お名前だけで人やモノのオーラ(波動)がわかる、波動カウンセラーの林 昭裕です(「林 昭裕〈マジスピ〉の詳しい自己紹介はこちら」)。
【マジスピ】(真のスピリチュアル・脱お花畑スピリチュアル)をテーマに情報発信しています。
今回は
「私たちは〈自分ではない特別な何か〉になろうとする限り、真の自由も幸福も得られない」
ということついて考えていきます。
先に言っておきますが、今回はいつもより悪口が多くなる予感がしています・・・ご了承ください。
目次
「龍神のメッセージ」は聞こえるくせに、人の「心のメッセージ」は聞けない・・・
過去のブログや音声配信でも言ったことがありますが、「スピリチュアル系」と言われる人たちの中で
・「ワタシにはアマテラスや空海がついているの!」
・「ワタシは龍神さんや天使さんと会話できるの!」
・「ワタシは●●っていう神様の生まれ変わりなの!」
とかなんとか言ってるヤツほど波動がクソ重たい傾向がある、という笑えない現実があります(ごく一部の例外はあります)。
カウンセリングではときどき、
「以前こんなことを言われて傷つきました・・・」
と、「自称・ライトワーカー」から被害を受けた話が出てきます。
(ライトワーカー=地球の次元上昇、人類の愛と調和に貢献するのが使命だと思っている人)
例えば、失恋の深い苦しみの中にいる人に対し、
「アマテラス様からあなたへのメッセージを預かっているの!」
なんて言って、
「これはあなたの魂を向上させる試練なのよ!」
なとど言いやがるケース。
は?
聞いてへんし!
他には、これはつい最近聞いたケースですが、肉親や身近な友人の死に対する悲しみの中にある人に、
「"心の闇" はそのうち晴れるよ!だからもう落ち込まないで!」
などという「龍神のメッセージ」を言われて非常にモヤモヤしている、という話もありました。
こういうメッセージをドヤ顔で、しかも「これで相手が救われるはず。ワタシは愛と感謝のメッセンジャーなのよ☆」などと無神経にアドバイスしてしまう。
実際、「龍神のメッセージ」とやらをブッ込んできたヤツの波動(オーラ)を観たところ、
「ワタシってすんごいでしょおおおおお!」
「もっと褒めてぇぇぇぇぇ!」
みたいな子供じみた想念波動(想いのエネルギー)が伝わってきて、「やれやれ・・・」と溜め息が出ましたわ。
で、こういう「心無い言葉」「全く相手に寄り添っていない、文字通り〈上から目線〉の言葉」は相手を傷つけることが少なくない。
そう、スピリチュアル版〈上から目線〉なんですよ、これ。
神か天使か龍神か知らんけど、まさに「上」からチャネリングしたっぽい「有り難いお言葉」を浴びせかけてくださるわけ。
笑えない、あるいは笑えるのは、神や天使や龍神のメッセージとやらはリーディングできるらしいのに、肝心な「目の前の人の気持ちはリーディングできない」ということ。
別にあなたが波動(オーラ)が観えない普通の人でも、こういうヤツはクソ重たいオーラであるのは想像できるでしょ。
あと「オマエが言うな」なんて言われそうですが、「オーラが観える」とか「チャネリングができる」とか「アカシックなんとかにアクセスできる」とか言うヤツらも要注意ですよ。
「スピリチュアル」というのは本来、「魂」というものを考え、深め、求めてゆく態度のこと。
「オーラを観る」とか「守護霊をリーディングする」とかいうのは、厳密に言えば「サイキック(超能力・霊能力)」の類であって、本当はスピリチュアルではないのです。
大切なことなのでもう一度言うけど、スピリチュアルとはあくまで「態度」なのです。
真摯に「神」や「道」や「真実」を求めていく姿勢なのです。
この「スピリチュアルな土台」があって、「サイキック」な領域も活きてくる。
サイキック能力はあくまで道具に過ぎず、スピリチュアリティ(霊性)を志向するには別になくても構いません。
でもサイキック能力は派手で目立つため、それを求めたがる人、「ワタシはそれを使いこなせる」とアピールする人が出てくる。
そうやって「自分は特別な存在」であることをアピールしやがるわけですね。
ここで留意すべきことは、スピ好きな人間の内側に「劣等感」や「無価値感」を抱えているほど、サイキック能力を得たがる傾向、使いたがる傾向、「自分は他の人達とは違うのよアピール」をしたがる傾向があるということ。
こういう人たちの波動がクソ重たいのは、その動機が「エゴ」を根本に出発しているからであって、これはスピリチュアルとは真逆のベクトルなのです。
「スピリチュアルごっこ」は、スピリチュアルから最もかけ離れている。
サイキックの土台には、あくまでスピリチュアリティ(霊性)を真摯に求めること、当ブログのタイトル【マジスピ】的な態度がなければなりません。
なのにこの人たちは真摯な態度はもちろん、サイキックの才能もないくせに「スピリチュアルっぽいこと」や「魔法使い気取り」をないものねだりの興味本位でやりたがるので、「エゴ」がますます強化され、何もしないよりもかえって波動がショボくなるというわけだ。
で、私はいつも「コイツ、いったい何やねん?何がしたいねん?アホなん?」と思うわけだ。
こう痛烈に言う私も〈お名前だけで、波動がわかります〉なんて言ってるサイキック野郎なんだけども、これまで「能力を得たい」と思ったことは一度もないし、それどころか「こんな能力、別になくても構わない」とすら思っている。
上述の通り、サイキック能力がなくとも「スピリチュアルに生きること」は可能ですし、もともとサイキック能力が出てくる前から真のスピリチュアル(マジスピ)を求めていたからです。
とはいえ特別な修行ゼロで「自然に」与えられてしまったサイキック能力だから、関西人らしく「ほな、使えるモンは使わせてもらいますわ。まいどおおきに!」と受け取っているだけです。
「波動が観える能力」は別になくてもいいんだけど便利ではあって、今回のようなテーマだと「どんなヤツがクソガキなのか」がすぐ見抜けるのはメリットですね。
それをこうしてブログにして、読んでいただいたあなたに
「『ワタシは "大天使ミカエル" とチャネリングできる』って言ってたあの人・・・なんかヤバそうだからLINEブロックしとこ」
となりゃ、発信した甲斐があるもんですわ。
当たり前すぎることですが、こうしたサイキック能力のみならず才能は「人のため」に使うのであって、「自己アピールの道具」として私物化するものではない。
過去の私のブログや音声配信に接していただき、ときどき「いつも本当に勉強になります」とか「ある占い師の言動に困っていたので助かりました」とか「スピ系のYouTubeを見ていて感じていた "モヤモヤ" がスッキリしました」などとメッセージをいただくとき、私のサイキック能力がお役に立てているわけですよね。
もちろんこういう情報発信は宣伝も兼ねているわけですけど、それにしては検索されにくい記事(エゴのニーズを満たさない記事)ばかり出しているのはどうしたものか(笑)
それはともかく、マジで当たり前すぎて言いたくないけど、才能は「人のため」に使うのです。
ところが、サイキック能力は私物化すると、途端に能力が衰えてしまう。
なぜなら、サイキック能力はスピリチュアリティ(霊性)、つまり「愛」や「誠」や「道」を求める人格の上にあるからであって、その土台が崩れるとサイキック能力も崩れていくのです。
ま、それでもサイキック能力に生まれつき恵まれている人は、低劣な人格であっても能力はあるので儲かる可能性はありますが、周囲への精神的・金銭的被害は大きくなり、やがては本人も没落していくのが「宇宙の法則」であります。
そういう特殊なケースを除けば、冒頭で述べた「ワタシにはアマテラスや空海がついているの!」とか言うヤツはサイキック能力も無い "幼稚な子供" であることが大半なので、「才能の私物化すらできない」わけですが・・・
「デメリットしかないから、マジでやめとけ」って言いたい。
(なお、私自身は「オレの背後には●●っていう神様がついてるんだぜ!」と言ったことは一度もありません。そんなもんどうでもええっちゅうねん)
スピ業界では「スピリチュアル(正確にはサイキック)の才能がなくても、後天的に練習すればあなたもリーディングできるようになるよ」と謳うセミナーがあります。
そのセミナーに参加することで、多少のスキルは身につけられるかもしれません。
ただ、残念ながら特にサイキック領域は生まれ持った才能やセンスがモノを言う。
(ゆえに「あなたにもできるよ」と能力開発セミナーを売る人間や団体は、十二分に吟味せねばなりません)
なので、そのスキルは趣味的に個人の生活圏内で楽しむ程度であればアリだと思いますが、それで他人の人生に介入するとなれば「ある程度の才能」と「責任の自覚」が必要です。
その際、才能も責任もないくせに「ワタシは龍神さんや天使さんと会話できるの!」なんてヘタに知人や友人、あるいはネットやSNSでアピールしはじめた瞬間から、その波動(オーラ)には「汚れ」や「濁り」が生じるでしょう。
なぜオーラが低劣になるかといえば、自分に与えられた本来の使命や天命から逸脱し、〈自分ではない特別な何か〉になろうとするからなのです。
にもかかわらず、そうしたスピリチュアルごっこを「龍神様から伝えられた魂のお役目なの☆」とか「願えば誰でも『なりたい自分』になれるの☆」とかほざくので、もう目も当てられないのですよ・・・
そうして「特別な自分アピール」をしてしまう背景には、個人的なレベルでは「劣等感」や「無価値感」があるとすでに言いました。
なので、本当に「魂のお役目」として「ライトワーカー」として生きたいのであれば、いかなる苦痛があろうとも、劣等感や無価値感を見つめる勇気が必要です。
いかなる苦痛があろうとも、「魂の鍛錬」として受け容れること。
これこそ「龍神のメッセージを受け取る」より遥かに遥かに大切な、スピリチュアルの道なのです。
「特別な自分」でなければ評価されない、という承認欲求を手放すこと
さて、この劣等感や無価値感を社会的なレベルで考えてみると、この社会は万人に
・「〈特別なあなた〉になりなさい」
・「〈個性的な存在〉になりなさい」
・「そうでなければ、あなたは評価されません」
という価値観を暗黙のうちに押し付けているように感じます。
これは「自由や個性を尊重する教育」の結果といえます。
現代ではさらにSNSやYouTubeなどの数値的評価がそれに拍車をかけている。
わたしは「特別な存在」でなければ、周りから認められない。
「自分独自の才能」を十分に発揮できなければ、生きる価値や意味がない。
他人よりも良い結果を出して、他人よりも高い数字を出して、自分独自のセールスポイント、自分にしか提供できないメリットがなければ、社会から評価されないのではないか、という不安。
その「評価不安」が病的・神経症的なレベルになっているため、ここ数年の心理学周辺に出てきたのが
「自己肯定感を高めよう」
というスローガンなのでしょう。
この言葉の背景に
「特別な存在になれない自分はダメだ」
「SNSを見れば、自分を輝かせている人ばかり」
「自分には何も秀でたものがない」
と、自己否定感に苦しめられ、承認欲求に渇望している私たちの空虚なエゴが見えてきます。
だからこそ、「せめて自己肯定感を高めなくては」という焦りが出てくるのでしょう。
スピリチュアル業界においても、
「あなたはもともと特別なオンリーワンなんだよ」
「あなたにしかない使命、天命があるのよ」
「生まれる前に神様と約束してきたことがあるのよ」
などと、「社会的評価および束縛」から自由であるはずのスピリチュアル業界ですら、「特別な存在にならねばならない」という〈洗脳〉や〈条件付け〉が知らず知らずのうちになされている。
そのためなのか、焦って「特別な自分」になろうとする(そうでないと根深い評価不安を払いのけることができない)人たちが出てくるわけです。
内面に空虚さを抱えているほど、「特別な何か」で手っ取り早く埋めたくなってしまう。
「業界的スピリチュアル」は、そんな空虚さを埋めるにはお手軽なファンタジー。
なぜなら、「ワタシの背後にはアマテラスや大天使ミカエルや空海がついている」という寝言や戯言は客観的な証明ができないにも関わらず、しかしそれでも通じてしまう「スピ好きな層」が一定数存在しているからです。
私はいつも「お花畑スピリチュアル」と批判しているけど、そういうのが大好きな人たちもいます。
「お花畑」は言い換えれば「ライトなスピリチュアルオタク(スピオタ層)」なんですが、この層にはファンタジーが通用してしまう。
こういう人たちはある意味では純粋、厳しく言えば子供じみているので、(話しかける相手はちゃんと選んでいるのですが)ついうっかり「スピリチュアルファンタジー」を発動させてしまう。
これが冒頭で述べた
・「ワタシにはアマテラスや空海がついているの!」
・「ワタシは龍神さんや天使さんと会話できるの!」
・「ワタシは●●っていう神様の生まれ変わりなの!」
と無邪気に、しかし無配慮なため、誰かを傷つける事態につながってくる。
その背後にいるのは実は「低級霊」であることに、死んでも気づくまい。
もう一回言うぞ。
デメリットしかないから、マジでやめとけ。
こういう連中が「目覚める」ことは「スピリチュアルお花畑」がとても心地良いだけに難しいとは思いますが、もしできるとするならどうすればいいか?
長くなってきたので、今回は簡単に言っておきましょう。
・ 自分の内側の「劣等感」や「無価値感」を勇気をもって見つめること
・社会が暗黙のうちに投げかける「自分ではない特別な何かになりなさい」という洗脳を見抜くこと
が求められます。
これは、ただ、気づくだけでいい。
ただ、醒めて眺めているだけでいい。
何も、「特別なあなた」でなくてもいいんだ。
高額の自己啓発やスピリチュアルセミナーに通い、「〈本当の自分〉になる」必要はないんだ。
「〈なりたい自分〉になる」必要もない。
自分がダメ人間であるなら、そのダメさ加減をしっかり受け止めることなんだ。
それこそが、真の覚醒、目覚めるということ、醒めた目で自分を見るということだ。
そうしてあらゆる虚飾を捨て去り、「普通であること」の偉大さの中にくつろいだとき、あなたの波動は、輝きを取り戻す。
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