お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。
【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回は、前回の音声動画『波動の良い絵本はどれですか?』の質問で取り上げた
『100万回生きたねこ』
を、この配信の後に読んでみましたけど、
「これはすごいわ・・・」
と大きなインパクトだったので、その感想を述べてみます。
上の音声では3冊の絵本の波動(エネルギー)を観ました。
どれも死生観を扱う良い波動の絵本でしたが、この『100万回生きたねこ』だけは頭一つ抜きん出ていて、奥の方から
『激しい波動』
が伝わってきたのでした。
「悲痛な感じがする」とも表現しました。
実際に読んでみて、それをよーく体感できました。
子どもの頃に読んだ記憶がおぼろげながらあるのですけど、これは大人こそ読むべきだと思います。
5分もあれば読めてしまう短さですが、そこらへんのスピ系の本を読むより、よっぽど人生や魂について考えさせられる内容ですよ。
深いかなしみと、深い愛は、カードの裏表
『100万回生きたねこ』というタイトルからして、その背景に仏教の「輪廻思想」があるのは、大人であればわかると思います。
「100万回」というのも一種のたとえで、「気が遠くなるぐらいの回数」のことなのでしょう。
私たち人間もこの地球だけに限りませんが、数多くの生まれ変わりをしています。
・・・あ、輪廻転生を信じる・信じないはあなた次第ですよ。
ただ、私は相手の波動(オーラ)を観ると、だいたいその人がどれぐらい生まれ変わっているのか、ある程度察しがつきます。
妄想と思われるかもしれませんけど、なんか知らんけど、わかっちゃうのよ(笑)
(でもそれをカウンセリングで伝えることは一切ありません。"回数の多い・少ない" で変な優越感や劣等感を持たないため。第一、多けりゃいいってもんでもないですし)
専門的に見れば、猫が猫のままで100万回生まれ変わるとは思えないんですけど、まぁこれは絵本ですからそういうものとして理解しましょう。
で、この「ねこ」は何の因果か100万回も生まれ変わったわけですが、ただの1回も泣いたことがない。
そして、何度生まれ変わっても人間からかわいがられているのに、自分は人間がきらい。
何回生まれ変わっても、人間、あるいは人間の世界がきらいだと。
そんなねこが、もう生まれ変わらなくなったのは・・・
もう生まれ変わる「必要」がなくなったのは・・・
100万回もの生の果てに、初めて泣いたのは・・・
(絵本の背表紙)
さっき述べた、この本から「激しい波動」とは、「喪失の悲しみ」のことでしょう。
よくもまあ、それをこんな短い文章でストレートに伝えられますね・・・恐れ入りました。
この絵本を読む前、先の音声配信でも
「人間にとって大切なことは、かなしみを知ること」
と述べましたけど、この絵本はまさにそれを教えてくれます。
かなしみがあるのは、愛あればこそ。
愛が深ければ深いほど、かなしみもまた深い。
スピリチュアル業界や心理学、また政治の世界でもそうですけど、ときどき
「かなしみのない世界を作りたい」
という夢や理想の言葉を聞きます。
確かに戦争やテロ、疫病や自然災害などはなるべくならゼロがいい。
そうなったら地上天国の完成でしょうね。
けれども、たとえそれが実現したとしても、かなしみは絶対になくならない。
儚い生命を持つ者どうしが交流し交歓し合う限り、いつか終わりがやってくる。
出逢いの歓びが深ければ深いほど、別れのかなしみもまた深い。
このかなしみの深さが、この絵本の底にはある。
そこが私は「激しい波動」「悲痛な感じ」として感じられたのでしょうね。
ただ、深い精神性というのは、深い悲哀の中にしかない。
魂が深くなるときとは、深いかなしみに打ちひしがれているとき。
これはまともに生きている大人なら、「最も魂が深くなったとき」を振り返れば、誰でもわかるはず。
出逢いがあれば、必ず別れがある。
そして、自分の人生もまた、瞬く間に過ぎ去っていく。
死生観とは、このかなしみを抱き締めること。
その上で、自分に与えられた運命に向かっていくこと。
ねこが、深い愛とかなしみを知ったとき、その輪廻はついに終わった。
あぁ、生命の目的とは結局のところ、そこにしかないのでしょうね。
でもこの文明社会は、その根源的なかなしみから目を逸らし「たのしく」「おもしろく」生きてゆくよう、あの手この手で仕掛けてくる。
スピリチュアルもまた「うれしい」「たのしい」「しあわせ」と、ミラクルハッピーなお誘いばかり。
でも、それらは根源的にかなしみと「カードの裏表」なのだということを、今こそ思い出さねばならない。
「別れはかなしいから、最初から交流しなければいい」と言う "コスパ至上主義" の人をときおり見かけますが、それは人間として生を享けながらも、自ら「魂の輝き」を放棄した姿でしょう。
(もちろん心理的には、そこに何らかの「痛み」が隠れているのかもしれませんが)
生きる・死ぬとは、根源的にかなしみを湛えているのです。
ただ、愛もまた、そこから生まれてくる。
昔の人は、【愛しい】という言葉を、「いとしい」と「かなしい」と2つの読み方をしました。
私はここに「魂の叫び」を感じます。
『100万回生きたねこ』は、子どもにも大人にも、そうした「叫び」を呼び覚まさずにはいられません。
改めて、この本をご紹介していただいて有り難く思います。
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