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第325回『波動の法則』流・好きなことで生きていくヒント(足立幸子『あるがままに生きる』/ 入門10)

※ウェブサイト『マジスピ』には音声の文字起こし(読みやすく加筆修正済)があります。

■YouTubeではメモ、資料、スライドなどを映していますが、音声プラットフォームの「ながら聞き」でも十分ご理解いただけると思います。

※今回使った資料は以下からダウンロードできます
https://x.gd/07az3

ウェブサイトでは最下部に音声プレーヤーがあります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

■ご感想・ご質問は『アンケートフォーム』からどうぞ
https://x.gd/Mp7Lg

今回の要点と要約文

今回の要点

  • 多くの人は「好きなこと」と「ラクなこと」を混同するから、本当に好きなことに出会えない。
  • 「本当に好きなこと」とは天命であり、それは他人からすれば苦痛であっても、自分は喜びややりがいを感じられること。
  • 目の前の仕事は「運命の必然」で与えられていると素直に受け取り、好き嫌いを抜きにして真剣に取り組む先に、本当に好きなこととの出会いがある。
  • 運命に素直になれない限り人生は苦しいので、エゴの無駄な抵抗はやめて、早く謙虚になれるかどうかが人生の分かれ目。
今回の要約文

『波動の法則』入門も10回目です。そろそろ区切りでしょうか。

今回も『波動の法則』副読本である足立幸子さんの『あるがままに生きる』から。

■『波動の法則』流・好きなことで生きるコツとは?■

前回批判したのは「好きなこと "だけ" で生きる生き方」であって、やっぱり「好きなことで生きたい」という願いは誰しもありますよね。

そりゃ嫌いなことを我慢し続ける人生は、相当に不幸ですもの。

ただ、「好きなこと」と「楽なこと」を混同している人が少なくないんですよ。

たとえば、クソつまらん仕事じゃなくギャンブルや投機で「楽して稼ぎたい」と考えるのは、「好き」ではなく「楽したい」「怠けたい」だけ。

そんなの「好き」じゃないよ。

脳はそれを「好き」と錯覚するし、投機やギャンブルを仕掛ける側はそのように我々の脳をハッキングしようとしますが、それはエゴの欲求や快楽にすぎません。

「本当に好きなこと」というのは、他人から見れば大変そうなことでも、自分にとっては喜びを感じ、自然と続けられることですよ。

私は2019年からYouTubeを続けていますけど、ある統計によると「1年続けられる人」は1割程度しかいないそうです。

ということは、多くの人にとってはハードルが高いわけですが、私は好きだから自然に続けています。

他の人が簡単に真似できない「好きなこと」だから、そこに価値があるんでしょ?

そういうのを見つけられたら幸せですよね、という話。

次の関門は、「じゃあどうやったら見つかるの?」ということです。

私が尊敬する「経営の神様」である松下幸之助や稲盛和夫は、「仕事のコツは、仕事を好きになること」と言いました。

これは最初はアタマでは理解できても全く腑に落ちず、尊敬する人の言葉だけに、かなり葛藤していた時期があります。

でも、やっぱり真実なんですよ。

目の前の現象は、自分の波動と【同調】して起こっています(【同調】は『波動の法則』の重要キーワード)。

たとえ目の前の仕事や物事が感情的にはイヤであっても、運命としては「必然」なんです。

このことに早く気づいて、ジャッジを横に置いて目の前のことに真剣に取り組めるかが勝負ですが、私たち凡人からすればかなり心理的ハードルが高いでしょうね(汗)

現代社会は「逃げ道」がいっぱい用意されていますから。

哲学者サルトルは「地獄とは抵抗のことである」という言葉を残しています。

エゴが「こんなの嫌だ」とか「自分の本当の道は他にある」とか抵抗するほど、人生は苦しくなります。

無駄な抵抗をやめるまで、私たちは無駄に苦しみ続けるんでしょう。

でも、無駄に苦しみ続けた後でスピリチュアルが言う「ゆだねる」「おまかせ」「サレンダー(手放し)」の心境になれたら、それはきっと無駄じゃない。

結局「【道】は目の前に広がっている」わけですが、これに気づくのに人生の大半を費すのが私たち凡人の一生でしょう。

『論語』で「四十にして惑わず」って孔子先生がおっしゃっている通りです。

『波動の法則』的に言えば、「宇宙との調和度」が高い人ほど素直で謙虚だから、宇宙根源たる《おおもと》から来る直観を受け取って、即実践できる。

そりゃ遅かれ早かれ、【本当に好きなこと=天命を活かす道】に巡り会えますよね。

それもこれも、「【道】は目の前に広がっている」というのを、アタマの理解ではなく本当に気づけるかが勝負だということです。

要点・要約文を読んで、あとは動画でご覧になりたければ以下からどうぞ。


以下からは文字起こし全文です(さらに読みやすく加筆修正済)

好きなことで生きるには、「好き」と「ラク」を混同しないこと!

今回も『波動の法則』入門です。

もう10回目になりましたけども、引き続き『波動の法則』の副読本である足立幸子さんの『あるがままに生きる』をご紹介していきます。

今回か次回でそろそろ区切りにしようかと思っています。

前回は「好きなこと "だけ" で生きると波動は重たくなってしまう」という内容でしたけども、今回はその逆ではありませんが、

「好きなことで生きていくコツ」

をお伝えします。

数年前、某動画サイトでは「好きなこと "だけ" で生きていく」というキャッチコピーがありました。

先日も、福島の原発地震による危険区域内の家屋に、海外の有名ユーチューバーが侵入して逮捕されたというニュースがありました。

いわゆる「迷惑系ユーチューバー」というやつです。

たとえアテンション(注目)を集めて稼げたとしても、それが「魂の進化」をもたらさない場合、振動波(波動・オーラ)はどんどん劣化し、動物的になっていきます。

実際、このユーチューバーの波動はひどく重たいです。

地震でふるさとを失った方々のかけがえのない場所に、土足で踏み込むんじゃねえバカ。

もちろん好きなことだけで生きれたらいいのですが、それはイヤなこともちゃんとやるのがセット、というのは前回話した通りです。

とはいえ、今回言いたいのは「でも、やっぱり好きなことで生きられたらいいよね?」という当然の話です。

動物的、本能的、快楽的な「好きなこと」ではなく、霊的、精神的、社会的な「好きなこと」に打ち込めたら、人間として本当に幸せなことですね。

今回は後者の「好きなことで生きる」ヒントを『波動の法則』『あるがままに生きる』から得ていきたいと思います。

実際、好きなことでないと打ち込めないため、社会に貢献することは難しくなるし、よって収入を得ることも難しくなってしまいます。

だから、やっぱり自分に与えられている仕事や役割が好きに越したことはないんですね。

人によってはあえて不得意なことをやっている場合もあるのですが、そうなると「苦手な人の気持ちがわかる」ので逆にプラスになる場合もあります(特に教える系の仕事など)。

でもそういった方も、不得意でも何年も何十年も続けていられるのであれば、おそらく好きのうちに入るでしょう。

好きなこと "だけ" で生きていくのは難しいが、全体的に好きな要素が多い仕事なら、イヤなことも乗り越えられるというわけです。

ただ、ここでしっかり注意しておかないといけないことがあります。

それは、多くの人は「ラクなこと」を好きだと勘違いすることです。

「好きなこと」と「ラクなこと」を、一緒にしてしまう。

まずここを明確に分けないと、好きなことで生きていくのは難しいでしょうね。

例えば競馬やカジノなどのギャンブルの類、またはFXとか仮想通貨とか「投機」と言われているジャンル。

これらに「ハマる」というのは決して「好き」ではありません。

つまらない仕事はなるべくサボり、イヤな人間関係をキャンセルして、ラクして一攫千金を狙いたいだけ。

他にMLM(ネットワークビジネス)にしても、「労働収入じゃなく権利収入を得て、自由に楽しく生きようぜ」みたいな軽いノリが一部にあります(もちろん真面目に活動されている方もおられますが)。

これは、単にラクして怠けたいだけでしょ?

孔子の『論語』の有名な一節に、「これを好む者は、これを楽しむ者にしかず」というのがあります。

これは「好きよりも楽しんでやっている者のほうが上である」ということを言っています。

ただ、孔子のおっしゃったことだから、もちろん軽薄な意味ではない。

感情的な「好き」ではなくて、苦しいことや辛いことも、論語的に言うと「身を修める」「徳を高める」修行の糧として「楽しむ」ということですから、言葉に背後にある「次元」が全然違う。

要は、肉体本位のエゴの次元で捉えちゃいけませんよ、ということです。

真の意味で「好きなこと」とは、もし他の人なら苦痛に感じること、外から見たら「とても大変そうだな」と思われるようなことです。

そういうのが見つけられたら、それは「天命」につながっていく好きなことです。

私は、YouTubeを2019年からやってますけども、ちょっと調べたところ「YouTubeを1年以上続けられる人は、始めた人の1割ぐらいしかいない」そうです。

なかなか続けられない。

だって、私もやっているからわかるけど、そんな簡単に再生回数が伸びたり、チャンネル登録者が増えたりしないからね。

毎週ネタを考えたり細かく編集したりするのは正直言って面倒ですが、全体的には楽しくないと続けられません。

最近はショート動画を毎日出すようになりましたが、これは面倒なんですよ(笑)

見るだけなら1分前後で終わりですが、作るのは手間がかかります。

けれど、これも好きだからできるんですよね。

そして、私はYouTubeを継続的に活用することによって、天命の実現に結びついているわけですよ。

さらに、まさにいまやっている文字起こし。

最初はAIにある程度やってもらってますが、最後はすべての文章を自分で見直して加筆修正してるんです。

毎回7000~8000文字、場合によっては10,000字を超えます。

10,000字なんて読むことすら大変なぐらいですから、書くのはその何倍も大変です。

まぁ面倒ではありますが、その煩わしさを超えていけるぐらい好きな要素があるから、続けられるんです。

人によっては発狂するレベルの面倒臭さですが、私にとっては「好きなこと」だから続けられるし、誰でもできないことだからこそ価値も出てくるわけです。

こういうのが真の意味で「好きなこと」ではないでしょうか。

いま文字起こししていて思い出したのは、私は高校は某進学校に合格したのですけど、受験勉強は「点取りゲーム」のノリで実に楽しくやってました(逆に大学受験は死ぬほどやる気がなかったので結果は散々でした)。

好きで楽しく取り組むから、良い結果が出やすくなる――こんなわかりやすい真実はないですよね。

本当に好きなことに出会える、たった一つの方法

「じゃあどうやったら好きなことが見つかるんだ?」というのは、たくさんの人が論じてきました。

ここでは『波動の法則』の視点からお伝えします。

先ほど述べた「『好き』と『ラク』を混同しないこと」に加え、

「目の前に与えられたことは、すべて自分の波動が【同調】している。つまりすべて『必然』であると気づき、全力で打ち込んでいくこと」

【同調】については前回説明した通りなので、よければ復習してください。

スピ系でもよく言われる「すべてに意味がある」「人生に無駄なことなんかない」ということを、知識の理解ではなく、本当に【直観】として【気づき】として得られるかどうかが勝負です。

自分の感情にとって良いことも悪いことも、すべて自分の波動が【同調】して起こっている。

いわば、目の前のことは「深い因縁」として与えられたものだから、もちろん本当にイヤであれば拒絶する自由もあるけれども、まずは謹んでこれを受け取らなければならない。

こういう人生観を持てたら、その人の人生は「安心立命」の境地に至ったと言えるでしょう。

それぐらい大切なことであると同時に、やはりそれほど簡単ではないということですね。

ここで『波動の法則』とは関係ないことを言いますが、私は「経営の神様」と言われた松下幸之助と稲盛和夫の実践経営哲学が10代の頃から好きなんです。

二人に共通する言葉で、「仕事のコツは、仕事を好きになることだ」というのがあります。

サラリーマンとして働いていた20代から30代にかけての私は、これをアタマでは理解できても【気づき】はなかなか起こりませんでした。

だって、「仕事のコツは、仕事を好きになることだ」と言われたところで、われら凡人は「それができたら苦労しないよ!」って言いたくなりますもん。

でも「そりゃあまりに理想論すぎるでしょ」と思いつつ、尊敬する人の言葉だから真意をわかりたい気持ちもありました。

そういえば、いま文字起こししながら思い出しましたが、松下が若い人向けの本で

「あなたがその会社に入った背景に、あなたの力を超えた【大きな力】が働いているのです」

という趣旨のことをおっしゃっていました。

私がなかなか気づけなかったのは、このあたりのことです。

人間関係の因縁というのは、自分の力でこしらえたものではない。

そこには『波動の法則』が働いていて、自分がそれまで発振してきた波動が【同調】した現象が起こる。

だから、決して何かの偶然ではない。

この「無量の因縁」を深く噛み締めてこそ、「目の前のことに全力で当たる」という実践ができるようになるわけです。

これを10代、20代で体得するのは、宗教的な才覚が必要でしょうね。

私は最近ようやく少しわかった程度です(汗)

松下幸之助は「素直」という言葉をとても大切にしていました。

「素直」というのは素(もと)に直(まっすぐ)であるということ。

これは足立幸子さんがおっしゃっている《おおもと》に素直で謙虚である、ということですね。

《おおもと》に素直で謙虚であると、目の前に展開される運命の必然性を信頼できるようになるので、仕事でも家事でも真剣に取り組めるようになるわけです。

真剣に取り組むといろいろ創意工夫が出てくるので、愛着が湧いて「好き」になっていく。

たとえ感情的にはイヤなことであっても、何とかそれを乗り越えていこうとする智恵も出てくるわけです。

それによって、さらに仕事を好きになっていくという「好循環」が生まれてきます。

この「好循環」の無限ループに入ると、そりゃもう人生は楽しいに決まってますわね。

イヤなことだって「必然」「成長の糧」だと受け取れたら、みんな有り難い話に変わってしまう。

最強じゃないですか。

それだけに、この心境に至るには深い【気づき】が求められます。

あなたはまずこの文章を読んでいただき、まず「知識」として理解されること。

そして、あとは現実と悪戦苦闘しながら、少しずつ体得していくしかない。

そう簡単にできるかってんだよ。

我々は大谷翔平や藤井聡太のような天才でも努力家でもなければ、強い星回りの下に生まれたわけでもない。

だからわれら凡人は、素直になって、というか「目の前のことに取り組む以外に道はない」さっさと諦めて、やっていくしかないんですよ。

こう言うと「そりゃ素直に謙虚に生きたほうがいいに決まってるけど、それができたら苦労せんわ」と、愚痴の一つでも言いたくなりませんか?

私の中にはありますよ、そういう気持ちが。

でも、残念ながら素直になれない限り、運命は停滞してだんだん苦しくなっていくんですよ。

就職や結婚は、歳を取るほどハードルが高くなっていくようなもんです。

早く動いたヤツが有利なんですよ。

哲学者のサルトルという人が「地獄とは抵抗のことである」という言葉を残しています。

無駄に抵抗するほど、人生は苦しくなるんです。

親とか先生とか会社とか社会とかに、ブーブー文句を言うヤツほど「幼稚」や「無能」のレッテルを貼られます。

レットルを貼るのは「世間」だけじゃなく、「運命」や「神仏」も貼ってくる。

その結果、ますます運勢が悪化していくので、そうなると冒頭で述べた「ラクなこと」に行ってしまう。

人によってはギャンブル、アルコール、覚醒剤など中毒性のあるやつに向かってしまう。

だから「無駄な抵抗をやめなさい」ということです。

これを逆から言えば、「運命にゆだねる」とか「宇宙におまかせ」とかスピリチュアルっぽくなるわけです。

もう一度言えば、《おおもと》に素直になるということ。

これを『波動の法則』では「宇宙との調和度」と言います。

「宇宙との調和度」が高い人ほど素直で謙虚だから、修行期間は厳しい現象も体験させられるけど、それを超えていくと本人に最適化された運命が展開されていくんですよ。

もちろん本当に好きなことにも巡り会えて、それが社会に喜ばれる好循環が生まれ、ますます人生が良くなっていくわけです。

何回も言って申し訳ないけど、これを本当に理解でなく【気づき】としてわかるには、凡人はそれなりに苦労しないといけません。

私もサラリーマン時代は「自分の道」を求めて、めちゃくちゃ葛藤していました。

松下や稲盛の「仕事を好きになりなさい」の言葉通りに生きられなくて、自分の不甲斐なさをイヤになるほど味わいました。

現在は有り難いことに「好きなことで生きている」人生を送らせていただいていますが、最初からそうだったわけじゃないんです。

まずは「好き嫌い」にこだわらず、目の前のことに真剣に取り組んでいくのが「好きなことで生きていく」最大のヒントです。

ご参考にしてください。

改めて、今回の要点

  • 多くの人は「好きなこと」と「ラクなこと」を混同するから、本当に好きなことに出会えない。
  • 「本当に好きなこと」とは天命であり、それは他人からすれば苦痛であっても、自分は喜びややりがいを感じられること。
  • 目の前の仕事は「運命の必然」で与えられていると素直に受け取り、好き嫌いを抜きにして真剣に取り組む先に、本当に好きなこととの出会いがある。
  • 運命に素直になれない限り人生は苦しいので、エゴの無駄な抵抗はやめて、早く謙虚になれるかどうかが人生の分かれ目。

なお、YouTube(Podcast)は今回の文字起こし編集でカットした部分もあります。

今回は特に後半部分をバッサリとカットしています。

なのでこちらも聞いていただけると、より理解が深まります。

※この下に「音声プレーヤー」があります。倍速再生も可能ですし、YouTubeより通信量も少ないし、スマホを画面オフにしても聴けるので便利です。

マジスピラジオ:脱・お花畑の「真のスピリチュアル」を追窮します
マジスピラジオ:脱・お花畑の「真のスピリチュアル」を追窮します
第325回『波動の法則』流・好きなことで生きていくヒント(足立幸子『あるがままに生きる』/ 入門10)
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