お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。
【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回は前回の続きとして
「縁と恩とは宇宙エネルギーであると心得よ」
という根本的な事柄について考えていきます。
「良き出会いがない」と感じている方は何かしらの参考になると思いますが、決してイージーな話ではないことを最初にお伝えしておきます。
・・・いや、本当はめちゃくちゃシンプルな話ですけど。
前回のブログと一緒に読んでいただけたらより理解が深まるでしょう。
スピリチュアルな考え方が好きな人はよく「感謝」「ありがとう」と言うことの大切さを言います。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、と言っていれば「ありがたいこと」が起きるんだと。
もちろん不平不満で過ごすより感謝で過ごした方がいいに決まっていますが、ここには注意しないといけないことがあります。
困ったことに、とりあえず口先だけでも「ありがとう」と言っていればいいと浅く解釈する人が出てくる。
これについては以前ブログで何度か指摘したことがあります。
スピ系の専門家の中には「カタチだけでもいいから、『ありがとう』を口にすること」と指導する人もいます。
確かに黙っているよりはいいのかもしれません。
ただ過去のブログでも述べている通り、これはあくまで「スピリチュアルの初心者コース」に過ぎないのです。
世の中にあふれているスピリチュアルは(これがスピがバカにされる原因の一つですが)あまり考えなくても理解できるものであふれているため、とにかく「わかりやすい説明」であふれている。
「前回の音声配信」で批判的に述べた「スピリチュアル量子論」も、本当は難解な素粒子の世界を誰でも理解できるようわかりやすくし過ぎているため、わかったつもりになってしまうのが困ったところです。
(ある程度内容を薄くしないと本が売れないからね)
そうして理解が浅くなるがゆえに、表面的な「感謝な言葉」であふれてしまう。
その帰結として「感謝深い人間」のように見えながら、実は波動(オーラ)はちっともクリアでないケースが出てくる。
むしろ「感謝すればいいことが起こる」などと打算的・功利的に捉えているため、かえって波動は重たくなるという始末。
卑しい根性でスピリチュアルを利用してんじゃねーよ、と言いたくなる。
ただ、安心してください。
今回述べる「縁と恩」とは、打算や功利を働かせることのできない世界です。
決してラクではないけれども、本当に良き縁に恵まれたいと思うなら、「感謝」をより深めた「縁と恩」に生きなければなりません。
感謝とは、すでに述べた通り、ただ言えばおしまいです。
口先だけで「あざーっす!」と言ってりゃいい。
ときおり取り上げるスピリチュアル業界の有名人である小林正観さん(故人)が「〈年齢✕10万回〉のありがとうを言うと良いことが起きる」と言ったのは、口先だけでもそれだけ言えば「縁と恩」を自覚する人が出てくるだろうという策略だったのではないか?と私は思います。
「コスパ重視」の現代人は目先にニンジンをぶら下げられないと、なかなか動きませんからね。
正観さんはお釈迦様の話をよくしておられましたけど、だからこそ欲深い現代人にも伝わる仏教的な「方便」を使ったんじゃないかと。
面白いことに「縁と恩」を自覚するようになると、人は安易に「ありがとう」と言わなくなる。
言うとしても、「口先だけも言えばOK」という初心者レベルは当然のごとく超え、心を込めて言うようになります。
「心を込めて言えば言霊になるから、良いことが起きやすくなる」なんて打算・計算もなく、ただ心を込めるだけになる。
報われるかどうかなんて、どうでもいい。
もうそんなスケールの小さい、波動のショボい人格ではないってことだ。
「有り難いこと」など、別に起きなくてもいい。
なぜなら、すでにいま・ここに在るということが、すでにして「有り難いこと」だからだ。
それを心の奥深くで感じているからこそ、安易に口にしなくなるというわけ。
これが「縁と恩」の世界なのです。
次に大切なことは、恩を感ずれば感ずるほど、必ず「恩返し」をしなければいけない。
これは「絶対にしなければならぬ」のです。
「恩義」という言葉の通り、これは「義務」なのです。
「感謝だけの世界」から「縁と恩の世界」に安易に進むことができないのは、「必ず恩返しをせねばならぬ」という義務・責務の重たさに打算的・功利的な人間は忍耐できないからです。
イージーにファッション的にスピリチュアルをやるだけの人は、こんな「重たい荷物」は背負いたくないでしょうね。
恩返しをするには、自分が人間として成長するしかない。
わかりやすく言えば、たくさん稼いで経済的に恩返しするのも一つの方法です。
たくさん稼ぐには人並み以上の智恵と行動力が必要だから、人間としての成長が求められる。
(私たちの仕事の世界においては、「感謝」や「恩返し」のエネルギーが金銭のやり取りを介して流通しているのです)
いずれにしても、恩返しをするにはそれ相応の鍛錬が求められます。
これもスピった人たちがよく使う表現だけども「ご縁に感謝」と本気で思うなら、その恩に報いるべく、相手に対してもっと役立てる人間になるべく、魂を磨かねばならぬ。
「ねばならぬ」という表現は現代人が嫌がる言葉の一つでしょう。
そんな「義務」や「責任」よりも、もっと自由に生きたい、お気楽に生きたいという人間は、「縁と恩」の世界に進むことはできません。
「縁と恩」の世界に進めば進むほど、エネルギーはより重厚になります。
なぜなら、私たちの魂が成熟すればするほど、これまでいかに多大なる恩恵を受けて生きてきたかを痛感するからです。
冒頭で「縁と恩は宇宙エネルギーだ」と言ったのは、そういうこと。
天・地・人の恵みによってどれだけ生かされているのかを知るのが、人間としての成熟の証でしょ。
そうなったら「いくら恩返しをしても足りない」とわかる。
「恩知らず」というのは、人間として最低レベルの評価なのです。
そう、かつての自分は恩知らずだった・・・
自分の力だけで生きているとカン違いしていた・・・
そのことに対して心から恥ずるとき、限りある肉体と未熟な魂でもって、私たち死ぬまで「縁と恩」のエネルギーを背負いながら恩返しに生きるしかないと痛烈に自覚する。
この自覚から縁と恩のエネルギーを背負う決心をするとき、私たちの魂に重厚さが加わる。
ところが、これが感謝の初心者コースだと、感謝さえしてりゃいいんですよ。
もう一度言うけど、ただ「あざーっす!」って叫んでりゃ済むのです。
それで「自分は感謝の深い良識ある人間だ」という "目に見えない勲章" をぶら下げることもできますわね。
ただ【マジスピ】(真のスピリチュアル)の立場からすれば、これではまだ「自己満足」に過ぎないのです。
こういう人たちの波動を観ると、決して重たいとは感じないのですけど、かといって光輝に溢れているわけでもない・・・という中途半端な感じがしてしまうのであります。
ま、もっと言ってしまえば「志がない」「理想が低い」ということですよ。
で、冒頭で言った「良き出会いを得る」にはどうすればええねん、はよ言わんかい、という声が聞こえてきそうだけども、ここまで言えばわかりますよね。
良き縁を得たいのであれば、「縁と恩」を自覚して、「恩返し」に生きるしかないってことよ。
そのへんの「縁結びの神社」なんて気休めに過ぎません。
別に参拝してもいいけど、決してマストではありませんので。
それでももし参拝するなら、「縁と恩に生きる」決心をするために行くことです。
「恩返しに生きる」というのは、根源的な宇宙エネルギーを自覚して生きるということ。
天・地・人のいずれか、あるいはそのすべてを介して、私たちは生かされている。
ですから、恩返しに生きようと決意する人間は宇宙エネルギーをより多く受けて「生命エネルギー」が向上していくのは当たり前のこと。
しかし、それは重厚なエネルギーなので、背負い続ける覚悟があるのかが問われる。
それを「魂の責務」として決意できるのなら、別に神社に行かなくたって必ずや神仏がご覧になっている。
出会いで代表的なのは恋愛や婚活ですね。
最近、職業柄 婚活に興味を持ったので少しリサーチしているのですけど、成功するには髪型とかファッションとかコミュニケーションスキルとか年収とか「高望みをしない」とか、まぁいろんな要素がありますわ。
けれど、最も大切なのはその人の魅力でしょ。
それは上記の総合力で決まるわけだけども、その根源をなすのは「生命エネルギー」です。
生命エネルギーとは、何かを創造する意欲として現れる。
仕事とか趣味とか何か本気で打ち込めるものがあって、かつそれが社会の役に立っている人って魅力的に見えるでしょ?
これは生命エネルギーが創造力として発露しているわけです。
こう言うと「いや、特に自分は打ち込んでいるものがないです・・・」と思う人もいるだろうけど、そういう人はこれまで受けてきた恩恵を静かに振り返ると良いでしょう。
それに対し改めて恩返しに生きる決心をし、目の前のなすべきことに取り組むようになれば、それだけ生命エネルギーが回転するようになるので、あなたの波動はもちろん、目に見える人相も明るくなるはずです。
その上でもし新たな縁があなたの運命の貫徹において必要なら、与えられるでしょう。
私も「最近の音声配信」で語った通り「人生を変える出会い」を与えていただいたのですけど、これは私は自分の運命をさらに深く強く生きるために与えられたものだと受け止めています。
これこそ「ご縁に感謝」ということの、本当の意味なのです。
だから「あざーっす!」と言うだけで終わる感謝は本当は感謝に値しないという自覚、これがスピリチュアルの中級コース以上の大前提なのであります。
縁を大事にするというのは、これまでの出会いを通じて得てきた恩を大事にするということ。
「前回のブログ」で述べた通り、たとえ嫌な縁、悪い縁があったとしても、それもまた「人間の一面を知る学び」として大事にすること。
ならば、良き縁を得たければ恩返しに生きるのが、論理的に考えても当然の道筋でしょ。
ここまで読んで「ワタシは恩なんて知りません、これまで苦しいだけの人生でした」と言う人はたぶんいないでしょう。
たとえそういう人であっても、
・次第に凋落しているとはいえ 経済的にまだ恵まれた国に生まれ、
・少なくとも約80年 少なくとも表面的には戦争のない国に生まれ、
・質は年々低下しているとはいえ ある程度高度な教育を受ける機会に恵まれ、
・季節外れの寒暑が増えているとはいえ 四季折々の豊かさに恵まれ、
・カネと利権に毒されているとはいえ しっかり選べば最先端の医療を受けられ、
・報道は著しく偏向しているとはいえ 共産主義国のような自由の大幅な制限はなく、
・そして世界で最も伝統ある皇室をいただく「神国日本」に生を享けた。
これだけでも十分に「恩義」を感ずる生き方は可能だと思いますが、いかがでしょうか。
これでも「わからない」と言う人に対し、きっとお釈迦様はこうおっしゃるでしょう。
「縁なき衆生は、度し難し」
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