引き寄せの法則や願望実現法を学ぶ前に知っておくべきこと。本当の幸せは未来や外側ではなく、”いまここ”の内側にあると知るのがスピリチュアルの根本(『Happiness 幸福の探求』ブックレビューその1)

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

今回もスピリチュアルを追窮するのに役立つ本を紹介いたします。

その本とは、前回のブログで絶賛したチベット僧のマチウ・リカールさんのもの。

私は人を波動(オーラ)で観るのが仕事の根幹です。

で、彼の「素晴らしい波動」にすっかり惚れてしまったので、すぐ手に入る本を数冊 入手いたしました!

(前回は引用文に基づいて「マシュー・リカール」と明記しましたが、今回は本の著者名となっている「マチウ・リカール」といたします」

リカールさんの経歴や画像、動画については「前回のブログ」で少し取り上げたので、ご興味あればご覧ください。

※前回のブログ

チベット僧に学ぶ「最高の幸せ」を感じて生きる魂の習慣。幸せは運命でなく訓練次第であり、感謝や祈りや心を浄化する具体的な技法 -『科学的に幸せになれる脳磨き』ブックレビューその2

何冊か著作があるのですが、今回は以下の本を取り上げます。

『Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術』(マチウ・リカール著)

仏教ベースの幸福論ではありますが、「本質」を追窮している点において、もちろん【マジスピ】(真のスピリチュアル)的にも大いに参考になるものです。

最近のビジネス書の一部にある改行ありまくりのスッカスカではなく、それなりに文字数の詰まった300ページ少しの本でした。

今回、それをアンダーラインを引きながら熟読したので、感想や気づきをご紹介できればと思っています。

なお、この本はタイトル通り、"幸福" について真摯に "探求" した内容。

もしあなたがスピリチュアル業界でよく言われる「引き寄せの法則」にご興味のあり、かつ、ここが肝心ですが、

「望みのものを引き寄せられなければ、自分は幸せになれない」

と思い込んでいるとしたら、今回の内容はその認識を改め、かつ広げていく参考になるはずですよ。

一方、あなたが

「表面的な『引き寄せの法則』にはあまり興味がなく、もっと本質を追窮したい」

という方であれば、この本はドンピシャで参考になるでしょう。

では、全3回かそれ以上になると思いますが、ブックレビューしていきます。

幸せになるには「引き寄せ」も「宇宙へのお願い」も必要ない

「前々回のブログ」で、「わたしにとって何が幸せなのか?」という自分なりの定義、または方向性を持つことが大事だと述べました。

恋愛、パートナーシップ、金運、ライフワーク、本当の幸せ…スピリチュアルな引き寄せにも役立つ脳科学的な考え方 -『科学的に幸せになれる脳磨き』ブックレビューその1

本書『Happiness 幸福の探求』においても、まず幸福についての根本的な見方について触れています。

ごく一部ですが引用してみましょう。

永続的な幸福を体得するには技術が必要であること、内側の平静さ、今この瞬間の気付き、利他の心に根ざした愛、といった人間に本来備わっている能力を開発するには、それなりの努力と訓練が必要であること、などが次第にわかり始めた。

「幸福は技術である」という観点から、幸せというものがスピリチュアル業界の一部で言われるような「フワッとしたもの」ではなく、本当は具体的な方法論なんだとおっしゃりたいわけです。

ハイテンションなノリと勢いだけで「幸せになろう!」と叫ぶやつとは全く違いますね。

前回も少し述べましたが、スピリチュアル商売的には「幸せの定義」を曖昧にしておくことによって、実はメリットを得ている側面があります。

「幸せになりたい」という思いは誰しも持っているニーズ=欲望であるため、何もスピ業界に限りませんけど、そこを刺激するようなメッセージを発信することが有効なわけです。

詳しくは各種占いサイトへ・・・「幸せ」という言葉が至るところにありますから。

現代の大量消費社会においては、主に「お金」「パートナーシップ」「人間関係」「仕事(ライフワーク)」「健康」などにおいても、

〈それらが満たされている〉

ことが幸せなんだよ、と語りかけるメッセージであふれていますよね。

なので、下品なスピリチュアルであればあるほど、「こんなに稼げまっせ!」「ワタシはこんなに豊かですよ!」ということを写真や動画も織り交ぜてアピールしてくる。

あれ?

ていうか、そもそもスピリチュアルって「目に見えないもの」のはずだったんだけど、いつの間にかその価値が「目に見えるもの」"だけ" で測られてなくね?

という疑問が、少なくとも私は湧いてくるのであります。

この部分が最近私が言うようになった

「スピリチュアルっぽい」と「真のスピリチュアル(マジスピ)」とは似て非なるもの

という表現になっています。

※最初に言ったのは以下のラジオ動画の後半

第107回:オーラリーディング:”神の言葉”を語る責任とは? 常識に欠け自己管理も甘い人間のオーラは当然重たく、そのレベル以上のスピリチュアル行為は絶対できない。

じゃ、「スピリチュアルっぽい」じゃなく「スピリチュアル」という観点から見た幸福とは何か? という問いに対しては、リカールさんはすでに考えをおっしゃっています。

先ほどの引用部分の一部ですが、

内側の平静さ、今この瞬間の気付き、利他の心に根ざした愛、といった人間に本来備わっている能力

これこそ、物質的な数量に置き換えることのできない「本質」ですね(もちろんある程度の物質は必要ですが)。

しかも、これらは「人間に本来備わっている能力」だという。

なので、

もし「幸福」を得たいのであれば、ことさら「引き寄せる」必要もなければ、「宇宙にお願いする」必要もないわけです。

(大事なので赤字にしといた!)

この理解を原点にしない限り、今後も次々と繰り出されるであろう「スピリチュアル系マーケティング」に足をすくわれてしまいますぞ。

「引き寄せの法則」とやらが今もなお支持されているのは、そこに「望んでいるものを引き寄せられたら、きっと幸せにななれるだろう」と思っているからに他なりません。

しかし、本質を突き詰めていけば、もちろん願望を引き寄せるのは大いに結構なことだけども、「それがなければ幸せになれない」という考えがあるとしたら、それは本質的ではないわけです。

これは、

いつか「幸せになる」のではなく、

すでに「幸せである」ことを知れ。

という、実は昔から偉い方々、スピリチュアルマスターたちが繰り返し言ってきたことなんですよね。

ただ、「『幸せである』ことを知る」には技術が必要であり、技術であればこそ

「それなりの努力と訓練が必要である」

ということなんです。

もちろん、その努力と訓練は、たやすく上達できるものではない。

だからこそ、古今東西を問わず、地球人類はずーっと「幸せになりたい」という願望を持ってきた。

逆に言えば、多くの人が慢性的に「自分は幸せじゃない」「何かに欠けている」と感じ続けてきた。

ただ、リカールさんは他の箇所では

「確かにオリンピックの選手になるのは難しいが、上手になることであれば誰でもできることだ」

といった趣旨のことを述べておられます。

おっしゃる通りではありますが、その前に「そもそも何が幸福なのか?」という目標や方向性を知る必要がありますね。

本当の幸せとは「愛」と「光」のエネルギーに満ちた境地のこと

リカールさんは「何が幸福なのか?」について、以下のように大きく定義されています。

本書で語ろうとしている幸福とは、際立って強靭で健全な心から生まれ出る、生気の漲(みなぎ)った感覚に満たされた境地のことを指している。単なる心地よさとか、はかなく消える感情や気分とは異なるもので、究極的な自然の姿である。

ここでも「何かが引き寄せられたら幸せ」とか「願望が実現できたら幸せ」とかいう、現代社会で目標にされがちな幸福観とは一線を画しますね。

この「究極的な自然の姿」というのは、先に引用した「人間に本来備わっている能力」と通じるものがあります。

つまり、「際立って強靭で健全な心」や「生気の漲った感覚」というのは、

「本来の人間の姿」

なんだってこと。

「幸福とは何か」を問う前に考えた方が良いことは、

・「人間とは何か」

そして

・「生命とは何か」

ということではないでしょうか。

というのは、どのような「人間観」や「生命観」を抱いているかによって、「幸福観(幸福の求め方)」が変わってくるからです。

その「人間観」や「生命観」が、例えば「人間とは弱さや煩悩を抱える存在で、常に不満を埋めるための活動する存在」だとしましょう。

すると、こういう「幸福観」が導き出されるのではないでしょうか。

・不快をなるべく減らし、快楽を最大限まで高めていくことが幸福だ

・現状に満足できないので、さらなる挑戦を続けていくことが幸福だ

・他の人を蹴落としてでも、社会的・経済的に成功することが幸福だ

などの「幸福観」が導き出されるかもしれません。

現に、これらは今の世界において、かなりの割合で起こっていることですね。

例えば、富を多く持っている者たちと、そうでない者たちの格差が、さらに広がっています。

この日本はまだ欧米ほどではないけど、加速している。

最近の報道によると、

新型コロナウイルスのパンデミックは他の危機とは異なり、富裕層に恩恵をもたらした。昨年、不動産・金融投資家には28兆7千億ドル(約3200兆円)の富をもたらした一方、富裕層と貧困層の格差は拡大した。(ニュースソースは「こちら」

という事実があります。

上位1%の富裕層に、さらに富が集中しているわけです。

難しいのは、実際に金融のメッカであるウォール街で働いていた人から聞いたことがありますが、バリバリと金融や投資で儲ける人たちは常に「もっと!もっと!」の病気にかかっているのが大半で、本当に幸福を感じている人は極めて少なかった、とのこと。

一応スピリチュアル系ブログなのでここを掘るのはやめておきますけど、とにかく「持てる者がさらに持てる仕組み」になっており、さらにそれで本当に満たされることはない点に、「不快をなるべく減らし、快楽を最大限まで高めていく」考え方が、不調和を生んでいることに気付きます。

また、「現状に満足できないので、さらなる挑戦を続けていくこと」は、一見すると素晴らしい人物のように映るかもしれません。

ただ、私は人の波動(オーラ)を観るのが仕事の根幹です。

その目でこういう「素晴らしき挑戦者たち」を観ていると、ときどき波動がひどく重たい人がいるんですよ。

これ、不思議だと思いませんか?

表向きはエネルギッシュに活動しており、だからこそファンやフォロワーや支持者も少なくない。

けれども、実はそういう人は「不満足感」や「欠乏感」を、常に抱えているんです。

だからこそ「あくなき挑戦」を続けるわけですが、それによっていくら「成功」を収めたところで、本人が心から満足することは、おそらくない。

あ、これはスピリチュアル系の成功者の中にもおられますね。

「引き寄せ」をバンバン起こし、「願望実現」を次々と起こし、まるで「宇宙が味方している」と思われているような人が、実はめっちゃ波動が重たいこともあるんです。

なので、ときどき次のような報道を見ませんか?

社会的に成功して有名になった方が、その後大きなトラブルに巻き込まれたり、スキャンダルを引き起こしたりすることが。

単純にひとくくりにはできませんけど、そういう人物を観ていると、実は心の中にはマグマのように不満足から来るネガティブエネルギーが燃えている。

(表に出てこないことの方が多いでしょうから、報道で流れるのはあくまで一部でしょう)

もちろん、そういう「挑戦者」の活動によって社会に豊かさがもたらされることもあるから、一概に全部ダメとは言いませんよ。

(また、中には心が満たされながらバリバリ活動している方もおられます)

けれども、肝心のご本人が「心からの幸福」を感じていなかったとしたら、いったい何のための人生なんだろう・・・という疑問が残りますね。

最後の「他の人を蹴落としてでも、社会的・経済的に成功すること」は、特に説明はいらないでしょう。

他の人を蹴落としてでも這い上がる人間は、今度は自分が蹴落とされるリスクを背負うことになる。

これは「因果応報」とも言えますし、良くも悪くもこの世的な人間の性とも言えますね。

 

以上から、幸福を求める前に、そもそも人間とは? 生命(いのち)とは? 私たちは何のために生きているんだろう? といった根本的な問いを問うていなければ、的外れになってしまう懸念を考えてみました。

リカールさんは上記のような、常に不満足感や欠乏感にさらされるリスクを伴う「幸福観」ではなく、「際立って強靭で健全な心」や「生気の漲った感覚」という、まず「人間観」「生命観」を極めてポジティブに捉えることを提唱されているわけです。

いや、これは「ポジティブに考えようぜ」という話ではなく、むしろ、そもそもポジティブであることが「究極的な自然の姿」なんだってこと。

逆から言えば、

「ネガティブな状態は、不幸な姿は、本来の人間からすれば、極めて不自然である」

ということですよね。

スピリチュアルな人間観の根本は、

「人間は〈神=宇宙〉である」

ということです。

神道では「人間は神の分霊(わけみたま)」と言いますね。

なので、いくら表面的な人間の姿は煩悩にまみれ、四苦八苦を抱えた愚かな存在に見えたとしても、その本質は〈神=宇宙〉である。

言い換えれば、「愛」と「光」である、ということ。

もちろんこれをアタマで理解したところで、現実世界でそれを発揮するには、いくつものハードルがあるのは言うまでもありません。

ただ、今は未熟ながらも「本来の人間の姿は『愛』と『光』なんだ」と見据えている人とそうでない人とでは、その後の歩みがまるっきり変わってくるでしょうね。

スピリチュアルな学びには「師」がいた方がいい

リカールさんの「素晴らしい波動」を拝見していると、人間って本当は素晴らしいんだな・・・と改めて感じました。

最近は混乱した世相を眺めるたび、一部の人間の愚かさに嫌気が差すことが少なくありません。

この混乱に乗じて「自分だけの幸福」を追い求めようとする輩を波動で観ながら、「本当にイヤな世界だな・・・」とつい憂えてしまうこともあります。

けれども、リカールさんのような立派な方や、また本書に登場する「どんな困難の中にあっても、内面的な幸福を失わない名もなき人々」が実際に存在していることを知ると、勇気が湧いてきます。

そもそもスピリチュアルを学ぶ目的は、自分もまた「どんな困難の中にあっても、内面的な幸福を失わない存在」であることを知るためだった・・・ということを忘れてはなりません。

厳密に言えば、「それを目指す」のではなく、「本来の姿はそれである」という深い理解が大切です。

リカールさんや、本書に登場する聖者賢者の波動を拝見していると、理屈抜きで「人間の本来の姿は、素晴らしいんだろうな」と思えてきます。

あなたは私みたいに波動こそ見えないかもしれませんけど、リカールさんの「人格の力」は彼のプレゼン動画をご覧になれば感じていただけるかと思います。

前回のブログでも貼りましたけど、もう一度。

さすがダライ・ラマの通訳を務めるだけあって、ユーモアもお持ちですね。

『TED日本語 - マチウ・リカール: 愛他性に導かれる生き方』

スピリチュアル、または宗教的な世界における「行」というのは、やはり「師」がおられた方が良いでしょう。

前々回のラジオ動画で、

「なぜ平気でマウンティングやハラスメントをするような "ショボいスピリチュアル屋" がいるかというと、本当に優れた人物と出会って、"いかに自分がショボいか" ということを思い知る体験がないからでしょう」

ということをしゃべりました。

第108回:スピ系の支配と洗脳〈スピリチュアルハラスメント or マウンティング〉から上手に身を守る心構え。自信も謙虚さも常識もない者は神仏を利用して闇落ちし、自分より弱そうな人を狙う。

「上には上がいる」ということを思い知り、そこに深い尊敬の念を抱いたり、あるいは自分の未熟さに打ちひしがれたりする体験がないと、人間というのは傲慢になるんでしょうね。

もちろん自分に与えられた縁によっては、具体的な師はいない場合もあるでしょうし、いくつもの人から「一芸を学ぶ」スタイルの場合もあるでしょうし、すでに故人ゆえ書籍で学ぶだけの場合もあるでしょう。

いずれにしても、「この人はスゴイな」という方がおられた方が、本書で述べているような「道」「本質」の追窮においては励みになるかと思います。

私はたまたま先日読んだ「科学的に幸せになれる脳磨き」という本の中で紹介されていたリカールさんを知って、10代の後半には持っていて、そしてその後、少しずつ忘れていった「理想」を思い出したような気がしました。

本書でも引用されていた『自省録』(マルクス・アウレリウス著)は、16歳のとき、意味が理解できなくとも一生懸命読んだなーって懐かしかった。

その頃は、最もクソ真面目に「生きる意味」を求めていたから。

・・・やや自分語りが増えてしまいましたが、なぜこの時期にこの本に感動したかを述べておきかった次第です。

では、今回もまた文章が長くなったので、ここまでにしておきます。

おそらく、少なくともあと2回はこの本を取り上げると思います。

「林がそこまでオススメするなら、自分も読んでみたい」のであれば、以下にAmazonリンクを貼っておきますので、ぜひ手に取ってみてください。

『Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術』(マチウ・リカール著)

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