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「風の時代」なんか気にするな?占星術やスピリチュアルがグレートコンジャンクションで盛り上がろうが、恋愛、仕事、お金などの運を高める原則はいつの時代も変わらない。

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

実は、前回出したブログをミスで削除してしまって真っ青になりました・・・(汗)

「直近のラジオ動画の記事内容」を、なぜかブログの記事に上書きしてしもたんですわ。

ただ、幸いなことに読みかけの記事としてスマホのブラウザに残しておられたお客様がおられ、ご丁寧に20枚ほどのスクショで全データを送っていただいたおかげで、なんとか復元できました・・・



【入門】風の時代とグレートコンジャンクションとは? 木星と土星の違い、地の星座・牡牛座から風の星座・水瓶座へのミューテーションを知り、運気・運勢を高めるヒントにしよう。

今回の記事から、ちゃんとバックアップを取っています。

スピリチュアルで最も気をつけた方がいいことは何か

さて、今回は前回の応用として、スピリチュアル業界で言われる「風の時代」と「グレートコンジャンクション」について、現実的な視点から疑ってみたいと思います。

私は常々「自分は現実的な事柄を大切にするスピリチュアル屋ですよ」と言っています。

守護霊の存在は確信しているけれど、カウンセリングにおいてはあまり守護霊がどうのこうのは言いません。

人間の波動(オーラ)は観ますけれど、「あなたのオーラの色は●●ですね」とベラベラしゃべることはあまりない。

「あなたのオーラは青色ですね」

・・・で? それが何なの? だからどうなの?

ということになりますから(笑)

また「金運を上げるにはどうすればいいですか?」と聞かれたら、たいていは「人に喜ばれる仕事を、人の倍以上やったら、黙っていても金運は上がりますよ」とお答えしています(笑)

「金運アップのお札を買う」なんて、まったく意味ないからね。

そんな紙切れごときに、本当に波動が素晴らしいモノなんて「皆無」です。

そんなことより「神様(=お客様)」に本当に喜ばれることをした方がええよ。

・・・こんな姿勢なので、スピリチュアルビジネスとしては「不利」ですよね(笑)

イチイチ「これは本当に真実なんやろか?」「もしかしてウソが隠されてないかな?」なんて疑っちゃうんですよ。

けれどもそんな疑い深いところは、スピリチュアル系を情報収集する際はとても「有利」に働きます。

ここでひとつ、あなたにお聞きしましょう。

スピリチュアル的な事柄に触れる際、一番気をつけた方がいいことは何だと思いますか?

ほら、昔よりはマシだけれど、いまだにスピリチュアルを「怪しい」「うさんくさい」って思う人は少なくないじゃないですか。

なので、おそらくスピリチュアル的なものに興味があるとしたら、たぶん注意した方がいいことがあるんですよ。

もしあなたが私の過去の発信によく触れていただいているなら察しがつくでしょうけど、それは

「思考停止」

です。

ときどき冗談で、

「私はスピリチュアル情報にはあまり触れないんです。Googleだけでなく、YouTubeでスピ系を検索すればいろんな情報が出てくるんでしょうけど、私はあまり参考にしません・・・だって洗脳されるもん

と言うんですけど、半分は本気で言っているんですよ。

ときどきカウンセリングでは

「パートナーがスピリチュアル(宗教の場合もある)にハマってて、時間とお金をつぎ込んでいてとても心配なんですけど、どうしたらいいでしょうか?」

というご相談をお受けすることがあります。

私も一応「スピリチュアル屋」なんですけど、しょっちゅう「疑え、考えろ、調べろ」って言っているので、こういうご相談をいただくんです。

もしスピリチュアル(宗教)に「ドハマリ」しているとしたら、たぶん「思考停止」や「盲信」の状態になっているんじゃないかなと思います。

これ、スピリチュアルビジネスの立場としてはある意味で ”有り難い” んですけど、自分で考えないという点においては、決して「魂」にとってはプラスじゃないんですよね。

なので、フワッとしていることの多いスピリチュアル情報というのは、常に疑って考えながら接していった方がいいですよ。

今回のブログの内容を、疑い考えるご参考にしていただければと思います。

占い情報のカラクリはこうして見抜く!

だんだん今回の本題に近づいていきますけど、「風の時代」とか「グレートコンジャンクション」とかで検索をかけて出てくる記事の多くは、この2つを「あるパターン」で捉えているものが多いはず。

いまいくつかの記事をざっくり見渡して、キーワードを拾ってみましょうか。

すると、

・「新しいステージへの移行なので、自分らしいチャレンジをしよう」

 

・「人間関係が変化するときなので、相手を慎重に見極めよう」

 

・「大きくエネルギーが動くので、謙虚さを心がけ、ストレスを溜めないようにしよう」

 

・「食事のバランスに気をつけて、質の高い睡眠時間を確保しよう」

 

・「家族に対してはガマンせず、本音で語り合うことを心がけよう」

 

・「老若男女、地位や収入の高低、立場の違いを乗り越えて、相手の人間性を見ていこう」

 

・「自分の直感を信じて、日常に起こる小さなチャンスをキャッチできるようアンテナを張ろう」

という感じでいろんな「有り難いアドバイス」が語られているわけです。

ここで、「風の時代」とか「グレートコンジャンクション」とかは抜きにして、上の囲みの文言だけを見ていただけますか。

・・・すると、あることに気がつくはずです。

「ていうか、『風の時代』とか『グレートコンジャンクション』がどうかなんてあまり関係なく、フツーに人間として大切なことじゃん!」

そうなんです。

結局、占いはあくまで「人生や生き方に興味を持つきっかけ」という役割があるだけで、本当に大切なことは時代や社会の流れに左右されない「人間としての原理原則」でして、「あなたへのアドバイス」はそこからピックアップされるんです。

なので、ネットの記事や女性誌に出てくるような占いの流れは

1:「いま星の動きはこういうふうになっているので、全体の流れとしてはこういうエネルギーが強くなっています」
    ↓
2:「●●座の人は『こういうこと』を心がけましょう」「××座の人は『ああいうこと』に気をつけた方がいいですね」
    ↓
3:「あなたのラッキーカラーは○色です」

といったフォーマットになっているわけですね。

2番目の『こういうこと』や『ああいうこと』というのは、さっき述べた「人間としての原理原則」のうち、最も当てはまりそうなものを入れ込めば、それなりのクオリティでアウトプットできるわけ。

ここで大切なのは、もちろん占星術の知識は最低限求められるけれども、より重視されるのは表現力や構成力ではないかなと思います。

というのも、「人間としての原理原則」というのは、細分化すればいくつもあるわけですよ。

まず「仕事」「お金」「趣味」「健康」「恋愛」「家族」という大枠があり、そこからさらに細かくなるんですね。

このようにいくつもあるわけですから、占いの記事では紙面も限られている以上、「情報を絞り込む」ということが発信者にとっては大事になってくる。

「今年、あなたが次の恋愛に進みたいなら、いま必要なのは断捨離ですよ」とか、

「今年、あなたがやりたい仕事をしたいなら、『NO』と言える勇気を出しましょう」とかね。

「断捨離」も「『NO』と言える勇気」も、別に占いがどうのこうのは関係なく、別に今年だろうが来年だろうが、いや一生大切な心がけじゃないですか。

ただ、人はこういった心がけをいくつも同時に実践できるわけじゃありません。

なので、何も占いの情報に限りませんが、情報を1~3つぐらいに絞り込み、具体的で簡単なアクションプランを示すのが占いのパターン。

もう一度言いますけど、別に「風の時代」とか「グレートコンジャンクション」とか関係ねえから(笑)

「前回のブログの冒頭」で述べたように、私が「一般大衆向けの占い」にあまり興味がないのは、これが主な理由です。

「あ、どうせ『今月のあなたは特に体を大切に。お気に入りのバスソルトでゆっくり半身浴しよう』なんて言いやがるんだろうな」と情報に触れる前から予想できるんですよ(笑)

いま述べたようなことを見抜いていると、もう占い情報には左右されにくくなります。

風の時代であろうがなかろうが、グレートコンジャンクションが起ころうが起こるまいが、「何かにチャレンジし、収入や地位や性別など目に見える部分だけで付き合う人を選ばず、謙虚な気持ちで感謝を忘れず、食事のバランスと睡眠に気をつけ、家族にはホンネで接し、自分の直感を信じて生きるために、折に触れて断捨離してモノと心の整理をする」ことができれば、心がけとしては十分過ぎるでしょう。

これ、さっき上で述べた囲みの文章と断捨離をつなぎ合わせただけです(笑)

けれども、誰も否定できないことですよね。

占いを100パーセント有効活用する方法

生き方や人生計画を自分でしっかり考えられる人なら、別に占いは必要ないんです。

ただ、それでも占いに使い道があるとしたら、自分の方向性を確認したり、いま悩んでいることを整理したりするのに良いでしょう。

別に占いを否定しているわけじゃないんですよ。

私だって1週間ぐらい前、占いを受けてきたばかりですからね。

受けた結果、自分の口から出てきた言葉は「あーやっぱりなー」「まぁそうやろうなー」「なるほど、それめっちゃわかる」みたいな感じで、「確認作業」として占いを使ってるんです。

(他に、私の立場としては「お客様側の経験」も大切です)

あと、さきほど「人間としての原理原則」はたくさんあると言いましたけど、「みんな大切なのはわかる・・・けれども何を大切にしたらいいかわからない」という悩みもあると思うんですね。

なので占いによって「今の自分に一番大切なことを教えてほしい」というニーズを満たすのも一つのやり方とは思いますし、優れた占い師さんは「その人にとって一番大切なこと」を導くプロセスがお上手です。

「『風の時代』はその前の『土の時代』と違って、フットワークの軽さが求められる」というのは「前回のブログ」で説明しましたけど、その情報を知って「じゃあ今年は何かにチャレンジしてみようかな」と前向きに思う人が出てくるとしたら、それはそれで結構なこと。

「何かにチャレンジすることはいつの時代も大切なこと」ですけど、まぁ別にいいんだよ、占い情報が一つのきっかけになったなら。

たとえ占いの結果、「今のあなたにとって必要なのは断捨離だよ」とフツーの友達にも言われそうなアドバイスが与えられたとしても、「占星術なりタロットなりを通じて出した個別の答え」というプロセスによって導き出された点に「意味」が出てくるわけです。

ただ、その「意味」をより深く見出したいなら、なるべく「自分で考える」という心がけが必要なのは、当たり前のように感じるかもしれませんけど、意外と見落としがちです。

その心がけがないと、「思考停止」になり「盲信」になってしまう。

なので、別に占いが良いとか悪いとかではなく、それをどのように活用するかという「私たち自身のあり方」が問われていると言えます。

かつて占いの組織に「占わない占い師(カウンセリング中心)」として所属していたとき、ときどき他の「●●先生の占いが当たっていない!」というクレームがありましたけど、それって占いに「確かな答え」を求めているからそうなるんです。

占い師だって未来はわかんねーんだから、あくまで鑑定を通じて「ひとつの提案」をしているだけであって、それを活かすかどうかはご相談者さん本人にかかっている。

(ただ、「的中率96パーセント!」「怖いほどよく当たる!」などとアピールする運営側にも問われる部分はあるでしょうけど)

なので、本当はそのとき「思考停止」や「盲信」の裏返しとしてのクレームに陥っていないかどうか、内省した方がいいんですけどね・・・まぁこちらの立場からはなかなか言えやしませんわ、余計にキレるので。

というわけで、最後にまとめましょう。

「最新の占い情報」は興味ある人にとっては面白いけれど、結局そこから出されるアドバイスは「人間としての原理原則」という、ある意味では当たり前のことばかりである。

 

なので、普段から「自分はこの人生をどう生きるか」ということを深く自問自答している人ほど何かに依存することが少ないため、逆説的に占いを方向性や考えの確認として有効活用することができる。

余談ですが、こういう人がお客様だと、こちらのちょっとした言葉で自然に答えを見出してくれるし、また「●●先生のおかげで気持ちの整理ができました」と感謝もしてくれるので、鑑定する側としてはとても有り難い(^^)


・・・今回はもっと違うことを述べようと思っていたんですが、文章を作っているうちに違う方向に進んでしまいました。

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