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「死後の世界」を悟るほど、過去世・現世・来世を貫く夢や理想を生きられるようになる。

お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。

人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。

今回は

「肉体を超えた〈死後の生命〉を見据え、死ぬまで理想を抱いて生きる」

ということについて考えていきます。

スピリチュアルや宗教でよく言われる「死後の世界があるかないか?」という議論ではなく、あくまで現世を強く深く生きるにはどうすればいいかの提案です。

前回のブログでは

「何かへの憧れや誰かへの尊敬の気持ちを強く抱けば抱くほど、その対象との【真のワンネス】が顕現しているのあり、そこに魂の無限なる成長がもたらされる」

という話をしました。

今回は前回を補足しながら、さらに「魂の無限成長」を促進させる考え方を述べてみます。

人間の罪や穢(ケガ)れというのは、根本的に肉体を第一とするところから生じているものであることは何度も説明してきました。

魂を中心とした生き方というのは、肉体に付随する観念・雑念を手放し超えてゆくこと。

過去何度も説明している「理想を抱く」というのは、肉体だけの安寧や安逸を超え、自分自身を大いなる全体性(例えば神や宇宙)との関係において十全に生かし切るための根源的方法でした。

難しいのは、それをアタマではわかっていたとしても、なかなか実践ができないことですよね。

どうしても肉体的観念に引きずられてしまうわけです。

そうなると、肉体のせいぜい100年ぐらいの短いスパンで物事を考えることになり、歳を重ねるほど "理想を抱け" と言われたところで「もうトシだから今さら何をやったって意味がない、どうせモノにならないし・・・」と引っ込み思案になる。

まぁこれでは「ただの人」「フツーの人間」ですし、そんなオッサンやオバサン、ジイさんやバアさんには魅力を感じませんわね。

おそらく定年を迎えているであろう生気をあまり感じないご老人をときどき見かけるのは、「肉体がすべて」だと思い込み、歳とともに精神まで老いた結果なのでしょう。

その反動として、現代のタレントや芸能人などのインフルエンサーの間では「若く見えること」が "市場価値" を維持するための不可欠の要素として捉えられています。

本当は歳を重ねることの豊かさは「魂の成熟」にあるわけですが、そこに価値を置けなくなっているため、見た目にわかりやすい「肉体的若さ」を重視してしまう。

もちろん、そんなことをしたところで老いには逆らえず、(宇宙から観れば)そう遠くないうちに死ぬのですけど。

そんな世相の中、例えば80歳になってから語学を学ぶご老人もおられる。

過去にそういう方からお話をお聞きしたことがあるのですけど、「『今さらロシア語を勉強したところで、何になるんですか?』と周りから言われませんか?」とお聞きしたところ、

「言われるけど気にしないよ。だっていま少しでも勉強しておけば、来世ではもっと学びやすくなるからね。というか、今日もいろいろ発見があったから楽しいよ」

とおっしゃっていて、さすがスピリチュアルな智恵が身についている人は違う、と尊敬の気持ちが湧いてきたものです。

こういう人は、何も若作りで高級化粧品やエステや整形に頼らなくても「若い」ですよ。

だって前のブログでも言ったけど、こういう理想を持っている人はどんな美容・健康法も及ばない「宇宙エネルギー」が注ぎ込まれるんだから。

このことを信じられるかどうかが、真に理想を抱けるかどうかの分岐点ですね。

逆にいくらスピリチュアル的な知識を仕入れたところで「もうトシだから・・・」とか「もっと若ければなぁ・・・」とかいう肉体に付随する考えで行動が制限されるようなら、知識が「智恵」にまで深まっていない証拠です。

仮に今生の学びが「来世」につながらなかったとしても、生きている限りは死ぬまで学び、死ぬまで何らかの仕事(ボランティアや身の回りの世話でも良い)に携わることが「魂としての義務」なのです。

その義務を忘れた瞬間からショボくれるのは、まさに「宇宙の法則」です。

だってシンプルな話、何か「やるべきこと」「やりたいこと」を持っている人の方が張り合いがあるでしょ?

もちろん何をするにしても、若いうちから始めた方がこの世的には有利に決まってますよ。

けれども、この世的なメリットの有無(社会的・経済的な成功や評価)をアタマで計算しているようでは、霊的に深い次元で生きることはできません。

何か実現させたい、モノにしたい、周囲から評価を得たい、お金を稼ぎたい・・・などの「現世利益(げんせりやく)」を引き寄せたい気分に囚われると、魂で生きることが制限されてしまう。

特に「コスパ」「タイパ」を意識し過ぎている人は注意ですぞ。

そんな人には「そもそも人生や宇宙はコスパなのか?」と問いかけたいですね。

そうではなく、「現世利益を "結果的に" 得られれば結構なことが、たとえ得られなくとも『魂の充実』が得られるのであれば、それでも構わない」という決心がついたとき、この世の成功・不成功を超えた次元が開けます。

ただし先ほども述べた通り肉体を持っている限りはついつい肉体的観念に囚われてしまうから、そこで「祈り」と「理想」が必要になってくるわけだ。

今生で実現したいと願っていることを「野望」といい、今生では実現できないだろうがどうしても実現したいと願っていることを「理想」という。

さらに言えば、肉体生命の時間的制約を超えた世界を見据えて生きることが真のスピリチュアル(マジスピ)であり、そのように生きたいと願い続けることが「祈り」であり、地上においてその祈りを「天命」に照らして個別具体化したものを「理想」というわけです。

死ぬまで理想を抱けるかどうかは、「死後の生命」をどれほど信じられるかにかかっています。

ただ「死後の生命」とは少し誤解がある表現で、詳しくは「肉体離脱後も存続する永遠の生命」というのがより正確です。

これは、各自で「悟る」しかないですね・・・本当は知っているんだから。

私は死んだ後の人間の波動(オーラ)も観てしまう変態なので、「肉体離脱後も生命は永遠に存続する」というのは当たり前の認識なんですよ。

聞いた話ですが、空手のパフォーマンス「瓦割り」を成功させるには、地下深くまで拳を貫通させる意識で行う必要があるようです。

これと同じように、「永遠の死後」にまで貫く気概で理想を抱かなければ、大きな力にはなりません。

そのようにして自己の生命エネルギーを燃焼させた痕跡は、波動的にはこの世に留まるのです。

たとえ今生では「夢半ば」で果てようとも、その理想に費やしたエネルギーは物理学で言う「エネルギー保存の法則」によってこの世に留まる。

たとえ私たちの肉体は土に還ろうとも、まだ地上に残っている誰かが、あるいはまだこの世に生を享けていない未来の誰かが、きっとそのエネルギーを受け取ってくれるでしょう。

前回のブログで「尊敬する人物や憧れの対象を持つことの大切さ」を語ったのは、そうすることによって先人がこの世に遺した生命エネルギーを受け取ることができるからです。

そういう憧れや尊敬の気持ちを抱かせてくれた人物は、生命エネルギーを燃焼させた(あるいは現在も存命で理想に向かって生きている)人物に違いない。

そのエネルギーの念波に、あなたは共振したのです。

同じく前回のブログで「尊敬する人物がいない人は、成長が止まっている可能性がある」と述べたのは、死ぬ瞬間まで(あるいは生きている現在まで)理想を燃やして生きる人物が発する生命エネルギーに感応できない懸念があるからです。

そのことによって波動(オーラ)が自己完結してしまう、つまり「他力」に与(あずか)ることなく「小さな自力」で終わる可能性があるからです。

「自分自身も先人に倣い、たとえ今生では思い通りに実現できなくとも、死ぬまで理想を抱いて生きよう」と思ったとき、過去から現在へと「魂の物語」が継承されていく。

そして、私たちが今生において燃やした生命エネルギーは、たとえ社会的には「無名の存在」であろうと、その波動は同じような理想に燃える未来の人間へと継承されていく。

これが、かの明治生まれのキリスト者・内村鑑三がその著書『後世への最大遺物』で語ったこと。

「何人にも遺し得る最大遺物――それは高尚なる生涯である」

この「最大遺物」が誰かの過去世から誰かの現世へ、誰かの現世から誰かの来世へとつながっていく。

これを「永遠のいのち」とも言うわけです。

こういうのは「肉体を超えた魂」を見据えていないとできないことですよね。

これこそが「祈り」なのですよ。

単なる気休めでも気晴らしでもなく、肉体の制限を超えた何ものかに身を捧げたいという「祈り」なのです。

世界平和の祈りシリーズ

肉体がすべてだと思い込んでいる人は「そんなの荒唐無稽だよ」と断じるでしょうけど、それはハッキリ言えば、まだ人間ではなく「動物」である証拠なのです。

スピリチュアルでも宗教でも「人間は魂の存在である」と言われますね。

ただ、私たちはその言葉だけでわかった気になっていないでしょうか?

本当に「魂は永遠の存在である」のなら、私たちは限りあるいのちを持ちながら、限りない何かに向かって生きるのが当然の義務ではないでしょうか?

「義務」というと堅苦しいけども、その義務を理想にまで高め上げられる人間は精神的には死ぬまで、そして死んだ後まで若く生きることができるわけです。

こういう価値観に立つことができれば、むしろ歳を重ねて魂を円熟させていくのが楽しくなるわけで、そうなれば「老害」という言葉は確実に死語になるでしょう。

私もあなたも、影で「老害ジジイ」「老害ババア」と言われたくないなら、今からしっかり理想を持って生きていくことですね。

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