩せた感じがする。ただ、お腹のへこみ具合はよくわかった。
やや強い空腹感がずっと続くものの、それほど苦痛というわけではない。だんだん慣れてきたかな。人類はずっと飢えと戦ってきた。だったら本当はこの状態が「日常」のはずだ。
■11月03日(5日目)53.40kg[初日から1.30kg減]
寝起きのセルフヒーリングの時間を長めに取る。いつも以上に心地よくなってきているのは、少し研ぎ澄まされてきたからだろうか。単に肉体をいじめているのではない。何のためにしているのか。これを通じて何を掴みたいのか。そんなことを考える。
太陽の光が気持ちいい。光からも栄養を吸収したいと思っている自分がいる。そう、世の中にいる食べなくても生きている人たちは「光合成」をしているのだ、
ノンカフェインのコーヒーとお茶は気分転換ツールとして本当に優秀。食事は単に腹を満たすだけでなく、喜びや気分転換も兼ねているし、それが文化を生み出すこともよくわかる。
いつも注文していた黒砂糖が品質劣化してしまったので(詳しくは「すまし汁の作り方」動画を)、試しに以下の黒砂糖を注文してみた。
実物を確認したところ、ちゃんと黒っぽい感じがありなかなか良さそう。波動(エネルギー)もまあまあ。ラッキーなことに黒豆茶(ノンカフェイン)のサンプルが入っていたので飲もう。
スタバでノンカフェインコーヒー。少し頭が痛い。これも不食に伴うものかもしれない。本を読んではいるが、あまり頭に入ってこない感じがする・・・だんだん痛くなってきたので帰宅することに。帰宅途中、けっこう体がだるい。
不思議なことに、家で20分ほど仮眠しただけで頭痛がスーッと抜けていった。宿便が出たら結構ラクになるとは思うが、この時期はあまり無理してはいけない。
昨日もらった黒豆茶(ノンカフェイン)をさっそく飲んでみた。おいしい。あと、妻からカモミールとレモングラスがしばらく使わないまま残っているから飲めば?と提案。そうだな、本当は水と柿茶だけなんだが、ノンカフェインはOKとしよう。
■11月04日(6日目)53.00kg[初日から1.70kg減]
昨日はお腹はよくゴロゴロ鳴る割に便通がなかったので、今日からしばらく下剤のスイマグの量を3倍にした。夜も飲むのでトータルで5倍。過去最大の量。徹底的にやる。
断食の神様・甲田光雄先生の本を再読していたら、「断食を本当に成就するには祈りが必要だ」と書いてあった。あらら、こんなこと書いてましたっけ???
「断食中は飢餓感からあれが食いたいこれが食いたい、終わったら思いっきり食べてやろうと思い、実際にそうする人もいるが、そんなものでは意味がないのだ。いかに自分が食べ物の恵みで生かされているかをより感じるのだから、この断食の時期こそ天に、自分勝手に生きていたことをお詫びし感謝しゆだねるのだ」
いやはや、まったくその通り。ちょっとずつ体重が減ってはいるが、かなり元気が出てきた。
お昼、試しにいつもの「すまし汁」に塩を3グラム追加してみる。甲田先生の本によると、塩分が腸の働きを活性化させるらしい。ミネラル分の補給にもなる。飲んでみると、味はいつもとあまり変わらない。今後は塩追加でいこう。
飲んだ後、10分ぐらいで久々のまともな便通。不食前日まで食べたものはこれで全部出たと思われる。さすがスイマグ。しばらく増量して服用することにする。
その15分後、さらに2回目。スイマグ効きすぎ。2回目は水模様だった。
それから少し体が軽くなった感じがする。そう、前回の不食も宿便と思われるものが出てから、かなりラクになったのだった。おそらくこれが「浄化」1回目。
夜のすまし汁(今日から塩を3グラム追加)の前にもスイマグ(量はいつもの2倍)。飲んだ後、3回目の排便。これも水模様。ただ少しずつデトックスできている感じがいい。
その20分後、4回目。その10分後、5回目。その30分後、6回目。寝る前、7回目。全部「水様便」だが堰を切ったようなラッシュ。忙しい。落ち着かない。スイマグ効果もあるだろうが、浄化が加速してきた。
夜にレモングラスのハーブティー2杯。うまい。落ち着く。
■11月05日(7日目)52.80kg[初日から1.90kg減]
睡眠時間が6時間弱だがよく寝た感じがする。いつもは7~8時間寝ているので、ようやく不食によって精神活動に活性してきた。それは昨日の排便も大きいだろう。明らかにそこから体が軽くなった気がするから。
あと、これまではダメな大学生みたく明け方に寝て昼に起きる生活だったけど、なんか昨日は午前2時半から眠くて仕方がなかった。まぶたが重たくなり、本もスマホも見れないぐらい。ただ、これは不食によって睡眠のリズムが自然なかたちに修正されているのかもしれない。
ここ数日感の懈怠感と頭痛は、断食や不食をやる人の大半が経験する。自分はそもそも1日1食だし健康体なのでそこまでキツくはなかった。ただ、この時期を過ぎて毒素の排出がうまくいくと、個人差はあるものの多くの人が軽快な感じがしてくるようだ。ランナーズハイならぬ「不食ハイ」「断食ハイ」というやつだ。
普通の人はこの不食を3日間か5日間、長くても7日間やれば十分。あと健康を取り戻そうと思って行う人もここで十分だ。これを機に健康的な少食に切り替え、それに慣れてくればもう一度やればいい。
でも、自分の場合は「心身の霊的浄化」が目的だから、むしろここからが本番だ。自分の肉体と精神がどのように変容してゆくのかを観察するとともに、この特殊な期間を通じて今後の人生をどう生きてゆくのか、徹底的に見つめていくのだ。
セルフヒーリング・瞑想の時間があっという間に経過する。非常に心地よい。この時間は空腹感を全く感じない。昨日、甲田先生の本に「断食の効果を高めるには祈りが必要だ」という意味がよくわかる。心にストレスや不安恐怖がないとき、天に感謝しゆだねているとき、現代の科学では考えられないような心身のパフォーマンスを発揮するということだろう。
世の中には食べなくても生きていける人たちがいる。自分がそうなれるかはわからないが、少なくとも「より食を減らす」のはこの不食が終わっても追いかけたいテーマだ。
7日やって約2キロしか減っていないのは良いこと。これがガチの本断食だともっと痩せているし、もっと苦しい。甲田先生の「すまし汁断食」の優れた点を享受している。こういう偉大な先達がおられるのは本当に有り難い。甲田先生の霊(波動体)を想い浮かべて感謝した。もしこの不食のやり方に間違いがあったら、どうぞご指摘くださいと祈った。
起きて30分後ぐらいに便通1回。動画撮影した後、お昼のすまし汁。その後2回目の便通。2回目から何だか色が青緑っぽいような・・・明らかに以前と種類が変わった感じ・・・宿便かどうかわからないが、何らかの毒素が出たのかな。
3回目の排便も4回目も水様便で青緑っぽい感じ。やっぱりデトックスが加速しているのかも。
いきなりグワッと便意が出てくるのがちょっと苦手。何度もトイレに駆け込みたくないので、夜はスイマグはやめておく(それでもこの日は6回の便通)。
午後3時にカモミールティーを飲む。レモングラスの方が好きだが、こちらもなかなか良い。
夜に軽い筋トレを行った。いつもの60~70パーセントしか力が出ない。でも仕方がない。タンパク質をほとんど摂取してないし。鍛えたってたぶん筋肉にならないだろう。でも大切なことは、たとえ不食中でもいつもと同じリズムで過ごすということ。体重と体力は落ちていても、気力さえあればある程度、体を動かすことはできる。
アニマル浜口親子みたいに「気合だー!!」じゃないけど、肉体を動かしているのは「気」なのだから、気が満ちていれば肉体はそれなりにコントロールできる。そういえば自分は「靈氣(レイキ)」を教えていたんだった。だったら普通の人より「気」は使えるはずだ。
■11月06日(8日目)52.80kg[初日から1.90kg減]
なんと体重が前日から減っていない。明日になったらガクッと減っているかもしれないが、これは面白い。6年半前の前回には見られなかったパターン。もし今後の体重減が鈍化していくなら、現代の栄養学は正しくないことがわかる。人間は機械ではない。「これだけカロリーが足りないからこれだけ体重が減る」という、そんな単純な存在ではない。人間は環境に適応して生きる存在で、カロリーが少なかったら少ないなりに省エネモードで生きていくことが、自分の肉体でもって証明できるだろう。
それ以上に、本来、人間は「気」で生きている。「気」の恩恵を最も受けている。もっと「気」のエネルギーを受け取るできるようになれば、もっと少ない食べ物で生きていくことができるはずだ。そういう人をブレザリアン(空気だけで生きる人)と言って、実際に存在している。
「そうなれば食べる楽しみが失われる!食べないなんてとんでもない!」という怒りにも似た声は当然あるだろう。もちろん食を楽しむのは自由だし、もっとも今の地球であれば大多数が食べる人だから全く問題ない。
ただ、食べない人は食べない人の喜びがある。この8日目ですら、春の小春日和のようなほんのり温かい心地よさに包まれている。胃腸に負担がほぼないということが、どれだけ精神的な喜びをもたらすことか。「何もない」そんな"空"の内にこそ、真の喜び、ただ喜びのみがあるのだろうか。
この喜びを味わっているから、超少食や不食と言われる人たちは継続できるのだ。彼ら彼女らはみんな異口同音に言うだろう、「むしろ食べない方が、はるかに幸せな気持ちになれますよ」と。まぁ1日3食+間食している人からすればヤバいヤツに見えるに違いないが。
そうだ、もしこの超低カロリーな状態で体重が増えたら・・・めちゃくちゃ面白い。できるかわからないけど、そうなるようにイメージしてみよう。呼吸法でもっとエネルギーを取り入れてみよう。
今日は起きてすぐ便意があった(水様便)。対面リアルの講座が入っているので、何度もトイレに駆け込むのはまずい。なので今日はミルマグ(スイマグは使い切った)はやめてベントナイトクレイにしておく。
そういえば、おとといぐらいまで固形物は何も食べていないのに、口の中が気持ち悪く、無駄に歯を磨いたり舌を磨いたりした。舌は老廃物が出やすいと聞いたことがあるが、不食の時期はさらに出るのかもしれない。ただ、昨日あたりから気持ち悪さをあまり感じなくなった。
午後からレイキ師範の講座。説明が熱くなって当初の予定を30分以上オーバー。ただ、そこまで疲れはない。終了後、気分転換で近くのドトールでノンカフェインコーヒー。ドトールのやつは酸味が強く、飢餓感を抱えている状態でもあまりおいしくない・・・やっぱり少し高いけどスタバ一択か。
今日はミルマグを飲まなかったためか、便通は2回で終わった。
■11月07日(9日目)52.40kg[初日から2.30kg減]
体重が横ばいか増えてほしかったけど下がったか。アホな考えだろうが、この不食を終えるまでにわずかでも増えてくれる日があることをイメージしている。
睡眠時間6時間ほど。少し寝起きが良くない。昨日の講座で少し疲れたか。いつものようにクロレラ10粒とミルマグ25cc服用。初めてミルマグを飲んだが、やはりスイマグとほぼ同じ。効果はどうだろうか。
肉体的には衰えているはずだが、頭の働きは良くなっている。例えば5分や10分の空き時間があれば、メール1本の返信を済ませる、領収書をまとめておく、明日出すゴミをまとめておく、など。普段ならほとんど後回しにしているか、ダラダラネットでも見ているはずだが、気づいたらすぐ取り掛かるようなところが以前と違う。
つまり食事を不自然ではあるが制限した結果、肉体機能だけでなく精神機能もまた省エネモードになっている。無駄な動きはしないようになっている。この日記もふと思い立ったら書いている。結果的にメルマガで発信する頃には、いつもよりかなり多い文章量になっている。
本当はこうしてコツコツ積み重ねることができたら、仕事や雑事は苦ではないはずだが・・・「後でやろう」という思いは、きっと心の贅肉なのだろう。それが不食で削げ落とせるとしたら幸い。
お昼から用事で都心へ出かける。目的地まで歩きながら周りの人を観ていると、どうやら自分がけっこう厚着していることに気づいた。
後で調べてわかったが、極端に食事制限すると生命維持のため省エネモードになって体温が下がり、基礎代謝が下がった状態で寒さに耐えようとするため寒がりになるらしい。ただ、この状態において生命体は熱効率を高めるべく、摂取したエネルギーの利用効率を高める仕組みに変わっていく、と。
その結果いわば「燃費」が良くなり、ちゃんと断食・不食ができた人は以前より少食で生活できるようになるようだ。いやはや、環境に最適化しようとする「いのちの仕組み」は神秘としか言いようがない。
そういえば、3日前だったかスタバの空調が寒かったので携帯しているダウンマフラーを巻いてたら、隣の女子高生2人が「えっ、別に寒くなくね?」って言ってた・・・めっちゃ聞こえてんねんけど。食べなくなったら寒さを感じるんや。ダイエットの話してたのも聞こえたけど、じゃあ1日ぐらいメシ抜いてみれば?
2日前ぐらいから肌ツヤがさらに良くなった。自分でおでこを触ってみるとわかる。男性なのであまり自慢にはならないが、もともと肌はキレイだが、それがさらに良くなった。食事と食事の間隔を16時間開けると俗に言われる「若返り細胞」が活性化すると言われる。じゃ自分は若返りまくりのようで。
あと、以前も書いたが昨日ぐらいまで口の中のなんとなく気持ち悪く、あまり必要ないのにちゃんと歯を磨き、舌磨きまでやっていた。どうやらデトックスは口の中でも起こるらしい。それがあまり感じなくなった。だんだん肉体の浄化が進んでいる証拠かもしれない。
今日はミルマグを朝晩・標準量。便通はトータル5回。みんな水様便。以前の不食でもそうだったが、固形物はもう胃腸の中にはないのだろう(あってもクロレラの分だけ)。今後はずっと水しか出ない。ただ宿便があればまだ出るかもしれない。とことん出したい。出し切りたい。
■11月08日(10日目)52.40kg[初日から2.30kg減]
睡眠時間が5時間ぐらいで目覚めてしまった。昨日は午前3時半ぐらいに寝たが「あまり眠くないな」といった感じで、寝付きもそれほど良くなかった。体の動きは少し重たいときがあるけど、全体的にはだんだんエネルギーが満ちてきているようだ。
あれ?体重が減ってない・・・寝起きする計測するのだが、お手洗いに行ってから測ってたっけ、行く前だっけ・・・無意識の行動ゆえ記憶が曖昧だ。ただ、もし今日だけお手洗い前だったら明日はその分減っているだろうから、喜ぶのはまだ先にしよう。
いずれにしても、体重の減りが鈍化していることは間違いないようだ。肉体が今の超低カロリー生活に適応してきたということかもしれない。それだけ「気」で生きられるようになっているということだ。もちろん科学的には腸内細菌の働きもあるんだろう。このへんは勉強不足なのでもう少し文献を読んでみたい。
携帯の更新が近づいてきたので、他の会社や端末を探していたら沼にハマってしまった・・・この10日間で最もしんどい作業。どのプランがお得とか、どのプランは実は損するとか、似たような「なんとかプラン」が多すぎてよくわからん・・・今はどの携帯会社も昔ほど割引競争をしていないみたいだが、本当はいろいろあるんじゃないのか・・・と調べていたらかなり疲れた。こういうときは空腹感がキツい。
便通4回。水様便。臭い便が出たら毒素が排出された証拠とのことだが、ちょっとそれっぽい感じはあった気がする。ただケータイの沼のおかげであまり実感せず。今日はよく寝よう。
■11月09日(11日目)52.15kg[初日から2.55kg減]
寝起きのトイレの後に体重計測。振り返ればいつもそうだったので、今後は意識してそうする。
それでもなお、体重の減りが鈍化しているのがわかる。昨日、けっこうしんどかったんだけど意外と減ってない。早くも超テロリーに適応してきているのか。6年半前より体重の減りが遅い。もちろんわずかながらクロレラのカロリー(約8キロカロリー)はあるだろうが、栄養学的には誤差の範囲に過ぎない。あと1週間ぐらいやればもっとわかってくるかな。無理はしないけど。
それにしても、今日も5時間睡眠。昨日しんどかった割に短い。もう目覚めたときから体が「もう起きようぜ」と言っているかのようだった。いつもは「もう少し寝ようぜ」なのに。「二度寝はヒマだからイヤ」という感じ。日常で一番難しかった「朝早く起きる」が超少食で実現するのであれば、うまいものはあまり食べられなくなるけど、この不食が終わっても実行する価値はある。ただ、そうなれば「何のために生きるのか」という価値観をより明確にする必要がある。
映画館で映画を観る。約2時間のあいだもお腹がゴロゴロ鳴る(空腹でなく腸の蠕動)。途中でトイレには行きたくない。頼むぞ、この時間だけはおとなしくしておいてくれ。。。
いつも着ているパンツ(ズボン)のウエストがかなりゆるくなってしまった。縛りヒモのついてるパンツじゃないともう履けない。太って悩むことはあっても、まさか細くなって困ることがあるとは思わなかった。
歩いていると少し体が重たく、なんとなく貧血気味。ただ気力だけはあるので、階段を一段飛ばしでスタスタ登る。
映画の後スタバに行ったら、「コーヒーの抽出をお待ちの間にどうぞ」と試飲カップに入った普通のコーヒーをもらった。あ、これカフェイン入ってるな・・・うーん、受け取ってしまったし、仕方あるまい。飲んだ。胃が痛くなるなどの反応は幸いなかった。
スタバの空調が寒い(周りの人は普通だろうが)。常にカバンに入っている携帯用のダウンマフラーを巻いてちょうど良い。温度管理といえば、夜のお風呂はややぬるめで長時間入るようにしている。この期間は熱を逃さない、そして外から取り入れることも大事。
ちょっとしんどかったので長居せずに帰宅。帰宅したら先日注文した『EMXゴールド』というサプリ飲料が届いていた。これは「EM菌」という有用な微生物が入っている飲料。カロリーはゼロだが、腸内細菌を整えるのに良いらしい。ちょっと高額だし、波動はいいけど自分には必要ないかなとも思っていたものの、この不食期間だけのお試しということで取り寄せてみた。にがりの味が少しするぐらいで、水とあまり変わらない。効果はどうだろうか。
試しに寝る前にミルマグを飲んでみる。ただ、寝る前に飲むと便意が良すぎて早く目覚めないか心配だが・・・
■11月10日(12日目)51.90kg[初日から2.80kg減]
寝る直前のミルマグのせいで睡眠4時間ぐらいで目が覚めてしまう。ソッコーでトイレに行く。心配した通り、効果が効きすぎなので、寝る前に飲むのはやめておこう。寝起きに飲むぐらいが自分にはいいと思われる(この日の便通は7回ほど。ぜんぶ水様便)。
珍しく、あまり良くない夢を見た。亡くなって9年経つ父が死ぬ夢だ。葬儀場に自分がいる。ただ、死因が現実とはちょっと違う。「酒を飲みすぎて体を壊して亡くなった」というアナザーストーリーが描かれていた。酒飲みは事実なので間違ってはないが。さて、今ごろこういう夢を見るのはどういうことだろう。もし自分が死ぬ夢なら不食は今日で終わっていいかもしれない。
今日は寝起きからしんどい。1~2日目とはまた違うしんどさだ。昨日おとといが5時間睡眠に対し、今日は7時間。それでもしんどい。頭がぼーっとして、体もいつもよりさらに重たい。宿便が出る前が体調を崩すらしいので、もしその前兆だったらいいが。後で昼寝するかもしれない。
不食で無駄な行動が減っているが、いまYouTubeで「新庄監督」のインタビュー動画を観た。子どもの頃、当時タイガースの新庄をテレビでよく観ていた。今は野球は興味ないけど、新庄は華がある。波動(オーラ)がキラキラしている。派手でビッグマウスに見えるが、実は非常に論理的で人間心理をよくわかっている。YouTubeはいつもダラダラ観てしまうが、新庄が観れたのは良かった。今日は筋トレをしたいのだが、それ以外はゆっくり過ごすことにする。
先日注文した「スーパーフード」モリンガのパウダーが届いた。「ビタミン、ミネラル、アミノ酸など約90種類もの栄養素をバランスよく含んだ別名、奇跡の植物」らしい。白湯で飲んでみたが、独特の辛味や苦味がある。正直おいしくない。カロリーはゼロだと思うが、よりデトックスを促進させるためにしばらく飲んでみることにする。
その後、前に読んだ榎木孝明さんの『30日間、食べることやめてみました』の付属DVDを見直していたら、「ビタミンは直接的な栄養にはならず、メインのエネルギーを摂取してこそ補助的に働く」という言葉があった。マジか~。ならばEM菌もモリンガも気持ち程度にしかならないかな。
しんどいので昼寝を45分したらそこそこ回復したのでスタバに行く(夜も15分ほど仮眠を取った)。
何とか筋トレをしようと思ったが、頭痛はないもののかなり全身がだるかったので明日にパスすることにした。
ただ、夜になってからだんだん元気になってきた。不思議なリズムだ。なんで元気になるのか自分でもよくわからん。腸もあまりグルグル動かなくなった。静かな感じ。ともかく、この体調であればもう少し続けられそうだ。
そういえば前回30日やったときも、リズムがあったような気がする。しんどくなる時期があっても、しばらく耐えているとなぜか回復してくる。そのたび気分的には爽快になるから続けてこれた。ただ、30日目は体調の低下がハンパなかったから「ちょうど30日目だし今日までにするか」と切り上げたわけだ。さて今回はどうなるだろうか。
■11月11日(13日目)51.45kg[初日から3.25kg減]
今日は特に気になる変化がない。逆から言えば空腹感は苦しくない。昨日に比べたらかなり元気だ。寝起きにEM菌の液体を白湯に混ぜ、クロレラの粒とともに飲む。それから寝起きのみのミルマグ。完全にルーティン化。
今日は筋トレを行った。6日前は力は平常の60~70パーセントしか出せなかったが、今回は80~90パーセントは出せたと思う。体は少し重たいものの、まだまだ元気だ。今回はそれ以上に気力があった。
食べなくなると、まず体内の脂肪が使われ、次は糖分だったか。それもなくなれば筋肉をエネルギーに分解するらしい。だから筋肉がみるみるなくなっていく。ただ今回は塩分(ナトリウム)を採っているので、筋肉低下はある程度防ぐことができる。
さっきたまたま「味噌を使ったファスティング」という情報を小耳に挟んだ。味噌には塩分があるから筋肉が衰えにくく、なのでファスティングはいいと思うけど体力低下や体型変化を怖れている人にとっては入りやすい。
夜0時。今日は全体的にかなり良いコンディションだった。この調子なら続けていけそうだが、もしかしたらあと2、3回ぐらいはしんどいタイミングが来るかもしれない。ただ、そこを超えるとさらに軽くなる気もする。
■11月12日(14日目)51.25kg[初日から3.45kg減]
用事があっていつもより早い7時に起きる。睡眠時間3時間半ほど。でもスッと起きた。それほどしんどくない。お昼過ぎには落ち着くので仮眠すれば大丈夫そう。
2回目の便通はいつも通り水様便だが、いつもより量が多く、かつ少し臭かった。もしかして宿便か?確信は持てないが、かなりスッキリしたことは確かだ。断食の本にある通り「バケツ半分の宿便」はないだろう。そもそもそれは1日3食と間食を続けた人のケースに違いない。1日1食の自分はそこまでのレベルではないようだ。
体は軽くなったが、ちょっと脱力した感じがあるので1時間半ほど寝た。
YouTubeの撮影。自分でしゃべっていて、声が少し細くなっていることに気づいた。やっぱり繊細になっているんだろう。いつもはときおり汚い言葉も吐くが、今の状態だとそれがやりにくい。おそらく体にあまり負担がかからないような話し方をしているんだろうと思う。映像を自分でチェック。あぁ、やっぱり痩せたな。
それからちょっとそこまで自転車で移動。昨日の筋トレのときは力が入っていたのに、今日はちょっとしんどいな。日によって、または時間帯によってリズムが違う。今日は元気でも明日はしんどくなることもあるだろうから、決して油断してはいけない。
ホーリーバジルを初めて飲んでみた。独特な味。クスリのような感じもする。おいしいというわけではないが、一応問題なく飲めるので、今後はお茶のレパートリーに入れよう。
■11月13日(15日目)51.05kg[初日から3.65kg減]
昨日は睡眠リズムがいつもと違ったからか、夜になると結構しんどくなったので7時間睡眠。ただ以前なら9~10時間は寝ていたはずだから、やはり胃腸に負担がないのは大きい。
15日目になったし、昨晩はちょっと気持ちが乱れたので、寝起きからいつもより長く瞑想をする。1時間以上行った。もう1時間か、早いな。おかげさまでだいぶ気持ちが静かになった。15日目ともなれば、体は軽くなる反面、タイミングによっては飢餓感が強くなると思われる。昨夜はその兆候だったかも。
飢餓感を最も解放してくれるのは、実は睡眠だということに気づいた。いくら空腹でも睡魔には勝てない。翌朝起きた後もしばらく空腹感がないのだ。なので寝起きの瞑想もスッと入れる。万人が当たり前のようにしている睡眠という行為がいかに偉大かに気づいた。
「明日を想い煩うな。今日の苦労は今日一日にて足れり」という、確か聖書の言葉があったと思う。これは至言だ。
不食生活はすっかりルーティン化した。朝は「お手洗い→体重測定→クロレラ・EM菌・ミルマグ」、昼は「すまし汁→モリンガ→柿茶」、夕方は「仕事がなければスタバ」、夜は「すまし汁→レモングラスかホーリーバジル」といった感じ。ときどき筋トレ。
これからいよいよ精神的な浄化へと入っていく時期かもしれない。
神に祈る。自分の欲望は最小限にし、もっと人に喜ばれる人間になることを。真のスピリチュアルをもっと深く追窮できる自分になることを。
夕方に仕事用のガラケーの機種変・キャリア変更で都内の某ショップへ行く。ガラケーはますますガラパゴスと化し、契約できる店舗が限られているらしい。近隣店舗はみんなダメだったので、仕方なく都心の店舗へ。
ガラケーだけサクッと契約できれば良かったのに、「電気料金をウチで払えばオトクですよ」「ご自宅のインターネット回線は何を使ってますか?こんなオトクなプランがありまして・・・」などセット販売がハンパない。
「いや、今日はガラケーだけが目的なので大丈夫です・・・」と何度断ってもそのオッサンはセールスをあきらめない。日本人の顔をしているようだが、たぶん日本語が通じないのだろう。
普段なら関西弁で「ええって言うとるやんけ!何回言わせとんねん!」と、ちょっとドスをきかせて言うかもしれない。でも、怒ると腹に響くのだ。飢餓感がより強くなってしまうのだ。孫悟空がお釈迦様に逆らうと知恵の輪で頭を締めつけられるように、イラッとすると空腹感と脱力感に襲われてしまうのだ。ここで無駄にカロリーを消費したくない。
だからすごく丁重に「本当にすみません・・・」と7回ぐらい言って、ようやくそのオッサンは退散した。
断食の神様、甲田先生は晩年「少食が世界を救う」とまでおっしゃった。そう、みんなギリギリのカロリーで生きれば不要な怒りや怖れや悲しみでカロリーを消費しなくて済むに違いない。
そういえば以前、師匠が「Twitterで罵倒し合うエネルギーをお金に変えられたら、莫大な富が生まれるでしょうね」と言っていた。そうだ、きっと現代の私達は飽和しているから、満たされすぎているから、余計なことをしてカロリーを浪費しようとするのだろう。
■11月14日(16日目)51.00kg[初日から3.70kg減]
まるでマンガみたいな夢をみた。
神戸屋やヴィドフランスみたいなイートインもテイクアウトもできるパン屋で、たくさんパンをトレーに並べている自分がいる。もう腹が減って仕方がないから、いっそのこと思いっきり食べちゃおうとしているのだ。
でも、レジのおばちゃん店員が「あんた、ホンマに食べるんか?よーく考えや!」とにらみつけてくる。やめてー。自分はバツの悪い顔をしてイートインの席に座る。さあ、どうしたものか。
よくよく考えた結果、「いや、やっぱりやめておこう・・・」と思ったとき、目が覚めた。あまりスッキリしない。
本当にわかりやすい夢。やっぱり食べたいのだ。夢に出てくるぐらいに。決して本能を楽勝で克服できるほどの意志力はない。できるとしたら少しずつコントロールしていくしかない。不食期間が空けたら、あまり無理して超少食に走らない方がいい。少しずつ、少しずつ、減らしていくのだ。
お昼からレイキ講座で出張。トータル6時間ぐらい早口で元気よくしゃべった。どこからそんなエネルギーが出てくるのか。仕事になると力が湧いてくる。お相手がお医者さんだったこともあり、医学的、栄養学的な雑談ができたのが楽しかった(そう、現代栄養学は不完全は学問だ。昨日と今日とでは5グラムしか体重が変わっていないではないか。)。
ただ、さすがに仕事が終わるとけっこう疲れているのを感じた。けっこう重たいリュックを背負っていたが、帰りの電車は座れなかった。それも疲れが増す一因。ただ、それでも胸を張ってスタスタ早歩きをし、階段は一段飛ばしで登る。「食べてないから・・・」という言い訳を肉体にしないためだ。
仕事後のビールのように、夜のすまし汁が体に染みわたる。飲んだ後、久々に少し仮眠を取った。不食をしてから習慣になっていた「夕食後の仮眠」がなくなっていたが、今日は復活。今日みたいに集中して仕事をしてもエネルギーが尽きない心身になりたいものだ。
疲れているからか、いつもより飢餓感が増す。普段ならこういう日はいつもより多く食べるのだが、すまし汁の量は決まっている。もうちょっとあればいいのにな。まぁ自分で好きにやってることだから、やめようと思えばいつでもやめられるんだけど。
ノンカフェインコーヒー、ホーリーバジル、レモングラスと続けて飲んでいくと、ようやく少し落ち着いた。これらにカロリーはないが、おそらく「波動」はいただいているんだろう。
こういうときでも、ヒーリングや瞑想をしているときは飢餓感から距離を置くことができる。なるほど、後半戦はより霊的なレベルに意識を置くことが大事になってくるらしい。まぁあと2週間ぐらいだし、ちょっとした修行だと思ってやってみるか。死にはしないし。
それはともかく、今夜の夢はレジのおばちゃんが出ないことを願う。
■11月15日(17日目)50.70kg[初日から4.00kg減]
昨日は結構疲れたはずだが、寝て5時間ぐらいで目が覚めてしまう。二度寝しようとしても寝れないのでしぶしぶ起きる。いま一つ調子が良くない。
読書する気分でなかったので、『不食の時代』というドキュメンタリー映画を観る。いま観るべき作品。いろんな人の事例が出てくるので励みになる。みんな食欲という煩悩と闘ってきた結果、心身の健やかさを手に入れたのだ。
大事なことはむしろ、この不食期間が終わった後にどうするか。登山は下山の方が大事。浄化された腸内環境をいかに保っていくのか。それは根本的には「どう生きるか」にかかってくる。生きる目的を強く持たなければ節食は叶わず、簡単に欲望に流されてしまうに違いない。
おとといあたりから、額のあたりに吹き出物が少しあることに気づいた。洗顔の類を一切使わない割に肌はキレイだが、不食をしてからさらにスベスベになってしまった。にも関わらず、このタイミングで吹き出物とは。あと首の左側と左足の太ももの内側にも吹き出物がある。たぶんまだデトックスし切れていない部分が表に出たのだろう。まだまだ毒を隠し持っていると思われる。
今日は体が昨日の1.5倍ぐらいに重たく感じる。歩く足取りが重たい。階段も1段飛ばしする気力が湧いてこない。たぶんバイオリズムがあって、調子良いときと悪いときがある。
スタバが混んでいたのでタリーズへ。タリーズもノンカフェインがあったことに気づいた。読書は背筋を伸ばして読むが、今日は椅子にもたれて読んだ。しんどいので癒しの音と言われる「432ヘルツ」の音楽をずっと聴いていた。その効果かどうかはわからないが、しばらくすると気力が回復してきたので良かった。
どうやら「明るい時間はしんどい→休む時間を増やす→夜になると元気になる」という一つのパターンがあるようだ。元気になるのは体が超少食に適応してくるステップだろうか。
不食明けの食事内容を再検討すべく、甲田先生そしてその愛弟子である森美智代さんの本を読んだ。終わった後が肝心。真の忍耐は、むしろ不食明けだ。最大の関門である「スイーツ断ち」ができるかどうか。
■11月16日(18日目)50.75kg[初日から3.95kg減]
あらら、昨日より5グラム増えている。寝起きから排便(水様便)までやった上でこれだから、やはり体が無理にでもすまし汁の約250キロカロリーに適応しているのだろう。睡眠時間は5時間半ぐらい。これで朝からバリバリ活動できればかなりいい感じになった証拠だが、昨日のようにコンディションはリズムがあるのでまだまだといったところ。
ただ自分の肉体の実践でもって「現代栄養学の不完全さ」を証明していくのは小気味いい。子どものときから「朝ごはんを食べないと力が出ません」と言われ、精白された食パンにマーガリンを塗りたくり、牛乳とともに食べていた時代がまるで過去世のようだ。無知と洗脳は怖ろしい。
額のブツブツは、もしかしたら高校で水泳部だったことが遠因だろうか。いま考えると怖ろしいが、塩素のプールでずっと泳いでいたわけだ。ハンパない経皮毒である。あくまで推測だが、今ごろになって普段の食生活でも絶対出ないブツブツがあるのは、長年蓄積してこぴりついた毒素がようやく出ているということだろうか。本当のことはわからないが、自分としては「これでデトックスし切ったな」と思っても、本当はもっと隠し持っているのだろう。
お昼前からレイキ講座。「顔の肉がなくなってますね」と言われた。でも前回ほど体重が減ってないのが面白い。特にフラフラになることもなく普通に過ごす。
今日はなかなか調子がいい。体が少し重たいなと感じるぐらい。胃はグーグーなるが、飢餓感による苦しみがほとんどない。こんな感じで最後までできたらいいのだが。
しかし夜になって首の後ろにまでブツブツができていることに気づく。妻に写真を撮ってもらうと、けっこうブツブツしている。こんな症状は全く初めて。やっぱりまだデトックスし切れていない部分があるのかもしれない。
夕食のとき妻に言った。「不食が明けたら玄米と豆腐と生野菜メインで過ごそうと思う」と。肉、魚、卵、パン、スイーツはできる限り断ってみたい。妻は「普通の人」で、肉も魚も卵もラーメンもパスタもパンも食べたい普通の人。なので料理が別々になってしまう。それなりに理解してくれているのが救いだが、玄米少食はこのあたりの調整が難しい。そりゃ難病でもなければこんな質素すぎる食生活なんかしないと思わないから。
夜は生野菜ジュースを作るためのミキサーをネットで検索していた。もう不食明けのことを考えている。30日がゴールではない。大切なのはその先だ。
■11月17日(19日目)50.50kg[初日から4.20kg減]
最近は目覚まし時計よりも前に目が覚める(だいたい寝てから6時間半ぐらい後にセットしている)。ただ今日はちょっとダルさを感じたのでしばらく二度寝できないまま布団の中で過ごす。
不食が明けたらどう過ごそうか・・・そんなことを考えていた。
本や服の整理をしていたら結構つかれた。不食しているように、これらも最大限まで捨てられたらいいのに。
午前中から少し飢餓感が強い。早くお昼のすまし汁タイム(だいたい午後2時前後)が来ないかなと何回か時計を確認する。断食体験記を読んでいると、慣れてくると空腹感をあまり感じない人もいるようだが、自分は煩悩が深いのでそろそろやめようかな、と弱い気持ちになることがある。
頭はクリアであるに対し、体は少し重たい。ただ何も運動しなければ筋肉が落ちてしまうので、ちょっと気合を入れて筋トレをする。普段の50~60パーセントしか力が出ない。それでも良い、今は筋トレという行為ができるだけでも十分だろう。
筋トレが一通り終わると「やれることはやったぞ」というちょっとした達成感。不食が明けたら体重を元に戻さねば。断食や不食で一つイヤな点があるとすれば、本人はとても健康かもしれないけど、見た目がガリガリなので不健康そうに見えるということだ。
自分はいま以上にガリガリはイヤだ。少食を堅持しながら、かつ健康そうに見えるようでなければイヤだ。これはまた研究していく必要がありそうだ。
■11月18日(20日目)49.95kg[初日から4.75kg減]
体重が50キロを切った。昨日から今日は落ち方が早かったようで。
昨夜、寝る前に考えた。「20日目で終わりにしよう」と。「21日目のお昼に動画を撮ったら、回復食を食べよう」と。
今は体が少し重たいぐらいで、それほど苦しいわけではない。30日やろうと思えば続けられるし、たぶんできる。でも、やめることにした。
「30日続けたオレ、すごいやろ」と思うだけでは何の意味もない。そもそも今のすまし汁による簡易断食の目的は何か。それは、食生活を中心としたこれまでの生活スタイル、そして生き方を見つめ直すことだった。それはどれぐらい達成できただろうか。
食欲はおそらく人間の本能の中でも最も根源的なものだろう。もちろん性欲も睡眠欲も根源的なものだ。でも普通は「金がなければ食えなくなる」と言う。「金がなければヤレなくなる」とは言わないし、眠たければいくら抵抗しようが道端でも寝るだろう。だからやはり食が肉体生命の根源といえる。
本当に大事なのはこの不食期間が明けてからだというのは、何度もここで言ってきた。登山も上りより下りの方が大事であるように。
正直、6年半前の不食の方が苦しかった。初めてだったのもあるし、今より多く食べていた反動もある。ただ起業したばかりの勢いで乗り切ったわけだ。
今はあの頃のような頑張っている感じはないし、あまり辛くもない。6年半前の写真を見返すとずいぶん浄化された感じがあるが、今は別にそうでもない気がする。つまり同じことをしていても仕方がないのだ。もちろん不食によって胃腸が休息できたことはとても良かった。体重が50キロを切った代わりに、ずいぶんデトックスできた。
では、それよりさらに大事なことは何か?決まっている。不食明けの食生活だ。徹底的に粗食で生き、健康を良い状態で保ち、仕事でパフォーマンスを発揮できるかどうかだ。一時的な我慢大会はやり通せても、無期限の節制の方がはるかに厳しい。外の世界は誘惑だらけだからだ。
普通は断食や不食が明けたら、罰ゲームが終わったかのごとく「やっと食べたいものが食べれる!」と肉やスイーツをがっつくものだ。でも、そういうことを一切しない覚悟を決めるとなると、凡人にとっては相当苦しいに違いない。
さあ、これまで少食とはいえ、肉もスイーツも毎日食べていたし、ラーメンやパスタやパンなどの小麦グルテン系も食べていた。今回の不食を始める2日前にはラーメン二郎にも行った(麺半分・ヤサイ少なめ)。それを全部手放して、玄米、野菜、海藻類、豆腐などの豆製品だけにしようと言うのだ。今回の不食はそのための準備だったと言える。これからやっとスタートラインに立てるというわけだ。
明日からしばらく回復食を食べ、少し量を増やして失った体重を取り戻してきたら、ガチの玄米菜食で生き続けるというわけだ。今度は期限はない。となると、これは煩悩との葛藤が100パーセント約束されていることになる。
「あぁ、今日で一区切りか」と思ってから、体が軽くなってきた。現金なもので、もうダルくなるのは終わりだと思うと力が出てくる。ちょうど眠たい授業の終了5分前ぐらいから覚醒してくるように。やっぱり飢餓感と相手するのはメンタルが重要だということがわかる。
ま、正直に言えば、やっぱりちょっとは我慢してたかな。体重も5キロ近く減ったし、そろそろ戻さないとなと思っていたところ。病気直しでやっているわけではないから、本当に大切なのは日頃の健康管理だ。だからこそさっきも言った通り、普段の食生活を厳格に守ることが「真の食養」ということになる。
夕方、近くの豆腐屋さんに豆乳を買いに行った。明日の回復食の分だ。
不食明け(回復食)の日記
■11月19日(21日目)49.80kg[初日から4.90kg減]
いま回復食の玄米おかゆ(正確には玄米クリーム:生の玄米を砕いて粉末にしたものを水に入れて煮るとクリーム状になる)の仕込みを行った。あぁ、玄米粉が白銀のように眩しく見える・・・
やっぱりたくさん食べたい欲求が出てくる。もうちょっと玄米を足そうかと思ったけど、お茶碗の3分の2程度で止めておいた。危険なのは断食不食の時期ではなく回復食の時期。ここで油断してはいけない。昨日よりは圧倒的に多く食べられるんだから、量は落ち着いて・・・
そういえば前回の不食明けは、確か3日目か4日目で吉野家に行って、初めて肉だけおかわり(牛皿)した。前回は気合で30日やり切った分、反動もあった。今回は前回ほど我慢していないのでおそらくそれほど反動はないと思われる。が、油断してはいけない。
そして、ついに玄米クリームと豆乳をいただいた。
うまー。
おいしいなー。
ただただ味わいながら食べた。
このときの有り難い気持ちを忘れてはいけない。今後も食欲の煩悩はいくらでも湧いてくるだろう。目の前で焼肉や焼鳥の匂いが漂ってきたり、ケーキやクレープが並んでいたりする光景も見るに違いない。そのときに今のことを深く思い出せるかどうか。
食べてからホッとしたのか、久々に眠くなってきた。ただこれから動画を撮影するのでもう少し起きなければ。
動画撮影後、イスにもたれて仮眠をする。20分ぐらいで起きたが、そのときお腹が空いていることに気づいた。
あぁ、きっと体が「もっと食べたい!」と叫んでいるんだろう。やっと固形物が入ってきたから、ここぞとばかりに食欲に火がつく。
でも、おまえが騒ぐのはもうわかっていたんだ。こちとらすでに学習済みだ。だから何度も「不食の期間より回復食の後の方がずっと大事だぞ」と自分に言い聞かせてきたんだ。予想通り来ましたねー、と火がついた空腹感をなるべく静かにやり過ごす。
その後スタバへ行ったが、まだカフェインを摂らない方がいいと思ったので、従来通りノンカフェインを注文。カフェインも今後は摂らない方がいいだろう。本当はコーヒー自体をやめた方がいいだろうが、そうすると気分転換でカフェに行けなくなる。他のノンカフェインにルイボスティーがあるが、これは味が好みではない。なので、今後気が変わるまではノンカフェイン一択でいこう。
帰宅すると、先日注文していたミキサーが届いた。回復食が明けたら無農薬無肥料の野菜ジュースを飲むことにする。生のまま食べるからさらに栄養状態が良くなる。まぁジュースというよりは泥状みたいだが、どんな感じになるかが楽しみ。
■11月20日(不食明け2日目)49.95kg[不食明け初日から0.15kg増]
【補足】昨日、初めての回復食で食べたもの
【昼食】
・玄米クリーム(玄米粉50グラム・塩4グラム)
・豆乳150cc
・サプリ
【夕食】
・玄米クリーム(玄米粉60グラム・塩4.5グラム)
・豆乳150cc
・サプリ
※写真
これだけでお腹がいっぱい。
そして1日断つと0.15kg太っているから、胃腸が全力で消化吸収しているのがわかる。そりゃそうだろう。今まですまし汁だけだったんだから。
それにしても、食べれば不食期間以上に腹が減る。ここで多くの人は気が緩んで食欲の煩悩に苦しんだりドカ食いしてしまう人がいるのだろう。予想以上に回復食の時期が重要だということがわかった。体験中だからよーくわかる。
*************
今日はZOOMで10時から21時までセミナーで忙しい一日。22時からメルマガ読者さん向けヒーリング。23時ごろから有料ヒーリング。
今日食べたものは
【昼夕共通】
・玄米クリーム(玄米粉80グラム・味噌適量・適当に千切った板のり)
・豆腐半丁にゴマペースト10グラム・塩少し
・サプリ(噛み砕く)
1日で800キロカロリーぐらい。でもこれだけでもお腹いっぱいになる。やわらかい食べ物だけどよーく噛んで食べる。、まだ不食が明けたばかりだから胃に負担をかけないように。
体に少しずつ活力が戻っているのがわかる。おそらく明日の朝に測ると体重が微増しているだろう。
固形物が入ってきたからか腸が活発に動き、今日は夕食後に4回ぐらいトイレに行った。汚い話だが、これまでは無臭の水様便だったのが、今日はちょっと臭う感じのもの。断食明けの食事で「宿便」が出るパターンもあるらしいが、もしかしてコレかもしれない。あくまで小出しでドバーッとは出ないけど。
妻の話によると「いつも体臭がないのに、今日はなんとなく臭う」らしい。あぁ、たぶんデトックスされているんだろうな。額と首のうしろに出ている謎のじんましん的なブツブツが、少し引いているのがわかった。
明日はリアルでセミナー。なんと生まれて初めて弁当に「豆腐」を持っていく。タッパに絹ごし豆腐を詰め、スープジャーに玄米粉と味噌とお湯を入れたものを持っていく。周りの目は気にしない。
■11月21日(不食明け3日目)50.45kg[不食明け初日から0.65kg増]
今日食べたものは
【昼夕共通】
※お昼はリアルセミナーだったのでお弁当で持ち込み
・玄米粉80グラム(味噌適量、醤油少し、適当に千切った板のり。これらにお湯を入れる)
・豆腐半丁にゴマペースト10グラム、塩少し、醤油少し
・サプリ(噛み砕く)
セミナーの休憩中、他の参加者さんから「何を食べてるんですか?」と聞かれた。その人がたまたまインドのアーユルヴェーダ医学を研究している人だったから、すごく話が盛り上がった。その人も肉は食べないらしい。こうして食の嗜好が合えばいいが、合わないとなかなかコミュニケーションは難しい。
その人から面白い話を聞いた。「過食症になった人は断食をやりたがる傾向がある」と。あらら、まさに自分がそうじゃないか。肉体的にも精神的にも「豚」にはなりたくない。自分の意志でエゴをコントロールしたい。そういう欲求は、ある意味では「食べ物の恨み」から来ているわけだ。恨み、後悔、自責の念の反動として。
・・・困ったことに、体が元気になってくるにつれ、欲望もまた元気になってくるようだ。それなりに不食期間は落ち着いて過ごせたと思うが、「肉食べたい」「スイーツ食いたい」という欲求が強くなってくる。
・・・正直に言って、不食期間の方がまだしんどさがマシだ。だって期限が決まっているんだから、ゴールが見えているんだから、多少の意志があればできるだろう。けれども、今は別にゴールはなく無期限でやろうとしているから、余計しんどく感じるのかもしれない。
このセミナーが結構しんどいということもあり、今はドカ食いこそしないが、甘いものの一つや二つは気分転換で食べたいと思ってしまう。あぁ、なんでこんなに節制しようとしてるんだろうか。何のためにやっているんだろうか。何回も考えたけど、何回も考え直さないといけないようだ。
どこかで妥協点を探らないといけないんだろうか。今後は「ときどき短期の断食をする」などして調整する方向で進めていった方が現実的だろうか。もうほんと何を悩んでいるんだろうか。
ところで、セミナーの行き帰りで断食の神様・甲田先生の本を読んでいたら「断食中の浄化として、湿疹ができることがある」という文言があり、「これだ!」とうれしくなった。首の後ろの謎のブツブツの理由がわかった。こんな発疹は生まれて初めて。
※謎のブツブツの写真(11月18日撮影)
※1週間後にはかなり引きました
↓
幸い、おでこのブツブツはだんだん引いてきたので良かった。
あと、まだ流動食を食べているようなものなので依然として水様便だが、一部「砂状」のものが混じっている。排便のときにちょっと重たさを感じたので、もしかしたらこれは小さな宿便かもしれない。10分置きぐらいのハイペースで4回行った。断食不食明けに宿便が出やすいと本に書いてあったが、やっぱりそうなのかな。
ともかく、まだまだデトックスしきれていない部分はあるようだ。
■11月22日(不食明け4日目)50.75kg[不食明け初日から0.95kg増]
昨日のセミナーがかなりハードだったので最低8時間は寝ようと思っていたが、結局6時間で自然と目が覚めてしまう。やはり少食の習慣が以前よりも疲れにくく、また回復しやすくしているのかもしれない(昼寝は45分ぐらいしたけど)。
1日800キロカロリーぐらいで体重が1キロほど戻った。この調子だと55キロぐらいに戻るのは時間の問題かな。次に小魚も食べようと思っているので、もうちょっと摂取カロリーが増え、体重もさらに戻るだろう。
さて、今日は前からやりたかった「生菜食」に挑戦してみた。自然栽培の野菜の葉の部分をミキサーにかけ、青汁というより「青泥」を作るというものだ。ミキサーの扱いに慣れておらず、また水を足さず野菜の水分だけで回すので、最初はミキサーの刃がカラ回りした。かなり手こずったが、試行錯誤しているうちになんとか完成した。
※「青泥」の写真
中身は、大根の葉、チンゲンサイ、小松菜、カブの葉。味付けは塩を少し入れるだけ。食べてみると、本当に「自然」を食べている感じがする。森の中を歩いているイメージも湧いてきた。市販や店頭販売のグリーンスムージーとは全く別次元。そりゃこんな波動のいいものを毎日毎日食べ、他に一切の「邪食」をしないなら、難病奇病も治るだろうな。
夜はミキサーじゃなく、ハンドブレンダーで試してみよう。
※断食の神様・甲田先生は「断食」と「生菜食」で、現代医療がサジを投げた難病奇病を次々と癒していった。
夕食の生野菜「青泥」をハンドブレンダーで作ったところ、ミキサーより少しラクだったので今後はブレンダーでやる。
夕食の全体は、
・生玄米粉100グラム(味噌とお湯を入れ、かき混ぜる お好みで海苔)※玄米粉は前日より20グラム増量
・豆腐半丁(生わかめ適量、ごまペースト10グラム、醤油)
・食べる煮干し16~17グラム
・青泥(葉の生野菜200グラム)
※写真
ここで初めて小魚が登場する。小魚はアタマからシッポまで食べる全体食(ホールフード)。動物性ではあるが栄養価は高いし、大型魚に見られる毒物や放射線物質の「生物濃縮」のリスクも低いので、体重が戻るまでは積極的に食べることにする。
あとはこれに「人参おろし」「大根おろし」が加わることになる。いま電動おろし機を注文しているので、届いたさっそく試すことにしよう。
以上がこれから「基本食」となり、飽きもせず・・・いや飽きても食べ続けることにチャレンジしたい。この食事はとても軽く、しかも栄養価が高い。食後は以前ほど眠くならない。なのでよりパフォーマンスを発揮して生きるにはとても良い。
懸念材料はときどき甘いものやジャンクフードやインスタントが食べたくなることだが、これは我慢することも必要かもしれない。あまり我慢したくはないが。
「食べるために生きている」のではなく、「生きるために食べている」。ここまで節制してやるからには、それ以上の意義を見出していかなければならないし、そうしなければ絶対に続かない。改めて自分の人生目標を考える。
■11月23日(不食明け5日目)51.20kg[不食明け初日から1.40kg増]
不食期間中より普通の生活の方がよほど節制しなければならないことに改めて気づく。今日は甘いものが食べたい欲求が強くて参った。不食期間中の飢餓感より、こっちの方が強い。少しずつ体重が戻り筋肉に力が入ってくるにつれ、欲望もまた強くなる。
たぶん失われた体重を取り戻そうと、食欲がかなり旺盛になっている。なので、夕食は玄米粉を100グラムから120グラムまで増やした。ドカ食いだけは避けねばならん。それで胃は満たされるものの、やっぱり甘いものが食べたいのよ。その欲はなくならないのよ。
前回YouTubeで話した通り、黒砂糖だけは安全弁として食べるリストの中に入れておいた。我慢だけではいずれ爆発するのは目に見えている。それは過食症のときにイヤというほど経験している。理性だけで欲望はコントロールできない。
夕食後、黒砂糖10グラムをきっちり計って少しずつなめるように食べた。ちょっとは落ち着いたかな。けど、怖いのは「一口だけ」から暴走していくということだ。これは過去に何度も経験がある。酒好きだって「一杯だけ」では絶対済まないのは、酒のメーカーにいた時代から知っている。
理性では欲望はコントロールできない。ここを乗り越えるには、甲田先生もおっしゃっている通り、
【神に祈るしかない】
今度祈りのセミナーをするのもあるし、自分が誰よりも深く祈りを実践しなければならない。なんのためにこんな節制した生き方をしようというのか。おいしいものをテキトーに食べればいいじゃないか。過食さえしなけりゃ、胃袋が許す範囲で楽しめばいいじゃないか。なんでこんな極端なやり方を進めようとするのだろう。
なんか知らんけども、そういうのがやりたいんだよな。無体だと知りながら、やってみたいんだよな。
というわけで、しばらく瞑想していた。それで完全にスッキリしたわけではないが、とりあえず今日はしのげそうだ。
■11月24日(不食明け6日目)51.25kg[不食明け初日から1.45kg増]
変な夢を見たため、寝てから約5時間で目が覚めたものの、二度寝してしまって久々に8時間睡眠。
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電車の中でリュックを置き忘れる。うっかり忘れたのではなく、なぜかわかっていて置き去りにした。ポケットに入っていた定期券とスマホだけは持っている。「マズい!」みたいな感じはなく、ちょっとした愉快犯的な気分になっている。ただ貴重品が入っているのでさすがにマズいかなと思い直し、駅員さんに相談する。そうしたところ
「なんであなたは置いていったんですか?本当に不注意ですか?」
「なんですぐに相談されないで、少し間が空いてるんですか?早ければすぐ連絡できたのに」
「それ、本当にあなたの荷物なんですか?なんか切実さが伝わってこないんですけど」
「そもそもあなたは認知や性格に問題があるのですか?」
という尋問に近いような会話があった。
自分でもなぜあえてリュックを置き去りにしたのか、明確な動機が思い当たらない。なんとなくズルズル流されたような気がする・・・
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おそらく昨日、甘いものが食べたい煩悩で苦しかったので、その迷いが夢に反映されている気がする。何ともハッキリしない中途半端な夢。ハッキリ悪夢というわけではないが、退屈な日常が無限ループしていくような、ある意味では「地獄」に近いようなタイプの夢だ。
寝汗びっしょりではないけど、心身ともにダルい寝起きだった。これはもう自分の欲望のコントロールに真剣に向き合う必要がありそうだ。いやー不食期間よりキツい。
先日注文した「電動おろし機」が届いた。
[山善] 電動おろし器 1秒でおろせる おろしの達人 350mL
※パーツが細かくて少し面倒なのと、一部おろし切れない部分も残るが、まあまあの使い勝手
葉もの野菜から作る「青泥」に加え、人参、大根、山芋の根の「すりおろし」にもチャレンジする。
試しに人参と大根をすりおろしてみたところ、機械の使い方に慣れていないものの、手よりは明らかにラクにすりおろすことができた。
意外な発見だったのは、人参のなんと甘いことか!!無農薬の生の人参がこんなにうまいとは!昨日は甘いもの食べたい誘惑で苦しかったので、これは大きな福音となりそうだ。
あと、大根おろしも煮干しと醤油で一緒に食べるとめちゃくちゃうまい!
これは一気に楽しみが広がった。早くこの生活スタイルに慣れたい。
問題は野菜がしっかり確保できるかどうか。葉もの、根もので1食200~250グラム使うので、今の宅配野菜では量が足りない。追加で仕入れなければならない。無農薬野菜は決して安くはないが、健康を考えればむしろコスパはいいと思わないと。
今後、肉も卵も乳製品もスイーツも(小魚以外の)魚も断つことができたら、そこで浮いたお金を生野菜につぎ込むのだ。豆腐は地元の豆腐屋さんで1丁170円、コンビニの一人用の木綿豆腐は1丁105円。
今は体重を増やそうと1日2食にしているが、いずれ1食に戻すつもりだから、ガチで取り組めばむしろ食費は減るだろう。さあ、ここでもまたそんな徹底的に粗食にする理由を明確にしなければならない。
今日の夕食はだいたい理想とする食事のフルラインナップだった。
※写真(現時点での理想)
【左下から】玄米粉100グラム+味噌、豆腐半丁+生わかめ+ごまペースト、煮干し18グラム
【左上から】人参おろし100グラム、大根おろし100グラム、青汁(青泥)150グラム(本当は200グラム欲しいが野菜が在庫切れ)
※野菜はすべて無肥料無農薬
※豆腐は地元のお豆腐屋さんで買ったもの(国産大豆)
※煮干しはスーパーで適当に買ったもの
準備から後片付けまで全部自分でやってみた。たったこれだけだけど準備で45分ぐらいかかる。
生野菜や生根菜は意外と糖質やたんぱく質を含んでおり、これだけ食べると腹9分ぐらいになってしまった。意外と栄養素がある以上に、おそらく数値化できないような波動(エネルギー)も隠されているのだろう。
だから生菜食をしていたら、より少ない量で満足することができるはずだ。逆に言えば、多くの人はカロリーや添加物だけ多くて真の栄養が少ないものを食べているから、結果的に量を必要としてしまう。
ちゃんと生野菜生根菜があれば、玄米粉を少し減らし、味噌をなくしてもいいと思う。ゆくゆくは煮干しもなくす(煮干し+大根おろしはかなり美味しいが)。
もうちょっと体重が戻ったら、この内容で1日1食にしていくつもり。これぐらいできれば少食生活もなかなか上等だろう。
野菜が足りないのでいつも使っている宅配とは別の業者にオーダーしてみた。どれぐらいの量があれば過不足なく食事ができるか、しばらく試行錯誤が続く。
■11月25日(不食明け7日目)51.40kg[不食明け初日から1.60kg増]
昨日は腹9分ぐらいになったので、今日からお昼を抜いてみる。不食明け7日目で早くも1日1食になるが、まぁ大丈夫だろう。もう少し体重が戻った方がいい気がするものの、昨日お腹いっぱいになった感覚を信頼することにする。
あと、今日から「玄米粉+味噌+お湯」ではなく玄米粉のみを食べることにする(味噌は食べない)。
※夕食の内容
玄米粉100グラム 350キロカロリー
豆腐半丁 140キロカロリー
ごまペースト10g 70キロカロリー
煮干し18グラム 60キロカロリー
生野菜200グラム 100キロカロリーぐらい?
生根菜200グラム 100キロカロリーぐらい?
塩分7~8グラム
お好みでサプリ
玄米粉を直に食べるのはちょっと骨が折れた。パサパサなので飲み込めるまで唾液で水分を含めないといけない。それだけよく噛むことになるし、時間もかかる。いかにペースト状が食べやすかったか(食べやすいからついつい量も増える)。
100グラムだと多かった。明日から80グラムに減らす。塩も多かったので5グラムに減らす。一般的な基準からはかけ離れているが、自分にとってはこれが適量であることを信じることにしよう。
おそらくトータル約800キロカロリーだろうか。これを1日1食。ビールも肉も卵も大きな魚も別腹スイーツもなし。一般男性なら発狂するであろうレベル。
どれぐらい続くかわからないけど、現状ではこれでもそこそこ満足している。ゆくゆくはもっと減らしても平気な状態を目指したい。
■11月26日(不食明け8日目)51.00kg[不食明け初日から1.20kg増(前日から0.40kg減)]
あらら、昨日1食だけにしたら体重が減ってしもうた。うーん、ここで減るのはあまりよろしくないので、無理せずお昼も食べるとするか。
お昼のメニューは、
・玄米粉80グラム
・豆腐半丁(ごまペースト10グラムに昆布粉を適当にかける)
・塩4グラム
今回から醤油を抜くことにした。塩分はすべて塩から採る。というのは醤油は発酵食品で栄養価が高いし、ウチで使っているのはかなり良いものとはいえ、加熱したものであるからだ。
縄文人と同じような「原始食(生菜食)」にこだわるなら、醤油も手放すことになる。それを言えば豆腐だって加熱しているので、ゆくゆくは豆腐も手放すことになるだろう。ごまペーストも本当は「ごま」そのものに、どこかの時点で置き換えることになる。
そういえば寝起きにスタバのノンカフェインを自分でドリップして淹れたが、これも手放そうかな。いくらノンカフェインとはいえ、あくまで嗜好品。不食のおかげで繊細になっている胃腸に、コーヒーはあまり良くはないなと感じている。「寝起きにコーヒーを飲む」という習慣を変えよう。そもそもノンカフェインだから覚醒効果も薄いし。コーヒーは1日1杯、スタバに行ったときだけでいいかも。
なるべく食べるものを手放した先には「生玄米」「生野菜」「海藻類」「塩」ぐらいしか残らない。普通の人なら発狂するわな(ただし今は豆腐と小魚はOKとしている)。
食欲の暴走を抑える安全弁としての甘いものは「黒砂糖」、そして救いは「ハチミツ」があること。どうしてもスイーツ食べたけりゃ、黒砂糖かハチミツをチビチビなめるべし。
さっき試しにハチミツを購入してみた。ただし市場にある9割のハチミツが何かしらの汚染があるので気をつけなければ。つい先日ハチミツ大手「サクラ印」の商品が、基準を超える発がん性グリホサートが発見されたらしいし。あのマヌカハニーもアウトだし。本当にいいものはあまり出回ってないから、これは注意深く情報収集する必要がある。
夕食は、
・玄米粉100グラム
・豆腐4分の3丁(ごまペースト10グラムに生ワカメを適当にかける)
・煮干ちょっとだけ
・大根と人参のすりおろし(各100グラム)
・塩6グラム
・黒砂糖10グラム
※豆腐4分の3丁でいつもより多い代わりに煮干少なめ。
※葉野菜はいま注文中。
今回で公開の不食日記は終わりますが、こんな感じでしばらく徹底的に「食養生」に取り組んでいきます。
この目的は単に我慢大会することではなく、仕事で良いパフォーマンスを発揮するため。ただこの一点です。
もっと繊細な波動になって、もっと良いカウンセリングやヒーリングができれば、もっと喜ばれる存在になれるじゃないですか。
そして、こうして食養生を徹底するということが、そのまま「エゴを手放す道」であるわけです。
実際、すでに今の状態ですら、「もっとおいしいものを食べたい」「もっと稼ぎたい」「もっといい家に住みたい」などの欲求が薄れているんですよ(ゼロにはなりませんけどね)。
こういう「少欲知足」の状態がずっとキープできたら、スピリチュアル屋としても人間としても、けっこう満たされて生きていくことができそうです。
それで、ゆくゆくは「食べなくても生きられる肉体」になることです。
中国の「千人計画」ならぬ【仙人計画】であります(笑)
まぁ普通の人からすればアホすぎる話ですが、それでこそ「マジスピ」でしょう。
人間は本来「霊的存在」なんです。実際、少数ながら世の中に不食の人間が存在していることが、「人間は本来は霊であること」を証明しています。
それを多少オーラが観えるだけの「凡人」である自分も、そこに近づいていきたいと願っています。
20日ほどの不食をしたおかげで、食生活を一気に変えることができそうです。
ちなみに、今日は妻と新しい冷蔵庫を買いに、家電量販店へ行きます。
生野菜の保存にだいぶスペースを取りそうなので、大きな冷蔵庫が必要というわけ。
無肥料無農薬の野菜はけっこう高いんですけど、代わりに肉も魚も卵もスイーツも手放すことになるから、トータル的にはむしろ節約になるでしょうね。
豆腐なんて地元の豆腐屋さんで1丁170円、セブンイレブンだと105円ですからね。半丁で52~85円ですよ。これだとおそらく病気知らずだから、医療費に金がかかることはない。
まぁ、その代わりしょっちゅう「食べたい欲望」との葛藤がありますが、それは断食の神様・甲田先生のおっしゃる通り、その葛藤を超えるには「祈る」しかないわけですよ。
そんなセミナーを来週末やりますので、最後は宣伝になりますけど、よければご参加くださいませ。
「祈り」を誰よりも実践している自負でもって、セミナーでお話できたらと思います。