お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「詳しい自己紹介はこちら」)。
人やモノの波動(オーラ)がわかる特殊能力をベースに活動しており、ここでは【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
前々回のブログでは「上っ面で感謝感謝ハッピーワクワク言う人への違和感」について述べました。
前回はその論理的な解説として「言葉と心を一致させることの大切さ」を述べました。
今回はこのシリーズの完結編として、
「スピリチュアル・占い・宗教に偽善、インチキ、ニセモノが紛れ込む理由」
について述べましょう。
こうして批判するのは簡単なんですが、あくまで「自分事」として捉えていきましょうね。
特に今回も「言葉」がテーマなので、出した言葉は自分に還ってくることを肝に銘じて。
(前回、前々回と重複する部分もありますが、大切なことはので復習も兼ねてお読みいただければ幸いです)
目次
上っ面スピリチュアルは表面のオーラはキレイでも、奥のオーラが重たい
表面的なレベルでスピリチュアルや宗教、または自己啓発や心理学などを学んでいるうちに、
「ネガティブなことを思ってはいけない。言葉にしてもいけない」
という『戒律』や『禁止ルール』を、特にマジメな人は自分に課してしまうことがあります。
上っ面で感謝感謝言う人の中にも、「ネガティブな言葉を言ってはならぬ!ワタシは光の言葉、愛ある言葉しか使わぬ!」と誓っているケースがあります。
それで波動(オーラ)が良ければいいんですけど、私が観察すると実際は重たかったり濁っていたりするので、「無理せんでもええんやで・・・」と密かに思うことがあります。
本当は誰かに腹が立っているのに、もっと言えば「あんなヤツ、氏ねばいいのに」と思っているのに、「そんなネガティブなことを思ってはならない、なぜなら自分が学んでいる教えではプラス言葉を使うこと、陽転思考で考えること、『すべては光そのもの』だって教えられているんだから!」と、怒りを抑圧してしまうことがあります。
ただ、誰かに腹が立ったりちょっとした殺意を覚えたりすることは、私たち凡人のリアルな実情。
私なんか関西の下町生まれということもあり、ときおり「あんなヤツ、百回ぐらい氏んで生まれ変わったらええねん、そしたらちょっとはマシな性格になるんとちゃう?」って口にすることがあります(汗)
「スピリチュアル屋」、またスピ業界でよく言われる「ライトワーカー(光の働き手)」として、あるまじき言動でしょうかね・・・半分は冗談、半分は正直に言ってますけど。
ま、あまり良くないとは思うものの、ネガティブな感情を抑圧するよりはずっとマシですわね。
これを『素晴らしい教え』だからと無理にネガティブな気持ちを押さえつけていると、前にも述べた通り「からだの臭さを香水でごまかすことで、逆に何とも言えないブレンド臭になってしまう」という結果になってしまう。
それがたとえ「愛」や「感謝」であっても、表面的な言葉を使う人に対する「違和感」として感じるわけです。
例えば、銀座や六本木なんか歩いていると、たまーに全身ハイブランドに身を包んだ人を見かけることがあります。
その歩き方はマンガに描いたようにオラオラしていて、イカリ肩で風を切っているような感じ。
他にも、高級百貨店の某ハイブランド店で、自分が欲しい服のサイズが欠品していることを理由に「ココの店は品揃えが悪い!態度がなってない!」と大声で怒鳴っている成金みたいな人も見たことがあります。
「いやー令和の時代になっても、こんなアホがおるんやな・・・」と少し驚いたんですが、どうやらいつの時代も沸いてくるようで。
すれ違いざまにそういう人の波動(オーラ)をふと観ると、「ちょっとした小金は持っているんだろうけど、自信ないんだろうなぁ・・・」と感じられます。
ま、こりゃ別に変態的な霊能力がなくたって、誰でもお分かりでしょ?
特に「精神的な高尚な教え」を学んでいる方の中には、そういう人を「嗚呼、いと哀れなる物質主義者よ・・・」と見下すことすらあるかもしれません。
それは上から目線かもしれませんけど、物質世界においてカネにモノをオラオラ言わせる姿は、いかにもわかりやすい「劣等感の現れ」として感じられることは確かでしょう。
なんでこんな前フリをしたかというと、「精神的な高尚な教え」を学んでいる人の中には上記のようなわかりやすい物質主義者ではないかもしれないけど、実は「精神的な高尚な教え」を【目に見えないアクセサリー】のようにブラブラ見せびらかしていることがあるのです。
本人が気づいているかは知らんけど。
「スピリチュアルかぶれ」や「宗教かぶれ」の中に、ときおりこういう人っていませんか?
例えば人間関係でトラブルがあったとき、「あの人は波動が低いのよ!何にもわかっていない!」ってやけに好戦的になるスピ好きおばさん(おじさん?)は、このタイプの可能性が疑われます。
ヘタに知識があるものだから、正直かなりウザい。
鑑定にケチをつけられたら逆ギレする占い師や霊能者もこのタイプでしょうかね。
人々の面前で「オマエは何もわかっていない!」と特定の人をこき下ろしてしまうスピ系リーダー、宗教講師なんかもこのタイプかな(家庭がうまくいってなさそう~。実際に「家庭の波動」も観ちゃうけどね)。
私は職業柄いろんな人にお会いしたり遠隔で波動(オーラ)を観たりしますけど、特に宗教やスピリチュアルをやっている人の中で、最初は人当たりが良くて前向きにコミュニケーションが取れるものの、そのうち小さな衝突がきっかけですごく感情的になり、その後かなり面倒になることがありました。
カウンセリングでもそういうご相談をいただくことがあります。
そうして豹変する人って不思議だなー、どういう精神構造してんだろーなと疑問に思ってずーっと波動を観察しているうちに、表面のオーラはそれなりに整ってはいても「奥のオーラ」には不調和なエネルギーが隠れているパターンを発見しました。
本人はマジメに実践しているつもりだから気がつかないし、それどころか「妙な自信」を持っていることすらあるのですが、実は上っ面でしかやっていない。
それは前回述べた「言葉と心の不一致」、本当は怒っているのに怒っていないフリをする、本当は悲しいのに悲しくないフリをする、そこで「私は大いなる愛です!光です!感謝です!」と”香水”をぶっかけてしまう。
これが「精神的な高尚な教え」を【目に見えないアクセサリー】のようにブラブラ見せびらかしてしまう、ということですね。
こりゃ実に厄介なんだな。
エゴはスピリチュアルを劣等感、功名心、競争心を隠す手段として利用する
全身ハイブランドで、やけに大きなブランドロゴをオラオラ見せつける姿は誰でも見りゃわかるし、品がないのはすぐわかる。
でも、精神的な高尚なる教えとやらを「目に見えないアクセサリー」「香りのない高級香水」として全身に「隠れハイブランド」としてまとう姿は、実はその底には劣等感や功名心、競争心が隠れていることが多いんですけど、目に見えないから自他ともにすぐに見抜けないのが厄介なんですよ。
上っ面で「愛の言葉」「光の言葉」を唱え、心と言葉を一致させていない人の中には、こうした「隠れたエゴ」が潜んでいることがあります。
この場合、波動(オーラ)で観るとショボいことが少なくないですね。
ただしさっきも述べた通り、オーラの表面はツルンッと整っている場合もある(奥まで注意深く観ると重たいこともある)ので注意ですね。
こういうヤツと人間関係がこじれると、マジでウザい。
おいおい、「すべては自分が引き寄せている」という日頃オマエがほざいている尊い教えはどこへ行ったんだい?
このあたりの見極めは、私みたいな変態でない普通の人は人間関係の体験の中から「人を見る目を養う」ことです(私にしても主にこれまでの友人関係や営業マンとしての社会人経験などがベースになっていますよ)。
ま、前々回、前回のブログで「メルマガ読者さんの声」をたくさん載せましたけど、どうやら多くの人が「上っ面の言葉を使う人への違和感」を感じておられるようですから、ある程度の観察力があれば大丈夫かと思います。
(「無料メルマガ」ではブログの内容を先出しすることもあり、ご感想をいただきながらブラッシュアップしていきます)
せっかくスピリチュアルや宗教をやっているのに、それがエゴをカモフラージュする手段として利用するのはまさしく「エゴの戦略」なんです。
それを見抜くのがマジスピ(真のスピリチュアル)なわけですが、初心者のうちは見事に取り込まれてしまうわけだ。
(いやー自分も本当にできているかわからんけど・・・)
本当に言葉と心が一致するようになったなら、「心にもないことは言わない」わけだから、その言葉には力が宿り「言霊」と相成り、それが運命を動かし、実際に現象は変わっていく。
本当にできているかどうかは「現実」が教えてくれますよ。
こういうことの、ある種の「怖ろしさ」がわかってくると、軽々しく「愛してる」とか「感謝感謝」とかは言わなくなるのであります。
沈黙は金なり。
たとえ言葉に出さずとも、その思考はすでに何らかの波動を発している。
スピリチュアル初級コースで飽きるほど「ツイてるツイてるツイてるー!」って周りから密かにキモいと思われていることを知らずに言ってきた、そのことに死ぬほど恥ずかしい思いを味わったなら、次は自分の心を深く観照する習慣を持ちましょう。
(ここでは「観察」でなく深みを感じる「観照」の語を使います)
そういう心がけなしに、他人に対しては「愛」とか「ゆるし」とか言っていても、実は、自分のことは愛せていないのではないか?
実は、自分のことは、ゆるせていないのではないか?
だから、それが人間関係のトラブルとして現象化してしまうのではないか?
本当は他人のことも愛せないし、ゆるせていないのかもしれない。
本当は怒りがあるなら、「あぁ、いま怒っているんだね」と自分が自分に対して「無条件の共感」の想いを届けることが、本当に自分を愛することであり、ゆるす第一歩ではないでしょうか。
最初から「愛一元」「感謝一元」というのは、あまりに理想が高すぎやしませんか?
ただ、それが美しく輝いて見えるあまり、それに無理に合わせようとするのだけど、だからこそ宗教やスピリチュアルには偽善やごまかしが出てくるわけですよ。
ともかくまずは「言葉と心の一致」、つまり自分に正直になること、どんな感情が湧いてきても、それをただ認めることから始める必要があるわけです。
エゴを消そうとするのは無理な試みで、エゴとうまく付き合っていくことが大切なのですね。
別に悟らなくたっていいから。
ここに逆説があります。
そうして自分の弱さを知っている人、受け入れられる人が本当は「強い」のであって、波動も輝いているわけです。
逆に、いくら強そうに見えても、自分の弱さをごまかしている人は本当は「弱い」のであって、実は奥のオーラが重たい場合がある。
繰り返すけど、そういう人が「スピリチュアルな高い教え」を「キラキラだけど目に見えない衣装」や「香りのない香水」として全身にハイブランドのようにまとう。
いわゆる「キラキラ系スピリチュアル」の中には、こういう人もいるので注意です。
せめて、自分は自分の弱さを素直に認められる人間になろうと願うこと。
それをごまかしてはならない。
スピリチュアルの教えの中に
「最初から"罪"など存在しない」
というのがありますが、こういうのを瞑想しながらとっくりと熟考してみることですね。
※参考音源
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