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「引き寄せの法則」を実践してもうまくいかない人が見落としがちな、たった一つのこと。【セミナー終了報告】

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「引き寄せの法則」をあまり意識していない私の、最近の引き寄せ

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

おとといは「誤解多き『引き寄せの法則』を問い直すセミナー」を開催いたしました。

これまでゲスト講師でしかセミナーの機会がなかったのですが、いきなり「毎月の自主開催」を思いつき、今回で5回目でした。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

そういえば「YouTubeでの発信」も突然の思いつきなので、私個人は「引き寄せの法則」からは縁遠い人間かもしれません。

というのも、あらかじめ「コレを引き寄せたい!」という思いをさほど明確に持っていないからです。

ただ、振り返ってみれば「こういうことができたらいいな」とぼーっと思っていることが、不思議と実現に向けて動くことは、小さな物事も含めればそこそこあるようです。

例えば、いつもお借りしている銀座のセミナー会場は、先ほど述べた通りセミナーの自主開催をなんとなく考えていたとき、お世話になっているある方から「もし誰も使っていない日があれば使っていいですよ」と言っていただいた部屋です。

ところが、その部屋は商業ビルなので、休日はほとんど使われることがありません。

なので、結果的には私の希望する日時で使えているんですね。

しかも格安で貸していただいているので、銀座で懇親会を含め2時間半~3時間セミナーをしている割には、参加費を安く設定できるんです(まだ利益を大きく求めていないこともありますが)。

また、これは小さな日常レベルですが、おとといのセミナーでは荷物が非常に多かったため、帰宅したときは結構疲れていました。

それで思わず「あぁ・・・温泉行きてえ!」ってつぶやいていたら、妻がその前日にたまたま友人から「有馬温泉の入浴剤」をもらっていたので「引き寄せ」が成就しました。

もちろん本当の温泉ではありませんが(笑)

さらに、セミナー後はある飲食店のお世話になったんですが、そこで残った「鯛めし」をおにぎりにしてもらって妻のために持ち帰ったら、ちょうどその前日に妻が仕事の付き合いで行った飲食店で「鯛めし」が品切れだったらしく、海のものが好きな妻はとても残念だったとのこと。

なので妻は「まさかの鯛めしゲット」にとても喜んでいました。

これも決してビッグイベントではないけど、見事に「引き寄せ」が成就していますね。

まるで神様が今回のブログのためにネタを提供してくださったような気がします。

そんな私は引き寄せの法則に関するセミナーを行ったわけですが、当の本人は引き寄せはあまり意識していないんです。

だからこそ、いま出回っている引き寄せの法則をクールに眺めているし、また「引き寄せメソッド」で商売しようという気は今のところ無いので、セミナーでは本音で話をいたしました。

引き寄せは決して「魔法」ではない

参加者のみなさんにセミナー後、ご感想をお聞きしました。

そうしたら、その中に

「引き寄せって魔法じゃないですよね。だから望んでいることがカンタンに引き寄せられるって、そんなワケないでしょ、と思います」

というものがありました。

これは私も「確かにその通りやな」と共感したところです(ま、カンタンに引き寄せているように「見える」人はいるかもしれませんが)。

例えば「すべてが思い通りになる引き寄せの魔法」なんて、スピリチュアル本のタイトルにありそうですね。

ただ、私がこの種の本の波動(≒エネルギー)をいくつか拝見しても、良い波動のものはほとんど見られません。

なぜかというと、内容もさることながら、タイトルの「魔法」という表現がオーバーだからです。

まぁマーケティング的に考えればコンテンツの売れ行きはタイトルである程度決まるので、魅力的なタイトルにしないといけない「大人の事情」は理解できます。

しかし「あまりに盛った表現」をすると、波動はそれに反比例するように次元が下がってしまうのが常です(だから「盛り付け」「デコレーション」は適度な方が良いわけ)。

「魔法」という言葉は、その情報の受け手に「あり得ないことを起こしてしまう何か」「常識を超えた想定外の出来事を起こしてしまう何か」という印象を与えます。

そして、これが最も大事なことですが、そうやって「ミラクルがカンタンに起こる印象」を与えることによって、受け手の「エゴ」を刺激してしまうことになりかねない。

「『引き寄せの法則』の実践にはエゴを見つめることが求められる」と前回のブログで述べたように、「エゴの波動」を中心にして引き寄せの法則を実践しても、その人の心の根底には「不足感」や「欠乏感」があるので、なかなか思う通りに引き寄せが起こりにくいんですね。

なので、「魔法」という表現は避けた方がいい。

ただ、「引き寄せの法則」を何かしら実践した結果、「以前の自分では考えられなかったほど幸せな人生を送っている」という方は、もしかしたら引き寄せの法則を「まるで魔法のようだ」と言いたくなるかもしれません。

そりゃ「僥倖」と言いたくなるほど恵まれた展開が起こったなら「魔法」と言いたくなるでしょう。

けれども、それでも、引き寄せは「魔法」ではないんですよ。

やはり「法則」と言った方が良いでしょう。

ただ、この「法則」はまだまだ解明されていない世界がありそうですね。

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当たり前だが、引き寄せには「行動」が必要!

あと、引き寄せと「魔法」と表現してしまうことの落とし穴は、情報の受け手の「行動力」を奪いかねないことです。

「魔法」なんだから「全自動運転の洗濯機」のように、何もせずに放っておいても、最初のワンタッチさえ押しさえすれば引き寄せが実現する・・・なんて誤解を与えかねないわけです。

もちろん冷静に考えれば、「この物質世界においては、行動しない限り、引き寄せは絶対に成就しない」ことは、子どもでもわかる理屈です。

しかし「魅力的な引き寄せコンテンツ」では「あなたの感情をイキイキ、ワクワク、うれしい、たのしい、しあわせな状態にすればいいんだ」と、「感情の波動と同調した現象が起こるんだから、感情をプラスにしていきましょうね」と教える。

そこでは「泥臭く行動しろ!」「誰にも負けないぐら努力しろ!」なんてことは、ほとんど言っていないはずです。

そりゃそうさ、「泥臭く行動すること」なんて、「魔法」からほど遠い状態なんだもん。

でもね、これも当たり前だから今さら言うことじゃないんだけども、外から見て「引き寄せ」がかなり実現している人いうのは、本当はめっちゃ行動している人ですよ。

ここで「そんなの当たり前じゃん!」って思える人は、健全な常識や感覚をお持ちでしょう。

けれども、「えっ? そうなの?」と思った方は、僭越ながら、認識を改めた方が良いかもしれません。

以前、「引き寄せの法則」の著書を出している方と、一対一で話をする機会があったんです。

その方の「引き寄せセミナー」はそれなりの人数なのに、毎回すぐに満席になるほどの人気ぶり。

で、「引き寄せのプロ」なのだから、集客も「素晴らしい引き寄せの魔法」でやっているのかな~と思うかもしれません。

でも、私がその方に「ぶっちゃけ、引き寄せを売りに出すのって、どうお考えなんですか?」とお伺いしたところ、

「いやー正直大変ですね。出版社さんから目標も課されているんで、本当に頑張らないといけないんですよ」

という趣旨のことをおっしゃっていました。

プロですらこうなんだから、普通の人たちはただ感情をイキイキ、ワクワク、ドキドキさせるだけでは、引き寄せたい物事は実現しないよ(汗)

もし引き寄せが成就しなくても心からワクワクしているなら「それでええやん」って思いますが、おそらく多くの人はそのうちワクワクできなくなるでしょ(笑)

だからね、めっちゃ当たり前のことなんですが、やっぱり行動しなきゃダメなんですよ。

ただし闇雲に行動するんじゃなくて、やっぱりワクワクした感情を持って行動した方がいいに決まっていますよね。

・・・なんだかここまで文章を作ってきて、当たり前のことしか言ってへん、これはホンマにスピリチュアルブログか? とセルフツッコミを入れる自分がいます。

でも、「行動が絶対に必要!」という現実の一点を抑えておかないと、「引き寄せ難民」や「スピリチュアル情報弱者」から脱することができず、引き寄せ屋さんにお金を払い続けることになりますぞ。

以上のことを、一昨日のセミナーでも言っていたんですが、ブログでは文字情報として残しておきます。

どうぞ地に足をつけたスピリチュアルライフを。

セミナー全体写真


【追伸】

その一方で、あまり行動していない割に引き寄せが成就している人もいるから、人生は面白い(私もこの部類の隅っこにいるかもしれません)。

なぜでしょうね?

冒頭でも言った通り、個人的に引き寄せには興味がないのですが、この「謎解き」が面白くていろいろ考えている今日このごろです。