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ソウルメイトの不都合な真実。恋愛やパートナーシップはスピリチュアルな成長をするために「神様が仕掛けたハニートラップ」である。

ソウルメイトの不都合な真実

こんにちは。

波動カウンセラーの林 昭裕です。

まず、今回の本題に入る前に、ひとことお断りしておきます。

本内容はあくまでスピリチュアル的な「物の見方のひとつ」に過ぎません。
これを先に言っておかないと、今回のテーマを重く受け止め過ぎる方が出てきてしまうかも・・・と懸念しました。

私のスピリチュアル屋としてのスタンスは、

「決して脅したり怖がらせたりはしない」

ということ。

スピリチュアル業界というところは、「前回のラジオ動画」でも語りましたが、怖れを刺激した方がビジネスになりやすい残念な風潮があるので、「愛」や「感謝」を語る一方で「怖れ」や「支配」につながる言動もあるわけです。

少し脅してくるスピリチュアル専門家に注意 第56回:スピ系を見抜くポイント4:恐怖を巧妙に植え付けてくる人に注意する。最初は信頼できそうに見えても、後にほんのり脅してくる人物は警戒しよう。

今回は「ソウルメイトの不都合な真実」をテーマに、人によっては嫌がる内容を述べるつもりです。

ただ、「ソウルメイト」とか「運命の人」とか、どこかロマンティックでファンタジーな匂いのするこれらの "浮いた言葉" を、一度現実的な次元に引き戻しておくこと。

その営みは、地に足をつけて生きるには必要なことだと思っています。

本内容はおそらくウケは悪いかな・・・特にスピリチュアル市場の多くを占める女性のお客様には(汗)

もし「不都合な真実」を知りたくなければ、今回はどうぞスルーしてください。

一方、もし「ソウルメイト幻想」や「"運命の人探し" の無限ループ」を断ち切るタイミングにある方であれば、本内容は考えるきっかけになるでしょう。

なお、スピリチュアル業界では「ソウルメイト」だけでなく、「ツインソウル」や「ツインレイ」という言葉もよく語られていますね。

これらもそのヨコ文字の印象から、ともすれば人をファンタジーやイリュージョン(幻覚)に誘い込む懸念があります。

今回は「ソウルメイト」を中心に説明しますが、この2つの言葉も同様に注意深く吟味する必要がある、ということを付け加えておきます。

スピリチュアルな進化と成長に必要な過去世とカルマの話

前回のブログでもお伝えした通り、私たちの「ソウル=魂」はいまだ進化のプロセスにあります。

私たちのソウルの歴史、つまり「過去世(のイメージ)」において、私たちは誰かを愛し、誰かに愛されてきました。

同時に、きっとやむを得ない事情はあったのでしょうけど、過去世において、私たちは誰かを傷つけ、誰かに傷つけられたこともあります。

傷つけること、傷つけられることはもちろん避けたいことだけれど、進化の途中である私たちのソウルは、そういう残念な体験も味わってきました。

注意
「過去世」を無理に信じる必要はありません。あくまで「イメージ」と捉えてください。

「過去世における行い」というのは、最近ではよく知られるようになってきましたが、専門用語で「カルマ」と言います。

「カルマ」とは、ざっくり言えば「行い」という意味。

仏教で「因果応報」と言われるように、良いカルマ(行い)を積めば後で良いことが、悪いカルマを積めば後で悪いことが起こるというのは、よく人生のシンプルな法則として語られますね。

別にスピリチュアル好きじゃなくたって、「悪いことをすれば、やがてバチが当たる」ということを完全否定する人はあまりいないでしょう。

こういうのは「因果説」とも言われます。

冒頭で「本内容はあくまでスピリチュアル的な物の見方のひとつです」と述べたのは、この因果説のことです。

また別の機会で詳しく述べようと思っていますが

「因果説は人生のすべてを動かしている法則ではない」

ということもあわせて知っておいてください。

ただ、ここでは因果説に基づいて考えを述べていきます。

過去世で最も憎んだ相手をソウルメイトとして好きになる?

話を恋愛やパートナーシップに戻しましょう。

特に人間関係の中で生じた「肉体的または精神的な痛み」というのは、いつかクリアにすべきカルマ、いつか解放すべきカルマとして、私たちのソウルに深く刻み込まれています。

痛みを伴う「悪いカルマ」を効率良くクリアできるのは、人間関係の中において。

それは親子関係だったり、友人関係だったり、会社での人間関係かもしれません。

そこでは、ときに戦ったり傷つけ合ったりしながらも、最終的には受け入れ、ゆるし、愛すること。

それによって、悪いカルマは少しずつクリアになっていきます。

中でも恋愛関係というのは、かなり特殊な関係性ですね。

なぜなら、大多数の場合は男と女における性愛本能が絡んでくるからです。

生物的には生殖と種の保存とを目的として、性欲という極めて強い引力によって男女は結びつく。

ですから、恋愛やパートナーシップは他の人間関係とはかなり異なるカタチなわけです。

前回のブログで、

「なぜか私たちは苦手な人を "修行相手" として好きになったり、特に好きでなくとも成り行きで結ばれたりするように仕組まれている」

といった夢もロマンもないこと吐いてしまいました。

(もちろんこのパターンがすべてはありませんよ・・・理想的で幸せな、非常に良い意味で「ソウルメイト同士」と呼ばれるようなカップルが存在することも確かです)

その背景には、実は

「過去世から積んできた悪いカルマを、その恋愛関係やパートナーシップの中で清算すること」

という「ソウルに隠された目的」があるわけです。

あなたが好きになったその相手は、もしかしたら、

・過去世において、あなたがひどく傷つけた相手だったのかもしれない。

 

・あるいは、過去世において、あなたがその相手からひどく傷つけられたのかもしれない。

 

・また、たとえ直接的に過去世において傷つけ傷つけられた相手でなかったとしても、よく似たソウルの歴史(過去世のパターン)を持つ相手かもしれない。

ということが、あくまで「スピリチュアルな仮説」としてですが、考えられるわけです。

ソウルの願いは過去世からの悪いカルマを清算すること

なので、例えばこれは過去いくつもご相談いただいたことですが、

「付き合う前まではラブラブだったのに、恋人関係になってから、または結婚してから、まるで相手の人格がひどく豹変してしまいました・・・」

ということは事実としてあります・・・いや、それほど珍しいことでもないでしょうね。

これを心理学的に見れば、恋愛関係やパートナーシップが始まったことで心の距離が縮まった結果、お互いの未熟な部分が初めて見えてきた、ということが考えられるでしょう。

一方、これをスピリチュアル的な物の見方の一つとして見れば、

「過去世から積んできた悪いカルマをクリアにするために、性欲という人間の根源的かつ激しいエネルギーを利用して、半ば強引に恋愛関係を結ばされた」

と言えるわけです。

いま「結ばされた」と受け身の表現をしましたが、ではそれは「誰」によって?

スピリチュアル的に言えば「神」とか、カジュアルに「ロマンスの神様」とか言ってもいいですが、もう少し私たちに近い表現をすれば、やはり「ソウル=魂」でしょう。

つまり、「進化を願い続け、悪いカルマを清算したいと願い続けるソウルの意図」によって、恋愛関係やパートナーシップという、簡単に解消することが難しい特殊な関係を結ぶように仕向けられた。

簡単に解消するのが難しいのは、

・なんだかんだ言って、まだ好きな気持ちが残っている。

・本当にイヤな相手なんだけど、「情」まで捨て切ることができないでいる。

・相手と別れてしまったら「孤独の不安」がやってくるかもしれないので、それより今の関係を保った方がマシだと思っている。

・お金については相手にかなり依存しているので、別れてしまったら今の生活が維持できないという怖れがある。

・まだ小さな子どもがいるので、別れてしまったら子どもの成長に悪い影響が出るのでは・・・という怖れがある。

といった心理的、経済的、現実的なハードルがあるからですね。

たとえその怖れが「間違った思い込み」だったとしても、私たちの多くは怖れによって行動を制限されるもの。

こういった複雑さを思うとき、実は「運命の赤い糸」のその赤色は「血=痛み」で染められたものかもしれない・・・。

それこそまさに、「ソウルメイト」を甘いファンタジーやイリュージョンとして憧れる人に向けられた、不都合な真実です。

まーこんなことはあまり聞きたくないですよね(汗)

わたしだってこの文章作っていてイヤですわ。

ただ職業柄、恋愛やパートナーシップに関するご相談は、最も多いもの。

その中では、すべてがそうではありませんが、文字通り「修羅場」のようなエピソードもあった。

「死んだ方がまだラクかもしれない」と、「地獄の淵を這いずり回った」と、真剣におっしゃる方もおられた。

もちろん恋愛やパートナーシップは楽しい部分、素晴らしい部分もあります。

それは私も経験者として否定はしませんよ。

けれども、こんな地味なブログを読んでいただいているあなたには、その一方で

「これは最も大変な修行かもしれない」

という心構えも持っておくと良いでしょう。

しかし、これを逆から言えば、

「自分のソウル=魂を大きく成長させることのできる絶好の機会」

とも言えるわけです。

ですから、仮に女性の立場から見れば、どうしようもないダメンズと苦しみながら付き合うほど、女性として磨かれている、という側面も出てきます(もちろん瞬殺で手放した方がいい場合もあるのでケースバイケースです!)。

さあ、以上のことを踏まえた上で、改めて

「ソウルメイト」

という言葉を味わってみてください。

そうすると、ワクワク感もあるけれど、同時に背筋がピンと伸びるような感じもしてくるかもしれませんね。

私は個人的には、そういった両方の感覚をお持ちになった方がバランスが取れていいと思いますよ。

ま、さっきも述べた通り、こういうお話は普通はウケないですな。

でも、「ソウルメイト探し」にほとほと疲れたり、「運命の人」に出会ったはずなのにその後の苦しくて辛い現実にガッカリしたりしている人にとっては、ある種の「覚悟」を促す内容かもしれません。

「覚悟」なんて言葉を安易に使うもんじゃありませんが、ガチの修羅場的な恋愛相談の場合、最終的には覚悟が問われますので、あえて使った次第です。

今回の内容が、あなた自身の「ソウル」を深めるご参考になれば幸いです。

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