
- 世界が混沌とするほど「終末思想」がブームになる。アセンション(次元上昇)はそのバリエーションの一つ。時代の動きが加速化していることがアセンションの特徴。
- 一方、地球人類の全体の意識はどんどん「次元下降」しているため、このままでは滅びるだろう。ただし、それもまた宇宙の壮大なアセンションのプロセスなのかもしれない。
- アセンションの波は、私たちに「魂の価値」を問うている。他人事として傍観するのではなく、この世界に責任を持ち、自分の使命を果たさなければならない。
スピリチュアルカウンセラーの林 昭裕です。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回はスピリチュアル用語である「アセンション」について取り上げます。
目次
アセンションは「終末思想」や「救世主願望」と相性が良い
念のため言っておくと、「アセンション」は【次元上昇】という意味です。
他のスピ系情報ではかなり言われていることなので、すでにご存知かもしれません。
「アセンション」という言葉が流行ったのは、2012年ごろだと記憶しています。
「マヤ暦」によると2012年12月21日ごろから「地球が次の次元へとシフトする」と言われており、当時のスピリチュアル業界はかなり盛り上がっていた印象を受けました(私は今も昔も流行とは距離を置いていますが)。
そのとき「マヤ暦占いは最強の占いだ!」と豪語している占い系の人もいました(たぶん現在ではほぼ全員消えているでしょうけど)。
余談ですが、そのころたまたま「本物のマヤ族」の方々のお話を聞く機会がありました。
いま振り返っても貴重な機会だったと思います。
そのとき、同時通訳だったので表現は正確ではありませんが
「私たちは "マヤ暦" というものは使っていない」
ということを聞いて、おかしくて笑った記憶があります。
マヤ族が使ってない「マヤ暦」って、何やねんそれ(笑)
その後に調べたところ、「マヤ暦」というのはホンモノのマヤ族ではなくて、どこかの学者さんが考案したものようです。
そういうシロモノを「ホンモノ」だと思い込み、当時はYouTubeではなくアメブロなどで騒ぎ立てた人たちがいます。
そのときのスピ業界はいったい「何」に対して盛り上がっていたのでしょうか。
2012年12月21日ごろは、結局のところ、何も起きなかった。
「スピリチュアルブームなんて、しょせんそんなもの」ぐらいの冷めた視点が必要でしょうね。
なお、当ブログの最終更新は2025年1月なのですが、2025年7月にも「大災害の予言」がスピ業界内でウワサされています。これもまた私は冷めて見ています。
今は「今日」何が起きてもおかしくない時代を生きているのであって、もはや特定の日だけに注目するのはあまり賢明とは言えないでしょう。
「アセンション」が騒がれるのはタイミングがあり、それは
- 地震、津波、台風、豪雨などの大きな自然災害が頻繁に起きるとき
- 疫病、感染症、パンデミックが起きるとき
- 政治的、経済的な大きな変化が起きるとき
というタイミングです。
現代はこの3つとも該当しているので、とりわけ業界内ではアセンションに注目が集まります。
世界が混沌としているとき、人はそこに何らかの「意味」を見出したくなる。
一般的に「ピンチはチャンスなり」と言われているように、「この混沌はアセンション(次元上昇)への兆しなのだ」という論理は一定の説得力があります。
これは「陰謀論」ではなく、人生における事実ですよ。
個人の人生でも「ピンチはチャンス」であるように、人類にとっても「ピンチはチャンス」だからです。
これを「終末思想」と結びつけて、
「この危機において、救世主が現れる」
と考える宗教家は少なくありません。
人々は心のどこかで常に「先行きのわからない未来」に対し不安を抱いているため、終末思想を掲げた新興宗教には一定の注目が集まりやすいのは事実です。
あのオウム真理教の教義の中にあった「ハルマゲドン」という言葉は、もともと聖書の預言から来ています。
これは「世界の終末において、人類の命運を制する神と悪魔の大決戦が起こる」という意味です。
この思想に惹きつけられる人は一定数います。
スピリチュアルは宗教とは少し異なるものの、アセンションもまた旧約聖書の「ノアの方舟」的な「選ばれし者だけが生き残る」終末思想として根強い支持者がいます。
最終的に、神は悪魔を本当に制するのでしょうか?
神に選ばれた一部の人たちだけが、崩壊する地球から脱出できるのでしょうか?
私にはわかりません。
ともかく「日々いろんな事件や出来事が起こって、いったい私たちの未来はどうなるんだろう?」という先の見えない不安を、私たちは大なり小なり持っている。
その不安に対してアセンション思想は、「今は素晴らしい【次元上昇】の前の混乱なのだよ」と説明する。
この答えに対して、安心する人もいるかもしれません。
中には「本当かな?」と疑いつつも、「そうであってほしいな」と思う人もいるでしょう。
アセンションが本当に起こるかどうかはわかりませんが、この思想を「単なる妄想」だと一蹴できない何かがあるのです。
アセンションで次元上昇どころか、逆に地球は滅びてしまう?
ちょっと小難しい話が続いたので、ここであなたに質問をしましょう。
「本当に地球はアセンション(次元上昇)していると思いますか?」
今だとYouTubeで「地球の波動はどんどん上がってます!」と声高に言う人が決して少なくありませんが、本当に本当なのでしょうか。
「外から仕入れたインフルエンサーの情報」はいったん横に置いといて、この地球世界の現状に想いを馳せてみましょう。
あなたの「内側の素朴な実感」として、本当にアセンションを感じられますか?
・・・これまでいろんな人に冷静に問いかけてみたところ、「本当にアセンションを実感している」と言う人はほとんどおられませんでした。
なぜかといえば、もはや考えるまでもなく、世界のあちらこちらで政治や経済の混乱が起きているからです。
また感染症(パンデミック騒ぎ)、地震や台風や豪雨や大火事による甚大な被害、あるいは排気ガス、電磁波、食品添加物、マイクロプラスチック、水質汚染などもより深刻になっているからです。
日本では当ブログ更新時点で、学校内のいじめと不登校が過去最多を記録。
さらに小中高生の自殺者数も過去最高・・・
昨今では人工知能が台頭してきましたが、これがアセンションにつながっていくのかどうかは、現時点では未知数。
むしろ物事の判断の多くを人工知能にゆだねる時代がやってくると、人間はますます「考えないバカ」になるでしょうから、これがアセンションへの扉となるかは疑わしい。
このように冷静に問いかけてみると、アセンションの逆(ディセンション=次元下降)に向かっているのでは? と素朴に感じる人が多くなります。
正しい間違いはともかく、まず自分の頭で考えることが大事です。
その上で、私の見解を述べると、
「壮大なる宇宙のアセンション計画のプロセスとして、現在の地球人類は滅びる可能性が近づいている」
ということです。
これを前提なしで言うと驚かれる場合があるのですが、上記の通り冷静に考えた上で聞いていただくと「確かにそうかも・・・」とおっしゃる方が増えます。
アセンションというのは、「ごく小さな地球」のスケールをはるかに超えた「宇宙」の計画のようです。
一方、スピ業界内の「アセンション論」の多くは、「地球がどうなるか」を中心に展開される。
つまり「自分たちが住む地球は大丈夫。波動は上がる。これからもっと良くなる。素晴らしい未来が待っている」とかなり楽観的に述べるのです。
先ほど述べた通り、「滅びに向かっている兆候」が多く見られるというのに・・・
より大きな視野から見れば、今の地球の状況は「チャンスはピンチ」という状況です。
時代の流れがどんどん加速化していることは、確かにアセンション(次元上昇)している兆候です。
ただしアセンションの波に伴って、私たちの魂や霊性というものも進化していかなければ、地球人類は肉体本位の動物とあまり変わらない存在へと退化していくでしょう。
人間精神の劣化ぶりは、昨今の報道を少しチェックするだけで感じられるはず。
私たちは「宇宙」の側から人間・人類としての存在意義を問いかけられている。
時代の加速化によって、これまで水面下で蠢(うごめ)いていた膿(ウミ)が、どんどん表に現れている。
これがアセンションの本質です。
しかし、アセンションを語る人の大半は、まるで壮大な「宇宙ショー」を観客席から眺めるかのように、当事者意識が欠けてしまっています。
「これから地球って波動が上がっていくんだってさ。どんなことが起こるんだろう。楽しみだなー。ワクワク!」
と、自分事として捉えていない。
そういう「お客様気分」を見て、ある先生はアセンションならぬ「アホンション」と見下す表現をしました。
アホ呼ばわりされても仕方がないほど、「スピリチュアルお花畑」の人たちは表面的なムードに浮かれている。
そうではなく、マジスピ(真のスピリチュアル)的に言うなら、生きるということは、地球=世界に責任を持つことなのです。
アセンションがすでに始まっている中、混沌とする時代に生まれた「魂の責任」があるのです。
一人ひとりがその責任を自覚し、それぞれが与えられた持ち場で、自分の宇宙的使命に取り組んでいくこと。
魂や霊性を忘れていく人間が増えている中、このままでは地球文明は滅びます。
たとえ核戦争による大規模な物理的破壊が起きなくとも、精神性を失ってしまったら、もう人間としては終わりなのです。
私はそうなりたくないので、少数派かもしれませんが、自分が使命だと信ずるものに今日も取り組んでいく。
もとより、これはアセンションが本当に起ころうが起こるまいが、人間としてなすべきことなのですが・・・
これをお読みなったあなたも、ぜひ自分事として取り組んでいってください。
- 世界が混沌とするほど「終末思想」がブームになる。アセンション(次元上昇)はそのバリエーションの一つ。時代の動きが加速化していることがアセンションの特徴。
- 一方、地球人類の全体の意識はどんどん「次元下降」しているため、このままでは滅びるだろう。ただし、それもまた宇宙の壮大なアセンションのプロセスなのかもしれない。
- アセンションの波は、私たちに「魂の価値」を問うている。他人事として傍観するのではなく、この世界に責任を持ち、自分の使命を果たさなければならない。