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「引き寄せの法則」よりずっと大切な「引き●●の心得」:引き寄せの基礎体力を高めるために

「引き寄せ」というわかりやすい言葉にご注意

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

「引き寄せの法則」についての話が続いていますが、今回も引き続きその内容です。

前のブログやラジオ/動画では

「引き寄せ」という言葉のワナ

について自覚的になった方がいい、という話をいたしました。

自分の内側に「ある」ものがこの現象の世界に実現する、というのが引き寄せの法則のエッセンスです。

けれども引き寄せの〈引いて・寄せる〉の言葉の意味から、「自分の内側にはないので、外側から引っ張ってこなくちゃいけない」という物質的な制約がついてまわってしまう。

だから「引き寄せ」という言葉を自覚なしに使えば使うほど、引き寄せたいものは自分の内側には「ない」と認めてしまうことになりかねない、ということでしたね。

「わかりやすい言葉」はスピリチュアル業界に限らず、人々に対してウケが良いもの。

ただ、わかりやすいからといって、それが本質を示しているとは限りません。

例えば「ソウルメイト」とか「神」とかいう言葉もそうですが、「目に見えないもの」「客観的に実証できないもの」を扱っているため、その解釈は人によって違います。

ただ、その解釈にはいつも言っているように、波動(≒オーラ・エネルギー)が伴います。

「本質」や「真実」に近い解釈であるほど波動は光り輝いているし、離れているほど暗く重たくなります。

こう言うと私がさも本質を熟知しているかのようですが、それはないですね~。

あくまで私の今のレベルの範囲でしか物事の波動を観ることはできないので、この点をご理解いただいた上で当ブログやラジオ等に触れていただければと思います。

「引き寄せの法則」より大事な「引き受けの心得」

さて、今回は「引き寄せ」とは似て非なる言葉について考えてみましょう。

似たような言葉なのですが、個人的には「引き寄せ」より大切にした方がいいんじゃないかなと思っています。

その言葉とは、

「引き受け」

です。

より正確には「引き受けという心得」です。

あくまで「心得」であって「法則」ではないですよ。

「はぁ・・・この言葉がそんなに大事なの?」と疑問に思ったかもしれませんが、ええ、めっちゃ大事ですとも。

もし本当の意味での「引き寄せる力」を高めたいなら、「引き受ける力」を高めることから始めた方が良いです。

さっきも述べた通り、「引き寄せる力」を意識すればするほど「引き寄せない力」を強くしてしまう心配がありますが、「引き受ける力」の方はこの種の心配はないんですね。

いや、むしろ「引き受ける力」は「引き寄せる力」の土台や基礎となっていると言って良いでしょう。

ただし、「引き寄せの法則」の言う通り、ワクワク感や、うれしい、たのしい、しあわせといったポジティブな感情は伴わない場合が多いです(笑)

だから、もしかしたらあなたは「引き受けの心得」を嫌がるかもしれませんが、これは慣れるまでの忍耐ですね。

これから「引き受け」をおすすめする理由を説明していきましょう。

今のあなたの現実は、あなた自身が引き寄せたもの

「引き受けの心得」を簡単に言うと

〈いま、あなたが引き寄せているものを、受け入れる〉

ということです。

これだけ言えば文字通り簡単に聞こえますけど、いやいや、本当は奥が深いんですよ。

「引き寄せの法則」というのは、さっきも言った通り、

「あなたの内側にあるもの、心の奥深くにあるものが現象化する」

ということでしたよね。

だから、いまあなたの周囲にあるもの、身近に存在している環境というのは、あなたが引き寄せたものです。

言い換えれば、あなたが “心の底から” 望んで引き寄せた、ということ。

たとえ今のあなたが「不本意な境遇」に置かれていても、あなたが「ワタシ、この境遇がめっちゃ自分に合ってると思うねん!」って強く望んで引き寄せた、ということ。

たとえ、

「クソ上司や無能な部下がイヤだ!」

「こんなつまらん仕事してられるかボケ!」

「家事や子育ても、もうしんどい!」

「しょーもない旦那(奥さん)の顔は見たくねー!」

「間違って地球に生まれてきた(気がする)から毎日しんどい!早く自分の星? に帰りてえ!」

なんて思っていたとしても、あぁそれだって、自分の心の深いレベルで望んで引き寄せてるんだってさ。

・・・ということを受け入れる。

これが「引き受けの心得」、引き受けるということなんです。

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もし「引き受け」ができたら「引き寄せ」の基礎体力は爆上がりする

・・・ね? たぶん多くの人がワクワクしないはずです(笑)

「うれしい、たのしい、しあわせ」どころか、

「かなしい、くるしい、しんどい」でしょ?

もっと言えば「過去への悔い」や「不甲斐ない自分への怒り」が湧いてくるかもしれないし、人によっては「親をはじめとした社会への恨みつらみ」という思いも湧いてくるかもしれません。

まーそれが「フツー(大半の人々)」なので、もしイヤな感情が湧いてきたら「あぁ、自分はまともなんだ」と思えばいいですよ。

ただ、もしそういったネガティブな感情が湧いてくるとしたら、やはりその「ネガティブな感情のエネルギー」が今の現実を引き寄せているんじゃないか、という冷静な振り返りが必要なんです。

冷静な振り返りなので、「こんなショボい現実を引き寄せているほど自分はダメなんだ!」と自分を責める必要はないんです。

ただ、気づけばいい。

自他を責める感情があってもひとまず横に置いといて、ただ「自分が引き寄せているんだよな」と認めること。

それが、引き受けるということです。

ここで縁側でお茶をすすりながら遠い目で、

「ええ、本当にあなたのおっしゃる通りですな・・・すべて自分の心の影、ということですからな」

とポツリと言える人は相当レベルが高くって、たぶん波動(≒オーラ)も素晴らしいはずです。

でも安心してくださいね、そういう人は少数ですから。

たいていは抵抗したり無視したりするもんです。

で、それが苦しみの原因なわけ。

「無駄な抵抗はやめなさい」って諭されても、頑張って抵抗しちゃうからしんどい。

ま、こんなことを言う私だって、完璧にできているとは言いませんけどね。

こんな感じで、引き受けるというのは、そんなに簡単なことじゃないんです。

だからこそ、もし引き受けることができたら、それだけ引き寄せの法則を「体で理解できた」ことになるので、引き寄せの基礎体力は格段にアップするわけですよ。

私たちは引き寄せの第一歩目からズッコケている・・・

多くの人は、「いま、ここにないもの」を引き寄せたいと思います。

そのために、実現したい願望のある方やスピリチュアル好きの方は、引き寄せの法則を学ぶわけですよね。

それで、頑張って引き寄せよう引き寄せよう引き寄せようとする。

ただ、「いま、ここにないもの」にフォーカスする前になすべきことは、「いま、すでにあるもの」に対して、「これは自分が引き寄せた結果なんだ」と引き受けること、受け入れることなんです。

これができれば、冒頭で述べた

自分の内側に「ある」ものがこの現象の世界に実現する

ということがわかったことになります。

「引き寄せの法則」は自分の内面をワクワクの感情で満たそう、うれしい・たのしい・しあわせな感情で満たそう、ということを唱えるわけですが、これはそれだけ楽しさや豊かさが自分の中に「ある」ことを引き受けている、ということになりますね。

たとえ目の前に起こる出来事が辛く苦しいものだったとしても、それがあるからこそ学べることがあるんだ、人間として成長できる機会なんだ、ということを引き受ける。

そして、それに感謝すらできる。

そうやってマイナスの出来事をプラスに反転させられる人格の力というのは、「魂の豊かさ」以外の何物でもない。

だからこそ、本当に大切なのは「引き寄せ」ではなく「引き受け」なんだ、ということです。

「引き寄せたい!引き寄せたい!」じゃないんだって。

すでに「引き寄せてる」んだって。

こうやって考えてみると、私たちは「引き寄せの法則」を発動させる最初の一歩から、思いっきりズッコケているのかもしれません(汗)